Dr.HOUSE ドクター・ハウス シーズン7 第16話 自暴自棄 Out of the Chute

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第16話 自暴自棄 Out of the Chute

脚本/Thomas L. Moran、Lawrence Kaplow
監督/Sanford Bookstaver
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レインはロデオの大会に出場する。
僅か8秒だがその8秒は一秒ずつ魂が込められていた。
レインは見事に暴れ牛に乗りこなした後、観客に対してアピー
ルするが、彼は突然ボーっとした状態になり、牛が突っ込んで
くるのを黙って見ていた。そして牛によって踏みつけられる。

ハウスはホテルに泊まっている中、ウィルソンが尋ねる。
カッディと別れたことを知りウィルソンは心配するがオレは
大丈夫だという。カッディと逢う際にバイコディンを一錠飲ん
だ後は大量に飲んでいるとするが、心配する程ではないという。
貯金を全額下ろしてホテルに泊まりバイコディンをまた始めた
のに何が大丈夫なのかとするが、ハウスは足が痛いんだという。
心も体も痛みが有ったという。2、3日、5つ星のホテルでゆっくり
すれば立ち直るというが、問題を避けるのは物足りなくなった
為で自暴自棄になっているという。なんでも時間が立てば問題
ないと思えるもんだとして、NFLのテレル・オーウェンスの例を
引き合いに出す。二週間すればまた惨めな人生に戻るという。
そんな中カーネルが食事を二人分運んでくる。カーネルは
“なんなりと”必要な物は用意するということを語る。
ハウスはウィルソンが来る事を見越して二人分用意していた。
ハウスはこの後予定が入っているので食事をしようと告げると、
食事後二人でハウスが予約したマッサージにいく。
ウィルソンもこれは良いとするが、ハウスはもう予約したこと
を告げ、オレに助けが必要なのは分かっているという。ウィル
ソンはカウンセラーのことだぞと告げるが、君は娼婦のことを
言っているとして非難する。

タウブはハウスが来ないと告げる。
そんな中チェイスは患者は10年間あちこち治療を受けている
人物だという。手足に金属棒、背骨はピンで固定、頭蓋骨は
ネジが5本とプレートで固定されている患者だった。フォアマン
はこれではMRIは取れないしレントゲンも無理だと語る。
タウブはハウスは仮病で休んでいると告げると、カッディに
振られたのだというマーサ。マーサは彼女を愛しているのに
別れた事を告げ同情してあげたらどうかという。しかしタウブは
大人なんだから仕事に来るべきだと語る。酒やバイコディン、
娼婦に逃げても良いが・・・と。そんな中チェイスはフォアマンが
やたらとボス風を吹かしていることに気が付き、ハウスが居ない
隙にチームを乗っ取ろうとしているだろうと問う。マーサは
バイコディンって何の事なのかと問うと、ハウスはバイコディン
の依存症だったとし、ここ2年間は飲んでいなかったと語る。

患者は横隔膜破裂に胸骨のヒビ、鼻の骨折に部分難聴。
以上は恐らく牛に蹴られた為のものだろうが、神経障害、微熱、
吐き気、筋力の低下は原因不明だという。難聴は牛のせいじゃ
ないのではないかとし、内耳の以上は見当識障害を起こすという
マーサ。それが神経障害に見せているだけかもしれないと語る。
ただ頭部CTをとってもプレートとネジしか写らないだろうとタウブ。
マーサは温度試験と眼振検査をすべきではないかとし、
平衡感覚の異常を調べるべきだという。フォアマンはそれを
聞いて”始めろ”とボス風を吹かす。

ウィルソンはカッディのオフィスにいく。
ハウスが依存症とかロクデナシだということは知りつつも
変わらなくても良いとして付き合ったのだろうと責める。
君は死ぬと思っていたので冷静な判断を下せなかったこと。
しかしカッディはあれから何度も考えたがこの決断は変わらない
という。恋人が死ぬと分かったらマトモで居られないのは分かる
だろうとし、アイツにもチャンスを与えるべきだという。
しかしカッディはそういう問題ではないとし、「何か有った時、
恋人がついててくれるか確信が欲しいのだ」という。ハウス
では頼りにしたい時にソバには居てくれないと。ウィルソン
はハウスはまたバイコディンを飲み始めたので患者には目を配った
方が良いと忠告する。

眼振検査は正常だった。内耳も問題はないという。
それを電話で聞いたハウスは娼婦と風呂に入りながら、「バカ共め」
と告げると、検査が間違っているという。ロデオのチャンピオン
に普通の平行検査を受けさせるとは意味がないという。スーパーマン
のパワーを調べるにはでかいバーベルが光代宇だとし、患者に
合う検査をしろという。そしてカッディに対して嗅ぎ回るのは卑怯だ
と言っておけという。案の上その会話を聞いているカッディの姿。

レインに対してもう折る骨は無くなっているし別の仕事を探した
方が良いのではないかとタウブは語る。しかしレインはどんな
仕事にも欠点はあるとし、あの8秒に勝てる物はないのだという。
平衡感覚のテストをする為に右足だけで立ってもらう。
そんな中タウブはマーサがレインに対して好意を寄せているで
あろう姿を見る。
内耳に異常はなかった。フォアマンは耳ではなく脳が問題では
ないかという。そんな中、レインは水が茶色だというと、水
ではなく口から血が出ている事を指摘する。

フォアマンはハウスに電話すると、内耳は正常だが血痰が出た
と報告。唾液腺腫瘍が疑われるので耳下腺生検をするべきだという
チェイス。そんなチェイスとフォアマンに対してハウスは、お前
らボスの座を争っているだろうと問う。タウブは消化管出血の方が
説明がつくという。タウブはハウスに対して自己憐憫に浸っている
として非難するが、それはお前のことだと反論され、更にチェイス
はフォアマンに絡むなという。フォアマンに対しては電話がある
限りは決定権を与えないと語る。消化管の内視鏡検査と耳下腺生検
を命じるという。マーサは先生は大丈夫か?と問う。オレは
ハーディガーディを手配するのだという。
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カッディが血便から腫瘤が見つかり、難しいところにある為に
長くはないのではないかとされる中、なんとか助けたものの、
治療の間ハウスはカッディの元に付きそう事が出来ず、なんとか
最後の手術の際にハウスは決心してカッディに遭いに行ったこと
でカッディは喜ぶが、ハウスはバイコディンの力を借りて
ハイになった状態で来たことを知り失望し別れを言い渡される。
ハウスは再びバイコディンを飲み始め、ホテル住まいになり
次々と娼婦を変えては診断中にも茂樹を求めて遊びまくる。
そんなハウスは危険だと感じてウィルソンは手を尽くしてハウス
を立ち直らせようとする。

もしもハウスが居なくなったら・・・ということを少し想定して
のエピソードだった感じ。
もちろんハウスは病院には来なかったし、職場放棄と捉えられて
もおかしくない状況だけど、タウブが語る様に、どんなにクスリ
でハイになっていてもハウスのような診断が出来ない限りは
外せないといった感じだった。

次々と娼婦を変えていくあたりが笑える。
娼婦が隣に居てもお構いなしとばかりにチームが揃って相談
にくる姿。マーサとかもう少し嫌悪感を持つかと思ったけど
意外と容認しているかのようだった。先生は何人の娼婦を食べ
たんですか?という問いかけは面白かったし、逆にハウスは振ら
れたのだから同情すべきではないかという立場だった。

フォアマンはハウスの空席を狙おうとしたしその意図に気がついた
チェイスはフォアマンにそのことを指摘。ハウスは電話で
会話しただけで二人がどんな状況にあるのか言い当てるあたり
凄い洞察力というか見抜いているところがあったね。

マーサは今回の患者レインに妙に入れ込んでいた。
タウブはこんなヤツの何処が良いのか?としていたけど、マーサ
は「彼は優れた肉体で進化論的見地から健康な子孫を残す為
に私の前頭葉が命じているとしセックスしろと・・」と語って
いた。しかしそれを聞き出すまでのタウブのしつこさ(笑)
前回フォアマンからはお前のしつこさが鼻につき始めたと
語っていたけど、タウブにかかるとちょっと面倒臭そう。

ウィルソンが何度もハウスの元を尋ねては訴えかけるところ
が多かった。その中でもウィルソンはハウスは「刺激を
感じないのが怖いのだろう。おふざけも謎説きでも刺激を
感じていないこと」。なにをしていても味気ないとされる中
ハウスは逆にウィルソンに対して「俺がボロボロになっていく
のが怖いのだろう」として指摘されていた。

またウィルソンは繰り返しカッディにも説得するが、カッディ
は「私は彼の問題を解決出来ないとし、問題は私の中に有る」
ことを語っていた。

患者がロデオという職業からの転職を余儀なくされる中、
彼が放った言葉が全てなのかな。
「生きる為に諦めるしかない。別の楽しみを見つけるよ。」

ラストはハウスが自殺するのかと思った。
かつて学生時代にハウスが騒いだものかどうかは分からない
けど、学生達のように派手にパーティーを行い気を紛らわす
ところは何とも言えなかった。
よくリストカットする子たちが生きる実感を改めて感じる
為と称して痛みにそれを求めるけど、ハウスはあんな場所に
立って生きることの意味ということを少しでも考えていくのか
な。ちょっぴり不安なところだね。

■今回の患者

・レイン

患者はロデオの競技者で、体内には数多くの骨折に対する固定具が
埋め込まれている為にMRIなどを含めた磁気の発生するような検査が
出来ないような事情が前提に有る。

冒頭から何が問題なのかよく分からなかったけど、
取りあえず外傷などを除いて問題とされたのは
「部分難聴、神経障害、微熱、吐き気、筋力の低下」が症状なのか。

難聴は内耳の異常でそれが神経障害に見せているのかも知れない
とするが、頭部CTが取れない。
温度検査と眼振検査で取りあえず平衡感覚が正常かを調べる。

正常だとしたけど、ロデオの選手ならば平衡感覚はズバ抜けている
ハズで再度特別な環境をつくって検査をする。
すると口から血を出す血痰の状態に。

唾液腺腫瘍なのか、消化管出血なのか。
消化管の内視鏡検査と耳下腺生検を行うことに。
しかし検査中に今度は結膜が黄色になる状態になる。
肝臓に腫瘤があるだろうこと。レントゲンにも写っていたので、
直接開腹して調べるが、いざ調べると腫瘤は消えていた。
脳に問題が有るのではないかとされるが、検査することが出来ず、
直接脳室穿刺をする為にドリルで頭に穴を開けることに・・。

しかしいざ開けている際に今度は酸素飽和度の低下。気管支切開
してなんとか呼吸させるが、その直後に突然の悪臭がし始める。
脱糞かに思われたが、足の臭いがするとのこと。
足の臭いといえば、糖尿病、水虫、壊疽のウチのどれかだという
ハウス。
真菌感染で指の間に潰瘍が出来たことが分かり、腫瘤に見えた
のは膿瘍ではないかという。やはり脳か心臓に問題があるとし、
脳は危険なので最初に心臓を家貸すすることになる。

しかし体内に埋め込まれた金属片を考えるとMRIは出来ない。
それでも腹腔に氷水を入れて検査すればなんとかMRIが撮影出来る
のではないかとして行う。
肋骨が70度になり体からは煙が出るという状況。タウブはギリギリ
まで検査の為に費やそうとするが、マーサは彼が好きで死なせたく
ないことから辞めようとして検査を止めようとする。

その結果心臓に感染がなく脳ではないかということになる。
プレートをハズして調べろというが、タウブは「卵を割らずに
半分だけ殻を取り除くようなもの」だとしてそれを否定。
ハウスは閃きを覚え、そもそもの問題は難聴ではなく、患者の
意識が飛んでいるのではないかとして、検査の為に「マイボニー」
を歌わせると案の上ズレが生じる。それを見抜いたハウスのことを
マーサは「流石ですね」と語る。

脳感染はなくCTは正常。
残すところは心臓にしか原因はないということで、血圧を上げて
心臓を破裂させるしかないというハウス。
液体をすってどこから血液の漏れが出来ているのかを調べるもの。
バルトネラ感染症の可能性があるということで、大動脈壁に真菌性
動脈瘤が出来ているのだろうとし、心臓を破裂させるまで血圧を
あげるが失血死する前に修復するとして患者から許可をえる。

カッディはハウスのそんなリスクの高い検査に反対する。
刺激を求める為にしていることだというがハウスはプロ意識が
残っていて、カッディとの別れの影響からではないことを語る。
「落ち込んでいても薬を飲んでいてもオレの判断力は、君や
他の医者よりもマシ」だと。

結果として破裂するが原因箇所を特定。
チェイスが素早く修復していた。暫くチェイスって外科医として
活動していたから手技はフォアマンたちよりも上手そうだね。

マーサは目覚めるレインの前にいて、今度牧場を見せて欲しい
ことを告げるが、それはやっぱりよくないことだとして、自ら
それを取り下げた。マーサにしてみれば珍しい突発的な恋バナ
だったな。

※レイン演じたChad Faust。
「The 4400」でカイル・ボルドウィン役としてレギュラー出演
していた。

■使用された曲

・This night By Black Lab
・My body is a cage By Peter Gabriel
・Take the Long Road and Walk It by The Music

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人、野心
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静、がん専門医
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形、オーストラリア
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 元整形外科医、浮気

レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse
レイチェル・カッディ (Kayla Colbert) カッディの娘・2歳半
レイチェル・カッディ (Rylie Colbert)
マーサ・M・マスターズ (Amber Tamblyn) インターン、天才

レイン (Chad Faust) 患者、ロデオ
カーネル (Cleo Berry) ホテルの給仕
アレクシア (Kristin Peterson) 娼婦
イサベラ (Desiree Anderson) 娼婦
エミリー (Noelle Bellinghausen) 娼婦
アンカ (Katie Stegeman) 娼婦
サラ (Candace Kita) 娼婦
ルース (Kristen DeLuca) 娼婦
エリザベス (Leanne Wilson) 娼婦
アン (Liz Benoit) 看護師
— (Fred Cross) バーテンダー
— (Eric Almquist) ブルファイター
— (Anne Judson-Yager) Masseuse
— (Barbara Kerford) Masseuse
— (Jeri Lyn Brown) Screaming Woman
— (Vanessa V. Johnston) 大学生

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