コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン6 第18話 ジャングルジム Mind Games

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第18話 ジャングルジム Mind Games

脚本/Gavin Harris 監督/Donald Thorin Jr.

【ストーリー】

2004年10月12日。
ピートはバンの男に監視されていた為に物陰に隠れる。バンの
男はターゲットが消えたと語る。ピートに電話が鳴ると、
エクスリーは隠れろとし、見つかったら焼かれるぞという。
ヤツらに地図を渡すなと語る。
ピートの前にエクスリーが現れると突然地図を渡せという。
俺のことを信じているだろうとし、ジェリー・ラミレスは
もう大丈夫だという。目を閉じて好きな楽器を選んでその音に
集中するよう告げると、彼はBeautifil Boyの曲を耳にしながら
集中すると現実に戻る。ジェリーはまだエクスリーの声は聞こ
えるかと問うと消えたという。インナー・プレインの序列に
変動が有ったのか。車輪の歌が聴きたいというと、ジュリーに
何でヤツラは僕を焼きたがるのかと問う。あなたは悪くはない
とする中、ジュリーは数日後焼かれて亡くなる。放火殺人と
して扱われる。

ジェフリーズの快気祝いの為に、ヴェラはシーモンキーを
プレゼントとして用意する。本気で選んだのかと問うと、教育的
で楽しめるだろうと。ジェフリーズは明日には退院するという。
スティルマンとスコッティは二人ともワインを用意するが、
連名でのプレゼントにして一本は自分たちで飲むかと語る。

リリーはエレベーターに乗ると、スティーブ・ウィーガンと
いう男性から声をかけられる。昔の殺人事件の捜査を担当して
くれる部署は何処かと言われると私たちだという。スティーブ
は自らの名を名乗るとピート・スキャネルのことで話がある
という。彼とは大学のルームメイトだったという。
ピートはエンジニアを目指していたがある日テレビに話しかけ
ていたという。
彼が人を殺したかもしれないというと、一年の終わりに彼は
学校から居なくなりオレゴンの実家に戻ったのかと思ったが
昨日ダウンタウンでシェルターのボランティアに入ったら
入り口のホームレスがブツブツと良いながら何かを言っていた
のだという。ピートだと思い名前を呼ぶと驚いて逃げたという。
しかしこれを落としていったという。そこには「ラミレス先生
を焼かなければならず最初にカーテンが燃え上がった。一気に」
と書かれていたという。ラミレスについて名前を検索すると、
ジェリー・ラミレスという統合失調症の専門医が5年前に自宅
の火災で死んでいたという。連続放火魔による仕業だとされて
いたが、ノートを見る限りピートではないかという。

当時の放火魔のリチャード・キーゼルに会うため刑務所にいく。
ヴェラとミラーが放火殺人2件で連続終身刑になっていることを
告げると、誰もいないはずだったのだという。放火容疑で5件、
有罪は2件だとすると、人を傷つける気はなかったという。
ラミレス事件は取り下げさせたのかと問うと、あれは俺じゃな
いという。俺は燃えるところがみたいだけで、あの家は条件が
悪すぎたという。やっぱりガソリンを燃焼剤に使わないといけな
いとし、俺の現場ならばタイヤ跡のような焦げ跡が残る筈。
この現場写真を見る限り素人の仕業だという。窓が黒くなって
いるし、十中八九カーテンを燃やしたものだという。

法廷で、リリーはガブリエル・アリーザの弁護士・ローゼンタ
ールから追求を受けていた。12歳の少年に3回発砲したが、別の
発砲事件でもカウンセリングを受けていると指摘される。懲戒
規定通りのカウンセリングは受けたのかと問うと、依頼人
に対して「あんたを撃つのに理由は要らない」と言っただろう
事を告げる。ジョージ・マークスを撃ったときと同じなのかと
言われる。

法廷が終わった後、検事補のベルに対して異議ありくらいは
言ってくれというリリー。そんな中ローゼンタール(ロージー)
に会うと、さっきは独壇場だったねと語る。懲戒規定を出した
時には笑ったとし、昨年酒気帯びでパクられた際に俺の所
に泣きついたのは誰だったのかという。個人的感情が入ってい
たのは認めただろうとすると、同僚が撃たれたら個人的感情は
入るという。ロージーは少年法廷で砂漠のであればこっちも
上訴権を放棄するというが、ベルは駄目だという。あの子は
IQが低く逮捕歴もないし、さっちはやたら銃を撃つ刑事だろう
として私側の方が有利だという。しかし15年も刑事をしていれば
銃を撃つこともあるというと、ロージーは内務監査の資料を
請求しても良いのかという。ベルはあくまで勝負するのかと
問うと第一級謀殺でいくと語り終身刑は固いと語る。子供を刑務
所で死なせるのかと問うと、第三級で罪を認めれば25年から50年
で出られるという。優秀な刑事に謝れば第三級にするというと
ロージーは謝罪する。リリーはベルにランチを奢ると語る。

2004年10月のジュリーの資料を見るスコッティ。
ピート・スキャネルは見つかったのかというリリーに対して
シェルターを見張らせているという。ジュリーはテンプル大学
卒業、出身はエルセントロ。両親とも死亡し兄弟はなき、勤務先
は精神病患者のケアハウス”やすらぎの家”だという。

そんな中ヴェラは一件落着だと語り犯人はトレイデンだと語る。
トレイデンが空気を汚染し電気風を起こした、僕はフレームシ
ップに乗ってインナープレインに向かったと書かれているとし
地図もあるという。彼は命を狙われていると思っているだと
するとリリーが地図を見ると語る。更にマイスペースに書かれた
彼の書き込みをプリントアウトしてある事を告げ、大学を辞めて
からの更新はなくなっているとのこと。書き込みを見る限り
趣味も友達も多いし、趣味はビールの一気飲みだという。父親
がオレゴンに住んでいるが何年も連絡連絡していないとのこと。
ラミレスに対人トラブルはないか調べろというスティルマン。

やすらぎの家へ。
医師のガルトンはジュリーの死に患者はみんなショックを受けて
いるとし彼女は熱心だったとヴェラとスコッティに語る。
ピートという患者を覚えているかと問うと、ジュリーの死んだ夜
に何処にいたか分からないかと問うが、守秘義務があるので
裁判所命令がないと教えられないという。ピートみたいな患者
を拘禁することは有るのかと問うと状態によるという。ここに
いたことが分かれば殺人の容疑が晴れるのだとするが、守秘義務
で話せないという。ここの医者が殺されたのに協力できないと
いうのかとすると、正式にここの患者になる前のことならば
話してもらえるのかと問う
——————————————————–

■ジェフリーズが撃たれた後のエピソード

前回のエピソードが余程インパクトがありすぎたこともあり
その余韻を引きずっているのかなと思ったけど、明日には
ジェリーズも退院が決まるという状況の中でのスタート。

ただ前回のエピの余韻も残されていて、珍しくドラマでは法廷
シーンが描かれたけれど、リリーの精神的状況を問われるシーン
が有った。しかし今のリリーはかつてと違って逞しさみたい
なものを感じるところがあり、その様な強気に出られるのも
ベル検事補という仲間が出来たこともあるのだろうか?

ベル検事補はまたつかみ所のない人物で、気がつくとシーズン6
では準レギュラー化している。S6-10の初登場では頼りなさ
げな印象も有ったけど、今回は法廷外で弁護士に謝罪させたり、
意外にも人脈が広くて、色々とアドバイスする中で捜査協力も
俊敏に行っていた。「Major Crimes」のリオス検事補もこれ
くらい使えれば・・

ベル検事補は離婚していて、子供がいるみたい。
リリーが付き合っていったりするのかな。

■事件は2004年の放火殺人

ピートは統合失調症を患っていて、その主治医だったジュリー・
ラミレスが自宅で放火されて死亡した案件だった。

彼とは大学時代にルームメイトだったというウィーガンから
彼が落としていったというノートに書かれていたものに引っか
かりを感じて知らせに来たというもの。

それを見る限りではピートが第一容疑者としても間違いない。
ただしかなり現実と幻想の世界の区別が付かないような感じ
だったので、罪を犯していたとしても罰に問えるものなのか
はよく分からない。

■ジュリーの勤務するケアハウス”やすらぎの家”

ピートが病気だと思ったら、今回登場する関係者の多くは
病気にかかっていて、フアン・サラザーにしても、ヴァネッサ
にしてもガルトンにしても病気や依存症だったことが判明する。

そんな状況の中でジュリーだけがまともなことを話している
姿が有り、更にリチャード・キーゼルという放火犯の方が
真実を語っている姿はただ滑稽な構図というしかなかった。

■形は違えど・・

今回はタイトルからしてMind Gamesと付いていることからも
精神世界で取り交わされるエピソードで、その仮想現実の状況
の中から真実を拾い出すことの難しさを感じるものがあった。
かつて「CSI」の中でも、仮想現実の世界に於ける殺人事件
での犯人との駆け引きなりやりとりが行われていたことが有った
けど、ピートの世界観は陰謀論者のようにして、権力者を嫌う
という傾向に有ったようだ。
気になるのは統合失調症に至る原因が幼少期の火事にあった
とするものだったけど、後天的に発症に至る原因の中には
何が有ったのだろうか。

時に精神病院が舞台となって不正に気がついたけど、薬漬けに
されて事実が公にされないなんて刑事ドラマのシナリオを見た
ことがあるけど、それに近いものが合ったかな。

■統合失調症とは何か?

実はよく分かっていないのだけど、この病気、基本的に治ら
ないもので、凶暴性はないということで間違いないのかな。

医師によると初期の頃に聞こえる幻聴は無害で、大抵は友達や
家族のことを話していることが多いのだという。
大学一年の時に書いた図形は何の物体かと思ったけど、精巧に
骨組みとして描かれたジャングルジムであり、彼がセーフティ
だと思える場所であり、思い出でもある。

統合失調症の患者の目から見るスコッティはソウルフォースの
少尉だとしていたし、リリーに至ってはトレイデンの娼婦がっ
として卑下していた感じもするけど、最終的にはそんなリリー
に心を開いていたところが有ったよね。

ヴェラはかつてMr.スポックの面例だというホームレスに襲われ
かかったとしていた。

■鼻持ちならないガルトン

チーキングとかゴーキングだとか、医療用語を多様して
如何にも偉そうだった。「自己愛性人格障害」を患っていた
とし、ハルペリドールんどの薬を盗んでいた。

医師は医療用語を使い、ピートは自分の世界観の中で生み出した
インナープレインだとか、トレイデンとか、安全象限とか幽体
などの単語を使っていた。

■個人記録の申請

ベル検事補からは守秘義務法の適用外だということで、日誌
の申請をすることで、ガルトンが隠そうとしているジュリー
のことを調べていく。最終的にはピートの記憶と通話記録が
決め手となったけど、ちょっと通話記録の流れからガルトン犯人
と結びつけてしまう流れは強引だったかも。

ただピートの言葉の中にある真実から、上手いこと現実的流れ
を引き込んだのは上手かったのかも。

■使用された曲

・Beautiful Boy by John Lennon
・Imagine by John Lennon
・Mind Games by John Lennon
・#9 Dream by John Lennon
・Nobody Told Me by John Lennon
・Watching the Wheels by John Lennon

■出演者

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

カーティス・ベル (Jonathan LaPaglia) 地方検事補

ピート・スキャネル (Billy Lush) 統合失調症
Dr.ジャック・ガルトン (Erich Anderson) 精神科医
リチャード・キーゼル (Richard Brake) 放火犯
エド・ローゼンタール (Seth Isler) ガブリエルの弁護士
ホアン・サラザール (Joseph Raymond Lucero) レースワーカー
ヴァネッサ・クウォーターマン (Victoria Pratt) ジェリーの患者
=レイチェル・リボウィッツ
Dr.ジュリー・ラミレス (Jacqueline Obradors) 統合失調症専門医
スティーブ・ウィーゲン (Jeremy Glazer) 元ピートのルームメイト
— (Jason E. Kelley) バンの運転手
若い頃のピート・スキャンネル (Kyle Red Silverstein)
若い頃のマイケル (Ryan Wynott)
— (Pilar Carrington) Patient
トム・エクスレイ (Ben Hogestyn) ピートの兄

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