Dr.HOUSE ドクター・ハウス シーズン7 第22話 時間外診療 After Hours

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第22話 時間外診療 After Hours

脚本/Seth Hoffman、Russel Friend、Garrett Lerner
監督/Miguel Sapochnik
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ダリエンは車を盗むと走り出す。しかし腹部に傷を負っていて
出血していた。意識朦朧とする中で、車は消火栓にぶつかり
停車。建物内に駆け込むと、ドアを叩いて助けを求める。
中から出てきたのはサーティーンだった。
サーティーンは病院に行こうというが、それはダメだという。
病院に行けば警察に捕まり刑務所にぶちこまれるという。
刑務所だけは行きたくないとのこと。サーティーンは私だって
あなたをここで死なせたら過失致死になり医師免許を失うのだ
という。病院には連れて行かないで欲しいと約束させる。

一方ハウスは治験薬を投与した為に切り取ったハズの筋肉が回復
していた。重いものでも何でも持てると告げると、娼婦相手に
カーマスートラを試そうという。しかし娼婦はハウスの怪我のこと
を知っている為に無理だろう事を告げるが、ハウスは君よりも
重たいアダミンチウム製のアンプを持ち上げるという。しかし
持ち上げて暫くすると痙攣が起きてテーブルのガラスを割ってしま
う。

サーティーンはダリエンの腹部を診る。
腸管、下大静脈は無事だという。肝臓は切れているが血は止まって
いるようだという。他の内出血はないみたいだが、見えない所で
出血している可能性は否定出来ないという。定期的に血圧を取り
90を切れば出血しているということだという。

フォアマンは帰宅するとそこにはタウブと共に看護師のルビーの
姿が有った。タイミング悪く帰宅したと感じるフォアマンだが
ルビーはタウブに対して明日話をしましょうと語る。タウブは
彼女が妊娠したことを告げると、頭を抱えつつ酒が飲みたいと語る。

ガサ入れが入りアンドレを殺した時のことをダリエンは幻視で
診ていた。サーティーンは彼女に対してドラッグのことを問うと、
私がまたクスリに手を出したのは誰のせいでもなく自分のせいだと
語る。サーティーンは血圧を測っていたが、計測が出来ないとして
生きているのがおかしい状態だと語る。血圧が測れないし
脈も殆どでないという。会話が出来るのであれば脳に血液は回って
いるということだという。右腕で血圧を測ると正常だった。
サーティーンはチェイスに電話すると、病院に行って携帯型の
超音波装置を持って来て欲しいと頼む。水道が詰まったのだと告げる。

ハウスはリギン博士の元に行くと、治験の結果が出ているかを
聞きに来たとして、成果を祝いたいと語る。リギン博士はノーベル
賞ものだとしてバカ高い殺鼠剤を見事に開発したという。
治験で投与していたマウスには腫瘍が出来ていたとのこと。発症
の前触れには痙攣が起きたという。その後一日が経過して亡くなった
とのことだった。来週にはまた別の薬が届くだろう事を語る。

チェイスはサーティーンの家に装置を持っていく。
医療行為に使うつもりなんだろう?というチェイス。友達が
来ている事を告げる。ハウスはその頃一人で病院に行くとMRI検査
をしていた。

サーティーンはこれまで兄を殺して刑務所に入っていたことを
チェイスに話す。重傷だったこと、そして兄と約束で安楽死させ
ることにしたのだという。チェイスは病院で検査すべきだとするが
サーティーンは手伝ってくれないのであれば帰ってくれという。
超音波装置で体を診ると、映像が見えないという。胸骨上から試し
てみてはどうかという。チェイスが手伝おうとすると、サーティ
ーンは彼女はC型肝炎なので手袋をしてくれと語る。彼女は命の
恩人であり、刑務所には特有の規則があって、教えてくれる人が
いないと生きていけないところだという。そんな中、指が青くなっ
ている事を知る。大動脈瘤とは違うこと。傷による血栓なのか。
5cm大の腫瘤があることが分かるが恐らく脂肪種だろうという。
これから注射器で吸引するというが、これは脂肪じゃないと語る。

タウブとフォアマンはストリップクラブで会話する。
なんで私の子なのかというタウブ。彼女とは知り合ったばかりだし、
私は背が低くて髪の毛も薄いとして、進化論的には子供を持つのに
適さないという。お前は身勝手だとし、浮気してストリップクラブ
なのにダンサーを見ていないのは、迷っているからなんだろうと告げる。

世の中酷い父親なんて沢山いると語る。

チェイスは原因が腫瘍がウイルスかドラッグや、それともドラッグ
密売所の毒素が原因なのかを問う。ドラッグならば腎臓や心臓
もやられているハズなので除外出来るという。C型肝炎による
影響ならば肝機能障害に陥るハズだという。残る可能性は毒素
だという。サーティーンはこれは偶発的なものではなく、刺さ
れたことによに原因があるハズだとし、凝固因子を使い果たして
いるのかも知れないと語る。チェイスはいずれにしても病院に
連れて行った方が良いと語ると、それは出来ないとし、彼女との
約束だというサーティーン。チェイスに病院で点滴を取ってきて
欲しいとし、私にとって大事な人なんだと語る。

ハウスは浴室を消毒すると、麻酔やメスなどの道具を用意し、
浴槽の中に入ると、レントゲン写真を見ながら自分の足に出来た
治験薬の副作用である腫瘍を取り除こうとする。大きく分けて
3つの腫瘍が出来ていた。麻酔を該当箇所に注入するとメスを
使って足を切開していく。

サーティーンはチェイスが戻るのを待つ間、ダリエンに対して
何故またクスリを始めたのか尋ねる。しかしダリエンはそれを
言いたくないらしく、とにかく体を治してくれと語る。

ハウスは腫瘍を取り除いていく。
部分麻酔故に内臓までは麻酔が上手く効いていなかった。
それでもなんとか一個取り除くが、顔は真っ青になり今にも
痛みで気絶しそうになる。痛み止めであるバイコディンを飲むが
手の震えが止まらず、ハウスはウィルソンに電話する。しかし
ウィルソンは寝ていた。
ハウスはストリップクラブにいるタウブに電話するが、また
面倒なことを押しつけられると考えてハウスの電話を無視する。

タウブは目の前で踊っているストリップダンサーのディナに
対してもしも子供が出来たらどうするか?と問うと、そんな女性
に中絶を頼む際に、最も傷つかないで説得する方法はないか?
と尋ねる。しかしディナは「おだまり!!ママにダンスをさせて
ね」と語る。そんな中タウブはディナの体にホクロがあるのに
気が付く。そのホクロは皮膚科に見せた方が良いとしてホクロに
触れると、ディナは”お触り”したことで、すぐに用心棒のボビー
を呼ぶ。タウブはボビーに追い出されることになる。
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チームとしての仕事を終えた後、みんなそれぞれの時を過ごして
いた。そんな中、個々に抱えている事情に対処していくことに
なる。その人に取って最も頼りになるべき相手とは誰であり、
今必要なものとは一体何なのか。

今回のドラマの興味としては、サーティーンとかハウスが病院外
で医療行為することになるけれど、誰から助けを求めなければ
ならず、仕方なく個人の事情に相手を巻き込むことになる。
その為に電話することになるけど、それぞれ誰に電話をかけたのか
が一つの心理的状況なり、人間関係に於ける利害関係を
示す流れとして興味深いものが有った。電話する順番もまた
重要なファクターとして存在しているけど、そんな電話や要求に
対してどんなリアクションを取るのかどうかもまた観察していくと
楽しい流れが有る。

何かを変えないとダメな時に来ているものたち。
果たして変えることは出来るのか。

どうも最近「Once Upon A Time」を見ているので、人は変わるのか
変わらないのかという駆け引きが行われている。
今回のエピソードの中で、レイチェルとハウスが見ていたアニメ
ネタを通したやりとりも海賊フックのアニメだったし、なんだか
同じ日に「Once Upon A Time」を見ると偶然にも何か繋がりがある
ような感じがしてくる。

■サーティーンとチェイス

冒頭から突然腹部に刺し傷のある女性がサーティーンの家にやって
くる光景を見て、相変わらず謎多きサーティーンの姿が有るのかな
と思ったけど、どうやら刑務所で助けてもらった女性・ダリエン
だった様だ。しかも話を聞いていくウチに彼女は元警察官で、
ガサ入れした際に19歳の少年が銃口を向けてきたので射殺していた
事を知る。正当性のある行為だったにもかかわらず、それ以来
罪悪感に苦しみドラッグにハマって泥沼化している人物だった。

サーティーンとチェイスは医師なので少なからず人の死に接している
けど、チームとして対応に当たり、その結果死なせてしまった相手に
対してはそんな罪悪感を抱くことはない。問題は過去に個人的な
事情・感情的に対応した結果死なせてしまった相手に対する罪悪感を
持っているということ。

サーティーンが何故チェイスを頼りにしたのか。
この二人が美男美女だということを除いて、二人が抱えている共通
する心情なり事情というのを視聴者は知っている訳で、奇跡の様に
して巡り合わせた感じの組み合わせだった。
チェイスはかつて独裁者を殺害した患者のディバラの件を通して、
一時期、自暴自棄になっていた(S6-4より)。

サーティーンはチェイスに助けてもらう際に事情を話さなければ
ならず、自分がこれまで刑務所に入り、兄のことを安楽死させて
いた事情を語っていた。

結果的に病院で治療することになり、その結果、警察に知らせる
ことになってまた刑務所送りにしてしまうことになる。

チェイスはサーティーンが抱えている悩みを聞く事になる。
「ダリエンが少年を撃った行動は正しかった。でも彼女はそれを
忘れたくても出来ずにボロボロになった。私もそうなりそうで
恐い」「これだけの重荷を背負っているのがどれだけ辛いか分かる
か?」

チェイスも自分の抱えている闇を話すのかなと思ったけど、
「コーヒーでも飲もう」との一言。
色々とセラピストでさえ色んな論理で説き伏せられなかった訳
だし、言葉は必要ないと思ったのかな。
チェイスは人の心を見るのが上手くなってきたね。これもチーム
ハウスにいる為なのか。
「君は兄を安楽死させた。約束のせいにすれば罪悪感に苦しまず
に済む。だから今回も約束と称して心の防衛機能を働かせた」
みたいなことを語っていたね。

■ハウスとカッディとウィルソン

ハウスは治験の副作用に苦しむ。
実験のマウスが死んでいるのを知り、ハウスとしても大誤算って
感じだろう。ただ今回のハウスの行動を見れば、生きたいと
気持ちとか、”幸せになりたい”とする気持ちが残っていることでの、
奇行を続けてきた彼の中の今の心理的状況を垣間見られるような
流れが有った。

滅多にハウスの足の状態が日の目にサラされることはないけれど、
肉がそげ落ちている光景を見るとホント大変そうだ。
今の時代、脳でも内臓でも全身麻酔ではなく局所麻酔で手術をする
ことが多いので、理論的には自分で麻酔して自分で手術することは
可能なのだろうけど、麻酔には専門の麻酔科医が居るようにして
コントロールするのは難しいと思う。
ハウスの場合、足なので出来なくもなさそうだけど、あれだけの
麻酔ではやはり利かないものなのかな。

ハウスが最初に電話したのはウィルソンだった。
一番ハウスのことをリカバーしてくれるのが彼だし、何の異論も
ない。恐らく一番電話したくないのがフォアマンだろうなという
感じがするけど、インターンに電話しても誰も出ない(笑)
最後はカッディに電話。
彼女はハウスが治験の薬を打っている事実を知っていたんですね。
まぁウィルソンを経由してハウスの情報は報告されているのでしょ
うけど。

レイチェルと一緒にハウスの家にいくカッディ。
電話を受けた時にはレイチェルがテレビを見ていて、汚い言葉
を使っているのが印象的。電話に出たカッディも「死ぬ程切羽詰ま
っているのか?」みたいなことをハウスに語る辺りがちょっぴり
皮肉めいていて笑えた。
大変な時にもジョークを忘れないのが大切なことなのか。
レイチェルが海賊言葉を使っているのを見て、ハウスは
「赤信号だぜ、この腐れ野郎。足が二つとも棒になる。嫌ならば
母ちゃんに船を出せというだな、ドブネズミめ!」。
カッディとしては3歳の子がそんな言葉使いをするのは微妙な感じ
だろうけど、ハウスなりにレイチェルを可愛がっていたことも
分かった瞬間だろうね。

病院に運ばれる際にサーティーンらの車と交差点ですれ違うように
して行き交うところがなんとも言えないね。
それにハウスも大事な時にサーティーンたちにアドバイスして
いたし、意外と面倒見がいいな。

「また一緒に遊べたら良いね。この腐れ野郎!」
レイチェルからの手紙がまた可愛いね。

■タウブとフォアマン

タウブはルビーを妊娠させてしまった。
タウブは生みたくないと考えているけど、ルビーとしてはどんな
気持ちでいるんだろうね。
タウブがダンサーのホクロの件で拘っていたのは、どんな気持ちが
優先していたのかな。過去に助けられなかった患者の事を口には
していたけどね。その過程でタウブとしてはダンサーに銃口を
向けられ死の危機を感じた際に、子供が持ちたいと願った様だ。

■今回の患者

・ダリエン

腹部を刺されてサーティーンの家にやってきた人物。
出血の原因は明らかだけど、その傷が内臓にまで達しているのか
どうかが問題だった。肝臓にも傷ついていたけど、出血は止まって
いるとのこと。でもそういう傷って少し動けば出てきそうな気も
する。
脈を調べると計測器には正常値として出てこない。
しかし会話出来ることから脳に血は回っている。右腕は正常。
取りあえず携帯型の超音波装置で調べることに。
彼女は元々C型肝炎に感染しているということで、リスキーな
流れも有った。指が青いことに気が付き、腫瘤が出来ている
事を知る。脂肪腫かと思ったが、それではなかった。

原因は何なのか。ウイルスとか毒素とかC型感染かなど考えられた
けど、取りあえず凝固因子が使い果たしたのではないかという
ことで投与する。
しかしそんな状況の中で幻覚を見始めてしまったことで、
脳出血の可能性が有るということで益々病院に行くべきことを
語る。サーティーンは投与量を増やせば大丈夫だというけどね。
出席部位を特定してドレナージしないとこのままだと医師免許を
失う事になるというチェイス。
そうしている間にも体が震えて発熱。

チェイスとサーティーンは原因が分からずハウスに助け船を
出してもらう。コカイン以外は何かと尋ね、刑務所ではC型肝炎
でインターフェロンを10年以上投与していたとのこと。しかし
本当に10年もC型肝炎にかかっていたのか?と問われ、記事を検索
すると2008年の事件でまだ数年しか経過していない。

結果として、エントアメーバーが作った腫瘤が破れ、中のアメーバ
が血流に入ったこと。元々は肝炎だったが、慢性の肝炎だと
して寄生虫がが入ったことが原因だった。

■その他

・タウブはあくび。寝不足?「コーヒーを飲んで居ないからだ」
・サーティーンはあくび。「タウブのが移った」
・アーミッシュの少年

■使用された曲

・Flume By Bon Iver
・Victory Dance By My Morning Jacket
・Move your Body Girl by Nina Sky

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人、野心
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静、がん専門医
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形、オーストラリア
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 元整形外科医、浮気

レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse

ダリエン・マッカーディ (Amy Landecker) 元警察官、警視むょ
ディナ (Kendra Andrews) ストリップダンサー
Dr.リギン (Brian Huskey) マウス相手に筋力再生の治験
ルビー (Zena Grey) 看護師、タウブが妊娠させる
レイチェル・カッディ (Kayla Colbert)
レイチェル・カッディ (Rylie Colbert)
エミリー (Noelle Bellinghausen)
コリーン (Allex Macormick) Admitting Nurse
— (Kat Garcia) Club Dancer

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