HELIX ‐黒い遺伝子‐シーズン2 第6話 甘い果実 M. Domestica

リンク広告 テスト




第6話 甘い果実 M. Domestica

脚本/Javier Grillo-Marxuach
監督/Grant Harvey
——————————————————–
【前回までのあらすじ】
副長官は容疑者のアラン博士を逮捕するのに必要な情報を
集めて来るようカイルに命じる。リジーはランドリーによって
麻薬のようなものを吸引させられ暴れ出す。マイケルは一連の
病気は感染した数匹の蜂が病気を引き起こしたのかとしてカイ
ルらに確認する。エイミーはランドリーに本当に頑張ったと
してこのハチミツが力をもたらす事を告げる。アランを地下室
の穴に閉じ込めたマイケルはピーターは君を危険視していて
色々と教えてくれたことを語る。オリビアはサラが病気を引き
起こしたのだとしてナイフで彼女を刺す。サラの面倒を見て
いたアグネスはサラが銀色の眼をした女性だとして気が付く。
アランはピーターよりも先に地下の穴から脱出する中、ピーター
に対していつからイラリア社に雇われているのかと問う。
アランはカイルにも何をしているのかとしてイラリアの手先
だろう事を告げると彼は病原体の調査をしているとして、
アランに手錠を掛ける。アグネスはマイケルの元にいくと
嘘を付いただろうとして責める。サラは不老不死の女性だとし
あなたは唯一の生き残りだと言ったと責める。マイケルはアグネス
に対して私の娘の中で一番君が大切だとしつつ、首をひねって
殺害する。

【ストーリー】
イラリア社の役員会議の場でポズクアクは現状を説明する。
北極バイオシステムズの悲劇は署長のハタケの監督下で起きた
ことだと。しかし新たな展開を迎えていること。それはナルヴ
ィクCを発見したことだという。ハタケ博士とは違い科学に
偽ることもなければ混乱もないという。新たなナルヴィクは信頼性
が高くナルヴィクCで計画を進めることを推奨するという。人類の
道を反れないように我々が払って来た犠牲は残念ながら徒労に終わ
っているという。

一方その頃ジュリアはバリエセロスとベッドを共にしていた。
情事している最中にジュリアは思わずアランの名を口にしてしまう
がバリエセロスは気にしないという。そんな中バリエセロスの
携帯には朝から取締役会の変更の通知が来たとのこと。一時間前
に行われていることを語ると、ジュリアの携帯には連絡が無かった。

ポズニアクはナルヴィクを使用することで地球を安定した状態に
維持出来るという。そんな中ジュリアが会議へとやってくると、
私に連絡が来なかったという。ウォーレンバーグは遅れず来られて
良かったとし、何かの手違いが有ったのだろうと語る。
ポズニアクはイラリア社としては地球の自然の力に解決を任せよう
としたが、しかし現実は人口過密、資源減少、気候変動など状況
は切迫していること。我々はより人類を導かないといけないという。
計算では17回のナルヴィクの攻撃で世界人口の75%を3ヶ月で減らす
ことが出来るという。ジュリアによる治療薬は今後必要に応じて
人間にも投与するが、対象者は多くはないと語る。ジュリアは
そんな主張に対して、ナルヴィクウィルス研究は一旦保留にする
筈では無かったのかとすると、ウォーレンバーグは人体実験は
しないと約束しただけだという。この場で別の方法で解決すると
許可を得たでしょとすると、その方法論とは作物の再分配案だと
いう。50年から100年で解決するというと、ポズニアクはナルヴィク
を使えば50日から100日だと語る。公害、飢餓、干ばつ、どれも
待ってくれないのだとし、存続がかかっているのだという。
しかしジュリアはこれでは大虐殺と同じだとすると、何代にも
渡って生きたことのないジュリアには分からないという。
我々は世界中で迫害・拷問されてきたという。目の前で家族を火炙り
にされたことも有るとし、これは虐殺ではなく地球の人数の浄化
だというポズニアク。決を採るとジュリア以外はポズニアクの案
を支持する。

— 6日目 —
マイケルはアグネスが倒れたので助けようとしたがダメだったと
アンに語る。アンは苦しまずに逝けて良かったのだという。
マイケルはこんなに呆気なくいくなんて心構えも出来ていなかった
事を語ると、私の母でもあるというアン。マイケルは私の娘だ
とすると、アンは私だって母の死は辛いが取り乱していないとし
それはマイケルがいるからだという。あなたが我々を守ってくれると
思っている貸せだという。あなたならば困難に打ち勝つだろうと。
最後の道を歩んだのだとするとみんなで打ち勝とうと語る。
マイケルはアンの強さが何よりの頼りであり、私の娘の中で一番大切
だとハグする。

サラはベッドから目覚めると研究施設の方へいく。
するとアランが手錠にはめられていた。どういうことか尋ねると
君の友達の博士に聞いてみろという。カイルがやってきた為に
手錠とはどういうことかと問うと、アランは彼が博士かどうかも
怪しいと語る。俺の出身はテキサス工科大だというカイル。
どういうことなのかというとアランはヤツの正体はスパイだとし
CDCに潜入していたのだという。指名手配の私を逮捕するために
送り込まれたのだろうと。サラは私たちを監視していたのかと
問うとサラではなくアランを監視していたのだという。彼は複数の
殺人とパリのイラリア社の爆発に関わっているテロリストだと
いう。サラは私は彼を信用しているというと、あなたでは解決する
のは無理だという。ピーターはどうしたのかと問うと行方不明だ
という。君の秘密を握ったのではないかというアラン。
そんな中カイルはハチミツから3面で溝のある花粉が見つかった
と語る。一致する花粉が見つかれば感染源が分かるという。
しかしサラはこの島の植物を調べていたら何ヶ月もかかるという。
そんなやりとりを聞いてアランは笑う。アランは”Mドメスティカだ”
と語ると、別名リンゴのことだという。サラもその言葉で気が付く。
リンゴはみんなが食べていることを告げるカイルに対して、何故
発症しないかが鍵だという。すぐにリンゴの花粉を集めて調べた
方が良いと語る。

アンはエイミーに対してアグネスが脳卒中で亡くなったことを語る。
それを聞いてエイミーは呆れる。彼がそう言っているのかとし、
私たちの父が脳卒中なんて知っているのかと問うと、これは妄信だ
という。エイミーは決して疑うことを許されずマイケルの従順な
僕であるべきだと言うのかと問うと、私もそうしてきたしおばあさま
もそうだったのだという。昨日の夜、アグネスはマイケルに逢いに
いくと言っていたのだとし、問いただす為だという。CDCの人のこと
を聞いていないのかと問うとサラはマイケルと同じで彼が唯一
の生き残りだとしていたが、銀色の眼を持っているのだと語る。
——————————————————–

島での病原菌の特定が急がれる中、マイケルら身内たちの間で
問題が浮上してくる。アグネスが亡くなったことで、エイミー
はマイケルのしていることに対する不信感が益々募っていたの
である。アグネスの追悼式が行われる中、エイミーは自分の
役割が近づいていることを知り、父親であるマイケルから逃げる
為にある計画を静かに遂行していた。

今回はジュリアのイラリアでのパートも島でのパートもなかなか
この物語の深いところにまで言及されたので興味深く映る。

これまで北極バイオシステムズ後のジュリアの流れがイマイチよく
分からなかったけど、ジュリアがイラリア社で行おうとしていたこと
への一端が描かれた。
ジュリアは気が付くとバリエセロスと関係を持っていたけど、彼って
結局、立場上なんだったのだっけか。
今の副長官がカイルに任務を与えていたことと同様に、軍部が任務
を与えていたようにも感じるけれど、バリエセロス自体は不老不死
ではないし、イラリア側の人間にしてはちょっと違和感が有る。

イラリア社が目的としていたこと自体は既にシーズン1の頃から
明らかにされており、ナルヴィクを開発して、人類を破滅させて
人口のコントロールして、地球の環境破壊の制御を行おうとしていた
みたいだけど、ジュリアはそんな方法論に対して懐疑的で反対的
立場を取っていた事が判明する。
またイラリア社は主要17都市の施設が既に稼働体制に入っていた
とのことで、その計画を潰す為にアランはジュリアと結託して
動いていたということなのかな。計画の実行までは1週間。
その一週間の間に何が出来るのかってところだね。

最もジュリアに対して対抗心をむき出しにしていたウォーレンバーグ
というイラリア幹部の女性は、実際にはジュリアとは同じ意見を
持っているようで、彼女からは同様に今のイラリアに不信感を
持つ仲間の一人、マドモアゼル・デュランを紹介された。
彼女は子供だけど一体何歳なのかは見た目だけでは分からない。
若い時に不老不死になるとお得だけど、若すぎるというのもまた
その恩恵を受けるのは難しいね。
冒頭でポズニアクらが主張するには、ジュリアはまだこの世に生を
受けてからそれ程の時を過ごしていないので、分かっていないことを
口にしていたけど、人類が近代化し始めた歴史というのも、そう
昔からのことではないのではないか。
過去に銀色の眼のものたちは迫害を受けていた様だけど、特別な能力
って何が有ったっけか。サイスなどは、スピードが早かったような
気がするし、治癒力の速さと長生きする能力はあるけど、人間社会に
溶け込むには不気味に写ったのかな。

一方島ではマイケルは銀色の眼を持つ不老不死の人物で、自分の
娘に20歳になると種まきの儀式と称して性的関係を持って子供を
産ませて、不老不死の人物を増やそうとしている感じだった。
アグネスたちは妻かと思っていたけど、娘であり、その娘がアンで
そのまた娘がエイミーだと判明する。当然近親相姦になるこの
流れを娘が容認するハズもなく、アンたちは洗脳されている感じ
だけど、エイミーは取りあえずまともな感覚を持っている。しかし
それでも猟奇的な方法論を使ってこの島を陥れて解放されようと
している感じだ。

マイケルも銀色の眼を持つ人物だけど、世界中にはマイケルの様に
孤立した銀色の眼を持つ人物がいるのかどうか。
イラリア社の人物たちはみんな銀色の眼を持っているけれど、
彼らとは相容れない関係なのか。元々イラリア社からの指示を受けて
行動しているピーターはこの島のことを探っている感じだし、
色んな意図が存在しているね。
サラとかジュリアは人工的に作られた銀色の眼を持つ人物だけど、
DNAの問題としても、流石にマイケルがしていることは不気味な
ことでしかない。

ちょっと驚いたのはシスター・グレイスがピーターに対して、
猟奇的な行動を取っていたことなのかな。
「黒い穴、逃げ道は何処にもない。一度入ったら二度と出られない。
要らないものは穴の中に入れてしまえ」ということで、黒い眼
を持っているピーターは閉じ込められてしまっている状態だ。

エイミーが追悼式でベリーにかけた蜂蜜の流れから、多数の病原体
を持つ病気の人が出てきてしまった。そのお陰で真菌の存在が明らか
になり、ハチミツの存在も明らかになった。

病気の人を隔離している光景はシーズン1の時にも見られたけど、
色々と思い出されることが多いな。けどシーズン1程に切迫感が
ないのは気のせいか。

ハチミツの流れはアンに責任が擦り付けられたけれど、果たして
どうなるのか。

また正直ジュリアが鳥のワイン煮を食べていたシーンも、この食事が
原因で実は病気にさせられてしまうのではないかと思うところが有った
のでビクビクして見ていた。ジュリアは何処かで不老不死では
なくなるんだよね。でも30年後の世界でも生きていたし、その辺の
経緯はどう繋がっていくのだろうか。

Dr.アラン・ファラガット (Billy Campbell) “ジェローム”
Dr.サラ・ジョーダン (Jordan Hayes) CDC研究員
Dr.カイル・ソマー (Matt Long) CDC
Dr.ジュリア・ウォーカー (Kyra Zagorsky) イラリア社
Dr.ピーター・ファラガット (Neil Napier) CDC研究主幹、イラリア社
セルジオ・バリエセロス (Mark Ghanime) イラリア社

ブラザー・マイケル (Steven Weber) セントジャーマイン島の教祖
シスター・アン (Severn Thompson) セントジャーマイン島
シスター・エイミー (Alison Louder) 3人の一人
シスター・グレース (Erica Anderson) 3人の一人
シスター・オリビア (Sarah Booth) ソーレンの母
シスター・アグネス (Clare Coulter) 3人の一人

アナナ (Luciana Carro)
Dr.ポズニアク (Arthur Holden) イラリア社
クレア・ウォレンバーグ (Deena Aziz) イラリア社
ランドリー (Sean Tucker) エイミーの使いッパ
— (Elizabeth Neale) Female Follower
— (Aj Risi) Male Follower (Dragged)
マドモアゼル・デュラン (Alexandra Sicard) 銀色の眼の子供
— (Leyda Aleyli) Female Mycotic
ロブ (Ian Geldart)
— (Lenie Scoffie) Old Woman (Park)
— (Chloe Bellande) Desease Infected Patient

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336