クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン6 第9話 帰れない森 Into the Woods

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第9話 帰れない森 Into the Woods

脚本/Kimberley Ann Harrison
監督/Glenn Kershaw

【ストーリー】

ペンシルベニア州ハーウッド州立公園。
ウォーカー家のリンダ、マイケル、サミーはキャンプに来てい
た。もう引き返せないのかというリンダに対して、マイケルは
必死に地図と睨めっこしながら出口を目指す。物音が聞こえる
と、クマが遺体を食べているのが分かる。
被害者はダニエル・ラーナム(10歳)。昨年11月、父親のジョセ
フとキャンプ中に姿を消して昨夜見つかったという。
アパラチアントレイルのすぐ傍での発見で森林警備隊からの依頼
だと語る。14の州をまたぐ全長3500kmの賛同だから発見だけで
奇跡だというリード。犯人は遺体をビニールに包んでいると
いうロッシ。罪悪感なのかというプレンティスに対して親しか
ったのかも知れないという。しかしプレンティスは場当たり的に
しかみえない事を語る。単発の事件という可能性は?という
モーガン。ホッチはガルシアに一時間でいくと先方言ってくれと
語る。

ペンシルベニア州フィニー州立公園。
フランクはロバートに薪を取ってくる様頼むと妹のアナは自分も
手伝うという。フランクはロバートにアナの様子を見てくれと
頼む。ロバートはある程度薪が集まると物音がしたことも有り
アナに戻ることを告げる。

— 移動の飛行機 —
リードは犯人の狩り場を地理的プロファイルした事を語る。
ダニエルは見つかったが他の遺体は難しいという。警察は
当時ダニエルの父・ジョセフを容疑者として数回事情聴取して
いるとのこと。父はその後ダニエルが消えた辺りを何度も通っ
ているとのこと。ダニエルの周辺を当たろうという。近隣・学校
家族・友人などだというホッチ。

ボイドビッグツリー州立公園・森林警備隊。
ターナー隊長に会うホッチとロッシとリード。ターナーはBAU
に対して捜索に使っている地図と検視報告書を渡す。
現在署にはダニエルの父・ジョセフも来ているとのこと。
ジョセフに質問させて欲しいという。去年の11月から3月半ばまで
毎週末に消えた場所を探しているが、突然行かなくなったのはど
うしてかと問う。ダニエルは3月半ばに死亡したと推定されて
いること。探すのを辞めた時期と一致しているというホッチ。
息子が死んだと感じたんだという彼。ダニエルとはよくキャンプ
をしていたのかと問うと、別れた妻が親権を取ったので終末
だけしか会えないので特別なことがしたかったとし、思い出に
残るようなことだという。犯人はダニエルとしか接触してない
かもしれないというロッシ。
ガルシアに対して周辺で起きた行方不明関連の事件を5年
遡って調べて欲しいと語る。犯人はかなり経験を積んでいる
為だという。

一方プレンティスとモーガンは遺体が発見された現場を探して
いた。ここに野ざらしにされたら遺体はすぐに朽ち果てる
とし、保存用にビニールをしたのか。ここは捨て場所という
より墓場なのかも知れないというモーガン。ここが縄張りだと
したら何か印をつけているのではないかという。動物ならば
高い場所に付けるというモーガンに対して、斧を使ったのだと
いうプレンティス。この辺にも埋まっているハズだと語る。

ホッチはジョセフにダニエルが居なくなった時二人でテントを
張って寝ていたのかと問うと、テントには入っていないとし、
ダニエルが自分で出て行ったという。私はそのまま寝てしまっ
たこと。一つ気になるのはダニエルがどう思ったかだという
父は、息子を守れなかったヒーローであるべき父がこんな事態
になった事に対して耐えられない思いだという。

プレンティスは現場から別の遺体があるとして捜索願が出ていた
少年、タイラー・ストルツだという。死亡は2、3ヶ月前。ジョセフ
が引っ越したのは去年の夏でタイラーが消えたのは10月。
ダニエルは翌年11月に失踪したという。犯人は秋に浚って冬の
合いだ監禁しているのではないかというプレンティス。

アナは深夜にトイレに行きたいとしてロバートを起こす。
そんな中アナはシェーンという男性に捕まり、ママとパパを殺
すと言われた事を語る。

リードは10年前に遡るとあと12人は殺されているかも知れな
いという。失踪した日付と場所にパターンがあるという。
——————————————————–

■今回の事件

ペンシルベニア州の広大な州立公園で起きた連続殺人事件。
全長3500km・14の州にまたがる自然の森での事件故にFBIが
捜査の担当となる。
事件捜査の発端は、昨年11月に父親とキャンプ中に失踪した
ダニエル・ラーナム(10歳)の遺体が発見した事からだった。
アパラチアントレイル付近で発見された事から、この近くが
狩り場だとして捜査を開始する。
調査しているそうしている間にもブルックス家の息子のロバート
と娘のアナが失踪してしまう。

■初動捜査

今回の件は結果的に連続性のある犯行だったけど、BAUとしては
何故単発ではなく連続性だと判断したのだろうか?
ロバートとアナが失踪した時点で確かに連続性の可能性は示唆
するものがあったけど、同一犯であるかどうかの判断はどういう
ところから出てきたのか。

■行動の習性

冒頭でダニエルはクマによって遺体が荒らされていたけど、
まさに犯人は動物の霊が乗り移ったかのように、クマを意識
したような人物で、山から下りてくるのは必要なクスリを手に
入れる時だけで、それ以外は山で過ごしている。
秋に子供を誘拐するという行動の習性は、犯人の男性にとって
冬を越すのに一人では寂しいとする気持ちがあったのか。
それとも単純に子供が好きなドラッグ売人から鎮痛剤を手に
入れる為の獲物としての存在だったのか。

■ドラマでは気になる要素も・・

ダニエルが殺害されて発見された。その際第一容疑者として
何度も事情聴取をされたのが父親のジョセフだった。
彼は失踪した昨年の11月から3月半まで週末ごとに調べる為に
この土地を歩いていたとしていたけれど、遺体が発見された
頃にはその捜査を辞めている。
遺体が発見された当時、ビニールのようなものが被されている
行動に対して、当初はジョセフが遺体を見つけて、彼が供養の
為にビニールを巻いたのかと思った。ただ野ざらしにすれば
遺体はすぐに朽ち果てるとしていたことからも、ジョセフでは
なく犯人のシェーンが起こしたことだったろうけどね。

■三者三様の家族

今回三つの家族がドラマの中で出てきた。
・冒頭で遺体を発見したウォーカー家(リンダ、マイケル、サミー)


・被害者となったラーナム家(ジョセフ、ダニエル)。
・一度は失踪したけど助ける事が出来たブルックス家
(アナ、ロバート、ヴァイオレット、フランク)。

親としての主役は子供を失ったジョセフだったが、子供と
しての主役はアナとロバートだった。
妹・アナのことを常に気にかけている兄・ロバートの姿が
いじらしくも有り、ラストでは誘拐された子供たちを助ける
ことが出来たとする珍しいケースだとして、その光景を目に
したモーガンやロッシが”感無量”的表情を以て、俺たちは
このときの為に捜査している感も有ってなかなか感動的な
ドラマとなった。しかし残念ながらメインの犯人は山に逃げら
れてしまったことで、解決しなかったエピソードだけど、
途中でBAUが帰るというのもまた珍しいところがあったね。

ジョセフとしては報われないエピソードだったけど、遺体が
見つかった事と、息子が失踪時に身につけていたものが
監禁場所から見つかりそれをホッチが渡すというシーンも
また良かったかな。

■事件捜査

今回の件ではガルシアに求められたのは、90年代に8歳から12歳
の少年への有罪を受けたペンシルベニア州の人物の特定から
始まった。
最初は”2ダースほど居ます!”といっていたガルシア。
犯人が現場に残していたデビルグクローという薬用植物
の効用は関節の腫れに効くというものだった為に絞り込みを
行うと、94年に10歳の少年をレイプした罪で有罪になっている
シェーン・ワイランドが浮かび上がった。
シェーン自身も小児性愛者としての性格性を持っていた。
麓にクズの掃きだめの宿が有ったこともあり、プレンティス
とモーガンが一気にドラッグ売人で90年代から住んでいる
ものを特定し、ブランドンを特定。そこにロバートが連れ込ま
れて襲われかけていたけど何とか無事に間に合った。

ゲスな勘ぐりなんだけど、ロバートって一度山に監禁されて
いた際に一人牢獄から出されたシーンが有ったけど、その際に
暴行の被害に遭っているのだろうか・・・あまり深くは言及しな
かったし妹にも話さなかったけどね。

■リード先生は地理的プロファイル

知らない土地だというのに何でもその土地を熟知しているみたい
な感じだったな。山の中でも何処が滞在に適しているとか、
この辺は食料が取れるとか取れないとか条件を探って、場所を
絞っていたよね。

■アナ役のEmily Alyn Lind

子役さんの中でもとても可愛らしかった彼女。
「リベンジ」で若い頃のアマンダ役を演じていた。

因みに「One Tree Hill」で、デヴ・スコット役でレギュラー
出演していたBarbara Alyn Woodsは実の母親。

■使用された曲

・Far from Home by Five Finger Death Punch

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) FBI歴10年

シェーン・ワイランド (Gill Gayle) 誘拐犯
ジョセフ・ラーナム (David Meunier) 父親
ダニエル・ラーナム (Cade Frankson) 10歳、昨年11月行方不明
ロバート・ブルックス (Gattlin Griffith) 兄・10歳
アナ・ブルックス (Emily Alyn Lind) 妹・8歳
フランク・ブルックス (Mark Atteberry) 夫
ヴァイオレット・ブルックス (Nan McNamara) 妻
ウォルター・ターナー (John Laughlin) 森林警備隊隊長
ブランドン・スタイルズ (David Trice) ドラッグディーラー・児童虐待
チャーリー (Brad Carter) 犯罪者の巣窟・モーテルの受付
リンダ・ウォーカー (Kimberly Atkinson) 妻
マイケル・ウォーカー (Jon Briddell) 夫
サミー・ウォーカー (Cole Alan Pendery) 息子

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