殺人を無罪にする方法 How to Get Away With Murder 第5話 陪審選定 We’re Not Friends

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第5話 陪審選定 We’re Not Friends

監督/Mike Listo 脚本/Tracy Bellomo
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【前回までのあらすじ】
殺されたライラはサムの知り逢いの生徒だった。サムはライラ
が殺害された事件の夜にエール大に居たということで、ネイト
に実際にサムが現場に居たかどうかを確かめて欲しいと頼むと
ネイトはナタリーからその日、サムは講演をキャンセルしている
ことを聞かされる。また駐車係は午後7時に出て、朝6時に入庫
していることが分かる。ネイトはサムに対してあの街を出てい
ないのでサムは無罪だとアナリーズに報告する。
ウェスはレベッカがライラ殺害容疑として捕まった際に、彼女
が部屋に残した携帯電話の中身が知りたい為にそれが何かを
尋ねる。中には男性の裸の写真が入って居て、その携帯はレベッカ
のものではなくライラのものだと判明する。ウェスはそれを
アナリーズに届けると、この携帯を使えばレベッカの無実の証明
に使えないかと尋ねる。しかしアナリーズはウェスしかこの携帯
の存在を知らないことを確認。
アナリーズは帰宅するとサムに対して、この携帯には何故あなたの
陰部が写っているのかとして問い詰める。

コナーは早いところサムの遺体を運ぼうと告げる。
森の中にはあるカップルが来ていた。しかしローレル宛にフランク
からの電話が鳴った為にカップルは驚いて誰かいるものとして
その場を後にする。ミカエラはローレルに対して何でフランク
が電話して来たのかと問う。まさかフランクに話をしていないだろう
なという。ミカエラにはエイデンに電話するなと言って置きながら
自分はフランクに電話したのかとして責める。フランクにバラして
いたら決して許さないというミカエラ。ローレルは観念したように
フランクとは寝たんだという。カンと付き合ってフランクとも
寝ていた二股の女性。尻軽と悪い女、そして今や殺人犯だと語る
とにかく今は死体の始末をしようという。

【ストーリー】
— 6週間前 —
アナリーズは講義をする。
「陪審員を選ぶ際は偏見を持っているか考慮すべきだという」
そんなアナリーズに対してローレルはその理由を詳しく説明する
とアナリーズは自慢したがりやだとしてローレルに嫌みを語る。
しかしローレルは自慢ではないとして、私は弁護側が欺かれる
場合の具体例として評決の捜査を狙う人をあげただけだという。

「予備審問で選ぶときにはどんな質問をすべきか?」
という問いかけをジョハンソンに尋ねる。

ウェスはアナリーズに対して、携帯をどうするか決めたのかと
問う。警察に渡す前に番号を追跡して男性の正体を調べたら
どうかというウェス。しかし警察には渡すべきではないというアナ
リーズ。

アナリーズは夜、サムに対して、ライラとはいつから関係を持って
いるのかとして尋ねる。下半身の写真を見せられたサムは観念
したように一夏だけのことで、彼女は私のクラスに入って来て
よく質問をしに来たのだという。何回寝たのかと問われるとサム
は6、7回だという。事務室で寝て一度は彼女の車で寝たという。
ライラのことを考えただけで興奮して写真を撮ったのでしょと
し何でウソを付いたのかと問い詰める。殺人を疑われると思った
からで私は決して殺していないというサム。彼女の方から迫って
来たのだとし、彼女は家族や彼氏とのことで悩み相談に何度と
なくやって来たのだという。アナリーズはそれは私の時にも
そうだったとし、傷ついて悩んでいた時にあなたは優しくしてくれ
たという。そしてあなたの愛人になったのだという。サムは
君とは本気だったとするが、最初の妻にそういえば良いという。
ライラとは体だけの関係だとすると、アナリーズは触るなとして
サムに出て行くよう告げる。
ボニーは一階でその会話を聞いていた。

ウェスは携帯を警察に渡せば別の容疑者の提示になるハズだと
語る。しかしアナリーズはライラの携帯を持っていたレベッカ
への疑いが深まるだけだとして、それを否定する。ウェスは
やはり写真の男を特定すべきだとするが、それをやるかは
私が決めることだというアナリーズ。

そんな中、アナリーズは今回のクライアントと逢う。
ライアン・レミニが母親・シャロンが警察官の父親・アンソニー
によって常習的に暴行を受けていた為に、有る時射殺したのである。
ライアンから話を聞くと、父は平日は飲まないこと。飲むと動きが
鈍ると言っていたという。「警察は機転を利かせなければならない。」
「判断ミスは市民を苦しめる」と言っていた人だが、いざ家では
暴れても通報出来ない状態だったという。通報すれば母がもっと
酷く殴られること。父が亡くなった夜は、母が帰るなり怒鳴りだした
もので、僕は父の寝室に入って銃を手にしたこと。次に覚えている
のは、銃が暖かく、父が倒れていたということだという。父が
死んで安心した・良かったと思ったという。

アナリーズは「今回の裁判は警察との戦い」である事を告げる。
相手は組織力でマスコミを動かし、大衆の怒りを煽ってきたこと。
そして父の家庭内暴力で苦しむ少年を反社会的人物に仕立て上げた
こと。どうすれば勝てるのかというアナリーズは「大事なのは、
証拠よりも陪審員の心を掴むこと」だという。
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アナリーズは夫のサムがライラと性的関係に有ったことを
ウェスが持って来たライラの携帯の中身から確認する。
サムは浮気したことを認めるが、アナリーズとしては信用出来な
かった。ネイトから改めて話を聞きにいくと、アナリーズの
せいで警察署を首になったことを聞かされる。アナリーズとして
は身に覚えがなかったが、話を聞いていくウチに先日ボニーが
入手した取調室での自供のVTRの件で何か関係が有ることが分かる。
そんなネイトからは捨て台詞のようにして、サムの事件当日の
アリバイはなく、今までウソを付いていたことを聞かされる。

ドラマで共通するのは、ウソか真実かをどのようにして見分ける
のかというところに繋がって居た今回のエピソード。
アナリーズがサムに求める答えの中にはどれだけのウソがある
のか。アナリーズが利用したネイトのウソ、そしてアナリーズ
自身が夫の件でウェスやレベッカにウソをついている事実が
判明していく。こうして見ると、アナリーズにはまるで肩入れ
出来る要素が何一つない。

回想シーンに於けるサム殺害の流れが徐々に現在の流れにリンク
し始めて、今回は6週間前の出来事にまでたどり着いてきた。
しかしこの回想シーン、あんまり展開が進まず、毎回似たような
シーンを根気強く見せられているのだけど、今現在の人間関係と
回想シーンの関係図の微妙な違いなんかを見ていくところも楽しい
要素だったりするのかな。

回想シーンではローレンとフランクが寝ている事実が判明したし、
一連の流れにフランクを巻き込もうとしているローレンの姿も有る。
しかしフランクは典型的な犯罪者予備軍の人で、寝ている女生徒
のリストを作って優越感に浸ったりコレクションのような感覚で
女生徒と楽しんでいたりするようだ。それを考えると意外と
ライラ殺害はフランクじゃないのかという気もしてきた。
この人の嫉妬心って少し猟奇じみている感じにも思えるんだよな。

あと現場でミカエラが婚約指輪を落としたとしているけど、それ
が何処で落としたのかによって、この犯罪の件がバレてしまうの
ではないかとするものが存在している。会話を聞くとミカエラが
サムを殺した感じにも思えるのだけど、どうなっているのだろうか。

現実の世界に於いて、彼らはみんな口を揃えて私たちは友達ではない
ということをクタにしているのに、過去に於いては同じ目的の為に
動いているところが有る。普通ならばトロフィーを奪い合うために
競争・争いの対象であるハズなのに、何故協力しているのか。

さて今回の単独の事件は、家庭内暴力を奮う警察官の夫・アンソニー
は妻・シャロンを殴る為に、17歳の息子のライアンが父親のことを
父親の銃で背中から射殺したこと。
差し迫る危機がある場合にのみ、情状酌量なり正当防衛が成り立つ
ものがあるような感じだけど、それに該当しない状況だったという
ことで、虐待の有無が有ったのかどうかという事実と同時に、
例え差し迫る状況でなくても殺しの正当性を唱えられるのかに
かかっている様だ。
冒頭ではバーカー検事から虐待の事実が除外されてしまうという
ところから始まり、相当な不利な状況だった。

今回のアナリーズの生徒への教えは、陪審員選びに関することだった。
もう少し大きな事務所だと、陪審員コンサルタントを雇って、
正確に状況を把握していくところなんだけど、流石にフィラデルフ
ィアの弁護士事務所ではそこまではやらないのか。ただでさえ
学生を使って調査させている事務所。

陪審員を選ぶ時に必要なのは、

・偏見の少ない陪審員を選ぶ。
・性別・人種
・陪審員と依頼人の共通点

原告が検察で被害者が刑事など権力に対して、不信感を最も持って
いるのは黒人だということで、それを利用したりする。
それぞれの生徒に陪審員を観察させる中で、それぞれにあだ名を
つけていたりしていた。

blogの記述を証拠として認めさせる為に文化祭での歌の件が引き合
いにだされた。「証拠法典第106条の成立」。

今回はローレルが孤軍奮闘していた印象も有る。
何故そんなにローレルが今回の件に肩入れするのか分からなかった
けど、ローレルはミドルトン法律扶助会のカンからの助言で、
「情に訴える裁判で勝つ方法」として、「法を無視させ証拠に
関係無く無罪評決を出させること」。つまり

「陪審員による法の無視」というものが認められている様だ。

「陪審員による法の無視」に関する資料をわざと陪審員のいる
場所に置いていくローレルの方法論。フランクがそれを目にして
アナリーズに報告すべきかどうかで悩んでいる姿が有ったけど、
寧ろその事実を公表することで、アナリーズの法廷戦術としては
世論を巻き込むことにあった様子。実際に処分は少年裁判所での
扱いになったようで、一件落着だった。

■使用された曲

・Slowed Down by Visuals
・Volatile Times (Us Version) by Chris Corner and IAMX

アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
レベッカ・サッター (Katie Findlay) ウェスリーの隣人
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト
サム・キーティング (Tom Verica) アナリーズの夫、心理学教授
オリバー (Conrad Ricamora) 広告代理店のIT部門、ゲイ

バーカー (Tracy Vilar) 検察
カン (Arjun Gupta) 法律扶助の仕事、ローレルと・・
シャロン・レミニ (Amy Pietz) 母親、アンソニーの妻
ライアン・レミニ (Julian de la Celle) 息子、17歳
コルトン・リー (Eamon Hunt) 判事
Ms.メディック (Pamela Shaddock) ライアンの担任
ゲイリー・ミラー (Gregory North) 捜査官、アンソニーの上司
— (Traci Belushi) サッカーママ
— (Frank Maharajh) Disdainful Man
— (Sarah Benoit) Female TV Addict
— (Chic Daniel) Lumberjack / 木を伐採する人、陪審員
— (Kevin D’Arcy) Crazy Man
— (Rhomeyn Johnson) Juror 525
— (Edem Atsu-Swanzy) Law Student
— (Karen Ann Cabrera) Law Student
— (Christopher Baskerville) Court Spectator
— (Silawn Lewis) Potential Juror
— (Alexa Niemi) Juror

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