[N] TRUE DETECTIVE シーズン2 ロサンゼルス 第1話 召集 The Western Book of the Dead

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第1話 召集 The Western Book of the Dead

脚本/Nic Pizzolatto
監督/Justin Lin

【ストーリー】

工業都市ヴィンチの刑事・レイは息子のチャドを学校まで送って
いく。なかなか車から降りようとしないチャドに学校は嫌いか
と問う。いつまで行くのかと問われると党分だという。今週末には
キャンプだろうとし、買ってやった靴・ナイキのレブロンはどう
かと問うと良いことを語る。帰りはママかリチャードが迎えに
来るとし、また2週間後に逢おうという。負けるなよと告げると
愛していること・・胸を張っていけと息子に語る。

レイは紹介された弁護士のハリスと面会する。
妻は襲われてレイプされたという。ハリスは酷な質問だが奥さん
は当時妊娠していたのかと問うとそう思うという。長年妊娠で
きなかったと聞いたとし、事件の9ヶ月後に息子さんは生まれた
事を指摘される。また犯人は捕まらなかったのよねと問われ、
そうだと語るレイ。息子さんとの仲はと尋ねるると上手くいっ
ているとし信念のある子だという。このICレコーダーを買って
やりとりしていること。何故面会権を拡大したいのかと問うと、
妻が家出して2ヶ月、オレが息子を世話してずっと2人きりだっ
たという。妻は戻るやいなや離婚話をしたこと。父子鑑定はした
のかと問うとやっていないというレイは、息子はオレの息子だと
語る。先方はその辺りをついてくるとし、もっと嫌らしく質問
してくると語る。いい手を考えてくれというと大金を置いていく。
前はヴィンチ市警察の前にいたLA郡保安局で不祥事はと問うと
無いとし、審査は望むところだという。

— 昔 —
レイは昔、巡査の頃、バーに呼び出される。呼び出したのは裏社会
で活躍していたフランクで、こいつが奥さんを襲った奴だという。
ウチの身内ではないとするフランクはヤツは覚醒剤中毒で強姦
したことを自慢していたのだという。君に知らせたいと思った
とするフランクにレイは見返りは何だと尋ねると、別にないという。
たまにはこうして話をしようとし、奥さんは元気になったかと問わ
れる。

— 現在 —
フランクは妻のジョーダンから眠れたかと尋ねられ、今日は大事
な会議なので眠れなかったという。しかしそんな妻にフランク
は怪物となった男を見よと語る。妻は無理しないで取り繕うことは
ないと語り大丈夫だという。

ヴィンチ・ガーデンズ・カジノ。
説明役はキャスパーでロシア人も来るという。税関を通れるか
と尋ねると、代表団が迎えに行っているという。ブレークは
私も行った方が良いかと尋ねるとフランクは、”物欲しげだ、
飢えに任せて動くな”と注意する。ブレークはフランクに新聞
紙を渡す。そこには”悪徳の街ヴィンチ市”を暴露するという
第8回に渡る記事が掲載され、テーマは市の腐敗というものだった。
オシップは我々の仕切りを疑うかも知れないとし、トムかアイ
ヴァーを記者の元に送るかと問うと、レイを使えというフランク。
記事で州が乗り出すかも知れないと妻は心配するが、ボスは
安全だという。ここでは利益は複雑に絡み合っているというと、
誰も安全などではないとブレークに語る。

その頃サングラスの男(キャスパー)が車に乗せられていた。
助手席にはフクロウ???。

一方アンティゴニ(アニー)とスティーブはセックスに関して互いに
ギクシャクしたところがあった。驚いただけだというスティーブは
予想外だったからだとし、辞めることはないだろうと語る。君は
嫌いかと思ったのだという。まだ時間があるので話し合おうというが、
もう出かけるというアニー。

ベンチェラ郡保安官事務所では、違法配信の通報を受けて
ネット配信会社に捜査に入る。しかし完全に取り調べは空振り。
合法だしみんなアメリカ人だと語る経営者。そんな中、アニー
は妹のアシーナが働いているのを知り裏に連れ出す。手入れを
したのはウワサを聞いたからだとすると、妹はこれはポルノではない
とし偏見だとして私はパフォーマーだと言い張る。メリル・スト
リープ級の創造性でも披露したのかと皮肉るアニーは不健全だ
と語る。あなたは何回捕まるのかと問うアニーにオナると逮捕
されるのかと問い、今はクスリも酒も断っていると語る。問題は
姉の方だと語る。アニーの相棒のエルヴィスはここからは何も
出ないとして営業許可も正式に持っている事を語る。

レイは署に戻る中、車にメモが挟んでいるのを見つける。
ホロウェイ署長やバリス警部補がいるオフィスに行くレイ。
そこでもヴィンチ市のことを取り上げた新聞が話題になる。
内容は市の給与、不法就労者、公害、警察業務だという。
恐喝まがいのことまでしていると書いてあるということ。
バリスはキャスパーが消えたのだとし欠勤2日目でみんなが探し
ているのだという。携帯も切っていて市長も案じていること。
重要な会議があるそうで、レイにはディクソンと組んでキャス
パーを探すのだという。まずはキャスパーのオフィスを調べろ
と命じられる。

ハイウェイパトロールのポールは赤い車が暴走しているのを
見つけて車を停車させる。運転していたのはレイシー・リンデル
で、免許証と登録証の提示を求めるが今は無く家に有るという。
マリブに住んでいること。何か飲んでいないかとして車から
下りるよう告げると、レイシーは今捕まるのはまずいのだとして
親の面倒を見ているのだという。取引しましょうとして別のこ
とでとポールを誘惑してくる。

しかしポールはそれに応じずオフィスに戻ると、上司のフロイド
から呼び出しを喰らう。相手は見逃す代わりにフェラを要求
されたとしているとし、元傭兵だということがバレているのだ
という。あの女優は仮釈放違反で家を出て麻薬を購入しにいった
のだろうとするが、何で無謀運転していたバカ女のせいでオレの
方が処罰されるのかと憤怒する。内務監査が済むまで有給だと
すると、ポールは”ブラックマウンテン”のことを口にするのだった。
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■いよいよ始まりましたシーズン2

シーズン1では、「二人の刑事」というタイトルが付いていたけど
シーズン2では、「ロサンゼルス」というサブタイトルが付いている。

脚本・製作総指揮はシーズン1のニック・ピゾラットが担当している
けど、シリーズ間には1話を見たところでは全く繋がり感がないので
ロサンゼルスだけを見ても大丈夫なようだ。今後はどうなってくる
か分からないけどね。

全く管轄や部署が違う3組の捜査官たちがロサンゼルス郡の腐敗した
裏社会を暴いていくものの様で、1話の段階ではマスコミがその腐敗
を記事にしようとしたところで、強引なもみ消しが行われるという
事態が発生していた。

管轄の違う捜査ということもあり、色々と気難しい制約もありそう
な感じだし、個々に抱えている心の問題が既に行動にも表れているので
現状の捜査と共に過去の彼らの物語・事情にも触れていくというところ
なのか。

取りあえず初回を見た限りでは正直あんまりピンと来なかった。
キャラクターを覚えるだけでも大変そうだなと思いながら見て居た
のだけど、「カリフォルニア中央鉄道ルート」を巡る利権争いが
メインの流れとして、色々と事件・抗争が起きていきそうだ。

シュワルツェネッガー時代に高速鉄道の整備計画の件で日本に
来日して散々接待を受けていたけど、結局財政の問題で頓挫した
ことがあったよな。2010年のことなので、この辺の事情がテーマ
として加味されていたりするのだろうか。

土地の利権を巡り、相当汚いことをしているであろうことも感じ
させるし、「カリフォルニア中央鉄道ルート」の土地取得のために、
滞納を利用に差し押さえしているのかなと思う所もある。
そんな差し押さえをしようとしている家の妹・ヴェラ(24歳)が行方不明
になっている辺りの事情も気になる。

空撮が多くて、ロサンゼルスのフリーウェイの光景と工業地帯だと
されるヴィンチの町並みが景色として写されていた。
この光景はなかなかの圧巻。どのアメリカのドラマを見てもそういう
カットは挿入されるものだけどね。
繰り返し工業地帯を写す光景を見ると、デビッド・リンチ監督の
「ツイン・ピークス」の製材所を写す光景を思い出すな。

■その1・レイ・ヴェルコロ

ヴィンチ市の刑事。
初期設定とかあまり知らないのだけど、彼は妻がレイプ被害に遭い
犯人を見つけられずにいたところ、裏社会を牛耳っているフランク
にその犯人を教えてもらった結果、人生が狂ってしまった感じ。
気になるのはその男性が今でも生きて居るのかどうかということ。

刑事とは名ばかりで、フランクや市長に起きている問題・事態の収拾
を謀る為に行動を起こしていて、ヴィンチ市の不正を暴こうとして
いる記者をボコボコにしてしまった。

乗り込む際に目出し帽を被って革の手袋をしている辺りが怖い。
あのアパートの前で張り込みしている際に、ジャンキーだかホームレス
の人物があの場でその犯行に行くのを目にしていた辺りがちょっぴり
気になる。

妻とは離婚している感じで現在の元妻の夫がリチャードなのかな。
子供はチャドというちょっぴりぽっちゃりした赤毛の男の子がいる
けど、明らかにいじめを受けているであろうことが冒頭のやりとり
で分かる。いじめを受けてしかも彼が購入してあげた靴をいじめっ子
に奪われた事を知り、そのいじめっ子の家に乗り込んで、父親を
ボコる姿が有り、かなりヤバイ男だ。

■その2・アニー・ベゼリデス

レイとは管轄が違いベンチュラ郡保安官事務所の刑事として活動
している。冒頭から違法ポルノ動画配信容疑で家宅捜査をする
けれど、実際には合法の事業だったこと。
そんなポルノ配信社で緑色の髪の毛をした妹・アシーナが女優と
して働いていた。ドラッグと酒の中毒で過去に何度も捕まっている
らしいが、今では取りあえずヌードで金を稼いでいるということを
除いては問題はない様子。妹は姉の方が問題だとされていたけれど、
最後に彼女はカジノにハマっているであろう姿が有り、ギャンブル
依存とか借金がありそうな臭いがプンプンする。
父親は怪しげな宗教施設・パンティカパエム会での教祖的存在で
各地を転々としているらしい。演じているのは映画俳優としても
おなじみのDavid Morseがクレジットされている。

この父親がまたくせ者だけど母親もまた娘2人を見捨てて女優として
暮らしていたようで、今では他界している様だ。
父親は娘に感心を寄せていない感じで、人に意見を押しつけることも
しないことを口にする。

■その3・ポール・ウッドルー

ハイウェイパトロールの白バイ警官をしているポール。
如何にもオレンジ郡に住んでいるようなブロンド女性をスピード
違反で逮捕したところ、逆に性的なことを強要されたとして
有給扱いでの休みを求められる。
彼は元軍人(傭兵部隊)で、「ブラックマウンテン」という名前を口に
していたけど、これは所属部隊を意味するものなのか。
綺麗な彼女(エミリー)がいるけれど、その際彼は裸になったけど
あまり女性に感心がないという感じだった。
やたらと下半身ネタが多いドラマだけど、その流れで彼の左肩辺り
にヤケドの跡が有り、その辺の事情が気になる。
軍隊時代の負傷かと思われたけれど、もっと昔のことだと本人が
語るように、虐待なんかの事実が合ったのかも知れない。
ハイウェイに拘る彼の姿勢。深夜にバイクで限界的スピードで走行
する姿は危うさもはらんでいてちょっと怖かったけど、その先に
合ったのはなんと、遺体だった。

■キャスパー

フランクと仕事のパートナーでロシア人投資家?たちも集まる
中で「カリフォルニア中央鉄道ルート」の説明役をしようとして
いた彼が会議前、2日前から連絡が取れなくなる。

キャスパーなんて名前を付けたのが運の尽きじゃないのか。
冒頭から時々意味ありげにサングラスをした人物が後部座席に座らさ
れていたけれど、彼がそのキャスパーだった。

ロシア人とはフランクと対立しているオシップのことなのか。

■90年代

ドラマでは90年代の事も取り上げられるのか。
フランクとオシップが対面する際に、90年代のあの男が出世したな
としてフランクのことを指摘していた。

問題とされているのは、過去にヴィンチ市は地下鉄建設での補助金
をくすねたことがあるようで、オシップはあまりフランクを信用
していないようだ。

「我々の組織にはルールがある。抑制と均衡(チェック&バランス)だ」

680億ドルもの事業故にオシップとしてはもっと利益を寄越せ的
流れがあるのかな。

■パンティカパエム会

上述したけどエリオット・ベゼリデスが宗教の教祖のようなことを
している。2人の娘を放って色々と布教活動している感じで、
長女のアニーは父親とは対立している。

宗教的理念として
「皆が見るとき神の目を通したときのみ真実を見ることが出来、無意味
な世界を認識できる。これはギンズバーグから聞いた私には贈り物
だ。今日の課題は世界が無意味だということを受け入れること。神
は無意味な世界を作っていないと理解すること。どちらも真実で等しく
重要。それが人類最後の時代を生きるのに必要だ」と。

その価値観を見るとシーズン1の頃のラスト・コールみたいだね。

■このドラマ、みんな男女が関係を見失う

レイは冒頭から妻とは離婚している姿が有るし、もう女性には興味が
ないとされていた。ポールも美人な彼女がベッドで待っているのに
シャワーを浴びるとしては浴槽に入ったフリをしている。
アニーもまた彼とはなんだかちぐはぐさを持っている光景が有ったよね。

そんな3人が、目を無くしたキャスパー殺害の捜査をしていくのか。
そして弱みを多く持つ彼らが市の不正を暴いていくことになるのか。

■使用された曲

・Nevermind By Leonard Cohen
・This Is My Least Favourite Life by Lera Lynn
・All the Gold in California By Nick Cave & Warren Ellis

■出演者

レイ・ヴェルコロ (Colin Farrell) 工業都市ヴィンチの刑事
アニー・ベゼリデス (Rachel McAdams) ベンチュラ郡保安局の刑事、長女
ポール・ウッドルー (Taylor Kitsch) ハイウェイ・パトロール、元陸軍
ジョーダン・セミョン (Kelly Reilly) フランクの妻
フランク・セミョン (Vince Vaughn) ヴィンチの裏社会
オースティン・チェサニ (Ritchie Coster) 市長
エリオット・ベゼリデス (David Morse) 父、パンティカパエム会
ブレーク・チャーチマン (Christopher James Baker) フランクの部下
ネイルズ (Chris Kerson) フランクの運転手
スタン (Ronnie Gene Blevins) フランクの部下・裏仕事
アイヴァー (Andy Mackenzie) フランクの部下・裏仕事
オシップ・アグロノフ (Timothy V. Murphy) フランクと取引
アシーナ・ベゼリデス (Leven Rambin) 妹、ポルノ配信
ティーキュー・ディクソン (W. Earl Brown) ヴィンチの刑事
ホロウェイ (Afemo Omilami) 警察署長、レイの上司
ケビン・バリス (James Frain) 警部補、レイの上司
エルヴィス・イリンカ (Michael Irby) ベンチュラ郡保安局、アニーの相棒
フロイド・ヘスチメイヤー (Matt Battaglia) ポールの上司
エミリー (Adria Arjona) ポールの彼女
フェリシア (Yara Martinez) バーのウェイトレス
— (Lera Lynn) 歌手
Mrs.ハリス (Molly Hagan) 弁護士、レイの親権
レイシー・リンデル (Ashley Hinshaw) ポールにスピード違反で捕まる
ヴェロニカ・チェサニ (Agnes Olech) 市長の妻、ブロンド
リチャード・ブルーン (Christian Campbell) チャドの現父
チャド・ヴェルコロ (Trevor Larcom) レイの息子、ポッチャリ
エリカ・ジョンソン (Courtney Halverson) キャスパーの秘書
ジェイコブ・マッキャンドレス (Jon Lindstrom) スタリスト社
バート・サリス (Chet Grissom) “カリフォルニア中央鉄道ルート”会議
アーンスト・ボディーン (Alain Uy) 市長の助手
ダニエル・デルバヨ (Carla Vila) 差し押さえ、妹ヴェラを探してと
ダン・ハウザー (Stevin Knight) 特別編集委員、レイがボコる
スティーブ・マーシー (Riley Smith) アニーの彼氏
Mrs.コンロイ (Gia Mora) アスペンの母
アスペン・コンロイ (Cooper Roth) 息子
ポール・トレバー (Drew Waters)
— (Wilke Itzin) Webcam Owner
— (Ashli Haynes) Webcam Girl
— (Rosalie McIntire) Webcam Girl
— (Courtney Cooper) Webcam Girl
— (Jacqui Holland) Webcam Girl
— (Raquel Yasmin) Webcam Girl
— (Charles Maceo) California Highway Patrol Police
ウィル・デビッドソン (Jamison Jones) フランクの助手
— (Anjul Nigam) Ventura County Medical Examiner
マイケル・ブガラーレ (Solomon Shiv) オシップの弁護士
— (Coley Mustafa Speaks) California Highway Patrol Police
— (Lidia Porto) Panticapaeum Maid
— (Ivet Corvea) Panticapaeum Maid
— (Avi Bernard) Male Deputy
— (Brett Edwards) Male Deputy
— (Marc Abbink) Upscale Man in Casino
— (Christina Alex) Crossing Guard
— (Vincent M. Biscione) Poker Player
— (Rey Borge) Pit Boss
— (Oceane Bucaille) 学生
— (Rich Lee) Vinci Investor

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