バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン6 第10話 終わらぬ戦い Desperate Times

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第10話 終わらぬ戦い Desperate Times

脚本/Craig O’Neill
監督/Renny Harlin

【前回までのあらすじ】

ネイトが殺され、マデリンは衝撃を受ける。FBIと取引して、
犯人は不明だがスナイパーライフルを販売した記録をゲット。
銃の送り先は民間軍事会社のプライオングループだった。
CEOのヴェイルに逢うマイケルとサムは警備を要請するが、
あまりに厳しい条件故に君らが探しているのはタイラー・
グレイだろうと告げる。その直後にヴェイルは銃弾によって
殺害される。

【ストーリー】

『現場で新しい情報を手に入れたにそれを誰と共有するかよく
考えよう。』
フィーはマイケルの元にやってくるとどういうつもりかとして
CIAに頼るなんてと憤る。サムがしゃべったのかと問うと、
フィーはこれは大きなミスだという。しかしマイケルは他に
打つ手がない事を告げ捜査は行き詰まっているのだという。
CIAが必要だとすると、CIAがただでは手を貸さないことは
マイケルも知っているだろうとし、手を組む度にもっと面倒な
ことになるという。マイケルは君もCIAに頼めと言っていただ
ろうとすると、それはピアースがインドに左遷される前の話だ
という。ネイトを殺したヤツを逃がしたくないというマイケル
はその為ならば誰とでも手を組むという。フィーはCIAが私たち
よりも使える訳がないというが、手がかりが有ったそうだとし
一時間後にトム・カードと逢うことになっていることを語る。

トムの元にいくマイケル。
するとトムは自分のオフィスにマイケルを連れて行く。
タイラー・グレイのファイルを技術チームがFBI、CIA、インター
ポールのデータベースと照合したがデータの一部でも一致した
のは1000人に上るという。グレイと僅かでも共通点を持つもの
がそれだけ居るのだという。NSAの下っ端に命じてスーパーコン
ピューターで世界中の監視カメラで絞り込ませたところ、軍の
倉庫の監視映像に該当者らしき人物が写っているという。
パナマのサンミグレートで午前2時59分の映像だとして、そこに
は一人の男性が侵入していた。バレットスナイパーライフル
などの武器を盗んでいる事を告げると、この男性と同じ人物が
ネイトを殺した三時間後にニューアーク空港から飛び立って
いるのだという。この男にネイトは殺されたのだという。

しかしトムはチームは出せないという。この事件はCIAの管轄外
のことで、表向き武器が盗まれた事件の捜査としていること。
実際にパナマから盗まれてはいるが、でもこの軒は真実は話せな
いという。そこでパナマにいく人物は決定しているとし、
君とジェシー、フィーとあのあごの男(サム)だという。そして
現地でブレイディ・プレスマンが協力してくれるとのこと。
アンソン捕獲作戦の責任者だった本部の局員で作戦の失敗を恥じ
て今回はやる気を出しているという。パナマで合流して武器を
受け取るよう告げる。マイケルはこの人物はデスクワークの人間
だとしてもっとバックアップが必要なことを唱えるが、私の立場
も考えて欲しいとし、パナマで起きた事件はパナマで片付けるの
だと語る。

マイケルはパナマに行く前に母・マデリンに会いに行く。
今までかけたこともない入り口のドアに鍵がかかっていた。
葬式後、まだ話し合っていないというマイケル。今やっている
ことをママに話しておきたいという。パナマにいくとし、非公式
ではあるがネイトを殺した犯人を見つけたのだとし、向こうから
連絡をするという。あなたからの電話がなければ誰に電話
すれば良いのかと問うと、トム・カードの秘書の番号を教えて
おくという。どういうつもりなのか?何で来たのかと問う。立ち
寄ってCIAの情報を教えてるなんてヘンだという。少しずつ
始めようかと思っているとし、ネイトがあんなことになった埋め
合わせをという。ママが攻める気持ちは分かるとすると、関わっ
た人全員が悪いのよと語る。今更謝らないでとすると、ネイトは
お前のようになりたくて失敗ばかりだったこと。あの子には
無理だったのよと。巻き込んだのはオレのせいだというマイケル
にあの子をお前から守るべきだったという。それが出来なかった
としてもう放っておいてくれと言う。

みんなでパナマのサンミゲリートへ。

■今回は2つの流れ

・マイケルは、ネイトを射殺したのがタイラー・グレイだという
ことまでは突き止めるが、捜査が行き詰まったことも有りCIAに
捜査協力を要請する。トム・カードが協力してくれることになり
彼はパナマにいることが判明。パナマでCIAの行動は隠密行動
であり、作戦による火の粉がトム自身に回ってこないように
色々と画策しているようだった。バックアップメンバーとして
唯一貸してくれた諜報員は、ブレイディ・プレスマンという
元アンソン捜索チームの責任者だった男性だった。

・マデリンはネイトの死に納得いかず、一連の死に関係した
CIAの行動・計画がどんなものだったのかを知る為にCIAを
訪れて、マイケルの上司であるトムを説得して、その資料を見せ
てもらうというもの。

■マイケルの行動に怒る人たち

CIAに捜査協力を求めたマイケルのことを激怒していた。
一個人の捜査ではこれ以上限界だと感じたのかマイケルとして
もフィーとしてもその辺は理解していたハズ。
しかしフィーはCIAがキライだし、信用出来る組織ではないこと
を散々目にしてきており、彼らが何の見返りもなく捜査
協力しないことを知っている。
何よりもフィーとしては家族であるネイトを殺した人物を
家族で処理したかったという思いが強い様だ。しかしマイケル
としてはそういうことはどうでもよく、とにかく結果だけを
求めている。

またマイケルに怒っている人と言えばマデリンだ。
素人のネイトを作戦に加えたことに怒っているかと思えば、
無理だと分かっていたもその作戦に入ることを止められなかっ
た自分自身にも罪悪感を抱いている。
マイケルが最初マデリンに会いに行った際に髪の毛をストレート
にしていたので、別人かと思った。CIAを尋ねに行く際には
いつもの”ママ”の姿が有ったんだけどね。

■いざパナマへ

唯一トム・カードが作戦の中でCIA諜報員の一人を貸してくれた
のがアンソンの捕獲作戦の責任者だったという本部の局長の
ブレイディ。ただマイケルによるとこの人は責任を取るだけの
デスクワークの人だった感じなので、今回の様に機動力のいる
作戦に対してどれだけ力になってくれるのか未知数だ。

『秘密作戦で人気が高い基地はボロボロの空きビルだ』
なんてナレーションが入ったのに速攻で相手に居場所が見つか
ってしまうという失態。明らかに何処かで情報が筒抜けになっ
ているとは思ったんだけどね。

■フィーとマイケルの夜明け

明日の作戦の為に休んでおこうとしたけれど、フィーはなかなか
眠れずにいた。その際海辺から見える空の色を目にして、マイ
ケルもフィーも彼女の故郷のアイルランドの海の空の色を思い
出していた。

フィーはその際にCIAに頼らずに決着を付けたいことを語って
いたし、フィーとマイケルがその後共同で爆弾などの仕込みを
二人で作る際には、フィーはアイルランドに戻りたい訳では
なくマイケルと一緒に作業している光景にこそ自分の望んだもの
があることを口にしていた。そんなフィーに対してマイケルは
この一連の復讐劇が終われば、スパイを辞めることを示唆する。

ただこういうシーンって、明らかに「死のフラッグ」に繋がる
ことが多いので、なんだか幸せの中での怖いやりとりだったな。

■急襲された基地

屋上から隣のビルに飛び移ってなんとか逃げたけれど、
持ち出せたものは、ショッドガン1丁、M110ライフルの弾80発
(しかしライフルがない)、シグ・ザウアーの弾2発、ベレッタと
弾9発、ロープ9m、結束バンド2本、断熱材。

ジェシーが逃げる際に
「1名靴がないんですけどーーーー」と語っていた所が笑えた。

サムは5万ドルする試作品のライフルのスコープを持っていた
けど、ライフルがないのであまり使えない。

■それぞれの生きる道

マデリンはトムとの会話の中で、マイケルとネイトの行き違った
運命を呪っていた。自分が暴力夫と別れなかったばかりに
結果として壊れてしまったのではないかということ。
しかしトムはそんなマデリンに対して、

「あなたは悪い面ばかり見ているがよい結果も出ている。」

として、その一つの例として

「マイケルは母と弟を守るために強い男になった。今までマイ
ケルによって助けられた人は感謝すべきだ。あなたに・・ネイト
に・・と。」

■それぞれの生きる道2

ブレイディの存在は正直信頼に足る人物なのかなかなか見極める
のが難しかった。信頼出来てもいざ現場では使えないというパ
ターンも見え隠れする中で、マイケルとブレイディが二人きりの
時に、ブレイディがマイケルに陸軍に入った時のエピソードを
語る。

「野球好きでレッドソックスのし合いを見て居た時、レンジャー
だった父が亡くなったという知らせが入った。」「葬式の翌週に
14歳になったオレは18歳の誕生日に陸軍に入った。父の敵を取
るために・・」「しかしオレの敵は見つからない。だからあんた
には敵を取らせてやりたい。」

みんな辛いことを乗り越えて来ていること。

■いよいよボスが判明する

タイラーを捕まえる作戦をなんとか上手く実行し、結果を出した。
そのままマイケルが殺すことも出来たけど、タイラー自身は
雇われた人物だということで、このドラマではお約束のように
なっている、「実は雇われていました」「真のボスは他にいる」
とばかりの展開が用意された。

ただこのドラマ、まだシーズンの途中でもあるのでここで
タイラーが捕まってもまだあるんだろうなとは思っていた。
寧ろタイラーがこんなにもあっさりと捕まるとは思っていなか
った。

しかしそのボスに死んだ様に見せかける為か、ブレイディが
車に乗って犠牲になる辺りが泣ける展開だったな。

■なんとボスは上司

ただ正直、トムごときがF-18戦闘機を出動させることなど
出来ないと思うんですよね。戦闘機一度の出動にかかる値段
とか、他国にアメリカ戦闘機が爆撃するシーンなんて
正直あり得ない度が高い行動なので、国防総省とかNSAなんか
もこの一連の件は関わっていると思う。

そのトムがシラっとマデリンに対して体の良い言葉を並べ立て
ているのだから憎たらしいね。

■使用された曲

■出演者

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

トム・カード (John C. McGinley) CIAのマイケルの指導員
タイラー・グレイ (Kenny Johnson) ネイトを殺したスナイパー
ブレイディ・プレスマン (Chad L. Coleman) CIAのアンソン作戦リーダー
— (Moyses Gabin) Hulking Guard
— (Patti Gardner) Secretary
— (Luis Da Silva Jr.) Panama Officer
— (Joseph Akharoh Jr.) Beach Side Speaker
— (Adrian F. Gonzalez) Mercenary
— (Ahmad Newman) Factory Worker

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