Helix 黒い遺伝子 第9話 レベルX Level X

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第9話 レベルX Level X

脚本/Sean Crouch 監督/Bradley Walsh
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ジュリアはレベルRで女性と遭遇。名前は・・・ジェイ。
ジュリアは自分が書いたサインを見つけると前にも来ていた事
が有るのかと疑問に思う。バリエセロス少佐はアナナのことを
逃がす。ダニエルはハタケに対してあんたが私たちを両親から
引き離したのだとし、自分の名前はミクサだと語る。ヴァン・
アイゲンは死ぬ前、サラに対していつから腫瘍が有ったのか
と問う。ベクターがピーターを連れ去ったとして連絡が入る。
アランはジュリアの感染の跡が消えていることに疑問に感じる。
サットンはハタケに対してジュリアはイラリア社の所有物だと
いうが、ハタケはサットンを殺して外に生首を埋める。
*****

9日目。
サラは施設内を歩いていると物音が聞こえる。通気口からは
ベクターがサラを見つけて襲いに掛かるが、サラは鉄格子の
中に逃げ込む。するとアランやダニエルたちはそのベクター
を捉えるのだった。危なかった・・・。サラが囮になって一人
のベクターを捕まえる作戦だったのである。一人捕まえれば
十分だとし、寒冷療法ラボで実験しようと語るアラン。
レベルRは危険というよりも廃墟だなというアランは、50人
程いた筈のベクターは一体どうなったのかとして、何処に
消えたのかを問う。ベクターはここから来たとして通気口を
除くと施設の最下層だと言われていたレベルRの下にはまだ
何かがありそうだった。下から空気が吹き上げていることを
見ればそれは明らかだった。ハタケにその事実を突きつけると
レベルXがあるという。そこはウイルス貯蔵庫になっていて大量
のサンプルがあるという。ナルヴィクAやBも有るのかと問うと、
ダニエルはそのウイルスを作ったのはハタケだと語る。

ハタケのオフィスに戻る一行。
ハタケがわざわざ壊滅的なウイルスを作っていたなんて信じられ
ないとしてアランは非難する。しかしハタケは誰にも渡すつもり
はなかったとし、イラリアはウイルスと治療薬の開発を望み、
私はもっと有益な成果を生もうとしたのだという。がん治療に
天然痘を使うようなものなのかというジュリア。逆らえば他の施設
が開発するだけだという。そうなれば今頃は10億人の命が失われて
いたのだという。アランはそんなハタケに英佑を気取るなと
告げると、恥知らずな行為だとして非難。サットンは凶悪だった
が、次に来るものはサットン以上のものたちだという。サットンは
単なる伝言係に過ぎないと。今度は部隊を送っているとし、彼ら
はウイルスを手に入れるまでは辞めないという。ウイルスが
イラリアに渡る前にレベルXから全てを廃棄しようというアラン。
レベルXの状況を見せてくれと言うと、全てはジュリアを守る為
だったという。

一方ジュリアはハタケと二人になるとあの写真は一体何なのか
と問う。私が6歳にもなっていない時のものだとすると、ハタケは
我々は以前にも逢っているという。ジュリアの母は才能に溢れて
いて、最高の細胞生物学者だったという。君の母程優秀な科学者
に逢ったことはなく、指導者であり親友だったという。ハタケは
モンタナの山に尋ねたことが有るとして、30年前の写真だという。
しかしそんな二人がこんな施設にいるのは偶然のことなのか?と
問うと、業か運命かはジュリア次第だと語る。

少佐とサットンの部下・クラインは拘束される。
サットンには何か計画が有ったのだろうと問うと、2日でイラリアか
らの総攻撃が始まるのだという。クラインは少佐にこのドアの施錠
を解除できるのだろうと問うと、電磁錠を使われたとし、ドアの
鍵は解除出来てもドア自体が開かないのだという。

ダニエルはレベルXは昔から存在し、今後も存在するものだという。
1985年代に出来たもので、ロシアの実交易場だという。
ベクターは熱を好むのでアノ場所には電力供給装置が有るために
集まっているのだという。下に行くまでには安全な階段が有る
とのこと。しかしベクターには麻酔ガスは利かないのだという。
そんな中、サラは監視カメラに写るベクターたちが集団行動を
起こしていると語る。誰かに向かっていること。ベクターたちは
口の中からそれぞれ黒い血を出してコップに集めると、連れ去った
ダニエルの口の中に入れてそれを飲ます。するとダニエルは嘘の
ように体力が回復していく。

エイドリアンとアランはベクターを冷凍していた。ガスの冷気
には弱いことを知る。これを使えばレベルXのベクターも固められ
るとし、その間にウイルス廃棄が出来るという。エイドリアン
は問題としてフロンガスには限りがあることだとするが、フロン
は必要はないという。フロンガスを使わないとマイナス40度に
ならないというが、この施設の外の世界はマイナス42度の世界
だという。外気を取り込むことでベクターを封じる事を語る。

クラインと少佐は話合う。ハタケは俺たちを殺す事はないという。
殺せば問題が複雑になるということを知っているからだと。
しかしこのままだとイラリアは自分たちが施設にいることを
知らずに爆破してしまうとして、なんとかして中に閉じ込められて
いることを知らせないといけないという。オレはサットンや
イヌイットの女と違って最後まで生きたいというクライン。
それを聞いた少佐はイヌイットの女がどうしたのかと問う。
サットンは部隊を派遣して村を襲い証拠を全て消すつもりなのだ
という。
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イラリア社から送られて来たサットンは、ウイルスから回復した
ジュリアの重大さに気が付き、イラリアの所有物だとして掴まえ
ようとする。それを知ったハタケはサットンを殺害するが、
彼女は単なる連絡係に過ぎず、今後はイラリアが軍隊を送り込んで
くるだろうことを告げる。
そのような状況の中、レベルRに居るハズの50人のベクターが
一斉に居なくなっている事を知る。アランはベクターがやって
来たのは最下層だと言われていたレベルRよりも更に下の階から
だということを知り、ハタケを問い詰めると、レベルXと呼ばれる
ウイルスの貯蔵庫があることが分かる。

相変わらず「ウォーキングデッド」と「エイリアン」的内容を
行き来している感じ。

サバイバル的展開としては少々妙味に欠けるし、ベクター退治
をするにしても何をどうすべきなのかがイマイチ見えてこない。
ベクターが敵なのかそれともそれを生み出したイラリアが敵なのか。
単純に倒すだけならば、今回の作戦の行動の中で排除することだ
って可能だったハズなのに、それを行わずに結局避けてしまって
いるので、何をしたいのかがよく分からない。

色々とハタケとジュリアの関係が分かったところは大きいのだけ
ど、今の所その辺の神秘性だけが頼りのドラマになっていて、
ハタケが何を知っているのかどうかの状況と、ベクターを制御出来る
だけの隠し球を持っているのかどうかが、今後を左右していきそう
な内容だった。そしてイラリア本部がどれだけ現状を認知して
いるのか。

この施設には、地上からは死滅した過去のウイルスが集められている
為にCDCの研究者たちにとっては目の色を変えるほどの興味が
有ったのかも知れない。
レベルXと称した階層には、「ザイールエボラ」「レストンエボラ」
「リフトバレー熱」「マーブルグ病」「ラッサ熱」「スペイン風邪」
「エルシニアペスティス(ペスト菌)」「ユスティニアヌスの疫病」
「ココリツリ」「粟粒熱(ぞくりゅう)」など集団発生の代表の様な
ウイルスが集められていた。
ここにあるウイルスだけでも危険なのに、ナルヴィクだけを排除
しようとしているというのも違和感が有るな。

最後にエイドリアンがナルヴィクを持って出ていってしまった
けど、彼にはあのベクターが沢山いる状況の中、どのようにして
ウイルスを持ち去ったのかが気になるね。

またジュリアは過去の記憶の一部としていたことや、幻視を見て
いた中に存在している真実というものの一端に触れていく。
モンタナの山小屋にいたと思い込んでいた「我が家」がレベルX
よりも更に下層に存在していたこと。
またかつてジェイだと呼んでいた幻視の中の女性は、実はジュリア
の母親で有ったこと。ジュリアはジェイとハタケの娘なのでは
ないかということで一気に真実の追究へと向かっていくが、
視聴者もその辺は事情を察していた部分が有るので、大したサプラ
イズ感はなかったような気もする。
問題はハタケとかジュリアの目が銀色になる訳だけど、これは
血族の問題なのか、それともナルヴィクなり何らかのウイルスを
注入して意図的に発生させたものなのかどうかが気になるところ
だね。

少佐が小憎らしい存在だったけど、ようやく良い人っぽくなって
きた。ただ未だにドリーンを殺した時のインパクトが脳裏を
過ぎるので、この人物を手放しに迎入れるというのも難しい。
アナナらイヌイットたちとの関係に於いて、どういった行動を
取っていくのか気になる。

そしてピーターがベクターの中でも神のような扱いだった。
黒い血を飲ませて再生させたこと。
ピーターはアランたちを見ると、仲間に引き入れようとするの
だろうか?それとも殺害するのか。
ピーターたちとハタケやジュリアの間には上下関係のようにして
近寄りづらい何かがあるみたいだけどね。

またサラが重要なところでついに脊髄近くに存在しているステージ4
の転移性腫瘍の存在が明らかになり、倒れてしまったけれど、
こういうケースでもハタケが治療できるのかどうかが気になる。

■検索用キーワード

・Mad World by Michael Andrews featuring Gary Jules

・レベルB 住居施設 サラの部屋など
・レベルD 血液学研究室
・レベルE 神経学研究室
・レベルG 寒冷療法の研究
・レベルR 隔離室
・レベルX ウイルス貯蔵庫
・ナルヴィクB 感染者はベクター化する

Dr.アラン・ファラガット (Billy Campbell) CDC研究主幹
Dr.ジュリア・ウォーカー (Kyra Zagorsky) CDC研究主幹
Dr.サラ・ジョーダン (Jordan Hayes) CDC研究員
Dr.ピーター・ファラガット (Neil Napier) 北極バイオシステムズ研究者
Dr.ヒロシ・ハタケ (Hiroyuki Sanada) 北極バイオシステムズ研究所所長
セルジオ・バリエセロス (Mark Ghanime) 国防総省・特別捜査官・少佐
ダニエル・エアロフ (Meegwun Fairbrother) 警備主任
トゥルーク (Meegwun Fairbrother)
ミクサ (Meegwun Fairbrother)

アナナ (Luciana Carro) 保安官、トンラー居留地から640km圏内を捜査
Lt.クレイン (Christian Jadah) 傭兵中尉
— (Sebastien Rouleau) Vector
Dr.ビクター・エイドリアン (Julian Casey) 寒冷室
— (Mizinga Mwinga) Mercenary

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