トランスポーター ザ・シリーズ Transporter:The Series 第10話(10) すり替えられた名画 The Switch

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第10話(10) すり替えられた名画 The Switch

脚本/Joseph Mallozzi
Paul Mullie
監督/Andy Mikita

【ストーリー】

SM女王・マダム・コーラ(ルル)縛られる男。しかしルルに対して、
カイバーはもっと強くやれと告げる。
フランクは犬を届ける仕事をする。

ルルは私の家に居る限りは私のルールでやるというと、こういうことは
プロに任せて言うが、カイバーは相当支配力の強い人物だった。

ドイツ・ベルリン。
レベッカ・ピサロは病床に伏せる祖父に対して、今日アレを運ぶこと
を語る。祖父は私の為ではなくあれは我が一族のためだという。

トレイシーとヴォロスはさっさと届けて金を受け取りたいとして
フランクに荷物のトランクを渡す。君には想像も付かない値打ちの
ものだとして慎重に運ぶよう告げる。フランクは車を走らせると
突然バイクの人物がフランクのことを追いかけてくる。
フランクはコンテナのある場所でバイクを転ばせると追跡を阻止
する。しかしバイクに乗っていた女性・レベッカはトランクの荷物
を渡してもらうという。オレはただ荷物を運んでいるだけだという
フランク。ケースの中身は知っているのかと問うと関知しないのが
ルールだという。しかしその時警察のサイレンが聞こえた為に二人
は別々にその場から後にする。

フランクは目的地の豪邸・カイバー邸へ。
ルルはフランクに対して荷物を持ってきてというと邸内につれて
いく。オークションは三ヶ月後だと電話しているカイバーにルル
は荷物が届いたと報告する。長いこと待ち望んでいたものだとして、
中身の絵を出すと信じられないという。これは私が長年求めていた
もので、傷でも付いていたら困るという。専門家に調べてもらうま
では待つのだとしてフランクを足止めする。カイバーは教授に絵を
診てもらうとこれはあなたが買った化とは別物の贋作だと語る。
フランクに冷たい視線を送るが、運び屋は届けるだけで中身は責任を
負わないと語る。100万ドルの頭金を払ったのだとし、調査の間は
この家に居てもらうという。

ルルはあなたを雇った男は本物を渡したといっているとし、誰かが嘘を
付いているという。カイバーはアカマツ氏と話さないといけない
とし、この件は徹底的に調べるという。
フランクは拷問されそうになるが三人を倒して逃走する。

カイバーが集めている絵はセットになっていて4枚とも全て同じ場所
で描かれたもの。春夏秋冬の季節ごとの風景を描いているという。
既に3枚そろえていて残り一枚。1枚だと2万3千ユーロ程度だが、セット
になると5倍になるのだという。そしてもう買い手も見つかっていた。
ドライバーを探して口を割らせて殺せと指示するカイバー。

フランクはディーターが運転する移動式のトレーラーに車ごと乗り込む。
面倒は避けたいのに・・というフランクにルールを守らないからだろう
というディーター。システムチェック、燃料補給すると再び出て行く。
フランクはカーラに荷物は偽物だったことを告げ、ギャラリーのオーナー
のトレイシーについて調べる様告げる。またバイクのナンバープレート
から情報を調べて欲しいという。もっと単純なデリバリーはないのか
とすると、転職を考えたことは有るのかと問われる。
バイクの持ち主はレベッカ・ピサロだという。
それを聞いてレベッカの家にいくフランク。
家には人が居ないかと思われ、ドアを開けて勝手に中に入るフランク。
何処からともなくフライパンで頭を殴られるフランク。目の前に
いたのはレベッカだった。あの絵について話したいとのことだった。

■感想

今回の舞台はドイツのベルリン。
ドラマでは贋作の作品を運んだことで、100万ドルの手付け金を払って
いるマックス・カイバーは激怒。犯人捜しをする中で、同時に本物
探しをすることになる。

カイバーとフランクとの間に割って入る様にして出てくるレベッカ
という女性。話を聞くとあの絵は自分のものだという。

フランクがレベッカの自宅に行った際にフライパンで殴られる光景
とか、冒頭ではバイクとアウディでの追いかけっこがあり、コンテナ
ヤードで決着を付ける辺りは面白かった。レトロゲームファン
の私的には、アウディで木箱を運んでいる姿が「倉庫番」に見え
た(笑)

レベッカは郊外で育ったユダヤ系の子と聞いた瞬間に物語の大体の
ネタが分かるものが有った。アメリカのドラマの題材としてはよく
出てくるが、大戦中にナチスドイツに略奪されたユダヤ人の宝物
の一つ。条約では当然返却しなければならないもので、レベッカ
がフランクにその絵が自分のものだと証明する際に、家族代々伝わる
ものとして写真を見せられたけれど、一体何代前からこの家に有った
ものなのかというくらいに写真に写っていた。
話によると案の定ナチスの親衛隊のパウル・ハウサー大将に大戦中
に没収されたもの。
描かれた絵はカミーユ・ピサロの作品で、レベッカの祖父の曾おじい
さんだと言っていた。あのベッドで寝ていたのが祖父なのだろう
けど、そこまでルーツを細かくたどれるところが凄いね。

今回初めて移動式のトレーラーでフランクの車をメンテナンス
するディーターの姿が有った。フランスにばかりいる訳にはいか
なかったのか。

その絵を求めているのはカイバーというロシアンマフィアっぽい人物。
趣味がSMなのか。マダム・コーラことララを従わせている感じだけど
SMの女王さまとしては、人に指示されるのは内心相当ご立腹のようで、
互いのルールに従わせようとする流れがある。最期までカイバーが
その主導権を握っているが、最期にララが奪い返すというオチで
締めくくられる。

ララの得意技は指切り的なハサミ。
これは痛そうだ。まるでヤクザが落とし前をつける時の光景みたい
だけど、今回の監督さんが日系っぽい名前の人なので、そんな意味
合いも含まれていたのか。

フランクとのララの対決シーンが有り、フランクが踏まれた時には
SM女王が履いているようなピンヒールだったら相当ヤバイことに
なっていたけど、靴底は太かった。フランクよりもヒールを履くと
大きい女性だった為に、わざわざ戦う相手と身長を合わせる的発言の
元で靴を脱いでくれるという。

また戦いといえば大男な人物がアイヴァンのギャラリーにやって
来たけど、変な便器を天使の形にしたオブジェによって頭上に直撃
させた。

案の定、本物の絵を持っていたのはこの絵を売ろうとしていたギャラ
リーのオーナーでバイヤーのトレイシー。女王様に指を切られて痛々
しい姿が有ったけど、彼のギャラリーは燃え、それを取りに来たカイ
バーは、自ら大した強さもないのに無謀にもフランクに戦いを挑み
ギャラリーは全焼。

フランクはジュリエットに連絡してマックス・カイバーに関する死
に関する情報を提供するとしていたけれど、この二人の関係はホント
よく分からない。相変わらずジュリエットはフランクの写真を撮影
している姿も有ったし・・。
ララが抵抗せずジュリエットにタイホされるというのも何が有ったん
だって感じだった。

エロシーンは芸術家の女性が裸になってのパフォーマンスシーンだ
った。流石にまるでエロさを感じなかったのは残念(笑)

■使用された曲

・Working Man
Arrangements by Jamie Forsyth

フランク・マーティン (Chris Vance) 運び人
カーラ・ヴァレリ (Andrea Osvart) フランクに指示する
タルコニ (Francois Berleand) 警部、フランクの仲良し
ジュリエット・デュボア (Delphine Channac) フランクを追う女
ディーター・ハウスマン (Charly Hubner) 車のメカニック

レベッカ・ピサロ (Leela Savasta) ピサロの絵を探す娘
マックス・カイバー (Hannes Jaenicke) 絵を購入する
チャールズ・トレイシー (Kevin Jubinville) ギャラリーオーナー
コンスタンティン・ヴォロス (Bob Kostadinov) 仲介人
— (Zeljko Kecojevic) Leprique
アイヴァン (Christopher Jacot) 贋作鑑定、ギャラリー
ララ / マダムコーラ (Ieva Lucs) SMの女王
ナオミ (Ivana Stojanovic)
— (Samantha Farrow) Tracy’s Girlfriend
— (Sabrina Rahaman) Woman with Dog
— (Marquis Bobesich) Art Lover
— (Jasmin Geljo) Man in Car
— (Sam Moses) レベッカの祖父
— (Rick Braggins) 教授
アントン・マルコフ () 最高の贋作者

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