スーツ / SUITS シーズン2 第8話 5年前の真相 Rewind

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第8話 5年前の真相 Rewind

監督/Felix Alcala 脚本/Rick Muirragui
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マイクはハーヴィーの元にやってくる。
遅いぞというハーヴィーだが、今日のオレは仕事を休むという。
ジェシカはそのことを知っているのかと問うとイチイチ言う事は
ないという。それってハーヴィー版「フェリスはある朝突然に」
なのか?というマイクは校長先生に電話しましょうかと問う。
今日は気が乗らないと言うと、ハーヴィーはハードマンのトップ
投票でのマイクの予想はどうか?と問う。ハードマンだろうとし
自信がなければ彼は投票をしようなんて言わないハズだという。
ハーヴィーは一気に形勢逆転を狙うと告げるとマイクに協力を
求める。嫌な仕事なのでジェシカには言うなと告げる。タナー
との和解で僕らを有利にした上にまだジェシカを困らせるのか
とトワレと守る為に行うんだという。危険を冒すのは昔からだ
として僕も君もだと語る。

ハーヴィーは列車に乗りながら5年前のことを思い出す。

ハーヴィーはオフィスでペトリオッツが全焼する訳がないとして
ボストンなんかのチームがニューヨークに勝てる訳がないと
いう。それを聞いてていたドナはその通りだという。ドナは
ハーヴィーに対していつパートナーになれるのかとして父親から
聞かれる事を語る。またルイスが秘書を雇おうとしていることを
告げノーマという名前の人だという。それって100歳のお婆さんか?
というと一週間も持たないだろうと。
オフィスにジェシカがやってくる。

一方マイクはトレヴァーと連んでいる頃だった。世界最小のブリトー
を持って来たとして彼はマリファナを渡す。今日は自転車便の仕事
だからやめておくというが、ゴードレッドを命じるぞと言われ
仕方なく吸うことに。「お前は祖国を骨抜きにしたキャフィ中尉」だ
とし、トレヴァーからは今夜は飲みに行くと語る。

ジェシカはハーヴィーに手を貸して欲しいと告げると、彼はどいつ
を殴れば良いのか?と問う。ジェシカは慎重にやってほしいことだと
すると久しぶりに郵便室の作業かと告げる。事務所の誰かが
エクスロー口座から横領しているのだという。ダニエルには話した
のかと問うが、財務責任は私が担当しているというジェシカ。
つまり解決してから報告しようというのかというハーヴィー。
犯人を突き止めてくれという彼女に対して、その変わりあなたも一肌
脱いで欲しいと告げる。僕はシニアアソシエイトだが、どのパートナー
よりも優秀だとして昇進させて欲しい事を語る。

ドナはそんな会話を盗聴していた。
犯人はパートナーの誰かよねと告げると、ワトソン、トーチ、ギン
ズバーギ、ラザフォードなどの名前をあげる。ハーヴィーは
推測ではなく証拠が必要であり5件のエクスロー口座を誰が管理
しているのかと問う。ドナはゾーイだという。

— 現在 —
レイチェルはかつてのモニカ・イートンのオフィスを使っていた。
マイクはレイチェルの元に行くとモニカに連絡を取りたいが
電話したら切られた事を語る。この事務所の人は君以外の人は
全て嫌われていることを告げ君だけが”可愛がられていた”ことを
告げる。レイチェルはマイクの話を聞く前にお断りだとして
話を聞こうとはしなかった。マイクは”可愛くない”とすると
レイチェルはそう簡単に協力はできないと語る。ドナの件だって
・・と告げると、マイクはあれは僕のせいではないとし、別の話
だと語る。レイチェルはモニカは大事な友達だとし、どうして
橋渡ししなければならないのかと問うと理由を聞かせてという。

— 5年前 —
ルイスはジュニア・パートナーとしての振る舞いからハドソン
ヨットクラブに入会したことをモニカに語る。土曜日に一緒に
いかないかと彼女を誘う中、ハーヴィーがやってくる。
ルイスはハーヴィーのことを”Hドッグ”と呼んでいた。
ハーヴィーはルイスに話があるとするといつものようにルイス
を非難した為にルイスはB級映画ばかりでなく「アマデウス」
を見ろという。サリエリとモーツァルトかと。君は歯の矯正を
しているのかとハーヴィーは尋ねると1万5千ドルかかるという。
ルイスはそれよりも君はジェシカと何か密談をしていただろう
と問う。大した話ではないとするハーヴィー。ルイスは歯の
並びはシニアパートナーになる近道だと告げ人から信頼される
のだという。そんな中ダニエルが通ると、ルイスに対して
私と同じネクタイをしているので明日からしてくるなと忠告され
る。それを聞いたルイスはあんたと違って誰からも愛される
シニアパートナーになってやるという。

ハーヴィーはゾーイの元に行く。
ハーヴィーは自らを”ビリヤードの達人だ”と告げる。ゾーイは
この前引き分けたでしょというがハーヴィーは僅差で俺の勝利
だという。私がエクスロー担当になったのを知らなかったのか
という彼女に対して俺は内部事情に詳しいよという。それならば
税法担当は誰よ?と問われ、退屈君と超退屈君、そして退屈さん
だという。突然ハーヴィーは「8月3日!」と告げると、私が異動
した日だというゾーイ。みんな寂しがっていた事を告げ俺には
君が必要だという。俺に5分間だけそのパソコンを使わせて欲しい
との事だった。
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ハーヴィーはトラビスからの訴訟に回避することになるが、
ダニエルからは突然ジェシカが事務所のマネージングパー
トナーとしてのトップの座に立つのが正しいかどうかをパート
ナーによる投票で決めようとする提案が行われる。現在立場的に
ジェシカが不利だと言う事でハーヴィーとしては形成逆転劇を
狙おうとする中、肝心のハーヴィーは今日は仕事はしたくはない
としてマイクに仕事を頼んで自分は列車に飛び乗る。向かった
先・ユーティカにはハーヴィーの父・ゴードン・スペクター
(1938-2007)が眠る霊園が有った。

嵐の前の静けさ・・って程でもないけど、ダニエルとの対決前に
色々と視聴者的にもダニエルという人物がどういう性格をしている
のか提示し、今後の展開に於ける対決に視聴者にも精査させる機会
を与えるだけの情報の一端を提示する流れが有ったのだろう。
それは5年前のダニエルの横領事件に於ける顛末が披露された格好
だった。

前回の中でも色々とそれぞれの心情をえぐり出すという展開と
して描かれたけど、今回はそれを裏付けるような過去の映像を通して
より具現化されたものとして伝わってくるものが有る。

その作りはまるで「コールド・ケース」に於ける事件前・事件後
の世界観として描かれている感じで、今とは異なる事務所の
メンバーがいたり、ハーヴィーが出世する当時の状況として存在
していたり、ルイスとの良い感じのライバル・共存関係、ドナと
ハーヴィーの関係、そしてヒッピーのようにして成功者を
羨んでいるようなマイクが、不正に手を染め始めた頃のエピソードと
して描かれている。
この当時のメンバーがダニエルとの対決に於いては重要な役割を
果たしていきそうで、その辺の流れがどうなっていくのか。

テーマとしては「人は何をきっかけとして変わってしまうのか」
というところなのだろうか。5年という歳月を通してそれぞれの
人たちの立場なり性格がどのように変わっているのか示す流れは
興味深く、人だけでなく町並みが変わるということを通して月日の
流れを演出する辺りは面白く出来ていた。
ルイスが死ぬまで通うとしていた木曜日に立ち寄る聖域の”バー”の
看板が取り外されているところなど、僅かな違いだけどね。

なんと言ってもこのドラマに於いて気になるのは、ハーヴィーと
ジェシカの強い絆が何処で発生しているのか。そしてそれと共に
気になるのはジェシカとダニエルの関係である。当時ダニエルが
クライアントの金を横領したという話はこれまでに触れられたこと
が有るし、事務所としての看板を守り、クライアント離れしない
為に彼を検察に突き出そうとはしなかったとする事情が描かれて
いたけど、ダニエルのことを庇うジェシカの中には、黒人である
彼女を抜擢してくれたという師弟愛に近い恩義があること。
人は変わるのか変わらないものなのかはよく分からないけれど、
ジェシカが信用していた上司でありパートナーであるダニエルが
変わってしまい、今の対立の光景にあることを考えると、5年後の未来
には、ジェシカvsハーヴィーとの対決とか、ハーヴィーvsマイク
の対決が有ってもおかしくはないという事を示唆しているような
感じにも思える。

ダニエルが変わってしまったのは、妻の病気からなのか、それとも
権力を得たからなのか。

必要に迫られて変わったのはマイクであり、ダニエルとは似たよう
なところが有るのかも。
「君を将来金儲けさせる為に僕は危険を冒すんだ。それくらい払え
ないのであれば自分で受検しろ」とロースクール統一テスト(LSAT)
前のニッキーに語っていた。その背景には祖母を入居させる為の
金が必要だった。

そんなニッキーと対象的に居るのはレイチェルだ。
レイチェルの5年前は、3ヶ月前にピアソン・ハードマン弁護士事務所
に入る22歳の学生だったこと。彼女の父は大手弁護士事務所の
ランバーカルドー・ゼイン事務所のトップだということで、
父親に認められたい一心も有るのだろうか。

ハーヴィーが5年前には出世欲を露わにしていたところも有り、
ダニエルの不正を暴く過程で、ジェシカからはダニエルの妻が
死ぬところなのに、あなたは金や出世のことが第一なのかみたいな
ことを指摘されていたけど、ハーヴィーと父親との関係を見ると、
ハーヴィーは純粋なところで動いていた気がする。
今尚、父親が亡くなった日になると仕事をする気が起きないとして
墓参りにいく姿を見ると、よりその人となりの性格を感じ取れる。

ルイスもまた今と変わりなく存在しているところが面白いな。
当初横領しているのはルイスだと疑われた際に、ジェシカに
オフィスに呼びだされて色々と告白させられていた。

・魔が差した・・残業が続いてついあなたのソファーで・・とても
フカフカそうだったので一度寝てしまった。
・SNSのプロフィールのこと?
・シェイクスピア全集のコピー代をCM社に請求した
・ハーヴィーの酒を飲んで居る
・キッチンのラズベリーバーを独り占めしている

というのがルイスの”不正”らしい。
そう思うと可愛いところが有るし、金融関係はハーヴィーよりも
秀でているところが有り、彼から利用されてしまうところが有った
けど、最後に行き違った流れとして、ルイスはダニエルにマイクが
モニカと接触していることを密告していた。まぁこの流れは
ダニエルを引っかける為に、ルイスも協力しているってところなの
かな。

ゾーイが前回のエピソードの中で、ハーヴィーとのビリヤードの
話をしていたけど、そんなエピソードにも触れていた。

またジェニーとトレバーの関係に関して、マイクは先にジェニー
に対して好意を抱いていたことが描かれていた。
彼女は映画「ア・フューグッドメン」のファンのようで、

「密告する気か?ワインバーグ中尉」
「何が真実だ?お前らの話に真実はない」
「壁の上に立って守る私がお前らには必要なんだ!」

とジェニーがマイクに語ることで一瞬でマイクの心を虜にして
しまったようだ。

映画「ア・フューグッドメン」の感想
http://itawind.web.fc2.com/movie2/afewgoodmen.htm
映画「アマデウス」の感想
http://itawind.web.fc2.com/movie2/amadeus.htm

さてドナを事務所に呼び戻すことが出来るのか。

■使用された曲

・Greenback Boogie by Ima Robot
・End Credits Theme by Christopher Tyng
・Without You by Junip
・The Hop by Radio Citizen featuring Bajka
・Afternoon by Hit Back
・Spacetime by Gardens & Villa
・Wish You Were Here by Lee Fields & The Expressions

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所”ピアソンハードマン”経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) 弁護士

イーディス・ロス (Rebecca Schull) マイクの祖母
ハロルド・ジャコウスキー (Max Topplin) 弁護士
ダニエル・ハードマン (David Costabile) “ピアソンハードマン”経営者
トレバー (Tom Lipinski) マイクのかつての悪友、ドラッグ
ジェニー・グリフィス (Vanessa Ray) トレバーが恋人に

モニカ・イートン (Gina Holden) 元ピアソンハードマンの弁護士
ゾーイ・ローフォード (Jacinda Barrett) 元エクスロー口座を管理
ニッキー・ソーデル (Laura Miyata) ジェニーと共にくる。替え玉受験
ボブ (Russell Bennett) イーディスのアパートの隣人
— (A. Frank Ruffo) Gardener
— (Dave McMullan) Maintenance Man

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