バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン5 第9話 目には目を / 消された男 Eye For an Eye

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第9話 目には目を / 消された男     Eye For an Eye

脚本/Michael Horowitz
監督/Jeremiah S. Chechik
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『どんな捜査でも手がかりはすぐに消える。だから警察は急ぐ
し、スパイはもっと急ぐ。』
爆弾を作った男が、ここマイアミから2時間の街に住んでいる
ことを知る。その男の写真を見るとサムは本当のこの男なのか?
と問う。20年も時計屋をしていて、年寄りだという。フィーは
名前を変えて隠れているのだとし、戦争犯罪者だという。これ
はフィーが苦労して手に入れた情報だという。爆弾犯がタラハ
シーに隠れているならば今すぐに行こうというマイケル。
フィーはジェシーに頼まれた案件があるのでそっちを優先させ
る事を告げる。マイケルは帰りは明日の夜中になる事を告げる
とフィーは「フォージ」でのディナーの約束は無しなのかと
問う。しかし今回は仕方が無いと告げると、私がキャンセルして
置こうか?とフィー。しかしマイケルは予約していないことを
知り呆れるが、マックスを殺したヤツを追いかける為なので
しょとすると、フィーのことを失望させるマイケル。

二人は時計店の前で張り込みしていた。
サムはドーナツを大食いする。エルサからはジャンクフードを
食べることを禁止されているのでこういう時には食いだめする
のだと語る。
そんな中ターゲットが店にやってくる。サムは店を閉めた後に
尾行した方が確実なのではないかとするが、マイケルはそれまで
待てないとして店に入る。

二人は店にいくとルシアン・バラン(ルカ)に対して、ここでは
時計の修理をしているのか?と問う。買い取りなどもやっていると
聞くと、マイケルはアメフト仲間から父が残したという置き時計の
コレクションの一部をもらったので、ここにくれば良い値段で
買ってくれると聞いたのだという。車に積んできたので見てくれ
ないか?と問うと、ルシアンは足が悪いので、カタログを用意する
のでその商品か教えて欲しいという。車に乗せて拉致しようと
したマイケルたちの計画は失敗。誰の紹介出来たのかと問われると
グリーンビルのマーティン・マッコーリーだという。すると
彼はルシアンなんて呼ばれたのは久しぶりだとし、普段はルカ
と呼ばれているのだという。

『ずる賢くてタチが悪い戦争犯罪者はボケない』
奧からカタログを取ってくるというのでマイケルたちもついて
いくと、床には電熱線が貼られていることを知る。マイケルは
サムに対して急いで逃げろと告げる。危うく感電させられそうに
なる。あなたとおしゃべりはしたくないが、口を割らせるのは
特異だというサム。

人気の無い倉庫にルシアンを連れて行くと手足を縛りイスに
括り付ける。あんたは爆弾を作っただけでホンボシではないと
して、話せば見逃す事を語る。

『尋問で意思みたいに黙って居るしか能のないヤツは素人だ。
プロは協力するフリをしながら思い付きで適当な話として
ウソの手がかりで確認する。』
適当な話ばかりを繰り返すルシアンに手を焼く二人。
マイケルは相手の弱点を探す必要が有ると考える。

マイケルはフィーに対して、ルシアンの自宅を探って何か
弱点を見つけて欲しいと頼む。するとフィーは使えそうなネタ
になるものをダンボール箱に詰めて持ってくる。僅か一箱分
だけ。アルバムとかの類は一切なかったのだというフィー。
写真3枚に葉書と新聞の切り抜きが有った。フィーはこれから
ジェシーの警備の仕事を手伝ってくるとして立ち去る。

フィーとジェシーはセイディの自宅へとやってくる。
夫のジェームズ・フォルテは画期的な抗ウイルス剤を開発した
人物でもの凄い利権で会社を大きくした人物だった。
セイディは自宅に何者かが侵入した様な気配を感じているのだが
警察も夫も年のせいだというばかりなのだという。絶対にウチに
人がいるのだという。しかし侵入を示すアラームは一切鳴って
いなかった。フィーは誰かに恨まれることとかストーカーが
居るような気配はないのかと問うが心当たりはないという。被害
はないが家具などが動いている形跡があるとのこと。
そんな中、ジェームズがやってくると、この家には20万ドルの
最新のアラームを取り付けていることを告げ、セイディの気のせい
だと語る。しかしジェシーは折角の最新式の装置センサーも使い
方を知らなければタマラの持ち腐れだと語り、センサーの前には
家具などが置かれて機能しなくなっていることを語る。
防犯センサーの調整をするので、今日は二人は離れに泊まって
くれと告げ、私たちは24時間監視するというフィー。

『突破口を探る方法だが相手の目の前でそいつの人生を細かく
突いてみると良い。』
『思い出の品を眺めながら相手の反応をチェックする』
マイケルはルシアンが持っていた新聞記事を彼の目の前で見ると
「バックヘッド10kmマラソン」という記事のところでルシアンの
反応が有る。アトランタのチャリティマラソンに参加者多数と
いう記事で3年前のものだという。
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マイケルはフィオナが彼の為に向き合いたくない相手と取引
して、マイケルをはめようとした爆弾を製造した人物の特定を
依頼する。その結果、爆弾を作ったのはタラハシーに住んでいる
時計屋の主・ルシアンだと分かる。しかしサムは年寄りの男が
そんなことをするだろうかということで疑問を投げかけるが、
調べていくウチに彼は戦争犯罪者でルーマニアから逃亡している
人物だという事が分かる。マイケルたちは彼を拉致して、なんと
かして爆弾製造を依頼した人物を特定しようとする。
一方フィーとジェシーは、依頼されたセイディの自宅への侵入者
の件で警備をして、人物を特定することにする。夫のジェームズ
はそんな人物は居ないと告げるが・・・

CIAの任務じゃない方がやっぱりドラマとしては楽しい気がする。
今回はそんなピアース捜査官は登場しなかった。
それと共にマデリンの登場もなかった。

ここの所、マイケルのしていることに関して、フィーは付き合い
きれないという感じだし、いつもは協力的なサムでさえも、自分
は担当出来ないことを口にしていた。サムの場合、付き合っている
セレブなエルサとの兼ね合いも有るのだろうけど、マイケルが
抱えている事情を考慮すれば、ここで見捨てる訳にはいかないだろ
うし、今が一番の佳境なのだから、是非とも協力して乗り切って
欲しい気がする。
ただフィーにしてもサムにしても終わりのない戦いではなく、
マイケルがこの件を解決した暁には、何かしら未来への展望なり
方向転換をして欲しい願いは有るのかも知れないね。

フィーが担当したジェシーの仕事は、マイケルへの当てつけ
のような流れが一部で存在していた。
セイディの家に入り込んでいた男性・ダンは、元々はこの家の主
であるジェームズとは共同経営・開発をしていたものの、いざ
抗ウイルス剤の開発が終わった段階で、ダンを切り捨てジェームズ
は彼に言われのない麻薬所持の容疑をかけて刑務所送りにする。

ダンは開発した薬品に関して特許を取らずに公表するとしたことか
ら、特許に関連する金をアテにしていたジェームズとの
経営方針の違いから仲違いしていた様子。
ジェームズはダンの荷物に5kgの麻薬を仕込んで、懲役30年の刑で
チリ刑務所に収監されるように罠にはめた格好だが、彼は7年をかけて
金をかき集めて医師に偽装工作のワイロを渡して脱走して、
復讐を果たそうとするものだった。

経営者としての資質を持つものと、研究畑の人の意見の対立という
のはよくあること。当然ダンの研究にはそれ相応の資金が投じられて
いるので対価を求め、回収したい気持ちもわかる。無償で提供すると
いうのは貧しい人にもクスリが行き渡って、理念としては素晴らしい
けれども、やはり会社が潰れたらどうにもならない。

フィーが肩入れしていた理由も女性が被害者の構図も有ったからで
男性が横暴で有ったこともその一つ。

※セイディ役のDarby Stanchfieldは、現在Dlifeで放送中の
「スキャンダル」で、夫のDVに苦しみ、オリヴィアによって助けられ
たという人物・アビー役で活躍中だ。
途中のシーンでセイディが意外とダンをはめた事件に関与して
いるのではないかとするものが有ったり、フィーがあまりに無防備に
女性を信用し過ぎていたので、何処かで裏切られないか心配だった。
ただ最後の段階になって夫からは、会社の利益があるからこそ
君が行うチャリティ事業も行えることを口にされていたことから
理念としてはダンとセイディには繋がりが有ったのね。

侵入不能の強固なセキュリティを突破しようとすることで、ジェー
ムズの前ではジェシーのセキュリティ専門家としての優秀さを誇示
し、マイケルには異常者を演じさせて上手いことダンの不安な
気持ちを喚起して混乱させていた。
ただマイケルの映像は至る所防犯カメラに写っているので、同じ
ように爆破事件を起こしたマックスの流れの犯人として見られない
かどうか心配なところは有るな。

しかしこのドラマ、道路を封じて計画を変更させるというシーンが
多いね。マイアミの道路では何かが起きる!

ラストで解決した後には、
「命がけで脱獄したのはセイディの為。その思いは届く。」
「私ならばグッとくる。女って何よりも君が大事って思われたい」
としてフィーはマイケルに詰め寄っていた。

一方マイケルのことをハメようとしたマックス関連の流れ。
相手は戦友から頼まれて爆弾を製造した感じ。
ルシアンには娘がいて、それが彼のウィークポイントだった。
それでものらりくらりと交わしていく流れが有って、マイケルたち
も扱いづらそうだったね。最終的には親友にSOS信号を発したのに
裏切られたことで、マイケルに対して、「倉庫に行け、ウィンウッドだ、
バーナム通りの奧の・・」ということで、そこにパーヴェルという
人物が居るのかな。ただルシアンと戦友だったとすると、その相手も
結構な年なのではないのか?

マイケルとサムの間にも絆は深いし、マイケルとフィーの関係も
同様だけど、ルシアンのような事が起きなければ良いけどね。

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

ルシアン・パラン (Patrick Bauchau) 時計修理・販売/爆弾製造技師
ダン・テスモンド (Kai Lennox) 元ジェームズと共同経営者
セイディ・フォルテ (Darby Stanchfield) 依頼人、ジェームズの妻
ジェームズ・フォルテ (James Frain) HLXメディカルテクノロジー社CEO
ロス (Todd Allen Durkin) 警備主任
— (Chris Lindsay) 警備
— (Deborah L. Sherman) マネージャー
— (Michael Joseph Donovan) 警官
— (Todd Warren) Shooter
クリスチャン・パーヴェル () 爆弾製造を依頼、ルシアンの戦友
ダニカ・バラン () ルシアンの娘、新聞記者、ロス在住

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