LAW&ORDER:クリミナル・インテント シーズン4 第6話 孤独なジェニー In the Dark

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October 24, 2004
第6話 孤独なジェニー In the Dark

脚本/Rene Balcer、Jim Sterling
監督/Alex Chapple
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ホームレスを支援しているビッキーはトンネルで暮らしている
アランを探す。トンネル暮らしは一時的だとして、励ます。
ビッキーは最近アランの姿を見ていないとして探すが、ドナルド
に近づき過ぎてヤツの闇に吸い込まれたのではないかという
黒人のホームレス。教会から手伝いに来ているローズに対して、
アランを見かけたら知らせて欲しいという。
ビッキーはチャーリーの鉄くず場にいくと、そこにアランが
集めて居る銅のワイヤーがあることに気が付くと追求する。
ドナルドの指示だろうとすると、ビッキーはアランの元に連れて
行って欲しいと頼むが、冗談じゃないとして断る。
男は遺体をトランクに詰めて大学の献体プログラムの元に
運ぶ。

メイ先生は、研究用の人体組織を採取するために頭の髪の毛を
剃ろうとする。すると銃創が発見され、警察に通報する。

メイ先生によると脳の採取前に頭髪を剃るので気が付いたという。
研究用の人体組織は専門の部門で手配しているとのこと。
ゴーレンは銃創を見て変わった形の銃創をしている事を告げる。
エイムズは傷口はミドリ色の破片が付着していることを指摘する
とプラスチック片だと分かる。ボトルサイレンサーとして銃に
取り付けて使用したのだろうとのこと。
メイ先生は組織仕入れ部のウィットバーン博士を連れて来る。
これらは大学献体プログラムから入手したもので、小切手を手渡す
だけで取引出来てしまうというもの。

9月1日(水)・メトカルフ大学。
1万5千ドルで販売していることが分かるが、書類がないことを知る。
研究員は誰かが寄付したものだとするが、詳細を話そうとはしなか
った。舌がないならばそこの献体の舌と取り替えるか?というゴーレン。

大学に遺体を運んできた男から話を聞く。
自分は盗んできたのではなく捨ててあったのだという。こういう
遺体は地下やトンネルの中にあるのだとし、人は何処でも死ぬ
ものだという。原因は病気だったの麻薬の中毒死だったり・・
男は今回の遺体が殺害され銃創が有ったことは知らなかったと
語る。先月も頭を撃たれた死体が有ったが、そういう遺体は買っ
てくれない為にに頭を潰して傷を隠したと語る。
俺はドナルドよりはマシだとして、彼は悪魔だという。
ゴーレンは彼が嘘を言っているとは思えないとして上司や
ディーキンスにも伝える。ただし男は明らかに公衆衛生基準違反
だとして逮捕される。他の遺体も探せと告げる。

遺体が発見されるがパーツ毎に色んな場所に売られていた。
必要最低限の手や顔などのパーツを集める。
指紋は消されているというエリザベス。エイムズは左手の
緑の染みが気になっていた。ゴーレンは銅かも知れないこと
をつげ、遺体の有った駅付近にはリサイクル店があるという。

リサイクル店で銅ワイヤーを持ち込んだ人物について尋ねる。
ピンクの髪の毛をした女性の遺体を見せるとビッキーだと
語る。彼女はアランを探しに来ていたという。ドナルドが
納品してくるものは他の誰かが作らされており、ビッキーは
ドナルドに逢わせろと語っていたとのことだった。

ドナルドがいるという地下トンネルにいく。
ドナルドき自ら悪魔を気取る男性だった。彼の元では携帯の
電波も通じないとする迷信があったが、単に地上の電波の
関係である事が分かる。下の世界は俺の物であり近づくと
頭を潰すと語る。アランのことについて教えて欲しいと語る
と4週間は全く姿を見せないとのこと。ドナルドのテントの中
にあるアランの持ち物を調べさせてもらうと、桜の花びらと
血の付いた傘があることが分かる。桜は4週間前に散ってしま
っており、雨の中を公園を歩いていたであろう形跡だと分かる。
恐らく散歩していたのだろうというが・・

9月6日(月)・中古車オークション場
9月8日(水)・メソジスト教会
9月10日(金)・パーキンスオート
9月14日(火)・ブルックリン裁判所
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研究用の人体組織の売買に於いて正当に購入したハズの
メイ博士、バトラー博士は頭部に銃創の追う女性の遺体
を発見し通報する。普段は専門の部門が購入しているという
中、仕入部から話を聞くとウィットバーン博士は大学の
献体プログラムから購入しているのだという。
メトカルフ大学にいき事情を聞くと、書類も適当に支払い
遺体を購入して各所に売り渡していた事を知る。
遺体を売りに来る男は、トンネルやゴミ箱などとにかく
遺体は盗んだものではなく捨ててあったものを拾っただけで
ホームレスならば何処でも亡くなるものではないかという。
彼は女性の遺体を前にも銃創のある遺体を売っていたことが
判明し回収して女性の遺体との関連を調べていく。

なんとも言いようのない不気味な話という感じだった。
人間を物扱いしているようで資本社会に見る暗部を象徴して
いる感じで、生きている時には価値のないように扱われている
のに死んだ時にはそれなりに金になるものとして市場に流通
していくのだからなんとも言えない。
そんな人たちはトンネルから出ること・光に当たる
ことを拒んでいる感じも有った。

人が亡くなっても誰からも気にかけられない存在という寂しさと
いうのは有るのだろう。
ホームレスの中にも横の繋がりがあるにしても、亡くなっても
気にされずにいる。
支援者のビッキーはアランのことを気にかけていたけど、そんな
人物さえ人間の欲望の餌食になってしまう。

中古車のオークション、部品業社、自動車整備工などにスポット
ライトが当たるのも、人体がバラバラにされて流通していることを
比較している感じで、上手く出来ていた。
古い車もメンテナンスをすれば治る。
エイムズがやたらと車に詳しいところが驚いたけど(笑)、
古い車(1966年のフォード社のステーションワゴン)の割りにエンジン
の音が軽快で有ったり、浴室のタイルが取り替えられている姿。

一見すると心優しくホームレスにも食料を作って配り歩く女性・
ローズは「食べ物を配りながら彼らを見ると悲惨な生活を想像して
しまうので、ネコのエサやりだと思うことにしている」として、
衝撃的心情を吐露していたことが有ったという。

よく分からなかったのは、ジェニーという女性の存在をそこまで
信じる様に至る夫の姿かも。
妻はメソジスト教会で活動をしているけど、子供を流産した時に
もそれだけ信心深かったのだろうか。
軽度の脳卒中、軽度の認知症ということで、子供がいるという事を
思い出すも、亡くなった時のことではなく、お腹の中に居る時の
ことを思い続けているという辺りは、ある意味では幸せな部分が
有るのか。現実に立ち返った時に、子供はいないと改めて現実を
知るのでその都度辛い思いにサラされることになるのか。

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ブッチ・パーキンズ (Geoffrey Lewis) 自動車整備工
ビッキー・ヘイル (Amelia Campbell) 衛生局のボランティア
ケニー・マイルズ (Devin Ratray) オートパーツユニバース、盗品購入
ドナルド (Paul Lazar) トンネルに住む、”悪魔”
メラニー (Rosemary De Angelis) ローズの書記官事務所時代の同僚
ローズ (Rutanya Alda) メソジスト教会、ボランティア
タイラー (Angel Caban)
ギル (Russell G. Jones)
ボー (Matthew Maher) 遺体を大学に売った
リー (T.J. Edwards)
Dr.メイ (Jim DeMarse) 献体を見て銃創を発見
チャーリー (David Lenthall) 鉄くずを購入
ドーランド (Martin Rayner) 牧師
ポール・フレンチ (Jon Krupp)
Dr.バトラー (Andrew Benator) メイの助手
Dr.ウィットバーン (David Andrew Macdonald) 組織仕入部
チェルシー・ダンカン (Nadine Mozon) 不動産仲介業者
ビル (L.B. Williams)
アラン・リチャードソン (Bruce Smolanoff) ホームレス、元電気工事
ルシア (Jennifer Shirley)
Sgt.オマリー (Michael Dalby)
マリー・ベーカー (Sandy Binion)
— (Richard Gnolfo) Transit Cop Vargas
デーヴ (Marko)

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