November 7, 2006
第10話 人喰い殺人鬼 Smoked
脚本／John C. Kelley、Robert Palm
監督／Dennis Smith
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ラーソンたちはクワンティコの軍事基地内にあるルイスプラー
高校のボイラー交換の為に作業していた。古いボイラーを
煙突から外そうとする中、何かが引っかかって居ることが分か
り慎重に取り出すと、なんと人の死体が落ちてくる。
トニーとジヴァはマクギーが出版した本”Deep Six”を読んで
いた。トニーは第7章まで読んだ事を告げ、ジヴァは半分まで
は読んだと語る。この本はあくまでフィクションだが、登場
人物はNCISのメンバーを取り上げていたのである。トニーを
トミーとして描き、ジヴァをリサとして描いていた。
トニーが現在読んで居るところでは、リサはトミーに対して
勇気を奮って愛を交わすという自分の夢を伝えるところだという。
ジヴァが僕に恋をしている設定である事を語る。
そんな中マクギーがやってくると、ギブスたちに基地内の高校
で遺体がみつかった事を告げる。ジヴァはマクギーの本に対抗
して、私が運転していくと語る。マクギーはただのフィクション
だとするが、トニーはジヴァに対して”信じられるか?リサ”と
声を掛ける。第8章ではリサがトミーと同じように車の運転で
酔わせようとしている事を語る。
現場に到着するとラーソンから話を聞く。
今までにも沢山の動物の遺体が入っているのを見たがミイラ化
した人物が入って居るのを見たのは初めてだという。
クリスマスに恋人をびっくりさせる為に煙突から侵入しようと
して足を滑らせ亡くなったという事件は有ったとし、手には
結婚指輪を手にしていた都市伝説のような話が有ることを
語るが、ギブスは「結婚なんてするもんじゃない」という例えだ
と告げ、ダッキーは「事情が分かるまでは悪人と決めてはダメ」
だという例えだと語る。
ミイラからはIDはなかった。ダッキーは死亡時期を特定する
のが難しい事を語る。ギブスはそもそもどうやって煙突に
入ったのか疑問だった。ギブスは屋根に行って様子を見てくる
という。
ギブスが居なくなるとジヴァはダッキーに対してそろそろ
ギブスと仲直りしたらどうかと告げる。しかしダッキーはギブス
が引退ならばまだしも逃げたことに憤りに感じて居た。
ジヴァはあまり責めたら”目の毒だ(気の毒)”と語る。
ダッキーは腐敗状況と皮膚の状態から見て死亡は2～4ヶ月前だ
と検視する。
マクギーはジミーに対して、車に同乗させて欲しいと頼みに
いく。するとジミーもマクギーの本を読んでいた。
“Deep Six”にはジミーはピミー・ジャーマーという名前で登場
し、死体とセックスしていると書かれていたのである。そんな
ことはしたことはないとしてジミーは激怒する中、ピミーは
ポリネシア人であり夢のシーンだと語る。
ジヴァは半年間の中で捜索願いが出ている人物と一致する
人物が居ないか照合するが該当者が居なかった。
そんなジヴァの元にトニーがやってくると、マクギーの本での
リサの役割りを語る。其の中で今夜リサがトミーと張り込み
しつつ気持ちを開かしていくことを語ると、ジヴァはトニーの
背後に忍び寄り、トニーといると何も言えない気持ちになって
くるとして、これまで必死になって自分を抑えてきたが、そろそろ
互いに素直になっても良い時だと思わないかと問う。
恋人役を演じた”あの時”ホテルで関係を持つチャンスが有った
が、あの時ホントはヤリたかったのだと語る。
そんな中ギブスがやってくると、二度とマクギーの本のことを
話したら俺がお前達を海に投げ捨てると告げる。
ジヴァは調べた結果、半年の間に失踪者の中に該当者は居ない
事を語る。
ダッキーがやってくると、最初の死亡時期の見立てが間違って
いたかも知れない事を語る。みんなをモルグに連れて行くと、
遺体は燻されていたことも有って判定を見誤っていたことを
語り恐らく歯茎の状態から見て5ヶ月ではなく5年は経過して
いるだろう事を告げる。
マクギーはアビーの元にいくと、みんなに嫌われてしまったこと
を愚痴る。アビーもまた許可なく私たちをモデルにしたら
良い気分の筈は無いと語る。しかも私の寝室を細かく描写して
いたとアビーは不満。そんな中遺体の指紋を照合していると、
ヒットするが何故か閲覧が制御されていることを知る。
しかもファイル自体がサーバーから削除されているとして、一体
どの機関が遺体を隠そうとしているのか理解出来なかった。
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マクギーの小説によってトニーやジヴァは振り回される中、
軍施設内の高校のボイラー室で遺体が発見される。
遺体は燻製状態となっており、遺体の死亡時期を特定する
ことこそ難しかったが、逆にボイラーによって燻された格好
となっており、遺体の状態としては悪くは無かった。
指紋を照合しているとなんとFBI捜査官たちがこの事件の捜査
に12年も費やしているということで、捜査の主導はNCISでは
なくFBIに担当して欲しいと語る。
ネタ的には相当歴史に残りそうな連続犯罪事件だったりするの
だけど、最後の最後まで加害者が被害者であり被害者が
加害者の構図だったのであまりそう感じなかったエピソード
なのかも知れない。冒頭でダッキーが語る様に「事情が分かる
までは悪人と決めてはダメだ」とすることを体現するような
エピソードだったね。
先週より発覚したマクギーの著書「Deep Six」の本の影響
が今尚NCIS職員たちの間で話題の中心として流れている。
それもトニーとジヴァを中心として根深く流れているけど、
このマグギーのキャラクター描写の観察眼を見ていると、
「BONES」にみるブース&ブレナンを研究しているようなスイーツ
博士的役割をもっているんだなと改めて感じさせた。
この流れを使ってトニーとジヴァの関係が急接近していも良かった
のに、職場恋愛は流石に不可能なのだろうか。
ジヴァは今回トニーのことを背後から近づいて、気がある素振りを
見せていたけど、本人はからかっていたとしながらも、
あの言葉の中にどれだけ真実が含まれているのかって
ところですよね。翌日の口笛を吹いてご機嫌姿のトニーを見て
ジヴァはセックスしたと感じていた様だけど、ちょっぴり寂し
そうな印象も受ける。
珍しい流れとしては、トニーはシェパード局長の任務に参加
していること。グルヌイユの手下たちを監視しており、
その重要人物の二人だと思われるコルトとマーティン、
そしてレジーネ・バロウは今後とも気になる存在だ。
この伏線が回収される時は来るのかな。
これまでちょっぴり有耶無耶にされかかっていたけど、ギブスが
一度引退して以降、密かにダッキーとギブスの間にには少なからず
わだかまりとして存在していた。誰もがそれを感じる中で、
ジヴァからの後押しで二人が関係を取り戻していくという過程を
描いて見せた。そしてその為なのか、今回は昔話的ストーリーも
多く含まれており、局長が新人時代のことだったり、ダッキーが
フランスで殺人未遂犯として捕まりそうになった時のエピソード
も語っていた。
久しぶりのフォーネルの登場。
FBI捜査官が12年間追っていた連続殺人犯が見つかった為に、
NCISとFBI捜査官の間で捜査に於ける主導権争いが起きた。
フォーネルは随分と丸くなった印象が有るし、上述したダッキー
とギブスの関係の中でも、「謝ることが大嫌い・・弱さの表れだか
ら」とするギブスルールが友達の間では該当しないことだとして、
謝罪する姿が有った。
・Dominic KellyのDigital Tundra
・Dominic KellyのHaunting Actions
・Corinne Bailey RaeのTrouble Sleeping
リロイ・ジェスロ・ギブス (Mark Harmon) 主任
アンソニー・ディノッゾ (Michael Weatherly) “トニー”
アビゲイル・シュート (Pauley Perrette) “アビー”コンピュータ
ドナルド・マラード (David McCallum) “ダッキー” 検視
ティモシー・マクギー (Sean Murray) コンピュータ
ジミー・パーマー (Brian Dietzen) ダッキーの新しい助手、検視
ジェニー・シェパード (Lauren Holly) NCIS Director
ジヴァ・ダヴィード (Cote de Pablo) モサド
カレン・ブライト (Mandy June Turpin) チャールズの妻・元教師、
エイミー・ブライト (Marcella Lentz-Pope) カレンの娘
ロック・サックス (Don Franklin) FBI捜査官
ジャンヌ・ブノワ (Scottie Thompson) トニーの彼女?
ミシェル・リー (Liza Lapira) NCIS法務部
マーティ・ピアソン (Michael Gilden)
トレント・コルト (David Dayan Fisher) グルヌイユの手下
マイルズ・ラーソン (Christopher Michael Moore) 建設会社
マーティン・クイン (Corey Stoll) レジーネの部下
レジーネ・バロウ (Sandra Hess) グルヌイユの関係者?
トバイアス (T.C.) フォーネル (Joe Spano) FBI捜査官
リック・サムソン (Rico E. Anderson)