サイバー諜報員 ~インテリジェンス~ Intelligence 第6話 死のウイルス Patient Zero

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February 3, 2014
第6話 死のウイルス Patient Zero

脚本/Michael Seitzman 監督/Adam Davidson
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テキサス州・クラレンドン刑務所 , ヒルズバーグ。
死刑囚のルーサー・ヴィックの死刑執行が行われようとしてい
た。2件の第一級殺人事件を起こした彼は警察官2名を殺害して
いた。首元にはタトゥーで”ここを切れ”と書かれている彼。
刑務所長は死刑執行前に最後の言葉はと問われると、妻の
ルアンヌに対して俺のことを忘れるなと語る。更に今から言う
事は本音だとして、ダチのトムトムに伝えて欲しいと語る彼は
「俺は地獄から這い上がって罪深いお前を地獄に引きづり込む」
と語る。ジョーンズ刑務官や医者たちが見守る中、6本の薬剤
が体内に注入され、まもなく心臓は停止する。

ワシントンD.C。
ガブリエルは朝から筋トレしている中、向かいのアパートに
住む警護官のライリーがやってくる。早く開けないとドアを
蹴破るというライリー。周囲を調べて来たが安全だと語る。
何かお前に趣味はないのかと問うと、「点穴」・・急所を突く
武術が趣味だと告げ、一瞬で服従させられるという。

アメリカ・サーバー軍。
ネルソンとキャシディは脳でコントロール出来るクワッドヘリ
を施設内でテストしていた。ネルソンは帽子のようなセンサー
を被りコントローラー不要のヘリを自慢する。しかしガブリエル
ならば脳波センサー自体が不要とのことだった。現在のチップ
は当初の目的よりも進化している事を告げると、ライリーは当初
の目的とは何なのかを尋ねる。「監視とデータマイニング、そ
して暗号解読」だという。そんな中、ネルソンはリリアンに
対して憤怒していた。その理由を尋ねると、中国の諜報員が
父を誘拐した際にボクのことを疑ったからだという。しかしそれ
を聞いたリリアンは「あんたら親子こそ機密情報を無断で複製
していたことを謝罪すべきだ」と語る。国の最も貴重な兵器が
危険にさらされそのプロトタイプ(ガブリエル)が殺されそうに
なったのだという。そんな中リリアンに国家情報長官・アダムから
電話が入る。ネルソンはリリアンのことを悪役の魔女だと呟く。

現在テキサス州を中心として謎のウィルスが猛威をふるって
いた。47名が亡くなり157名の患者が治療を受けていること。
疾病対策予防センターでは最初の感染者を捜しているが、起源は
見つかっていないのだという。第一波で22人の患者が昨日発症
しており、18時間後に110人に拡大、47人が死に至っているという。
明日までにはそれが3倍に拡大するだろうという。
共通しているのはオースティンで行われたテマ・フェスティバル
という野外イベントの音楽祭だった。飲み食いしたものに異変
はなく、屋外なので何かを局所的に散布したということも考えら
れなかった。可能性として考えられるのは接触感染だけだという。
しかも現在判明していることは新たな感染者の中で突然変異
するウィルスだという。元々の保菌者が見つかれば抗体になる
のだという。HIVや結核のように保菌者でも感染しないこともある
とのこと。一刻も早く最初の保菌者を捕まえるのだと語る。

音楽祭に参加したものたちの写真が携帯などで撮影されている事を
受けて、なんとかその写真を集めて誰が保菌者か特定する必要が
有った。ボストンの爆破事件ではスーパーコンピュータを使って
犯人を見つけるまでに3日かかったというジェームソン。
しかしガブリエルならばサイバーレンダリングが利用出来ること
を告げるとガブリエルは早速3Dの世界へと入って行く。
徹底的に顔認証して識別するよう語る。
しかしサイバーレンダリングにも限界があり、データの無い部分
の人物には顔も写らなかった。そんな中、顔認証システムで
ガブリエルは不審者を発見する。死刑執行、死亡証明書が
発行された死人であること。
ルーサー・ヴィックという人物で、2005年に彼は友人のトムトム・
ベニテスと盗難車を運転中に警察に止められ、ルーザーは警察
官を殺害し、トムトムは司法取引でそれを証言したのだという。
その結果ルーサーは死刑になっていた。死刑執行の一週間後の
音楽祭に参加しているというのかと問うと、チップは人の顔を
88ポイント分析出来るが、ガブリエルの写真から分析したもの
は52ポイント分だという。博士によるとレンダリングは夢と
同じようなものなので、所詮は想像の産物であり、初代のチップ
でありテストから7ヶ月も経過しているのでエラーの可能性が
高いという。ガブリエルは取りあえず刑務所に行って確認すると
するが、リリアンは感染したらガブリエル自身が危険だとして
それを反対するが・・・
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テキサス州で突然謎のウィルスに感染するもので溢れ、アッと
いう間に死傷者が100名を超えてしまう。
2週間後にはパンデミック状態になるという観測が成り立ち、
国土安保省のラシェイ、FBI長官のシエラ、国防情報局のカーター
中将、国家情報長官のウェザリー、サイバー軍司令官のリリアンで
テレビ会議し、緊急医療チームの結成、伝染病理学者の派遣、
隔離地域の設定と同時に情報を共有して対処していこうと確認
する。ガブリエルは現地に向かい解決しようとしていくが、
ガブリエル本人は超人的能力を備えていたとしても、彼自身は
ロボットではないのだとして、感染すれば国家としての大切な
資産を失うとして何とかそれを防ぎつつも早急に保菌者を見つけな
ければならないとされるのだった。

エボラ出血熱がアフリカで猛威をふるう中、意外とタイムリー
なネタという感じなのか。

遠隔地から情報収集が出来てレンダリング出来るガブリエルの
能力が有れば、わざわざ現地に行く必要もない気がするけど、
それはそれ(笑)。サイバー軍とはいえ、コンピュータとかに詳しい
人物だけでなく、実際に行動を起こす戦術・強襲チームを用意
する必要はあるよな。

ダスティン・ホフマン演じた映画「アウトブレイク」でもアフリカ
から密輸された一匹の猿が持ち込んだウィルスを探す為に
奔走させられたけど、あの状況に比べれば感染者が人間である分だけ
捕まえやすいものは有る。

ガブリエルにしても今回の死刑囚にしても人知を越えた分野に
手を出し、人間を実験のように扱うことでの疑問符を投げかける
ものが有った。
ガブリエルは国を守る為に作られたもの。その過程の実験で
志願者を失っている事実がある。
そして生物兵器を作っていたカーター中将もまた名目としては
アメリカを襲う生物兵器に対抗する為のものだとしていたけど、
その違いを端から見て見出すことが出来るのかということを視聴者
にも投げかけていく。

死刑囚が利用されたのは、人体実験には都合が良く、死刑執行された
時点で人権は無くなり、その権利は政府が有するみたいな主張が
有った。
一見すると、「ニキータ/NIKITA」のディヴィジョンの思想がその
まんま乗り移ったかのような内容だけど、まさかカーター中将も
ここまでウィルスが外部に広がるとは思っていなかったのではない
のか。それにしてはカーター中将がリリアンたちと面会する中で
まるで悪びれた様子もなければ、ビビった姿の影も見せていなかった
ので、余程腹が据わっているのか、大義の為とする軍人魂があるのか
単なる人格障害者なのか。

ガブリエルは使い方によって味方にも敵にもなるということは
何度か過去にも書いたかも知れないが、彼の存在そのものが
まさにアメリカの宝として存在してしまっていることで、
クロックワーク計画の維持の為には彼を死なす訳にはいかない反面
現地に派遣しなければならないとする事情が存在するようだ。
その割りに、ライリーとガブリエルの二人だけに担当させるという
辺り、余程彼らの腕を信用しているのだろうか。

二人の元に特殊部隊がやってきて銃撃戦になるもまるで銃弾が
当たらないとか、小屋に閉じ込められて火をつけられて殺されそうに
なるというヤケにまどろっこしい方法論を取ったり、500m先にいる
特殊部隊に追いついて一瞬にして倒してしまうとか雑な展開も多いけど、
ガブリエルとライリーがそれぞれに一度ずつ、同じように敵から銃を
向けられ劣勢に立つシーンを演出し、似たような形で展開を
打開している辺りはコンビ性を表しているのかな。
冒頭からフェロモン出しまくりの汗ムンムンのガブリエルの部屋に
やってきたライリー(コーヒーは奪った)と、感染してしまったライ
リーと手を繋ぐガブリエルが結ばれる日もそう遠くないのかも。

取りあえず首謀者と保菌者は捕まえたけど、関与していた民間軍事
会社とか、中将の計画に賛同して手を貸していたものたちは
一掃出来たんですかね。

中将役を演じたNick Searcyは、「アメリカン・ゴシック」で
トリニティ警察署の保安官補佐のベン・ヒーリー役を演じていた。

ガブリエル・ヴォーン (Josh Holloway) サイバー諜報員
ライリー・ニール (Meghan Ory) 元シークレットサービス
Dr.シェナンドア・キャシディ (John Billingsley) 博士、チップ開発
ネルソン・キャシディ (P.J. Byrne) ジェナンドアの息子
クリス・ジェームソン (Michael Rady) サイバー軍
リリアン・ストランド (Marg Helgenberger) サイバー軍の司令官

グレッグ・カーター (Nick Searcy) 国防情報局・中将
アダム・ウェザリー (Tomas Arana) 国家情報長官 (DNI)
ルーサー・ヴィック (Ronnie Gene Blevins) 死刑囚
ルアンヌ・ヴィック (Carrie Coon) ルーサーの妻、獄中婚
— (David Carpenter) Warden
アナ・ラシェイ (Sandra Cevallos) 国土安全保障省
トムトム・ベニテス (Daniel Steven Gonzalez) 元ルーサーの相棒
ジョーンズ (Matthew Jones) 看守、裏切り
シャーロット (Erica Luttrell) ジャンゴの母
オリバー・シコラ (James MacDonald) FBI長官
ジャンゴ (Sayeed Shahidi) 感染者
ジョンソン (Jett Dunlap) 捜査官
ジョーンズ (LeRoy Mobley) Cybercom Agent
セルマ・グリーン () 祖母

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