よみがえり ~レザレクション~ Resurrection シーズン2 第9話 余波 Aftermath

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第9話 余波 Aftermath

監督/Kevin Dowling 脚本/Steve Cwik
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【前回までのあらすじ】
ベラミーは政府施設から正面から出て行くというが手順は分か
っているでしょと言われる。トムはマギーからお腹の子が彼女
治したとし、幹細胞が他の人たちのウイルスも退治出来るの
だろうと語る。マーガレットはジェイコブに対して愛しているが
理解が出来ないのだと語る。ジョーイは「生者の会のリーダー」
だと知りフレッドとベラミーは、逆さ十字のペンキの嫌がらせ
を辞めさせようと声を掛ける。ヤツラは普通の人間ではないと
いうジョーイに対してベラミーはよみがえりの連中に文句が
有るのであれば僕に言えとし自分もよみがえりである事を語る。
レベッカはジェニンが私を閉じ込めているとしてトムに助けの
電話を入れる。しかしその頃トムの教会には催涙ガスが投げ込ま
れて外に飛び出すと、トムはカールの車によって轢かれてしまう。

【ストーリー】
トムは赤ちゃんを抱く夢を見る。目の前にはレイチェルの姿が
有った。楽しかったわねという中、トムの見た夢だと分かる。
トムは頭を強く打ち、血だらけで倒れて居た。すぐにフレッドが
かけつけると、現場近くに居たベラミーに何が有ったのかを
尋ねる。トムは「生者の会」によって殺されたのだという。
一方マギーはレイが回復した事を告げ、やはりレベッカの羊水が
効いたみたいだと語る。これで治療薬が出来ると電話するが
トムが殺されたことを報告する。

マギーやルシールたちはトムの死を知り、町中に鐘の音が鳴り響い
ていた。フレッドはジェニンの元に電話すると事故死したことを
報告する。ジェニンは動揺する中、水の中に何か薬を入れると
それをベッドで寝ているレベッカの元に持っていく。レベッカは
夕べのことを覚えて居なかった。ジェニンは大事なのは貴方と
赤ちゃんである事を告げ、私はそれを守る為ならば何でもすると語る。
トムは来るのかと問うと、何も心配はないというジェニン。

ヘンリーはマーガレットたちにトムの事件を報告。
ベラミーたちと教会にいた際に催涙ガスを投げ込まれて煙を出そう
としたトムが車に轢かれて殺されたこと。ジェイコブの親友だった
ことでルシールによるとあの子をすぐに受け入れてくれた人だという。
何の恩返しも出来なかったと落ち込むヘンリーたち。「生者の会」
が引き起こしたことなのかと問うと卑怯者だとし弱者を苦しめて
いるという。しかしジェイコブにはなんて言うのかと問うとルシール
は事故で亡くなってと言うと語る。マーガレットはよみがえりの人
に対するテロ行為だとしジェイコブには本当のことを知らせるべき
だという。自分で守れるようにする為だと言うが、ルシールは育て
方は私たちが心得ているという。

そんな中ヘンリーはルシールに対してこんな時だけど、例の契約が
成立した事を語る。ルシールはヘンリーに対して自分の心に
聞いて見てこれは本当にやりたいことなのかと問う。自分の為に
やろうとしているのかと問うとみんなの為だという。工場はあなた
にとって大事なものねとし、ルシールも了承する。トムの死に
関しては、8歳の子に自分を傷つけようとしている人の事なんて
言う必要はないとするが、ジェイコブは通気孔を使って大人たち
の会話を聞いていた。その姿をマーガレットは目にする。

ルシールはジェイコブがやってくるとトムは今、天国に行き、
神の思し召しだと語る。そう信じて欲しいとジェイコブに語る
とトムの死を悲しんでも良いのだと語る。しかしジェイコブは
平気だとすると、トムのことは良く知らないのだという。よみがえ
った時にはトムは大人だったのだからと。

マギーはベラミーに逢うと「生者の会」の何人かは名乗り出た
事を告げ、会とは距離を置きたがっているひとだという。しかし
トムを轢いたとする人は依然として出てこない事。
レイは回復して12時間が経過するが、見た限りではレイチェルと
同じだという。レイチェルから採取した胎児の幹細胞は一回分しか
ないとし、もっと手に入るのであれば政府施設に送り、培養して
薬を大量生産してもらえるのではないかという。しかしベラミー
は政府の女に電話しているが出ないのだという。
そんな中マギーはベラミーが体調悪そうにしているのを知る。
薬はどのくらい残っているのかと問うと夕べのが最後の一本だ
ったという。なんとかしてレイチェルを探さないと行けないと
するとマギーも付き合うと語る。

ヘンリーの元にマーガレットがやってくる。
辛い時には仕事に没頭するのが一番だというヘンリー。昔のデザイン
を引っ張り出すと、ヘンリーはブライアンともう一度話したら
昨日契約したことを語る。マーガレットはパートナーとして信頼
出来ないということでブライアンの件では一致したではないかと
するが、私に相談もなく何故決めるのかとして彼を責める。
何故彼ではいけないのかと問うと、ウィリアム・カークの後押しが
有った事を語る。彼は工場の職人だった人で、カークと母さんが
ブライアンと僕を結びつけてくれたのだと語る。我が家は昔から
この街に大いに貢献したこと。雇用の場を生み出して多くの人を
雇い入れて来たこと。再びそうなれることを母さんが思い出させて
くれたのだという。やりましょうというが・・・
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アルカディアの街ではよみがえりの者たちに対して奇妙な病気
が流行したことから市民は動揺する。よみがえりではない市民
の一人・レイが同様の病気にかかったことによって、ますます
人々の不安は高まり、トムが「新しい命の教会」を設立したこと
に対抗して、「生者の会」が設立し、リーダーのジョーイを
始めとする会のメンバーはよみがえりの人たちの家族に嫌がらせ
を開始する。そんな状況の中でターゲットにされた新しい命の教会
には催涙ガスが打ち込まれて、それから逃れようとしたトムは
催涙ガスを投げ込んで逃走しようとしていた保安官の一人カール
によってトムはひき殺されるのだった。

このドラマで起きているパニック時に於ける人間の取る習性とか、
その人となりのキャパを越えるような理解出来ない事態が起きた
時に起こす人間の排他的心理行動など分からないでも無いのだけど、
生きている人同士が戦い殺し合うというのを見ると、まさに本末
転倒な感じを受ける。

自分が信じていた正義感とか価値感を裏切られたと知った時の
失望感なども感じるドラマだけど、街の為に貢献してきたと
する自負を持っていたヘンリーだが、その反面で別の側面を
持ってヘンリーの我が儘・個人的事情によって生活の糧を失ったと
するものたちも同時に存在していて、尊敬どころか恨みの対象に
思われているところなどを見て、衝撃を受ける姿が有る。

このドラマでよみがえった人がいることで、それを喜ぶ人もいて
色々と気づかされることも多いのだけど、少しずつその段階から
は離れて言っている印象も有る。

いよよい隠していた事実が明らかにされた。
全ての事実を公にすべきではないとは思う所も有るのだけど、
1955年に工場で火事になって12人の従業員が犠牲になったことを
隠蔽する為にトラック事故で処理したこと。
トムが車で殺されてしまったところを見ると何の因果なのかって
感じにも思えるけど、生きている者同士でも分かり会えなかった
過去が有るのに対して、生きているものとよみがえったものとの
間で葛藤が起きるというのも分からないでもないな。

人の命には優先順位があるとされる今日だけど、政府が無情にも
よみがえりのものを救う手立てがあることを知りつつも、生きて
いる人にそれ程の感染力が無いのであれば、静観していようと
して行動を起こさないところもまた非情なところ。
いつまた人にウイルスが転移するとも限らないのだから、せめて
ワクチンを作って置くべきだろうとか思うのに、そういうことは
一切やらないのね。

このドラマ、よみがえりの人たちがこの世によみがえらない方法
も提示されている。
よみがえった人たちが生き返りたいと思いたくないように誘導
することで、消滅していく形だけど、現在のジェイコブとか
レイチェル、そしてマーガレットの失意・失望する姿を見ると、
生きる希望みたいなものを失っている状況なので、自然と消えてしまう
日もそう遠くはないのかなって感じは受けるね。

ジェニンとレイチェルの件ではどうなるかと思ったけど、トムが
死んだことで、より混沌とした状況になってしまった。ここで
化学変化が起きて女二人で何か生きる為に手を取り合って努力して
いく姿もあるのかと思っていたけど、残念ながら不信感を解消する
には至らなかった。ジェニンがレイチェルに薬を盛っていたような
感じだけど単なるサプリだったのかな。

カールの件も意外と簡単に解決したようで良かった。
まぁあれだけ派手に車がぶつかっていけば隠し通せるものでも
ないとは思うけどね。

問題はベラミーとジェイコブが何か特別な存在なのかというところ
が有るかな。ベラミーが彼を見つけたのは偶然ではないとする
マギーの言葉はそれをどう裏付けていくのかどうか。

■使用された曲

J.マーティン・ベラミー (Omar Epps) 移民関税捜査局員
ルシール・ラングストン (Frances Fisher) ジェイコブの母
フレッド・ラングストン (Matt Craven) 保安官
マギー・ラングストン (Devin Kelley) 医者、フレッドの娘
トム・ヘイル (Mark Hildreth) 牧師
エレイン・リチャーズ (Samaire Armstrong) レイの彼女?
ジェイコブ・ラングストン (Landon Gimenez) フレッドの息子
ヘンリー・ラングストン (Kurtwood Smith) フレッドの兄
レイチェル・ブレイドウッド (Kathleen Munroe) よみがえり
マーガレット・ラングストン (Michelle Fairley) ヘンリーの母

— (Chace Beck) Returned Citizen Prisoner
カール (Christopher Berry) 副保安官
— (Ken Dohse) Returned Man
— (Allan Edwards) Superior
— (Lynne Jenson) Arcadia Citizen Returned
— (Cesar Mendoza) Security Guard
ジョーイ・ノーラン (Cullen Moss) レイの友人、”生者の会”
アンジェラ・フォレスター (Donna Murphy) 政府の女
ジェニン・ヘイル (Lori Beth Sikes) トムの妻
— (Juanita J.P. Taylor) Scientist
ランディ (Michael Tourek) Cauliflower Ear Goon / 政府の男
レイ・リチャーズ (Travis Young) エレインの弟、精神疾患

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