[E] LAW & ORDER : クリミナル・インテント シーズン5 第22話 大義のために The Good

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第22話 大義のために The Good

脚本/Rene Balcer、Gerry Conway
監督/Christopher Swartout
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【ストーリー】
結婚25周年のダンとリリーのコールマー夫婦。
長男・ケビンと長女・レベッカの4人家族だが、仕事仲間で
画廊経営・そして自ら芸術家であるウォレスはそんなコールター
の結婚記念日を盛大にみんなを集めて開く。コールマー夫妻と
ウォレスが出会ったのは8年前。以来ずっとウォレスは二人の
存在は創造の源だとして祝福する。またこれからの25年の為に
絵を送るとして、ウォレスは家族の肖像画を描いてプレゼント
する。
ダンはみんなに家族を代表して感謝していると語る。
レベッカは私の誇りであり、ケビンのことは愛しているという。

ウォレスはダンに対して7時に迎えにくるとして店を出る。
いつ街に戻るのかと問うとケビンは現在大学を休学中だという。
ウォレスはケビンに対して額縁の工房ならばいつでも雇うぞ
と語る。

ダンとリリーはウォレスたちと出かける中、ケビンもまた高校の
友達の家でイラクのビデオを見るので車を貸して欲しいと頼む。
父は10時までは帰宅するんだぞと語る。レベッカはアパートに
戻る事を告げる中、ケビンが父の書斎で何かしているのを見て
問う。車の鍵を探しているという彼に鍵ならばキッチンだと告げる。
レベッカはケビンが何を探っていたのかその引き出しを見ると
封筒の中に入った7千ドルという大金があることに気が付く。
レベッカはケビンに対して、家に残ってパパたちに何を言うか
言い訳でも考えたらどうかという。実はケビンはドラッグで
大学を中退して出戻って来ていたのである。

ケビンは高校時代の同級生・マーカス・ランドルフに逢う。
彼は高校卒業後にイラクに派兵し、右足を負傷して帰還していた。
マーカスはケビンに対して君の父親に仕事の件を頼んで欲しい
と語る。イラクは地獄だったとし、足首が酷く痛むとして、足首は
ないんだけどねと。このオキシコドンだけが頼りだという。

ケビンは自宅まで車で帰宅するが、その目は麻薬で正気の沙汰で
はなかった。ウォレスが帰宅するのを見る中、ケビンの頭の中で
は幻覚が見えていた。その間、コールマー家では大変な事態に
なっていて、夫婦がバットで殺害される事件に発展していた。
ケビンは高速道路に乗ってパニクる中、車を側溝へと飛び出させて
しまう。

ディーキンスはローガンとバレクに一緒に来て欲しいという。
ナッソー郡で夫婦二人が殺害された剣で、息子がいなくなって
おり捜索に行くとのこと。市内のアパートに住んでいること。
ローガンはディーキンスも行くのかと問うと、あと二週間なの
で警察官としての仕事を楽しむ事を語る。

ケビンのアパートにはジェイという人物が住んでいた。
ケビンならば家賃滞納で追いだしたという。最後に会話した
のは何時なのかと問うと、今朝電話で話したという。その際に
彼はBMWの部品を売ると言っていたとのこと。彼は麻薬で金に
困っていたとし、売人に借金して追われていたのだという。
最初は良いヤツだったのにの変わってしまったと。

バレクたちは夫婦の遺体があるナッソー郡の豪邸へと足を運ぶ。
するとそこではナッソー郡の捜査官のレアードが捜査指揮を
執っていた。彼は電話で”扉には自動閉鎖のオーバーレイを・・”
と会話していた。ローガンは会話を聞いて事件のことではなく、
家具のことかと告げる。
レアードに挨拶して、ケビンのことについて話合う。
ケビンは二週間前に部屋を出ていること。コールマー夫妻につ
いても遺体を目の前にして語り合う。昨日この夫婦は結婚25周年
だったこと。夫は保険会社を経営している富豪。姉のレベッカ
は街に住んでウィンチェルシー出版社に勤務していること。
現場には血まみれの野球のバッドが落ちていて凹んでいる形跡が
有るというローガン。一振り目はハズして金属の柱を叩いている
のでその時の跡だろうというレアード。ケビンのことを疑って
いる理由は何かと尋ねると、押し入った形跡がなく、血の靴跡
も息子のものであり、現場に吐瀉物があるが、それも調べれば
恐らくケビンのものだと判明するハズだという。母親のSUVに
乗って逃げたという。それを聞くとバレクは確か彼はBMWの
部品を売ると言っていたとし、何処かで乗り換えたのかと
疑問に持つ。盗難車のチェックの依頼をすべきだとするが、
レアードは手一杯そうなので本部に頼もうというローズン。

レベッカから話を聞く。
弟は大学をサボリ両親ともろくに話もしなくなったという。
二週間前に泣いて電話してきたとし、金に困り家に帰りたいと
言ってきたのだという。父は誰でもやり直すチャンスがあると
言っていたので受け入れようとしていたこと。ケビンの最近の様子
はどんなだったのかと尋ねると、昨日は普通だったという。
母親の車で何処に行ったのかと問うと、高校の友人の家でビデオ
を見に行くと言っていたという。

4月11日(火)・マーカス・ランドルフの家
右足を負傷し失っているマーカスからケビンのことを尋ねる。
ケビンが帰って行ったのは10時半頃だという。彼が何処かに
身を寄せるとしたら何処に行くと思うかと問うとブロンクスに
アイリーンという彼女がいるとのこと。夕べは彼女の友達と4人
で遭う筈だったが、途中で具合が悪くなったのでUターンしてもら
ったというマーカス。そんなバレクの元に電話が鳴る。
ローガンはマーカスと二人きりで会話する。
昨日はイラクの話でもしたのかと問うと、ビデオを見たことを
語る。彼の父に仕事を紹介して欲しいと頼んだが、彼は父親の
話を一切しなかったとのこと。ケビンは迷子になったのかと問うと
彼はカーナビを使っていたと語る。ローガンはマーカスが負傷した
足を痛そうにしていることを知り、クスリは何を飲んで居るのか
と問うとオキシコドンだという。ローガンは君はイラクの戦地で
戦って来た英雄であり、麻薬で大学を止めた彼を庇うことはない
として話をするよう語る。すると2、3錠彼にクスリをあげたら
ヤバイ感じになっていたのでだからこそ帰したのだという。
バレクが電話から戻ってくると、BMWの件で、3時頃495号線脇
で夕べカージャックが有ったという。犯人は20歳代前半・白人男性
で170cmで茶髪とのこと。額が割れて服は汚れていたという。
また足を引きずっていたとのこと。それを聞いたローガンは
交通事故を起こしたのだろうとし、母親のSUVは495号線沿いの
側溝にあるハズだという。

SUVを発見すると、血まみれの手でハンドルを握っている形跡が
有った。これは両親の血だろうと。エアバックが開く中、
カーナビがまだ動作することを知り、ローガンはラッキーだと
語る。カーナビを使っていることで前日のカーナビを調べると
カーナビを使って彼女に家に向かおうとしていた事が分かる。
アイリーンはブルックスデール通り270に住んでいる様だと語る。
NYPDで彼女の家を捜索に行くと二人で逃げようとしている場面
に出くわし、ケビンを逮捕する。

ローガンやディーキンスたちは先ずはカージャックの件で罪状認否
を行うという。その後は殺人事件の件でレアードに引き渡さなけ
ればならなかった。罪状認否に呼ばれるまではマンハッタン署に
留置場に収監するというバレクに対して、ケビンは止めてくれと
語る。ロングアイランドの留置場にして欲しいという彼に対して
麻薬で借金した売人を恐れているのかと問う。何故そんな人物に関わ
ったのかと問うと、キャンパスで突然後払いで良いからとして
クスリを渡されたのだという。そのまま未払いになっていて、
実家にまで行き両親を殺すと言っていたのだという。彼らが僕を
追う過程で両親を殺害したのだろうと。借金は6千ドルだという。
売人は誰なのかと問うと、ビッグ・レニーとレイレイだという。

ローガンたちはたった6千ドルで殺しをするか?とするがバレクは
珍しくはないかも知れないという。
そんな中レアードがケビンを引き取りにやってくる。
殺人事件の尋問に関しては頼んでいないとしてレアードは一同に
激怒する。彼から話し始めたことだというが、レアードは俺は
ここで12年働いていたとし、そんなウソは分かるとして俺を
見くびるなという。逮捕状は出ているので彼を連れて帰るというが、
ディーキンスは罪状認否が終わればすぐに引き渡すという。
前の罪状認否が詰まっているのだとし、12年も居るのであれば
分かるだろうと皮肉るディーキンス。向こうのデスクが空いている
ので自由に使ってくれという。

ローガンとバレクは麻薬の売人のビッグ・レニーやレイレイたち
を捕まえる為に、彼の居る場所を監視する。どのようにして
ドラッグを売っているのか調べる中、ビルの中にドラッグがある
であろうことを知り、逮捕に踏み切る。

4月13日(木)・ナッソー郡警察
4月17日(月)・ニック&ロンダ・ビール夫妻の家・ニュージャージー
4月19日(水)・ウィンチェルシー出版社
4月21日(金)・ジュールズ・ブレムナーのアパート
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ナッソー郡で結婚25周年目の幸せ家族の両親がその日の深夜
金属バッドで殴られて自宅で無残な殺され方をされて発見される。
息子のケビンはドラッグ関係で問題を抱えていて、大学を止めて
いることが分かり、両親とは何処かソリが合わない状況だった。
両親が殺された現場にはケビンが殺害したであろう痕跡が
多数残されていて、彼自身が失踪していることからも、彼が
第一容疑者として指名手配される。彼は失踪当時マーカスから
もらったドラッグを飲んで居たこと。更に売人から殺されると
する脅迫概念から様子をおかしくしていた事が分かる。
ディーキンスらクイーンズ地区の管轄ではナッソー郡からの要請
で殺人事件に於いては管轄外で、ケビンの行方の捜索を依頼され
ていた。ケビンはカージャックの件や麻薬の件でも容疑を
重ねていたことも有り、その件を問い詰めることを名目に殺人事件
に関しても密かに関与していく。

ディーキンスの勇退の件がもう少し色濃く描かれるのかなと
思って見ていたけど、意外とあっさりとした感じのオチだった。
最後だということで破れかぶれになるとまではいかなかったけど、
管轄争いに関して、面倒なしがらみを越えて捜査するよう決断
したということと、冒頭のシーンではディーキンス自ら
が捜査現場に足を踏み込むという見せ場を作った感じ。
「暴れてこい。首は恐くない。」そんなセリフがディーキンスから
聞かれたし、清純画家が相棒を惨殺する事件だということを
知り「辞めるのが惜しい」とする彼のセリフが印象に残る。
レアード捜査官とのやりとりに於いて、ディーキンスらしく
上手く交わす姿が有ったりもしたので、これまでよりは彼の
存在感が大きく光るところだった。ラストでは、かつてローガン
が初めてこの部署に配属された際に、窓際のデスクを用意して
いたけど、ディーキンスがローガンに自分のデスクを引き渡して
いるシーンも有った。

バレクも今回のエピソードで終了だし、カーバーも同様にラスト
エピソードなので、もう少し何らかの終わりを感じさせるような
構成かと思ったけど、意外とあっさりとしたものだった。
最後のエピソードの中でバレクの父親が大工だというミニ知識が
披露されたけど、もう出演しないんだよね。
カーバーは相変わらず管轄違いだとして、ナッソー郡の検事局から
クレームが付いた格好だったのだろうし、その件でこれ以上
関わるなとしていた辺りは、相変わらず頭が硬いなと思わせる
ところが有ったね。

「LAW & ORDER」シリーズは人事の異動も一つの面白さでも
有りマンネリズムからの脱却を図る為に性格の違う捜査官とか
検事との関係なんかを描きたい意図が有るのだろう。

被害者が常々唱えていた「誰にでもやり直すチャンスが与えられる
べき」だとする信念がドラマの中で、少しは今回の捜査官たちの中
でも該当する部分が有ったのだろうか。

ここ2話に共通するのは、内部の刑事の汚職を臭わす流れが有った
ことかな。
ナッソー郡の刑事が相当適当なやりとりの中からケビンの
自供を引き出していたのに、検事局のコノリーがまた適当な対応
をして、自供さえ取れれば良いくらいの態度を見せているところも
有って検事にも色んな性格の人がいることを感じさせる。

テーマとしては「恩を仇で返す」ことが挙げられるだろうか。
そもそもドラマでは大局的観点する見ると、戦争の負傷者に対して、
国の支援が希薄で無情なところを指摘しているところも有りそうだ
けど、親子関係をベースにしたシーズン5の流れの中で、親子と
しての絆と同時に子供達は期待に応えることが、その恩義に報いる
ことだろうけど、殺人だと知っても黙って居ることが本当に
それに該当するのかどうかでそんな葛藤が有る。

今回のマーカスとローガンの間には色々と共通する部分も多く、
実家が貧乏で金持ちを嫌い、父親を反面教師としている一面が
あるようだ。兵士としての誇りを持っていて、それを支えにしている
であろうマーカスのちょっとした行動を見て、ローガンが彼の
中に有る「大義」や「良心」を上手く引き出していくところが
上手く出来ていたのかな。

芸術家の男・ウォレスに投資したコールマンはあっさりとその
恩に報いることなく、自らの欲心の為に酷い仕打ちをしていた。
悪そうな顔をしていない分だけまた罪作りって感じがするけど、
コールマンが余程投資・出資に対して不平等な回収をしていたのか。
ウォレスは芸術家などではなく、最早金の亡者でありエセ経営者
としての一面を発揮していたけど、これだけ酷い事が出来る背景
には一体どんな事情が有ったのだろうか。

ケビンが冒頭から怪しい行動を見せていたけど、完全にミスリード
を誘う流れが有った。
ケビンの姉・レベッカに関しても、ちょっと出来過ぎな姉という
印象も有ったので、親の金欲しさで何か行動を起こしている可能性
は有ったけど、流石に金属バッドで殴るような行動は取らないよね。

レベッカ役を演じたのはElisabeth Mossだった。
「ザ・ホワイト・ハウス」のジェド大統領の娘・ゾーイ役を
演じている時の彼女は女神レベルの可愛さだったけど、新人スタッフ
の一人で黒人の男性と恋に落ちていたところを見ると、現在絶賛放送中
の「ダウントン・アビー」の三女・シビルと似たところが有るんだよね。
最近のモスさんは「MAD MEN」のペギー・オルセン役として
男性社会の50年代に女性の権利やキャリアを求めている役所が有り
密かに出産しているところを見ると益々シビルって感じがする。

ドラマとしては、売人への借金・7千ドルがきっかけで殺されたのでは
ないかとする視線が有るけど、人の命がそんな安いハズもなく、
殺されたのは525万ドルの利益が関わっていることが判明した。

戦争での人殺しは大義として見られるけど、人の欲心から来る他人
を殺す殺さないのボーダーはどのくらいの金のところで起きるもの
なのかな。

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ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
マイク・ローガン (Chris Noth) 刑事
キャロリン・バレク (Annabella Sciorra) ローガンの相棒刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ケビン・コールマー (Keith Nobbs) 長男
レベッカ・コールマー (Elisabeth Moss) 長女、姉
ダン・コールマン (Craig Bockhorn) 父
リリー・コールマン (Lynne Wintersteller) 妻
カーソン・レアード (Kevin Dunn) ナッソー郡警察
ウォレス・ケンター (Tom Riis Farrell) 画廊のオーナー
マーカス・ランドルフ (Tom Guiry) 負傷兵
クラリス・ランドルフ (Helen Coxe) マーカスの母
レイレイ (Chandler Parker) 麻薬の売人
ロンダ・ビール (Margaret Reed) ニックの妻
ニック・ビール (Harry Prichett) 芸術家、ケンターの店に出資
ジョイ・ドナヒュー (Jake M. Smith) ケビンにアパート又貸し
ジュールズ・ブレムナー (Michael Peter Bolus) マーカスの父・犯人
ダンビル (John Hickok)
ケイト・ヤミン (Carmen Roman) 判事
ジャニス・コノリー (Virginia Louise Smith) 地方検事補
(Jonathan Sale) Gruber
(Inga Ballard) Brock
(Rick Younger) State Trooper
(Kate Guyton) Kenter Employee
(Larry Gregory) Court Clerk
ビッグ・レニー (Hector Lincoln) 麻薬の売人
アイリーン・モンタロ (Carrie Shaltz) ケビンの恋人
— (Paula Rittie) Crime Scene Investigator (CSI)

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