ドクター・ハウス Dr.HOUSE シーズン8 第16話 氷上の格闘家 Gut Check

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第16話 氷上の格闘家 Gut Check

脚本/Jamie Conway、David Hoselton
監督/Miguel Sapochnik
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ホッケーの試合、トロスvsスパルタンズ。
ウォレスやハッチャーは出場を待つ中、ハッチャーが登場する。
ケベックのヒーローに逢えるなんて嬉しいというハッチャーは
サボーに対して挑発すると彼のことを殴り飛ばす。試合中に
仲間を吹き飛ばされた為に、彼が報復のために暴れたのである。
パンチがヒットして暫くサボーは起き上がれず、ハッチャーは
反則でペナルティエリアに入る中、血を吐いて倒れたのは
ハッチャーの方だった。

ホッケーゲームをしているハウスの元にみんなが集まってくる。
タウブはそのゲームは自分も持っていたとし、ブルーインズ対
カナディアンズのものだったという。誕生日祝いであり小児腫瘍科
患者のものとのこと。
ハウスは今回の患者のことを告げる。ボビー・ハッチャー(22歳)。
氷上の暴れん坊が喀血で倒れたこと。
タウブはスポーツの名の下で肋骨が折り合いになり穴が開いて
吐いたのではないかという。18時間前にERでそれは除外された
という。ハウスは背の低いイジメっ子ならではの発送だとすると
子供の頃は平均身長で虐められなかったという。アダムスはそれで
も今は違うと語る中、レントゲンで顕性結核と肺がんは除外され
たと報告。チェイスはサルコイドーシスではないかとする。
乱闘はホッケーの醍醐味だとするとケンカがなければアイスショー
と同じだという。しかしタウブはチェイスに反論し乱闘は試合には
関係無いという。バスケのチアリーダーと同じ添え物だというタウブ
だがチェイスはチアはバスケの醍醐味だろうと語る。アダムズは
患者は鴨猟をするのでオムウ病ではないかという。2週間で歯を
3本も折っているので感染症で口腔出血ではないかというタウブ。
消化管にエルボを喰らって避けただけとかと。ハウスはチェイス
にCTてせサルコイドーシスの確認をアダムズには喀痰培養と血清
検査でオウム病を調べ、タウブは診断が間違っている上に浅はかな
のかを教えてやりたいが、便の潜血反応で間違いを証明させて
やるという。ウンチの我雨声を待っている間頑張ってプレイして
来いと語る。

ボビーは早く治してトップのスカウトに注目されているのだと
いう。退場時間はNO.1だというタウブとアダムズ。ケンカでホッケー
の品位を落として欲しくないというタウブ。しかしボビーはわざと
殴られて小柄なヤツを守っているのだとし、君みたいな人を助けて
いるのだと語る。

ウィルソンはソファーで寝ているとハウスがやってくる。
隣の赤ちゃんが夜泣きが酷くて眠れないというウィルソン。
2、3日眠れない事に深い意味を見出そうとしているのかとしてハウス
が何故ここに来たのかを推察するウィルソン。深読みしすぎだという
ハウス。眠れないのは夜泣きのせいではないとし、愛情に飢えた子の
叫び声が父性をかき乱しているのだという。112デシベルの叫びに
殺意を抱かせているだけだとするが、そのシャツの染みは何だ
とし母乳だと語る。自分の代で家計が途絶えるのを苦しんでいるの
か?と問うと正直父似慣れないのは悲しいというウィルソン。
ガキなんて最悪だろうというハウスに世の中、昼メロやモンスター
トラックよりもと人生に意味を与えるものがあるのだという。僕
らには一つ欠けているのだという。ハウスはそう言えば鷹使いの
女が居ただろうとしベスだという。別れた夜にお前がオレの家に
来たのを覚えて居るかと問う。自己憐憫に酔いしれてテキーラにも
寄っていたとし、その夜ベスから電話で伝言を頼まれたのだという。
妊娠していると。もしベスが子供を産んでいればお前は11歳の子の
父になるという。あの時、ベスが妊娠したどう思うかと尋ねた際に
お前は人生最大の過ちだと語っただろうという。
“ハイ、カット!!”それって昼メロのセリフだろうというウィルソン。

パクはチェイスと検査をする中、パクは悩みを吐露する。
母を殺したいという理由として、いつも私を祖母の面倒を見させる
のだという。代わりに祖母を殺せばどうか?と言うチェイス。
買い物にも友達の家にも遊びに連れて行かないといけないのだという。
一人暮らしをしたらどうか?と問うと母親がキレるのだという。
究極の親不孝だと。独立したくても出来ない人もいると。そんな
彼女に家族が居なくなれば独立だと語る。
そんな中、検査結果サルコイドーシスではないと分かる。
脾臓がかなり肥大しているというチェイス。
タウブは深部静脈血栓症ではないかという。白血病なのかもと。
念の為に超音波と血算で調べようというチェイス。

タウブはボビーを調べる。
ボビーに病状を聞かれ、ガンか血栓症かと問われ、血栓症の可能性
が高いことを語る。そんな中、タウブはボビーの体に異変が出ている
事を知る。なんと乳房が膨らんでいるのだった。

ウィルソンはハウスの元へ。
ベスに電話したら11歳の息子がいると言っていたというウィルソン。

「喀血」「脾腫」・・・チェイスは肝不全でホルモンバランスの
異常で乳房が発達したのではないかという。パクはアルコール
依存かもと告げ自宅を調べた方が良いのではないかという。
ハウスはパクに対して夕べ自宅で寝ていないだろうと告げホッペ
にシートベルトの跡が付いているという。夕べ母とケンカした
という彼女。
チェイスはヘモクロマトシスはどうかと問う。アダムズはレプトスピ
ラ症をあげる。タウブはステロイドの副作用と考えた方が良い
という。それを聞いたハウスはまだ邪悪な職業のせいにするのか?
と問う。試合のリプレー動画を見てみようと語る。
アダムズとタウブにレプトスピラ症の検査をするよう告げる。
チェイスとパクには家と更衣室に酒とステロイドを調べろという。
タウブの客観性も見直せと指摘する。

チェイスはパクに対して自由なので一人暮らしすれば良いと語る。
安い物件が有ればそれも可能だが難しそうだという。
チェイスは良かったらウチに来るかと問い寝室が余っていると語る。
パクは互いに独身だし男と女がそんなこと出来ないという。
寝室にはウチから鍵がかかると語る。そんな中パクはロッカー
ムールからガンシクロビルの処方箋があるとし、隣の人が単核球症
からは患者もそうかもしれないという。
パクは私の車、雨漏りするのでお世話になりますとし、チェイスの
家に泊まらせてもらうことを告げる。
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アイスホッケーの試合に於いて乱闘専門として活躍している
ボビー・ハッチャーが乱闘後に喀血で倒れる。タウブはケンカで
肋骨を折り合いそれで穴でも開いたのか、消化管にエルボでも
喰らって裂けたのではないかという。そんな発想をするタウブ
にハウスは背の低いイジメられっ子ならではの発想だとしてバカ
にする。
一方ウィルソンが隣人の赤ちゃんの夜泣きで眠れないという状態
を聞く。ウィルソンはハウスがまた何か深い意味でも有ると考え
ているのではないかとすると、ハウスは眠れないのは愛情に飢えた
子の叫びに父性がかき乱されているからだとし、自分の代で家系
が途絶えるのに苦しんでいるのではないかとして問いかける。
するとハウスは実は以前鷹使いの女・ベスとウィルソンが寝ていた
ことが有ったが、その後彼女からの連絡で、妊娠していることを
聞いたという。言づてを頼まれたが、ウィルソンに聞いたらベス
との関係は人生最大の過ちだと言っていたので話をしなかったのだ
と語る。

今回は患者以外のエピソードも盛りだくさんだったので楽しかった。
診断自体が飽きているのでこういうところでドラマが回る話の時
は面白くて良い感じだな。

それぞれの本当の気持ちというものを引き出す為にハウスが色々と
工作した感じ。その人に対する思いはどの程度持って接しているのか。
患者に対して感情移入するタウブが患者の職業とか発言によって
診断に影響があるかどうかで色々と迷走させられていたし、ウィルソン
に至っては突然子供がいると言われ、しかも11歳。ウィルソンに
そっくりの子でとても良い子では有るけど、時々逢うから良い面だけ
を感じるだけでずっと育てるとなれば責任を負うことに足り、それが
負担になることを解いていた。

責任や負担と言えば、パクの両親や祖母との関係に於けるそれも
該当していた。祖母の面倒を見るのは仕方がないにしても母親は
常に自分に祖母の面倒を押しつけている現実が有る。
それに嫌気を指していたパクに対して独り暮らしして独立したら
どうかとアドバイスするのはチェイスであり、時々チェイスとパク
のツーショットでの悩みの吐露シーンが有り、パクは何処かこれまで
にもチェイスに好意を抱いているのではないかという感じはして
いたけれど、いきなりそんな彼から寝室を使っても良いと言われ、
パクとしては一度は断ったけど、意外と即効でその意見を覆して
提案を受けることになった。

みんなハウスの視線に敏感でビビリ過ぎている感じにも思える。
ハウスは当初パクが車の中で寝たであろうことを指摘したので、
その後パクとチェイスが同じコーヒー店で買ったコーヒーを飲んで
いることで同居していることがバレたと感じたみたいだけど、
実はパクとしてはチェイスと一緒に住んでいるのを言いふらしたい
意図もあるのではないかと思ってしまう。
チェイスにとってパクを同居させることに何の意味が有るのかどうか。

ウィルソンは子供と逢う為に色々とプレゼントの買い物へ。
ハウスはベスがお前のことをどう思っているかと問い、最悪レイプ犯
だとし良くてもレイプ犯だと思っているという。戦争で立派な死を
遂げたと言っているのかもしれないということ。ベスが母なので
まともに育つハズはないという。ハウスはウィルソンは現実に父親
になりたい訳では無く理論的に子孫を通して不滅でいたいと思って
いるのだと語る。子供が居たら悪夢なのかというウィルソンの
問いかけには悪夢で住むならばマシだと語る姿が有った。

チェイスが帰宅するした際にはパクとそっくりの人がいた。
ポポという祖母で、まさかチェイスとしてもパクが祖母を連れて
泊まりに来るとは思っていないのだろう。
パクの母は父が膿疱を摘出することになったので病院に付き添って
いるとのことだった。

上述するパクとチェイスがコーヒー店でのカップが見つかった際に
チェイスに対してパクと寝たいのかと問う姿。親切心だろうと
していたけど、ハウスは家を出る決心をさせたことに対する責任
を感じて居るとして罪悪感ではないかという。

ウィルソンもダンカンと会った事で良い子だとして今後も付き合い
たいことを語る。ウィルソンも寝不足状態でパクの祖母とトランプ
をしていた。ハウスによると二人共女の生き霊に悩まされていると語る。
やり過ぎた女への罪滅ぼしの為にパクを家に住まわせているのだろう
と。

タウブとパクの会話の中でチェイスが面倒を見てくれている原因
について語り合う。「私のことを好きな人も居るんです」とパク。

一方ウィルソンはハウスに対して皮肉交じりに、11年間僕を待たせた
ことに文句を言う代わりに、もう11年間待たせないでくれたことに
感謝するという。ハウスはは子育ては死ぬまで続くこと。しくじっても
逃げ出せないこと。どっちの人生も台無しになると語る。

ウィルソンは子供と一緒に住むことを選ぶべきなのか。
心の準備が出来ていないということで、ウィルソンはハウスにやっぱり
無理だと語ると、種明かしがある。ダンカンはウェンデルという子役
で、CM5本、昼ドラに出演している子役であること。
ハウスはオーストラリア訛りが出来るかと問う姿が有ったので
チェイスにもそれをしていこうと考えているのか(笑)

■今回の患者

・ボビー・ハッチヤー (22歳)

試合中の乱闘シーンで殴って相手をやっつけた側の彼が喀血で
運ばれて来た。

ERで肋骨の骨折などは除外され、レントゲンでは顕性結核や肺がん
は除外。サルコイドーシスなのか、それとも患者は鴨猟をする為に
オウム病にかかったのか。3本の歯を折っているので感染症で
口腔出血を起こしているのではないか。
ハウスはCTでサルコイドーシスの確認、喀痰培養と血清検査でオウム
病の診断、別の潜血反応で内臓の傷がないかどうかを調べを求める。

検査している際にサルコイドーシスは除外されるが、脾臓が肥大
していることが判明する。
深部静脈血栓症なのか、白血病なのか。
念の為に超音波で血算を調べるよう指示が有る。
しかし検査中に、患者の乳房が膨れて女性のようになっていた。

喀血と脾腫に続いて、乳房が大きくなった原因は何か。
肝不全でホルモンバランスが乱れたのか。アルコールとかドラッグ
ではないか。ヘモクロマトーシスやレプトスピラ症を疑ったり、
スポーツ選手なのでステロイドの副作用が有るのではないかという
タウブ。自宅やロッカーを調べるとガンシクロビン処方箋が出てきた
事から隣の人が単核球症になっているのかも知れないという。

病室にいくとボビーが居ないかと思えば涙する姿が有る。
やはりホルモンバランスの乱れなのか。
コンサルの場面で、タウブは繰り返し頭をぶつけると慢性外傷性
脳症を引き起こし、攻撃性と鬱を繰り返すのだという。
ハウスは鬱じゃないと否定。ケンカするしか脳がないのにケンカに
勝てないから落ち込んでいたのだという。タウブは暴力的プレー
を辞めれば命が助かることを指摘するが、お前は助けたいのでは
なく、キャリアを潰したいのだろうとのこと。

慢性外傷性脳症は部検でしか確定できないというパク。
MRIならが白質病変を検出出来るかもと。
アダムスは単なる脳震盪で慢性ではないと指摘。
ハウスはMRIはせずに心理分析して問題なければ退院させろという。

ボビーは薬が効いてよくなっていると語る。

チェイスとタウブは匿名でMRI検査をする。
アーチファクトだというチェイスだがタウブは濃度にムラがあるとし
患者には何度も頭を打っているのでかすかな異常も怪しむべきだと
主張。しかしハウスは都合良くタウブが解釈しているとして、
MRIの脳の画像はハウスのものだと判明。しかしポケベルで患者が
脳卒中を起こしたとの知らせが入る。

孤立性の眼筋麻痺で脳血管症ではない。
しかしまだ患者は治っていないとして、どんな診断でも
良いので新しいことを考えろと指示。
神経梅毒か。顕微鏡的多発性血管炎ではないかと。
タウブはすぐに血漿交換すべきことを主張。チェイスは検査で確定
してからすべき治療だとするが、この病気の進行は早いことを指摘。
ハウスも賛同して治療を始める。

タウブは血漿交換中にボビーと会話する。
その際タウブは美容整形の開業医をしていたことを告げ、金は
儲かったが幸せではなかった事を語る。ボビーもまた子供時代
に父親がリンクを作ってくれたこと。北部地区では三年連続で
特定王を取ったが、そこで技術は伸びず、チームに残りたいので
有れば体格を活かせと言われた為に今のプレー方法を採ることに
なったという。リンクでも乱闘ばかりでプレーしていないこと。
そんな中、ボビーは「腕の感覚がない」と語る。

顕微鏡的多発性血管炎検査はシロ。ライム病の可能性を改めて
指摘するアダムズ。ALSなら症状だという。
タウブは甘受の麻痺は当初顔から腕に移動していること。
ボツリヌス菌の特徴だという。
ハウスはタウブが患者への愛や憎しみが判断を揺るがすと指摘。

食べ物ではなく注入されたのかも知れないこと。
難治性筋けいれんの治療を受けていること。その際にボトックス
を有っているハズだということで、アダムスはそれならば抗毒素
を投与しようという。しかし違ったらアナフィラキシーを起こす
のでタウブとしては検査すべき事を語る。ハウスは先ほどの診断
とは真逆だとして指摘する。

ボビーは荒いプレーを辞めると主張した後体調悪化して全身麻痺が
起きる。ボツリヌスの検査は陰性だったこと。
ここからはどんな突拍子も無い診断でも良いのでアイデアを出せ
というハウス。
ポリオか、異染性白質ジストロフィーか、プリオン症か・・・
脳生検しろと指示。

タウブはハウスからボビーから密かにタウブを外すなと言われた
り、実は外せと言われたのだとして彼を混乱させる。
その結果タウブとしては自分は客観性を失っているので外して
欲しいとのこと。
ハウスはそんなタウブに対して「逃げ出したらお終い」だとして
「何一つ信用するな。自分の感情も知識も疑ってかかれ。どんな
判定も信じず、笛が鳴ってもプレーを続けろ」と語る。

その結果タウブが閃く。
プリオンではなくEBウィルスが単核球症とミラーフィッシャー症候群
を起こしたこと。色んな治療の過程で血漿交換を行い、その治療
がずっと別の病気の時にも変に効果を発揮していて診断を間違わせ
ていたこと。治療法は間違ってはいなかったことを語る。

■その他

■使用された曲

・Leave it All to Me by Adam Cagley

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人、S8から医院長
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 腫瘍科、ハウスの親友
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 外科医、離婚
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 元整形外科医、離婚歴、浮気
チ・パク (Charlyne Yi) 脳外科医、ボスを殴る
ジェシカ・アダムス (Odette Annable) ジョンズホプキンスで研修した医師
— (Bobbin Bergstrom) Nurse

ボビー・ハッチャー (Greg Finley) アイスホッケー、患者、22歳
ダンカン・ファルコナー (Will Shadley) 俳優、ウィルソンの息子役
ポポ (Saachiko) パクの祖母
— (Stephanie Whitfield) ウェイトレス
サボー (Christian Lalonde) アイスホッケー
— (Joseph Patrick Kelly) Linesman
— (William Mulligan) Crazy Hockey Fan
— (Marc Abbink) Spectator
— (Brent Picha) Hockey Fan

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