LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (SVU) シーズン6 第15話 少女たちの秘密 Hooked

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第15話 少女たちの秘密 Hooked

脚本/ Joshua Kotcheff
監督/Jean de Segonzac

【ストーリー】

青年達は望遠鏡で天体観測に来た。引率の指導員は北に向ければ
蟹座が見えるし真下にはオオグマ座があるだろうという。
しかし少年達は望遠鏡を覗きに使い、屋上からマンションの
部屋にレンズを向ける。女性が着替えているところが有ったかと
思えばなんと若いブロンド女性の死体が転がっているのを見
つける。

発見者は星の観察中の少年だとし、裸の天女を眺めていたと
皮肉る。それは目の毒だなと呟くエリオット。犯人はバッグを
カラにして放り投げているが、免許証が入っていたという。
被害者はアリソン・ダウニー、ヨンカース市在住だという。
検死官のメリンダは被害者はリッチだとし服は800ドルはする
ものだという。鈍器による頭蓋骨損傷で凶器は未発見。
体液はないがパンティを下ろされて膣に外傷があると語る。
死亡は外気温と体温を考慮して20~24時間前。つまり昨夜
(月曜日)の8時から12時だなというエリオット。引きずった跡も
無く凶器の鈍器では脅して連れ出すのは無理だというオリビア。
知人がセックス目的で呼び出し、レイプ後に撲殺して強盗に見
せかけたのかもしれないというエリオット。屋上には鍵がかか
っていたので犯人が住民という可能性もあるという。現在聞き
込みにはマンチたちが当たっているとのこと。自分たちは
家族に伝えに行こうという。

ヨンカースのMrs.ダウニー家にいき免許証を見せるとアリソン
だと確認する母。最後に逢ったのは昨日の朝で大学卒業後に
帰郷したがよく町中の友達の家に泊まっていたという。友人の
名前は?ボーイフレンドの名前は?と尋ねるが知らないという。
大学時代の彼はボストンに住んでいるという。そんな中突然
ドアが開く音が聞こえる。旦那さんなのか。しかしそこにいた
のはアリソンだった。母親は警察が貴方が死んだと言ったのだ
と語る。

アリソンから話を聞く。
何処で免許証が有ったのかと問われ殺された被害者のバッグの
中に有ったという。何故彼女の手に免許証が有ったのかと問うと
アリソンは紛失したので再発行の手続きをしたという。
しかしオリビアは室内でアリソンと一緒に写真に写るブロンド
の女性を目にして被害者はこの女性である事を告げる。
その子は従姉妹のリサでクイーンズに済んでいるという。
彼女に免許を盗まれたのかと問うと、あり得ると語る。
リサは15歳になったばかりだとすると、もしかしてライセンス
を貸したのではないかと問い詰めると、アリソンも認める。
彼女は大学生と付き合っていたとしナイトクラブに入るために
必要だとして貸したとのこと。麻薬も知らないマジメな子だと
いう。彼のことは聞いていないとのこと。

検視局にいくとメリンダから死因は同期による頭蓋骨損傷だと
いう。凶器は丸みを帯びた金属で傷口の金属片を分析している
という。顔のアザについて尋ねると、4~6週間前のものだという。
ナイトクラブに行かせるような親なのか。
そんな中モルグには被害者のリサの父・ティムがやってくると
娘のリサだとして嘆く。月曜日の夜8時から深夜にかけてリサは
何処に居たのかと尋ねると、月曜日の午後に娘と話したときは
友達とピザを食べに行くと言っていたという。最後に逢ったの
はいつかというと、仕事に出る前の月曜日の朝だという。トラ
ックで陸運をしているという。出て行くときのリサは制服だった
と語る。遺体のリサは800ドルの服を着ていたことを語ると心当
たりがないか尋ねる。年上との交際について何か知らないかと
問うと彼氏の話は聞いたことがないという。母親は9ヶ月前に
亡くなったのだという。

2月1日(火)・セントタビサ高校
2月1日(火)・警察本部・技術支援部/TARU Tech
2月3日(木)・グレンオークス高校
2月3日(木)・バーリントンホテル
2月8日(火)マックス・ロング撮影所・
——————————————————–

■今回の事件

望遠鏡を覗いて天体観測している少年が発見した女子高生の
遺体。被害者が所持していたIDからアマンダ・ダウニーかと
思われたが、実際にはアマンダの従姉妹のリサという15歳の
女性で、アマンダによると彼女は大学生と付き合っていたので
クラブに入るために必要だということで免許を貸していた
ようだ。
死亡推定時刻は月曜日の夜8時から深夜にかけて。
遺体は15歳とは思えない程、ブランドの服に身を包んでいた
ことからも一体何をしていたのかを捜査していく。

■エリオットが感情移入

今回の被害者は15歳の少女。その父親はトラック運転手という
こともあり、母親も亡くしていることから少女は寂しさで一杯
のハズ。
ケアしてくれる人がいないことによって悪い道にハマって
いってしまう典型の様な人物だった。
ただ娘のことがまるで分からないという父親の心情は、今の
エリオットには少なからず理解出来るところも有るのだろう。

少女達が金やブランドもの欲しさに男性と寝るという光景は
日本とも変わらない。ただリサの場合、もっと別の意味がある
のかと思った。例えば大学進学のこともあるだろうし・・

リサの従姉妹のアマンダが本来彼女の暴走・異変に気がついて
止めてあげられれば良かったのに、それが出来なかったという
のが切ないし、何よりも彼女の行動を助長してしまう流れと
なっているところが何とも言えない。

■セントタビサ高校

リサが通っていた高校で、彼女は被害の有った月曜日には全て
の授業に出席しているという。とても優秀な成績の子だが、
父親によるとリサの母親は9ヶ月前に亡くなっているという
家庭環境の大きな変化が有った事が分かる。
彼女は腕にセックスの腕輪というものをしていたことがある
そうで、女生徒の間では一部で流行っていたらしい。
腕輪の色でその日の欲求を示すモノで、黄色はハグ、紫はキス、
赤色は膝のりダンス、青はオーラルセックス、黒は性交渉。
出会い系のバーでそういうシグナルを発してみたり、携帯電話
でもそういうアプリが流行したけど、そういうものの走り
みたいなものなのか。

リサの親友はアンジェラ・アグネリだということで話を聞くと
腕輪はジョークのつもりで付けていたとし、クラスの男子は
幼すぎるので彼女に同級生の彼はいなかったという。私たちは
勉強で忙しいとのこと。

アンジェラ役を演じているのは「HEROES」で治癒力の能力者
のクレア・ベネット役を演じたHayden Panettiere。

■技術支援部のモラレスの情報

現場の隣のビルに彼女の携帯が壊された状態で発見され、
復元してみるとメールで色々とやりとりしていたようだ。
そして彼女は「恋人募集中」という出会い系サイトに登録して
いて、プロフィールを公開していた。「刺青とビールが好き。
ピアスと醜男はキライ。」
HN:クイーンズティーン。ニックという男性と一発やる?
というやりとりが有ったが、リサの近所に住む子で、彼女とは
何ヶ月か前まで付き合っていたという。リサはイケメンの男性
ならば手当たり次第に付き合っていた事を知る。
またネットで年上の男性と知り合っていたとのこと。
付き合っていたのはアンディ・ウォールだと分かるが、彼は
特に何もしていない。アリバイを確認すると「カミュの「異邦人」
の勉強をしていた」とオリビアが確認を取る。

■メリンダによると・・

アメリカの10代の男性の1/3が性病にかかっているとのこと。
感染源が若者ならば少女間でも広がっているという。
また何と言ってもリサの場合HIVに感染している事実がある
ことだ。見ず知らずの人との関係はこういう事態にも発生する
ので怖いものが有るのだろうけど、結局人の出会いというのは
最初は知らない人同士のハズだし、それをどうやって安全な人
だとして認識・確認していくのかだね。

先日日本でも国連の特別報告者たる人物が、
「日本の女子生徒のおよそ13%が援助交際に関わっている」と
言われて日本側は猛抗議していたけど、援助交際は
ともかく性の乱れというのは、日本でも相当多い気がする。

■歯止めをかける人が居ない

驚くべきは医者のタナーまでもが未成年と関係を持っていたこと。
ブロンド少女でカワイイのは分かるけど、それなりに地位のある
人だし普通に出会えそうな気がするんだけどね。

恐ろしいのはリサが感染していた後にどれだけの人物が関係して
いたのかというのが分からず、その辺の言及がかなり簡易的な
扱いだったけど、相当怖い現実がある気がするんだよね。
リサは相当な人数と関係を持っていたと言うし・・

保険はないのに高額の薬品代を払って高級ブランドを買って
与えている。父親によると小遣いは週25ドルだとしていたところ
が現実的なものなんだろうけど。

■エリオットは思わず娘を心配する

グレンオークス高校に通う娘のキャサリンの元に走り寄っていた
エリオット。感染源のリストを見て、キャサリンが過去に付き
合っていたジェド・ボールドウィンもその中に入っていたみたい
だ。最後のデートは2、3ヶ月前で、エリオットはHIVの件は
秘匿情報なので話せないけれど、娘に対して「お前はヤツと
何かしたのか?」とする質問とそれに答える娘の構図というのは
一番辛いものがあるだろうね。ただキャサリンはしていないこと
を告げ、そのせいで彼とはケンカ別れをした事を語っていた。

■人間が壊れる過程

家族の中で何かが欠けると崩れ落ちていく危険性があること
が今回のエピソードを通して描かれた。
その問題に早い内に止められれば修復は可能だろうけど、
男性との付き合いが学校内から発展して、ネットの出会い系や
ホテルでの売春、そしてAV女優としてビデオ出演とまで進んで
しまうと流石になかなか人生を取り戻す事は難しい気がする。
金が儲かることでの感覚が麻痺してしまうところがあるのだろう
か。そして人寂しさからその道に進む人などもいる。
悲しいけどそういう道への導入部というのは意外と間口は広く、
ちょっとした気のゆるみや、欲望への追求が一気に人生を
終わりに導いてしまうところがあるんだろうね。

■自覚がない子供たち

リサという女性はとても優秀な女性として周りからの評判も
高かったが、男性関係に於いては相当ハデなものがあった。
安易に自分を安売りしてしまった感じで、切ないものがある。

ここのところこのドラマでは子供たちの嘘によって振り回される
という傾向が高いし、子供が事件に巻き込まれるケースが多い
ね。

何と言っても本人達は自分たちにとってはジョークのつもり
で、自らは売春婦とは思っていない様だけど、端から見ると
誰の目から見ても売春婦的行動を起こしていること。
そんな端からの視線がなかなか見えてこず、性を売り物にして
いる大人達の欲望に飲み込まれていく様は何時の時代も変わら
ないのかも。

■ノバクさんあまり登場せず・・

今回は殆ど出演しないままで進行してしまった。
次週久しぶりにキャボットさんが出演するので楽しみ。

■使用された曲

・Revenge by Caliber

■出演者

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
? (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホアン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ケイシー・ノバク (Diane Neal) A.D.A 検事補
ルーベン・モラレス (Joel de la Fuente) TARU Tech
トレバー・ラニガン (Peter Hermann) 弁護士
キャサリン・ステイブラー (Allison Siko) 娘、高校生

アンジェラ・アグネリ (Hayden Panettiere) セントタビサ高校
ティム・ダウニー (Shuler Hensley) リサの父親、運送業者
Mrs.ダウニー (Annie McGreevey) アリソンの母
リサ・ダウニー (Janae Kram) 被害者、15歳
マックス・ロング (Matt Malloy) AV撮影
Dr.デレク・タナー (Alex Cranmer) ホワイトストーン病院・医者
ジェローム (Ivan Martin) ホテルのフロント係
アリソン・ダウニー (Jessica Dunphy) リサの免許証を貸す
ジェニー・アンダーソン (Sharon Washington) 高校の教師
アンディ・ウォール (Aaron Staton) 大学生の彼氏
ローラ (Shalonne Lee) ブティックの店員
メリッサ (Shana Dowdeswell) オリビアがリサについて聞く
ブランディ (Tiffany Westlie) エリオットの囮捜査に・・娼婦
— (Patrick Frederic) Troop Leader
ニック・シムズ (Michael Drayer) リサがchatで会話
オーウェン (Peter Vack) リサに飽きられたとエリオットに
— (Geany Masai) 看護師長
ブライアン (Jerry Griffin) ブティックの経営者、リサとH
— (Zach Sorrow) 青年
エミット (Tyler McGuckin)
— (Steven Sendor) 私服警官
ローラ (Ayelet Argaman)
ディーン (Marcus Collins)
— (Chuck Gerena) Max Long’s Sound Man
ジェド・ボールドウィン () キャサリンの元彼

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