名探偵モンク Monk 第10話(11) 大地震のち殺人 Mr. Monk and the Earthquake

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第10話(11) 大地震のち殺人 Mr. Monk and the Earthquake

脚本/Tom Scharpling、David Breckman 監督/Adam Shankman
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ヘンリー・ラザフォードは妻・クリスティンがもう起きている
事を知り声を掛ける。今日も美術教室なのか?と問うとすっかり
にハマったという彼女。ヘンリーはそんな妻の顔を凝視していた。
私は幸せものだと告げ、今夜はハッチャー神父と食事だと語る。
そんな中突然大地震が発生する。夫は妻に対してテレビを
つけてみるよう語る。クリスティンは咄嗟に銅像を持ち上げる
とヘンリーの頭部を殴り、そして重たい食器棚をバールを使って
押し倒して夫にトドメを刺す。全ては地震のせいにする為だった。

シャローナはモンクの様子が心配なので見てくると告げる。
電話したのに通じないのだという。
いざモンクの家に行くと彼の室内は乱れていたが意外と冷静
で有る事に気がつく。電話したのに心配したという。
モンクはシャローナに対して話しかけるが、彼の語る言葉は
何処か外国語のようで聞き取れなかった。シャローナは私を
からかっているのではないかと疑うが、本当のようなので
医師のチャールズに電話で相談する。すると解離性障害だろう
という。地震の恐怖で一時的に左脳の後頭葉が機能しなくなっ
たもので、その部分は言語を司るところなのでそのような
症状が出るのだという。一時的なので放って置けば治ると言う
が心配ならば明日の4時に来て欲しいとのことだった。
解決する為にも一人にはしないことだと言われる。

シャローナはテレビニュースを見るとヘンリーが震災の
影響で家具が倒れて亡くなったという報道を目にする。
彼は博愛主義者で貧しい子供に奨学金などを提供したり
教会の活動を一緒にしていたのだという。今度新しい教会を
建てるための資金集めのための活動をしていたとのこと。
シャローナはヘンリーの奥さんはどうなったのだろうかとし
一人残されているとしたら可愛そうだとして彼女の自宅に
向かう。

クリスティンの兄がロンドンに住んでいるとのこと。クリス
ティンはとても怖かったとして地震当時の事を語る。
ドアが揺れたときに夫は咄嗟に私を安全なドアのところに
イケと言ってくれて彼は戸棚が倒れそうになっていたので
必死に倒れないように抑えていたという。しかしその甲斐もな
く倒れて下敷きになっていた。シカゴの母が今夜来てくれる
ことになっているという。
モンクはクリスティンがシャローナと会話している間、隣の
部屋へと追い出される。仕方なくモンクは部屋の状況を見て
回る。額縁がずれていれば直すモンク。そんな中一枚の額が
壁から外れているのを目にする。
モンクは正常に会話出来る様になる中、クリスティンは
夫が死ぬのを待っていたのだとして、警部に地震を利用して
殺したのだと伝えようとする。
天井の破片が床に散乱していたのに倒れた棚の後ろは何一つ
なかった事を挙げる。また戸棚に不自然な傷跡があり、倒す
為に何か道具を使ったのだと語る。
しかし警部はモンクに対して地震が起きればモノは倒れるだろう
と告げる。警察を派遣して欲しいとし、すぐに行かないと
証拠が消されれると語る。しかし警部は今朝の地震はM6.0の
地震であり市内が混乱して警察官も足りないのだという。
モンクはそれならば私を派遣して欲しいと告げると、警部は
ランドールをモンクにつけてくれる。

一方シャローナは荷物を取りに帰宅しようとすると、彼女が
住むアパートの近くは通行が禁止されていた。2・3日は通行
止めになると警備員に言われる。近くで話を聞いていた男性・
ダリルライトは自らをメルボルンガゼット誌の記者をしている
として警備員に写真を撮らせて欲しいと頼む。
シャローナは自宅に戻れないのであればホテルに泊まるしか
ないというが、ホテルは満員である事を聞かされる。
シャローナは仕方なく近くに住む妹のゲイルの家に泊まると
いうと、ダリルはその人はなんとか記者も泊めてくれないか?
と問う。妹の家は狭いから無理だろうとする中、ダリルは
シャローナに対して取材をさせてほしいとして写真を撮ったり
話を聞いたりして親近感を持たせるのだった。
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サンフランシスコにM6.0の地震が発生する。
街は大混乱し警察官も全員かり出される中、資産家ラザフォード
家で事件が発生する。地震に乗じて若妻・クリスティンは遺産
目当てに夫で慈善活動家のヘンリーの殺害を企てたのである。
見事成功したかに思われたが、教会の慈善活動で一緒に活動して
いたヘンリーのことを心配したシャローナはヘンリーが亡くなった
ということを聞いて妻の様子が心配になり話を聞きに行くが・・

時々アメリカでも地震ネタが取り上げられるけど、最近の日本から
するとM6.0の地震と言ってもそんなに驚かなくなっている程に
不感症化しているところが有るな。

殺人の動機は金・遺産という最もシンプルなエピソード。
問題として浮上するのは、容疑者と精通している愛人・ヒモの男の
ダリルがシャローナのことを何故付け狙っているのかということか。

シャローナの妹だというゲイルが初めて登場。
意外と近くに住んでいたのに今まで話題にも上がらなかったな
と思うとビックリ。ゲイルはこのエピソードも含めて2回しか
登場しないので貴重かも。
姉のシャローナと色んなところで競争・競合し合う関係であり、
如何にも気の強い姉妹って感じだった。地震で困っていなければ
頼る事もないってところがなんとなく短いやりとりの中でも見て取れた。

シャローナの人柄が分かるエピソードでも有り、他人に対する配慮
が見て取れるものが有る。この事態に於いてもモンクを心配したり、
ヘンリーのことを心配したり・・・

そんなシャローナに接近したオーストラリアの記者だというゲイル。
第一印象では良い感じの出会いに見えた分だけその後は非情にも
思えるが、街が混乱を極めて警察は街の治安維持の為に個々の
案件に関わることに手薄になる中、グリッド・ブッシュナー(44歳)
というガス会社の人間まで殺害していることも有って、シャローナ
に迫る恐怖心がジワジワと押し寄せてくるものが有る。

一方モンクは冷静そうに見えて今回は相当心理的負担が大きかった
様だ。言語障害に陥る程に恐怖を受けるというくらいだから
相当なもの。肝心の所で喋れなくなったり、突然また元通りに
戻るところなどより展開をヤキモキさせた。

殺害されたであろう現場を見る機会に恵まれ、人為的に殺したこと
を疑っていく。ただあの場面で予期せぬキズがついていたとしても
それを見極めるのは難しそうだ。

更にモンクはシャローナに接近する男に対してきな臭さを感じていく。
オーストラリアの記者なのに、ピューリッツァー賞のノミネートを
されたと語ったこと。ただ男ならば見栄を張ってそのようなことを
言う可能性も有るのでそれだけできな臭いとまでは言えなさそう
だけどね。
ジェスチャーゲームをする中でモンクがあっさりと見破りゲームに
ならないところが笑えた。アメリカのファミリー向けのドラマでは
この手のジェスチャーゲームを家族で遊ぶという光景が度々出てくる
な。

テレビでは「鉄人トーバー」というものも放送していた。
そのチープさ。

通話記録からヘンリーが最後に電話していたのがシャローナであり
しかも地震が発生した前後に電話していること。
この事から殺害現場が生々しく録音されていたみたいだけど、
会話していたのに何故留守録に音声が残っていたのだろうか。

エイドリアン・モンク (Tony Shalhoub) コンサルタント
シャローナ・フレミング (Bitty Schram) モンクのアシスタント
ランドール・ディッシャー (Jason Gray-Stanford) 警部補
リーランド・ストットルマイヤー (Ted Levine) 警部
ベンジー・フレミング (Max Morrow) シャローナの息子
トルーディ・モンク (Stellina Rusich) 4年前駐車場で爆死

ゲイル・フレミング (Amy Sedaris) シャローナの妹、姉とライバル視
ダリル・ライト (Cameron Daddo) オーストラリア人記者?
Dr.チャールズ・クロガー (Stanley Kamel) 精神科医
クリスティン・ラザフォード (Janine Theriault) ヘンリーの妻
ヘンリー・ラザフォード (Ross Petty) 博愛主義、殺される
ハッチャー (Damir Andrei) 神父
— (Andy Marshall) Police Officer
— (Russell Ferrier) Workman
— (Eric Fink) Taxi Driver
— (Henri Li) Uniformed Cop
— (Jane Luk) News Anchor
— (Dekker Dreyer) Extra

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