第14話 限界点 / タイムオーバー Breaking Point
脚本／Ben Watkins、Rashad Raisani
監督／Renny Harlin
——————————————————–
【ストーリー】
『機密取り扱いの資格にもレベルが有る。SCIと呼ばれる特別
隔離情報にアクセス出来るのは各情報帰還でも最も信頼された
ものだけ』
フィーはマイケルの元へいく。マイケルがずっとCIAで発行された
「機密取り扱い」のカードを見ているのを知ると、フィーはまる
で私を話そうとしない時の貴方みたいだと皮肉る。取り戻すの
に何年も待ったこと。しかし手に入れたのに悪党にひれを仕え
と脅されるれるなんてと嘆くマイケル。CIAのパソコン
から情報を消す為にオレが実行すればアンソンはまたオレの前
から消えるという。しかしフィーはあんなヤツの命令は聞かなく
て居いと語る。しかしそうしないと刑務所暮らしになるとする
が、言う事を聞けば証拠を渡すと思うのか?と問われる。あなた
を利用続けるに決まっているというが、今は従うしかないと
語る。フィーはアンソンを呼びだして欲しいと告げると、サムと
共に追跡装置を仕掛けてアイツの家を突き止めるという。
マイケルは危険すぎると語るが、何かしなきゃ行けないことを
語る。
サムとフィーはマイケルがアンソンを呼び出す事を建物の屋上から
監視していた。フィーはあんな卑劣なヤツは弾丸を撃ち込まれて
当然だとするが、今は家を見つけることに集中しようとサム。
アンソンがやってくる。マイケルはまだ仕事はしていないと語る。
資格もソフトも有るのに何故行わないのかと問われると、まだ資格は
取れていないのだという。するとアンソンはマイケルが呼びだした
意図を察する。君の精神鑑定結果には、人を操る技術が特に優れて
いること。ターゲットに同調し目的へと誘導すること。君の行動
はお見通しだとして、私は騙されないという。金曜日までに
実行しなければフィーがどうなるか分かるなと告げる。
アンソンが車に戻ってしまう為にサムは中止だとするが、フィーは
諦めないと告げ車を追いかける。
『赤信号で停車中のターゲットに密かに近づくのは簡単じゃない』
しかしフィーは後ろから近づくとなんとかアンソンの車にGPSを
付けるのだった。
フィーはマイケルはGPSでアンソンの移動する位置を見ていると、
突然マデリンがマイケル邸にやってくる。電話では言えないこと
だと告げ、夕べアンドレが撃たれて亡くなったのだという。
アンドレとは誰なのかとみんなに聞かれると、マイケルの子供の
頃の親友だという。弟のリッキーはどうしているのかと問うと
兄が死んでショックを受けて居るとし、マイケルに来て欲しいと
言っているのだという。
リッキーに遭う。子供の頃、マイケルがアンドレやリッキーたち
と写る写真を見て可愛かった事を語る。
アンドレは大人になっても二人のことを家族だと思っていたという。
8ヶ月前に刑務所から出てマイケルに連絡すると言っていたこと。
アンドレはマトモな人間になっていて地元で仕事を見つけて変わろう
としていたこと。子供達に恥じない生き方をしようと。しかし
アンドレが死んでも警察は何もしてくれず、また兄が悪い事をして
亡くなったと見ているという。マイケルは俺に出来る事があれば
なんでも言ってくれと語ると、一つ頼みたいことが有るというリッキー。
アンドレの携帯が車の中に有ったが、亡くなった昨日に非通知の
番号から5回も電話がなっているという。
マイケルはそれを警察に届けたらどうかというが、オーバータウンの
元サギ師だった兄のために警察は動かないと語る。アンドレが
マイケルに愛想を尽かされるのは仕方がないがオレは信じていた
のだという。マイケルは取りあえず誰と連絡したのか調べると語る。
『GPS追跡装置を車に仕掛ける利点は離れて後を追えること。』
アンソンはキービスケイン辺りをぐるぐる回っているというフィー
とサム。
『見えない相手の追跡には欠点がある。相手が車を降りたら急いで
掴まえないと見失うこと。』
フィーは近づくとバレてしまう為に、立体駐車場に車を走らせ
急いで屋上へと向かう。マンションに入って行くが、サムは
あそこには300以上の部屋がある事を語る。
『スパイはもちろん銃の密輸業社からストリートギャングまで違法
行為に関わる連中が連絡に好んで使うのはプリペイド式携帯電話だ』
ジェシーは白い家から電話を掛けているという。最後の通話を30分
した後にアンドレが殺されていること。マイケルは俺たちが
探ってくるのでリッキーにはここで待っていてくれと語る。
『危険人物と接触するには低姿勢でのアプローチするのがコツ。
それならば滅多に撃たれない。』
ジェシーは検針を装いドアを叩くが、中から銃の引き金を引く音
が聞こえた為に急いでドアの前から離れる。銃声が鳴り止んだ後
中に入ると外に逃げる。裏口で待ち構えていたマイケルがその
人物を捉えるとなんと相手はドリーという女性だった。リッキー
はアンドレとは友達なのに何で兄を殺したのかと問う。犯人は
誰なのかとすると、ドリーは危険なので話せないという。
彼女を安全な場所に連れて行くと話を聞く。
犯人はディオン・カーヴァーだという。オーバーロードというギャ
ングのメンバーだった。結局アンドレは戻ったということなのか?と
問うとアンドレは何もしていないとし、先月あそこのボスが
殺害されたのでオーバーロードは組織がグラついてヤバイ状況に
なっているのだという。犯人捜しでメンバーはお互いを疑い、
アンドレは事を治める為に犯人を突き止めるしかないと感じたの
だろうという。何故ドリーは犯人がディオンだと知っているのか
と問うと、私はディオンとは時々寝る関係に有ったが、ある夜
ディオンは血だらけで帰りダッフルバッグ2つの中には札束が
入って居たのだという。
——————————————————–
マイケルは機密取り扱いの資格を得たことで、マイケルを脅迫
しているアンソンは、内部に侵入してソフトを仕掛けて、自分
の痕跡がデータベースにあるので全て削除する様要求してくる。
フィーはこれ以上振り回されることに憤りを感じて、アンソン
の住居を調べて攻撃的戦略に出て行く。
そんな状況の中、マイケルの幼なじみだったとするアンドレが
殺害されたということで、アンドレの弟のリッキーから兄が最後
に通話した相手こそが犯人だとして、非通知の相手を探して
欲しいと依頼される。
正直マイケルの幼なじみの流れはあんまり感情移入するのが
難しかった。どうしてもフィーとサムの流れの方が重要案件
だというものも有るし、結局悪いことをした人物が過去のツケを
払うようにして殺されてしまうという流れを見ると、更生しても
尚、そういう影に振り回されるものが有るんだよなと感じさせる。
同じ日に見た「ヴェロニカ・マーズ」の劇場版でも、元暴走族の
リーダーをしていたウィービルは、善行をしようとして撃たれて
しまったし、大昔の角川映画で「セーラー服と機関銃」で渡瀬恒彦
がヤクザから足を洗った後に、町でケンカしている人を止めて
刺されてしまうという殺され方をしていた。
武器に関して、勝手にフィーの同業者の倉庫に入って試し打ち
させていたけど、あんなことをさせたら一発で通報されないの
だろうか。最近あんまり金のことを言わなくなったけど、元々は
マイケルたちは「金がないのでショボイ仕事にも請け負う」と
しているけど、金をかけずに問題を処理していこうとする流れ
自体はこのドラマの面白いところなんだろうけどね。
アンソンの件ってもう少しスマートな解決方法は無いのだろうか。
マイケルは裏のCIA工作員なのだし、アンソンはマイケルの心理
行動を読むけど、全ての事態に対応出来るとも思えない。仲間が
居ればまた別だけど、この流れを延々と引っ張るには相当キャラ
的に弱いところが有るな。
軽い爆発を起こしていたけど、店の中にいたジェシー、相当
やばそうなくらいの煙の出方をしていたね。
■使用された曲
・Let’s Roll
Written by Richard Wolf and John Czornyj
マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員
ピアース (Lauren Stamile) CIA捜査官
ディオン・カーバー (Andre Holland) オーバーロード・ギャングメンバー
ドリー (Indigo) 麻薬の売買に関与
リッキー・ワトキンス (Ben Watkins) アンドレの弟
アンソン・フラートン (Jere Burns) 国防情報局勤務の精神科医
ブレイク (Justin Smith)
— (Fredrick Bam Scott) Dion’s Thug
— (Chad Gall) Grad Student
— (Czech Jean) Gangster
— (Kevin A. Walton) Guard
— (Jay Gutierrez) Student
— (Alexa Valenti) Blake’s Girlfriend