ドクター・ハウス Dr.HOUSE シーズン8 第9話 よき伴侶 Better Half

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第9話 よき伴侶 Better Half

脚本/ Kath Lingenfelter
監督/Greg Yaitanes
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ナタリーはアンドレスと共に付き添い病院へとやってくる。
これから医者のバネルジーに見てもらうとしてアンドレスに
逐一行動を知らせる。バネルジーからこれが何か分かるかと
問われると、彼はバカにされたと思い「地獄に堕ちろ、お前な
んか死ねば良い」と激高する。しかしそんな彼をナタリーが
落ち着かせる。アンドレスは自らをアルツハイマーなので
いきなり気分が変わるがすぐに落ち着きことを告げる。
医者は治験に最適だとして来週から参加してもらうというが、
突然アンドレスは血を吐くのだった。

フォアマンは患者の情報をチームに伝える。
アンドレス、ブラジル系男性・家族性アルツハイマー病の患者。
血中アンモニア濃度が高く、嘔吐した為にERで制吐剤を点滴し
て止まっている上京だという。パクは数週間前に喉が痛いと
していることを引き合いにだす。チェイスはアルツハイマーの
進行によるが栄養過剰ではないかという。
この4年は自ら経営するフラワーショップで働いていた妻が
店を閉めてその妻の作った料理しか口にしていないので料理
に問題は無い事を語る。
ハウスが遅れてやってくると、フォアマンがチームの中にいて
リーダーのように振る舞っていることに違和感を唱える。
認知症だった母への償いとして俺たちにアルツハイマーの患者
を押しつけようというのか?と。このケースを受けるのは今
ウチの病院で治験をしているからで、ちょうどメンバーが一人
居ないので手伝うと語る。タウブならばリュックに入って居る
というハウス。休暇願いが出ているとし子供が病気だというチェ
イス。ハウスは予備が居るだろうとして却下したとするが、
フォアマンは許可した事を語る。
ハウスに反論ばかりするフォアマンの姿を見て、ハウスはアダムス
に君のイスの裏にカードが貼ってあるので呼んでくれと語る。
メモには
「水曜日午後2時43分、黒のポーンが自分をキングと勘違いして
診断チームの白の頭を追い詰めようとする」と書かれていた。
それを見たチェイスは笑うが、パクは今日は金曜日の10時15分です
と語る。フォアマンは意見は違ったが、オレの意見を覆せたこと
はないという。院長になり力を手に入れた今、それを使いたくて
しょうがないのだろうとし、鑑賞し管理しようとするのはその為
だという。フォアマンはハウスに貴方は私よりも優れた医者
で覆そうとは思っていないと語る。
パクは消化管出血による一過性の窒素負荷ではないかと語る。
ハウスは薬を止めて確かめるとするが、フォアマンは激しい嘔吐
なので止められないとし、誤嚥を招く恐れが有るという。
点滴を止めて胃カメラで消化管出血を確かめろと語るハウス。

ウィルソンはケーラという患者を診察していた。
恐らく膀胱炎だろうとするが妊娠検査をした方が良いという。
しかしケーラはセックスはしていないので必要はないという。
しかし結婚をしていると言っていなかったかと問うと、避妊して
いても時々妊娠することを語る。しかしセックスをしたことが
ないのだという。キスしたり抱き合うことは有るが私たちはセックス
に興味がないのだという。禁欲主義者なのかと問うと、禁欲は選ぶ
ものだが、私たちは生まれつき無性愛者だと語る。

チェイスはフォアマンに対して止めた方が良いと語る。
僕はハウスをねじ曲げる力が有っても散々嫌な目に有ったので
その力を客観的には使えないという。フォアマンは使えると
語る。それでも首を突っ込まない方が良いというチェイスに
対してフォアマンは今週のハウスは違うと思ったのだという。
監視装置を早めに外せるかどうか決まるからで、従えば装置を
外せる状況だという。しかしオレに逆らうので何か企んでいる
気がすると語ると、ハウスの場合自己破壊的でも有るので
墓穴を掘っているだけかも知れないぞと告げる。

チェイスは患者の喉を見る中、病室に飾って有る立派なトロフィー
について言及する。妻のナタリーは夫は元ユースサッカーの監督で
一度も買ったことのないチームを州の決勝までいかせたのだという。
治験の個室で診断してくれることに感謝を示す。夫は環境が
変わると混乱してしまうのだという。チェイスは食道上部は
問題が無く食道胃接合部を調べるという。
するとそこにジョセフという男性がやってくる。パクは家族以外
の立ち入りは禁止だとするが、ナタリーは彼は夫の看病を手伝って
くれている人だという。それでも家族ではないというパク。
チェイスはパクに対して追い出そうとするなんてなんて鈍いんだ
と語る。そんな中、患者はマロリーワイスだとし、嘔吐で裂傷が
あると語る。

ハウスはウィルソンに逢う。
ウィルソンは人口の1%は無性愛者だということを知っていたかと
ハウスに尋ねる。セックスはした方が良いぞというハウス。
しかしウィルソンは担当患者が無性愛者なんだというと、藻の生えた
プールか?という。無性愛者はれっきとした性的指向だとし記事に
も書いて有るという。週間ブサイクの記事だろうとするが、患者は
美人で結婚して10年だと語るウィルソン。結婚相手はペニス好き
なんだろうとするが、夫もまた無性愛者だと語る。患者を検査
したが膀胱炎以外は正常なんだと語る。ハウスは100ドル賭けない
かと問うと、患者はセックスをしたがらない医学的理由を見つけて
やるという。しかしウィルソンはオレの患者で触れることは禁止だ
とするが、ハウスはカルテと余っている血液サンプルをくれるだけ
で良いという。患者と接触したら許さないとし、喋ったり触れたり
したら賭けは無効だぞと語る。

チームはフォアマンの元へ。
胃カメラで潰瘍も閉塞もないことを語るチェイス。裂傷が出来る
まで嘔吐の説明が付かないというパク。肝酵素が上昇していたから
胆石の可能性があるというアダムス。脂肪性肝炎ならばASTとALTが
上昇するというフォアマン。スタチンを投与して生検しろという
ハウス。麻酔をかけろというハウスに対して、フォアマンはまた
しても反論し、超音波で確認出来るという。私は意見を述べただけ
だという。フォアマンはハウスに対して自信を削ぎたいのでしょとし、
干渉も私の仕事なのに私を自分の部下だと思い込ませて干渉され
ないようなしているという。
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プレインズボロ病院ではアルツハイマーの治験をすることにな
り、その患者の一人が治験前のカウンセリングに於いて血を吐いて
倒れてしまう。ブラジル系の男性・アンドレスで家族性アルツハイ
マーを元々患っているということだが・・・

シーズン8はラストスパートということも有り、面白いエピソード
も多いな。このエピソードも面白いエピソードの一つだったと
思う。

アダムスとチェイスをやはり近づける意図があるのかな。
チェイスはアルツハイマーの患者が雪の中外に出たこと
に対して愛する人の為に自殺したのかどうかでアダムスと会話
するシーンの中で、チェイスがアダムスに対して自分の生育環境の
ことを語っていたね。
チェイスの母親は酒漬けの母。父親はそんな母親を捨て、自分と妹
を残して出て行ったこと。チェイスの10代は妹のオムツ替えと母親
のゲロの片付けで過ぎたという。傍にいたのに母は何年かして
死んだこと。妹も酒に溺れて僕のことを恨んだのだという。
酒ではなく銃で死んで欲しかったと思うとしていた。
しかしそんなチェイスがよく医者になれたね。昔から頭は良かった
のかな。
ラストはチェイスは妹の電話していた。妹は今では立ち直っている
のだろうか?

さて今回のドラマの要点を抜粋すると、

1) ハウスとフォアマンの主導権争い

ハウスが意地悪なのはともかく院長になったフォアマンが少々
ハウスを意識し過ぎてちょっと被害妄想気味になっているのでは
ないかと思わせるところがこのところ続いている。
フォアマンもまた負けず嫌いなところも有って、ハウスに対抗
していくけど、ハウスがまた次々と手品の如く、フォアマンの取る
行動を予測してメモを色んなところに隠しているところが笑えた。

冒頭ではフォアマンがチームに参加するのはタウブの不在を埋める
為だとしていたけど、ハウスはリュックの中に入って居るとして
指摘していた。ハウスのタウブイジリも毎回容赦ないな。ハゲと
チビネタを指摘している。

フォアマンはもうすぐ監視装置除去の査定があるのでハウスも大人しく
命令に従うのではないかと思っていたけど、本当に従うのかどうか
に疑問に感じていたようだ。フォアマンは対抗しているのではなく
意見を述べているだけだとして、ハウスに対して常に異議を唱えて
いく。

メモの存在は色んなところに有って、まるで宝探し状態で笑える。

「黒のポーンが自分をキングと勘違いして死んだチームの白の頭
を追い詰めようとする。」

これは冒頭でフォアマンが診断チームを率いていこうとするシーン
でハウスが出したカードだった。

「色の黒いカッディは陰謀論に取り憑かれて午後を無駄に過ごす」

これは患者の検査に於いて、生検するか超音波を使うかどうかの
選択シーンで出されたカードだった。フォアマンは絶対にフォアマン
が指示した超音波検査ではなく生検をするハズだとして疑っていた
けど無駄に終わったことで、ハウスが出したカードだった。

「患者は妻をぶん殴る」
・「黒いゴミクズ先生は後になって殴ると書いたんだろうとオレに
イチャもんをつける。」

フォアマンは制吐剤を続けていれば夫は妻を殴らなかったとしていた
ことに対して、色々とやりとりがあるシーンで出されたカードだった。
笑えるのは誘拐事件の身代金を要求する際の犯人のように、日時を
証明するように写真には新聞と一緒に書かれたカードが掲載されて
いたこと。

最後のカード

ウィルソンにイスの下を調べてみろと言った際には、なんと下に
付いていたのはガム(笑)

心室細動が起きた時にハウスはウィルソンが患者の体に触れている
のに除細動器を使おうとしている姿が有ったりかなり危ない。

結局ウィルソンはハウスは全ての監視装置を外させる為にあなたは
私の自信を削ぎたいのではなく寧ろ逆で自信を持たせる為にした
のだということを語っていた。この作戦は成功しても失敗しても
監視装置がハズしてもらえる作戦だというハウスに対して、書類を
破るウィルソンの姿が有った。

2) 無性愛者の医学的理由を探索

これはウィルソンとハウスの賭けネタだった。
ウィルソンが担当した患者ケーラは生まれながらして性欲がない
という無性愛者だということ。そしてその夫のランディも同様なの
だという。
100ドルで医学的理由が分かるかどうかを賭けないかということで
ウィルソンとハウスは契約成立。ただし患者に接触しないこと。

ハウスはチームのウチ、アダムスとパクに相談していた。
アダムスは患者はホルモン値は正常で健康体。無性愛者だと問題が
有るのかと問う。しかしハウスは性欲は人間の基本的欲求で、
オーガズムによって脳の30以上の領域で活発になり、「スージー
クーパーのことを別れさせてくれる」としていた。

ハウスはセックスすることで、オキシトシンが放出されて絆が
深まるのだという。しかしアダムスは男と女は違うとしていた。
中立のパクは、私は30人以上の男性と寝たが絆など生まれなかった
として、過去男子寮の隣に住んでいたことをぶっちゃけた。
とても遊んでいるような子には見えない(笑)
ハウスは本題とは違うが、もっと話を進めろ~みたいな感じで
パクを指摘していたところが笑えた。アダムスも同様に興味を
持っていた様子。
女は性欲がない方が幸せなのかも知れないというアダムス。
不安もなく広告にも影響されることはないし、異性関係を傷つける
こともなくなるという。

ただハウスはセックスをしないヤツは多いがしたくないは病気か
死んでいるか嘘を付いていることを語る。

夫側のランディの方を調べるとウィルソンは猛反対していた。
結局夫は下垂体付近に腫瘍が有りそれが性欲を阻害していたこと。
妻は夫と一緒に居たいがあまりに嘘を付いていたこと。

ウィルソンはそんな事実を話すことで二人の関係が壊れることに
懸念していた。二人が幸せだと聞いたのか?というハウスに対して
「彼女のお尻から出てきた小鳥が教えてくれたんだよ」と語る。

結局妻もセックスをしたかったことを最後になって証す姿が有り
ハウスが勝利した格好だったが、一緒にその100ドル札を使って
葉巻に火をつけて一服するハウスとウィルソンの姿が有った。

3) 夫婦関係に於けるそれぞれ葛藤

結婚観の問題でも有ったけど、看護しているだけの状態が
本当に結婚していると言えるのかどうかということをハウスが
最初に問いかける姿が有った。

アルツハイマーによって元々の人格を失ってしまう患者に対して
それを看護するものたちに対する視線がそれぞれに違っていたのも
興味深い。

アダムスは夫が病気だからって浮気するのは酷いという。

チェイスは、アルツハンマーは違うとし、結婚当初の相手は存在し
ないという。

ハウスは妻がバカだとし、賢ければ施設に入れているとし、妻が人生
を看病に捧げていることを否定していた。

■今回の患者

・アンドレス

アルツハイマーだと思われる患者。遺伝性のアルツハイマー。
出会って半年で結婚し、一年でアルツハイマーが出始めたという
妻のナタリーが苦悩することを語っていた。この辺はチェイスが
妙にナタリーに肩入れしていた理由が自分の生育環境に有ること
を示唆している。

「血を吐いた」こと。
消化管出血による一過性窒素負荷なのか。
喉を調べると特に問題は無さそうだったが、裂傷が有ったこと。
肝酵素の上昇から胆石なのか、脂肪性肝炎ではないかと意見が割れる。
スタチンを投与して生検することに。

またしても嘔吐が始まる。それだけでなく暴れた為にジアゼパム10mm。
「血尿」が見つかる。
腎不全であること。

横紋筋融解症による色素尿症も腎不全をもたらすこと。
TTPの可能性があるというアダムス。血漿交換を始めろというハウス。
傷ついた赤血球を修復するのが血漿交換の目的。

しかし血漿交換には時間がかかるので、チェイスは妻を家に帰して
眠るよう告げるが、翌日になってアンドレスがいないことが判明。
雪の寒い中自殺しに出たのではないかということ。
アルツハイマーは混乱することがあるので昔よく行っていた習慣
とかをしている可能性があるということでサッカー場にいくと
そこで倒れて居た。

血液を体外循環して体温上昇させる。アシドーシスの危険性も
有ったが、脳を損傷するよりは良いというハウス。
体温が上がって心臓が動き始めても不安定な状態であることには
違い無いという。

一度33.9分になり心臓の鼓動・調律は戻ったけど、また心室細動。
アミオダロン300mm。

その頃から患者はポルトガル語を頻繁に話すようになっていた。

「嘔吐、肝臓、腎臓、発熱」の症状は一体何で起きているのか。
フォアマンはそれに加えて言語喪失や攻撃性も症状に加えるべき
だという。

播種性ウィルス感染症と脳炎だというフォアマン。
インターフェロンを投与することに。

しかしまたしても心室細動。
インターフェロンで心臓発作が起きたので脳炎は除外。
でも神経症状だという。無菌性髄膜炎なのか。
ハウスは毒物だと考える。患者の家は花屋だったので有毒植物が
あること。
しかしフォアマンは支援者と面接中に花瓶の花が全く枯れていない
ことに気が付く。アスピリンを使っていたことからで、症状は
「ライ症候群」。大人には滅多にならないとのこと。
ステロイドの投与で治るというものだった。

この件でフォアマンはハウスに対しての自尊心が満たされたのか
足枷を外す事になった。

■その他

・「スパルタカス」見たろ?
・自転車の補助輪はない方が早く走れる。

■使用された曲

・Waking Life by Schuyler Elizabeth Fisk

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人、S8から医院長
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 腫瘍科、ハウスの親友
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 外科医、離婚
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 元整形外科医、離婚歴、浮気
チ・パク (Charlyne Yi) 脳外科医、ボスを殴る
ジェシカ・アダムス (Odette Annable) ジョンズホプキンスで研修した医師
— (Bobbin Bergstrom) Nurse

ナタリー・タバレス (Melanie Lynskey)  アンドレスの妻、花屋
アンドレス・タバレス (Ivo Nandi) 病気の夫
ケーラ (Corri English) 膀胱炎、無性愛者
レジナ (Tracy Vilar) 看護師、ナチョスを食べようとルディーに誘う
Dr.シリヤ・バネルジー (Roma Chugani) 精神科医
ランディ (Brian Skala) ケーラの夫
ジョセフ (Ryan Alosio) ナタリーの浮気相手
Mr.ラフォント (Ian Gregory) 病院に寄付
— (Mario Cortez) Uniformed Man
— (Angel Oquendo) EMT Coumont

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