ニキータ / NIKITA シーズン3 第15話 悪い種子 Inevitability

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第15話 悪い種子 Inevitability

脚本/Kristen Reidel 監督/Mark C. Baldwin
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【ストーリー】
フランス・パリ。ジョン・リトルはバトゥアラ大統領に逢うと
国でもめ事が有ったみたいだが大丈夫なのかと問う。単なる
家族の諍いだとするが、前回はクーデターになりかけたという。
弟はどうしたのかと問うとモーリスは亡くなったという。クー
デターとは無縁である事を告げ、ファイルは持って来たのかと
バトゥアラ大統領はジョンに尋ねる。数十億の価値の有るもの
で相応の報酬をもらえるのだろうと問う。バトゥアラ大統領は
君はかけがえの中協力者でよく5年間働いてくれたと告げ、
相応しい礼を用意しているという。CIAファイルのコピーは時機
バレることを告げる。そんな中、ピエール・パトゥアラは
ジョンを銃弾で殺害するのだった。

バトゥアラはCIAがチャドの大統領にした男だというライアン。
夕べ赤ランプが点ったという。政府が命じたターゲットの一号
だとし、ジョン・リトルはCIAの連絡係をしていたが夕べパリ
の路上で死亡したという。死ぬ直前にCIAが海外の石油産業に
潜入しているアメリカ人情報員全員のリストを盗み出している
のだという。自国へのCIAへの介入を証明しアメリカ系石油会社
を追い出し、ロシア系と手を組むのだろうという。あるパリのレ
セプション会場でヤツはロシア側の情報員にリストを渡そうと
しているとし、会場でバトゥアラと接触してリストを渡すのを
阻止するよう告げる。アレックスはそれを聞くと暗殺ミッション
なんでしょと問う。新生ディヴィジョンは二度としないと言った
ことだと告げるアレックス。ニキータは状況が変わった事を告げ、
バトゥアラは危険だという。彼からリストを奪わないと世界中の
アメリカ人情報員が命が脅かされるのだという。じゃあニキータ
マジックで解決すれば良いとし、私はその任務には行かないと
いうアレックス。ライアンはロシアのお姫様を行かせる作戦
だったが作戦を変えなければならないという。ディヴィジョンは
アレックスが加わるずっと前から活動していた事を告げ、ニキータ
は私がバトゥアラと接触するという。

バーコフはニキータに対して暗殺に関わるなんてどういうつもり
かという。
バトゥアラは大悪党だとし、腐敗した政府を牛耳り邪魔者を
容赦なく処刑する人物だという。そんな何処だってそうだと
いうと、ニキータはあなたが居なくてもマイケルが居れば困らな
いという。それはちょっと言い過ぎじゃないかとしてバーコフ
はムッとする。

アレックスはニキータに対して本気でやる気なのかと問う。
やらなきゃ罪のない大勢の人が死ぬのだという。CIAの人が?ここの
人が死ぬのか?と問うと両方だというニキータ。スペンサー大統領
とダンフォースを取り込むつもりではないかとし、ディヴィジョンが
役立ては消されないからではないかというアレックス。ニキータは
アレックスに対して悪党一人で罪のない300人の命を比べたらどっち
を選ぶのかと問う。ここを閉鎖する為に来たのだとし、元に戻す
為ではないというアレックス。しかしニキータは脅されて暗殺に
いくのではなく自分の意思で引き金を引くのだという。決めるのは私
で他の誰でもないというニキータ。政府に従っている限り主導権は
あなたになんてないというアレックス。

ライアンはダンフォースと通信するとミッションを開始すると語る。
CIAは正式にバトゥアラから手を引いたので暗殺しても繋がりは
見つからない事を語る。レセプションのゲスト名簿には既に細工
はしてあるという。アレックスが参加しないが何故なのかと問われ
ると彼女は世間的に知られすぎているから安全策だという。
そんなライアンとダンフォースの会話をアマンダは盗聴して聞いて
いた。何故アレックスが行かないのか疑問に感じているアマンダ。
アマンダはネットで検索し、バトゥアラ大統領がパリのサミットに
出席するという記事を見つける。

ライアンたちはバドゥアラは心臓マヒで急死させるという。会場
にいる500人のゲストを疑わせてはいけないという。ショーンは
救急隊員を装う様告げ、リストの入ったフラッシュドライブを
回収してくれという。ニキータは他のエージェントにはこの
ミッションは知らせなくても良い事を告げ、ディヴィジョンの危機
を知れば300人の逃亡エージェントを追うのは不可能だという。
オーウェンに対してミッションに異論はあるかと問うと、
彼はニキータが行くならば援護するという。しかし君から殺しの命令
を受けるとは思わなかったというオーウェン。最近のアレックス
の様子が変だとすると南オセチアから戻ってからだという。
強引でやたらと自分の意見を押し通し、妥協は決してしないという。
出会った頃のアレックスみたいだという。アレックスは南オセチア
でアマンダと3日一緒にいたのでおかしくもなるだろうとマイケル
は語る。

一方逃亡エージェントのゾーイはアマンダの元を尋ねる。
パリは久しぶりだというゾーイはニキータは本当にチャド大統領
を殺すのか?と問う。私は何をすれば良いのかと問うと手伝って
あげてというアマンダ。

ソーニャはバーコフの元にいくと、最近夜も寝ていないでずっと秘密
プロジェクトの仕事をしているとし何が起きているのかと問う。
ソーニャはどうしてここにブラックボックスが有るのかと問う中、
アレックスがやってくる。一体何を隠しているのかとソーニャは
尋ねるがヒーロー軍団は作戦室に籠もり私たちには何も教えてくれ
ないのだという。どんな真実を知りたいと思ってもいざ知ると
公開することも有るというバーコフ。しかしお互いに隠し事はしない
と約束したでしょとソーニャは語るが・・アレックスも真実を知る
権利があるハズだという。バーコフはみんな過剰に反応しすぎだと
してなんとか納めようとするが・・・
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CIA諜報員はチャドの大統領に、アメリカにとって都合の良い
人物・ピエール・バトゥアラにして、CIAの協力者と密に連絡
を取っていたが、情勢が不安になりクーデターが起こり掛かると
バトゥアラは今までCIAの協力者だったジョンから海外の石油
産業に潜伏しているCIA工作員の名簿があることを知り、それを
受け取った上で、フランスのパリで殺害する。パトゥエラはそれを
数十億ドルでアメリカとは敵対するロシアなどの情報部に売ろう
としていることが判明する。アメリカ政府としてもディヴィジョン
としてもバトゥアラのしていることが、CIA諜報員たちの300人の
命を脅かすものだということで、隠密にバトゥアラをディヴィジョン
工作員によって暗殺させてリストを取り戻させようと考える。
しかしそれに反発の声を上げたのはアレックスだった。
ディヴィジョンは暗殺任務は受けないとし、あくまで逃亡エージェント
を捕まえて閉鎖させるまでのつなぎの組織としての存在価値で
あるハズなのに、気が付くと昔のディヴィジョンのようなことを
しているとして、ニキータたちのことを非難する。ニキータは状況
が変わった事を告げ、1人の命と300人の命を引き合いに出して
暗殺を正当化しようとする。

アレックスの暴走かと思わせた今回のエピソードだけど、実際に
暴走しているのがニキータであるということで、それを気づかせて
くれるアレックスの存在はやはり貴重な存在だなと改めて感じさせ
た。目の前の事態の大きさを考えれば、誰もがバトゥアラの死は
避けられないものとして捉えるけれど、結局アメリカ政府によって
都合良く動かされている状況であり、世界中にCIAの工作員が潜伏
して石油業界を都合良く動かしているところを考えると、あんまり
同情出来るところもなく、アメリカ人の身勝手な行動が目に余る
という感じだった。

アリのことは助けたけど、バトゥアラを見捨てることは何なのか。
利害が衝突することはよくあることなので、その都度人の命を
測りにかけて殺し殺されの世界で動いていたら、たまったものでは
ないよな。

仲間に情報を秘密にすることが正しいことなのか。
情報の公開が多くの人に影響力を与えるものとはいえ、一緒に
働いているものたちの信頼関係を揺るがす問題にも繋がる繊細な
ものでは有る。しかし情報が世界を制するとばかりに、リストの
情報はもちろんのこと、今回暴走していたダンフォース司令官
の流れを止める為にもブラックボックスの情報そのものが役に
立つと言うことで、銃器や爆弾以上に情報の大切さというものを
改めて感じさせる。

アレックスの高慢さはちょっと鼻につくのだけど、自主性を持った
というのは大きな成長だと思う。ここは独裁制ではない訳だし、
ニキータだってマイケルを含めた身内が絡めばこれまでの一件のよ
うに行動を誤り、仲間を危険にさらすことだってある。

アレックスやバーコフの単独行動は組織で動くものにとっては
危険なものがあるけれど、しかし新生ディヴィジョン自身がそういう
組織を求めているのかというところも有るんだろうね。

アマンダがそんな心の隙間を利用してアレックスの心を揺り動かして
内部崩壊させようと企てるところもまた上手く出来ているし、
今回アレックスの功績が大きいけれど、その後の作戦に於いては
やはりニキータの行動が正しかったことを考えれば、欠かせないもの
として存在していることは確かだった。

「悪党一人と罪のない300人の命を比べたらどっちを選ぶか?」

こんな質問は冒頭ではアレックスに問い、戦況が変わった際には
ニキータに同様の質問をぶつけるところなどなんとも言えない
感じ。

パリのレセプションではオーウェンがウェイター役。
元々クリーナーなんだからテーブルを掃除しろというマイケル冗談
が笑える。

ニキータとアレックスに話合いをさせて、アレックスはニキータに
全ての気持ちをぶつけた。ニキータのアレックスに対する愛情は
エゴそのものではないかとすることで、男女に於ける恋愛に機微さ
だけでなく、女性同士・仲間同士でもそんな葛藤点を浮かび上がらせる
辺りは良かった。そして何よりも最後は仲直りするかのようにして
一緒の任務に対峙していく姿が有り、まだまだわだかまりは有りそう
だけど、必ずしも二人の思想が違うモノとしてばかり存在しない
ことを確認し合えただけども良かったと思う。

■使用された曲

■検索用キーワード

ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ “アマンダ” (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) 元CIA
オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元ガーディアン

ゾーイ・ホワイト (Merle Dandridge) 逃亡エージェント
エバン・ダンフォース (Richard T. Jones) 司令官
ピエール・バトゥアラ (Jonathan Adams) チャドの大統領
キャサリーン・スペンサー (Michelle Nolden) 大統領
ジョン・リトル (Jonathan Potts) バトゥアラ大統領の協力者
— (Kevin Hanchard) Chief of Security
ドミニカ・ヴィツィン (Jennifer Gibson) ロシア対外情報庁
— (Stefano DiMatteo) SEAL Commander
— (Jee-Yun Lee) ENN News Anchor
アレイン (Jerome Bourgeault)
— (Chandra Michaels) Club Hostess
— (Lauren Horejda) Division Tech
— (Brianna Goldie) Division Tech Agent
— (Alexandre Duong) Lead French Officer

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