バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン6 第11話 パナマからの脱出 Desperate Measures

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第11話 パナマからの脱出 Desperate Measures

脚本/Michael Horowitz
監督/Stephen Surjik

【前回までのあらすじ】

アンソンとネイトがスナイパーによって殺害される。CIAのマイケル
の上司のトム・カードはマイケルの捜査に協力してくれる。
軍の倉庫の監視カメラ映像から、盗まれたライフル銃を盗んだのか
その男で、場所はサンミゲリート、パナマだという。
こいつはネイトを殺害した男・タイラー・グレイだという。
そしていよいよグレイを捕まえるが、彼によるとカードがあんたの
為に応援を送るわけがないとし、自分は彼によって雇われたのだから
という。ここでマイケルは生き残るハズではなかったのだとすると、
彼が言うとおり、上空にはアメリカ戦闘機F-18が飛んで来て空爆され
るのだった。

【ストーリー】

マイケルはグレイに対して最後にカードと話したのはいつか問うと
昨日の18:00だという。次はいつ連絡するのかと問うと状況次第だ
という。任務達成後、マイケルとその仲間を始末した後だという。
それが命令だと。他にも送り込まれた人物は居るのかと尋ねると、
知るわけがないという。アトランティックシティの事件に関して
アンソン殺害を命じられて実行しただろうとし、もう一人も殺した
だろうと告げると、アレは俺の弟だったのだという。弟も何の関係も
無かったのだとすると、2km先から狙っていたので敵に見えたのだという。
アンソンの後ろで銃を構えていたのだとし、危険な男が得意げな顔を
していたという。20ブロック先で横風も吹いていたとし、オレはオン
ボロの日本車のルーフから狙ったこと。待っている余裕はなかった
という。マイケルはそんな彼を殺そうとするが、サムはそれを止める。
グレイに罪は償わせるが今殺すのは得策ではないという。パナマに
来たのはこの男を消すためでしょというフィー。ジェシーはこいつを
消しても終わらないとし黒幕はカードだと語る。しかしどうやって
カードを倒すのか。今はこの男が唯一の切り札だというサム。生きた
ままマイアミに連れて帰ろうという。ここはパナマで武器も味方も
いないのに逃げ切れるかとし、CIAやFBIのみんなが追ってくる
というフィー。生かしておけば電話してカードと話すとし、オデコに
的を貼るのと同じだというフィー。サムはマイケルにお前はビルで
グレイを打たなかったのは切り札だと分かっていたからだろうという。
ムカツクだろうが耐えろと語る。誰にも知られずにこっそり変える為に
は、今殺すのは間違いだという。こんな間違いならば喜んで犯すという
マイケルはグレイを殴り飛ばす。

ウェスティン家の向かいに住んでいるアーノルドがマデリンの元に
やってくる。私の携帯にあなたの甥っ子から電話をかけてきたと
いう。マデリンはマイケルからだと考えて電話を借りる。
マイケルは盗聴されないようにそこにかけたことを語る。
今はまだパナマにいること。マイアミへ帰る為にはママの助けが
必要だという。サムのダチのハッカー・ジャック・ディクソンに
頼んで欲しいという。マデリンはCIAのカードに頼んだらどうかと
告げると、彼がネイト殺しの黒幕だと語る。何も無かったフリを
してカードには何も言わないでくれという。1時間前にそのカード
からマデリンに電話が鳴り明日オフィスに来て欲しいと言われて
いる事を語る。オレが真相に近づいていると気がついてカードは
パナマでオレを殺そうとした事を語る。俺が生きて居ると知れば
ヤツは必ず手を打ってくるだろうと語る。マデリンは分かったと
してディクソンを探すと語る。

ディクソンに会いに行くマデリンはサムの使いの者だと語る。
頼まれた内容を話すとディクソンは無理だとし、航空局のハッキング
も特定の飛行記録を消すのも無理だという。出来ないわけではないが
自宅拘留処分がようやく解けたばかりなのでこんな時にヤバイこと
はしたくないという。引き受けないと私の息子が戻ってきてあなた
を殺すし戻ってこなくても私が殺すと語る。

■今回のミッション、流れ

・ネイトを殺害したタイラー・グレイの黒幕が判明。
・パナマからマイアミに戻る為の工作
・マデリンがマイアミから後方支援
・どのようにして黒幕のカードを追い詰めるのか(課題)

■我慢も大事

今回の件では感情的にならざるを得ないシーンが多かった。
特にネイトを殺されたマイケルがグレイを殺さずには居られないと
いう衝動をどう抑えていくのか。

更には黒幕がカードだと知ったマデリン自身がカードと会うこと
によってその殺意ある感情をどのように消しつつ彼と対峙して
いくのか。

マイケルとの生活を夢に見ていたフィーはゴール間近だと思って
いたものの、更に黒幕がいると知り、憤怒する姿が有ったこと。

■取りあえずパナマから脱出

フィーをナンパしてきたリコを利用して彼の操縦する小型機に便乗
してマイアミに戻ろうと考えていた一行。
リコはパナマの麻薬密売組織のリーダーのバスケスとは従兄弟という
こともありかなり信頼されている様子。
滑走路から出発しようとする飛行機の後方の扉を開けてそこに
“ダッシュ”して乗り込むという作戦。

今回はこのダッシュが至るところで見られた気がする。
元軍人とはいえサムとか流石に大変そうだ(笑)

上手くいったかと思われたけど、一緒に連れて行こうとしたグレイ
が飛行機から飛び降りた為に、マイケルも仕方なく飛び降りること
になった。

■マデリンの流れが無意味になっていないか?

ハッカーと協力して、アルバートの妻役を演じて、ルーシー・ピーター
ソンと浮気しているアルバートを職場まで問い詰めに来るという
役は面白かったのだけど、結局マイケルたちが搭乗した飛行機は違法
そのものだし、航空券を取得して乗ったものでもなかった。

しかしガードマンが今頃アルバートは(休暇で)船の上だとした際に
ルーシーの上でしょと語るシーンが笑える。

カードに会いに行く流れなどを見ると、感情を抑える方法を
熟知していて、対応するところはこれまでのシーズンで多少なり
とも違和感を犠牲にしてもマデリンを任務に関わらせてきたことが、
ここに来て良い味を出したなという気がする。

ただネイトを死なせてしまったのは、素人を関わらせたことによる
ところが大きいのでマデリンもそうならなければ良いんだけどね。

■マイケルとグレイは捕まる

麻薬密売組織によって捕まってしまう。敵はラミロ・バスケス。
演じているのは、ラテン系の人物役としてはおなじみのJose Zuniga。
色んなドラマに出ているので、どのドラマに出ていると例をあげる
までもないけど、最近見たドラマでは「The LAST SHIP」のS1-5
「密林の王国 EL TORO」の中でエルトロ役を演じていた。

バスケスはマイケルとグレイを捕まえて飛行機と搭載しているブツ
(コカイン)を何処にやったのかを吐かせようとする。
1万5千ボルトの牛を殺傷する電撃棒を使われて、いつグレイが
裏切るのかって感じだったけど、案の定彼はバスケスに取引を申し
出ていた。何処に飛行機があるのか分かるだろうとのこと。

■ジェシーとサム

パナマの田舎故になかなか動きようもなかったけど、なけなしの金
で車を購入して、街までいき、そこでエステバンという少年から携帯
電話を購入する。20ドルプラスアメリカ製の最新型スコープでの
取引。そのスコープが後にフィードバックされたり、エステバンが
アフターケアするところが良かったね。

サムは自分のことをカルロスだと名乗り、ジェシーはティッブス
だと語る。「夜の大捜査線」で、シドニー・ポワティエが演じた
役柄。

グレイが裏切り街に柄の悪い連中が来ていることをわざわざサム
たちに知らせてくれるのだから優しい子だ。

■グレイとマイケル

一緒に人質になる前からマイケルは、グレイのことを”俺たち”と
扱い仲間のようにして振る舞っていた。
グレイは単なる暗殺者かと思ったけど、話を聞いていくウチに愛国者
でありマイケルはアンソンらと共に国家の安全を脅かしている4人と
してカードに吹き込まれていたようだ。
なかなか口で言っても当然マイケルの言葉がグレイに届くハズもなか
ったが、バスケスから仲間は何処に居るのかと言われた際に、
寄せ集めの人材なので知らないとしてシラを切った行動を見て、
グレイは信じるようになる。

しかしサラっと流されたけど、マイケルがそんな寄せ集めの仲間の
ことを

「酒のみと前科者ともう一人は警備員だった」
と語っていたけど、嘘をついていないところが笑える(笑)

■グレイの後悔

マイケルとグレイは互いにピンチを乗り越えた相手であるし、スパイ
である関係上、彼のしたことを直接ネイトを殺した人物とはいえ
命令に服従しただけの人物だということも有り理解者となりえる
のだけど、あの閉じ込められた場所での会話を経験していないもの
はグレイにはそうとう敵意をむき出しにしている気がするんだけどね。

■それにしても今回の演出は・・

この監督の趣味なのか、

待ってもなかなか来ない->視聴者に気を揉ませる ->結局杞憂に終わる
というパターンを何度も使っていたね。

■使用された曲

・DJ Make it Boom Loud
Written by Richard Wolf

■出演者

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

トム・カード (John C. McGinley) CIAのマイケルの指導員
タイラー・グレイ (Kenny Johnson) ネイトを殺したスナイパー

ジャック・ディクソン (David Fickas) サムの知人のハッカー
ラミロ・バスケス (Jose Zuniga) 運輸会社社長・ヘロイン密売
リコ (Rick Batalla) パイロット、バスケスの従兄弟
エステバン (Carlos Guerrero Jr.) 少年、携帯を20ドル+スコープで売る
— (Keith C. Wade) Opa-Locka Security Guard
— (Ray Bouchard) Gringo Pilot
— (Jose Paredes) Head Security Guard
— (Rodrigo De La Rosa) Burly Guard
Ms.アーノルド (Katie Barberi) マデリンの自宅の隣人
— (Jair Rojas) Angry Guard
— (Joseph Akharoh Jr.) Beach Side Speaker
— (Xavier Burbano) Vasquez Military Guard
— (Massiel Checo) Cocaine Packer
— (Gabriel Lopez) Security Guard

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