TRUE DETECTIVE / 二人の刑事 第4話 潜入 Who Goes There

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第4話 潜入 Who Goes There

脚本/Nic Pizzolatto
監督/Cary Joji Fukunaga
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【前回までのあらすじ】
牧師にドーラのことを聞きに行く。彼女に何が有ったのか。
殺されてさらし者になったこと。教会の壁に描かれた遺体の
絵の通りにされたことを語る。マーティとラストは互いに
“取り憑かれている”と非難する。ラストはマーティに対して
君は仕事以外のことにも取り憑かれていることを告げる。
マーティはリサが別の男性と居るのを知り、自宅まで乗り込む
と彼氏を脅す。マギーはラストにマーティが出て行ったが
仕事なのかと問うがオレは何も聞いていないと語る。
そんな中、ラストは過去にもう一人の被害者がいた事を見つけ
それがレジー・ルドゥであること。8ヶ月前に仮釈中に消えて
いること。覚醒剤・LSDなどを製造して逮捕されているという。
アヴォイルズに2年服役しているが、そこの同房者にはチャー
ルズ・ラングだった事を知る。州全域でレジーを広域手配する。

【ストーリー】
ラストとマーティは刑務所のチャーリーの元にいくと、俺たち
のことを怒らせたなとして凄む。レジーのことを黙って居たと
告げると、あんな変なヤツの話はしたくないし、そもそもレジー
のことを聞かなかっただろうという。レジーにドーラを殺させた
のだろうと問うと、チャーリーは一体どういうことなのかとして
現状を把握していない事を語る。レジーが殺したというのか。
熱演してもオスカーは取れないぞという。
お前らオレの苦労は知らないだろうとすると、レジーはドーラ
のことを知っていたとし、お前が話したのだろうと問う。男2人
が同じ部屋に居れば女の話やエロ話くらいはするだろうという。
彼女の写真も見せたのかと問うとドーラがポラロイドをくれた
のだという。レジーとはそれなりに上手くやっていたが、アイツ
は気味が悪いので関わりたくなかったのだという。ヤツは薬の
調合師(コック)で芋の皮を原料で酒を作っていたこと。そういう
知識が凄いヤツだったという。また彼はガキにイタズラをするのが
好きだと言っていたこと。南部の方に金持ちが集まる悪魔崇拝
の場所があり、そこではガキを生け贄にしていること。女、子供
をみんな殺されているという。「カルコサ」「イエローキング」
とか言っていたとし、森の中に古い石が並んでいる場所があり、
それを拝むという。そこでかなりの人が殺されているという。
レジーの背中には渦巻きの焼き印があってヤツは”シルシ”と呼んで
いたこと。仲間の話を何か言っていなかったかと問うと、タイロ
ン・ウィングスならばレジーの居場所を知っているかも知れない
という。レジーはマジでヤバイヤツだという。
マーティはそんなイカレたヤツと一日中同房だったことに大変だっ
ただろうとして同情する。オレがドーラのことを話したせいで
殺されたのかと問うと、ラストは関係有るだろうと語り写真を
見せたのは不味かったなと語る。

二人は車に乗り込むと先ずはタイロンを見つけてレジーの事を
きこうと語る。マーティはラストに対してアイツは落ち込んで
いたのだからわざわざアイツのせいということは無かっただろう
と告げると、ヤツはまず自分の心配をして見返りの話をしていた
クソッタレだという。あんたも妙だとしクズ野郎に同情するなんて
と語る。

ルドゥイック一課を調べようとしたが誰一人として見つからなかっ
た。ルイジアナでは滅多にないことだという。従兄弟の一人
の免許が有ったからだという。

一方マーティは法廷で捜査の件で証言にいく。
速記官のリサはマーティの態度を見てイライラし、裁判での
証言が終わった後に彼の元にやってくる。リサは先週あんな事
をしたのにしらんぷりするつもりかと問うと、悪かったとして
お前の幸せを願っているので新しい友達と仲良くしなという。
オレに失望するのは見当違いだという。しかしリサはまるで
敬意を払っていないとしてマーティを許さないと語る。

マーティとラストは署員たちに現状を報告する。
ラストが過去に関連した遺体を発見したこと。被害者はリアンヌ・
オリビエでそこから元彼のレジー(レジナルド)・ルドゥ(35歳)
を見つけたこと。12歳の子に対する法廷強姦罪で逮捕されるが、
証言がなく不起訴になっていること。ドーラから検出されたのと
同じ薬物、LSDと覚醒剤を製造し数年逮捕されていること。
チャーリーはレジーと同房だったことが有り、ドーラの写真・
セミヌードを彼に見せているという。今ある情報からレジーが
犯人だと思われるという。しかしレジーの情報自体がないので
仲間のタイロンを見つけようと思うと語る。

タイロンの母・テレサ・ウィーブスが勤務しているロブスターの
加工工場へ行く。しかし2、3ヶ月前にケンカしてから逢っていない
という。友達とか恋人はいないのかと問うと、ケルシーという
女性と暫く付き合っていたという。
ストリップで働いているケルシーから話を聞きに行くと、何ヶ月も
前にレジーとは別れたという。連絡もないし、誰か別の子でも
孕ませたのではないかという。私は何も知らないのだと語る。
マーティは諦めず、その店のバーテンからケルシーの男性関係
を尋ねようとする。バッジを見せる見せる必要が有るかと問い
脅す格好で話を聞く。すると覚醒剤を売ろうとした男が居たが、
ボスが追い払ったという。それが一ヶ月前のことだという。

ケサダはタイロンを追った結果、レジーへの手がかりが見え始めて
猶予をくれたというマーティ。

マーティは自宅に帰宅すると、そこには手紙と荷物がまとめて
有った。それを読むとリサが妻に会いに来て全てを話して行った
為に別れようとしていたのである。リサに電話するマーティは妻に
何と言ったのかとして性格に教えてくれという。あんなことを
しておいてただで済むと思ったのかとし、あんたは奥さんや女性
をバカにしているのだという。嘘付きのロクデナシだという。これは
当然の報いだとすると、オレには子供も居るんだとしよくも人生
を滅茶苦茶にしたな”アバズレ!”、”クソ女”と散々語る。
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ドーラ殺害に関して、レジーという容疑者が浮上する。
レジーは薬物製造で捕まった際に、アヴォイルズに収監されていた
ことが有り、そこには同房者にはチャーリーラングがいたことが
判明する。チャーリーに話を聞くと、彼は意図してドーラの殺害
を依頼しておらず、寧ろレジーはとても気味の悪い男だったが、
大男で有り、一日中一緒に居るということで付き合っていただけ
だという。タイロンならばレジーの居所を知っているであろうこと
を聞き、タイロンの居場所を求めて母親・テレサから話を聞きに行くと
居場所はわからないが、ケルシーという女性と付き合っていたこと
が有るという。ケルシーのことを追跡していると、彼女はタイロン
と接触。マーティはタイロンを締め上げて、レジーがテキサスの
バイカーギャングだけに大量に注文して買ってもらっていることを
知る。名前はアイアン・クルセイダースというギャング。
マーティはそんな最中、愛人のリサに対して酷い行いをした報いを
受け、これまでの事実が妻のマギーに知らされたことから、マギー
は彼と離婚するとして家から出て行くよう言われボロボロになる。
ラストはかつて潜入捜査をしていた時代に、アイアン・クルセイダース
の構成員の一人と精通していたことも有り、当時のラストは”クラッ
シュ”という名で活動していたという。2週間の休暇を経て潜入して
なんとかジンジャーを捕まえて、レジーの居場所を吐かせようと
していく。

前回のドラマと今回のドラマ、雰囲気としては温度差を感じるもの
が有るな。
前回のように宗教色・哲学色が強い内容とは違い、今回は緊迫感の
有る潜入捜査編。その分まるで宗教とは関係の無いところでドラマ
が動いたことも有り、思想とか教会なんかもまるで出てこなかった。

一話で潜入を処理してしまうと安っぽくならないか心配だった
けど、その辺は上手く処理されていた感じなのかな。

ドラマとして興味深くなった点は、リサがマーティの件を正妻に暴露
したことで、人生がボロボロ化していく中で、これからラストと共に
二人だけで重要な任務をこなしていかねばならないこと。
ラストはマーティの精神を正常化させる為に、なんとか励まそうと
する姿が有ったけど、そういう不安定なところでドラマが回っている
ところもまたドラマに緊迫感を与えたかな。

今までこの事件に対する捜査期限とかマスコミなどからの事件の
早急な解決を求める要求などを考えると、突然捜査を主導している
ラストが休暇を取るなんて言い出す行動には不自然極まりない流れ
しかないんだけどね。

法を無視して潜入捜査する過程で、ドラッグのことやギャングの
ことに精通しているラストの頼もしさとは逆に、評判の高い刑事
とは言え上述した様に私生活に於ける不安定な状況に有るマーティ
のことを考慮すると恐いものが有るなという感じがする。
「ちょっとハメを外すのが好きだ。人生が上手く行く気がする。」
「私生活のことなんて聞きたくない」
なんかこの二人、ホントにコンビなのかよく分からない。

今までマギーとラストも良い感じの雰囲気が流れているのかなと
思っていたけど、今回のラストはマーティを立ち直らせる為なのか、
彼に対して味方するような発言をしたことで、男性と女性という
括りで話が語られてしまう一面も有った。

ラストの語りはどれも「Dr.HOUSE」のハウスと似たような哲学思想
を持っているんだよな。
「大事なのは子供の事だけだろう。男と女のドラマはそのことだけ。
人はヘマして年を取る。男と女は上手く行かない。例外は子作りだけ
だ。マーティがしたことは弱さと痛みの現れで、君とは何の関係も
ない。」

そんなラストのセリフはマギーにとっては他の男と同じように写った
様で浮気を正当化する男でしかないと思っている様だ。

潜入から強盗の件は迫力が有ったけど、なんだかよく分からない流れ
が有ったな。銃撃戦の流れ、黒人ギャングと警察に囲まれる流れ
の中を突き進むシーンなど、リドリー・スコット監督の映画
「ブラックフォーク・ダウン」でのモガディシュの戦闘と化して
いたけど、見方を変えると「ウォーキングデッド」状態だった。

しかし前回みたあの裸マスクマンはどうした?

■使用された曲

・Far From Any Road by The Handsome Family (オープニング曲)
・Clan in da Front by Wu-Tang Clan
・Honey Bee (Let’s Fly to Mars) By Grinderman
・A History of Bad Men By The Melvins
・Are You Alright by Lucinda Williams
・””Honey Bee (Let’s Fly to Mars) by Grinderman
・Holy Mountain by Sleep.
・Bring It To Jerome\ by Bo Diddley
・The Brain Center at Whipples by Melvins
・Illegal Business by Boogie Down Productions
・Sur Le Borde De L’Eau by Blind Uncle Gaspard
・Rainin’ In My Heart by Slim Harpo
・American Life by Primus

ラスティ・コール・スペンサー(ラスト・コール) (Matthew McConaughey) 捜査官
マーティ・ハート (Woody Harrelson) 捜査官
マギー・ハート (Michelle Monaghan) マーティの妻
メイナード・ギルボー (Michael Potts) 刑事、事情聴取する
トーマス・パパニア (Tory Kittles) 刑事、事情聴取する
リサ・トラグネッティ (Alexandra Daddario) マーティと何か?
ケン・ケサダ (Kevin Dunn) 署の本部長

オーブリー・ハート (Madison Wolfe) 娘、セックス描写
マイシー・ハート (Meghan Wolfe) 娘
キャサリーン (Dana Gourrier) 警察署の庶務
デマ (Joe Chrest) 捜査官
ルッツ (J.D. Evermore) 捜査官
ファブレ (Dane Rhodes) 捜査官
マーク・ドートリー (Jackson Beals) 特別捜査班・捜査官
テッド・バートランド (Jim Klock) 特別捜査班・捜査官
ジミー・デュフレ (Garrett Kruithof) 特別捜査班・捜査官

— (Aurielle Brimmer) Bungalow Woman
ケルシー・バージョス (Amber Carollo) ストリッパー
チャーリー・ラング (Brad Carter) ドーラの元夫
テレサ・ウィームス (Laura Cayouette) タイロンの母
— (Silas Cooper) 捜査官
— (Randal Gonzalez) 捜査官
タイガー・トーマス (Jon Eyez) 黒人ギャング
タイロン・ウィームズ (Todd Giebenhain) レジーの仲間
ハンター (Owen Harn) 黒人地区に強盗
ミッチ (Joshua Leonard) 黒人地区に強盗、バンダナ
ジンジャー (Joseph Sikora) 黒人地区に強盗、ラストに精通
— (Ike Jackson) Tiger’s Gang
— (Jaren Mitchell) Tiger’s Gang
— (Shane Jacobsen) 医者
— (Lucky Johnson) Rock
— (David Kency) Black
— (Frank Duffy) Biker
— (Tom Proctor) Biker
— (Brandon Cubas) Biker
ラマール (Sam Malone) 黒人
— (Nic Pizzolatto) バーテンダー
L (Lloyd Watts)
— (Terrance Collier) Looter
— (Tre Tureaud) Looter
— (Ross P. Cook) Club Patron
— (Steffie Grote) GB Girl
— (Jacquelyn Twodat Jackson) Pedistrian
— (Jaci LeJeune) Dancer
— (Gustavo I. Ortiz) 弁護士

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