バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン6 第16話 非情の選択 Odd Man Out

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第16話 非情の選択 Odd Man Out

脚本/Peter Lalayanis
Ryan Johnson
監督/Marc Roskin

【前回までのあらすじ】

すべきことをしたとしてカードを殺害したマイケル。ライリーは
あなたはカードを殺し仲間と逃げたのだとし、今のあなたはこの国
の敵でしかないという。マイケルはオレは国を裏切っては居ない
とし守ろうとしたのだというが、それは関係がないというライリー。
密輸業者のシュミットに頼みたいことがあるとして、マイケルたち
は偽造パスポートや密入国の手配を求める。マデリンに対して、
もうマイアミには居られないことを語り一緒に行こうと誘う。
シュミットは偽造パスポートを作るには費用が足りないという。
倉庫には100万ドルで売れるものがあるとした為に、それを届けて
費用を得る。しかしシュミットは金は稼いだが倉庫は滅茶苦茶で
客を騙したので破滅だと語る。

【ストーリー】

『スパイの世界では任務上、姿を消す必要が有る時、跡形もなく消えな
ければならない。』
しかし民間人のマデリンはなかなか踏ん切りが付かずにいた。
ママは新しい名前で出て行くので過去は捨てなければならないのだと
いう。その為に手帳も捨てなければ鳴らないことを語る。知り合い
に連絡できなくなるとし、困ったときにはどうするのかというが、
全部自分たちでやるしかないのだという。急に消えたらどう思うかと
すると、死んだと思われるでしょというフィー。孫たちとも会えない
のかとすると、ルースとチャーリーを守ると思って捨ててくれと頼む
マイケル。現在ジェシーとサムが新しいIDを手配しているという。

『本格的に海外へ逃げるつもりならば完璧な旅行書類を準備しなければ
ならない。』
特殊な用紙、ポログラムにハイテク装置が必要だった。シュミット
の話ではマイアミの密輸チップを扱っているのはここだけだという。
ジェームズ・ヴァネクってヤツが売ってくれないと高飛びできないと
いう。なんでシュミットは来ないのかと。
そんな中ヴァネクがサムとジェシーの前に現れると、シュミットの
紹介でチップを取りに来たことを語る。しかしヴァネクは知らないヤツ
とは取引しないという。シュミットにはここに来て頭を下げろと
言って置いたハズだという。商売敵のアイツのせいで幾ら損したのか
という。20万ドル払うのでチップを渡してくれれば良いと説得するが、
金の問題ではないという。30万ドル払うというサムたちに40万ドル
ならば有るという。シュミットに言っておけとし、ケチな商売が出来な
いようにとことん潰すという。中国、イエメンの取引先は奪ったとし
今は韓国で取引をしているという。チップを渡してよろしく言ってくれ
とすると、これを伝えろとしてサムの顔面を殴る。サムは激怒して
反撃しようとするがジェシーがサムを宥めて、その場を去る。シュミッ
トは楽な使いだと言っていたのに・・と。

『逃亡者にとって安全の確保は欠かせない。24時間警戒を怠っては
ならない。』
マデリンは新しいパスポートのことを尋ねると、オレは隠れ家の
見張りを受け持っているのだという。マデリンはすぐに気がつくが
私の見張りなんでしょと語る。街を出る前にネイトの墓参りをしたい
とすると、ジェシーはCIAが見張っているので危険なんだと語る。
みんな我慢しているとし、オレだって母さんの墓参りにいけないの
だという。マデリンは逃げるのがこんなに大変とは知らなかったと。
2時間後にディクソンが偽造パスポートを仕上げるのでそれを
受け取れば逃げられるという。

サムはシュミットに殴られたとして激怒するが何度も謝っただろう
という彼。ディクソンがやってくるとパスポートはと問う。
入国管理局にハッキングするので試してみようとして、フィー(キミー)
が入館に入るシミュレーションを行う。キミーは2003年にベネチアに
行っている設定だとすると、フィーは行きたいとマイケルに語る。
顔認識システムは通れるのかとすると大丈夫だという。

そんな中シュミットが車がやってくるのを見て焦っている姿が有る
ことに気がつく。あれはヴァネクの車であること。何でヤツは俺たち
を追ってくるのか?というサム。

『カーチェイスはスピードが出てハンドルの操作性がよくて重心が
低い車が良い』
バンに乗っていたサム、フィー、シュミット、マイケルたちは
乗り込んで逃げるが、ヴァネクの車によって体当たりされる。
潰れた工場があるので取りあえずそこに逃げ込もうと語るサム。

■今回のミッション、流れ

・マイアミから脱出する為にシュミットの紹介で密輸チップと偽造
パスポートを入手しようとする。
・しかしシュミットが紹介したヴァネクは、同業者でもあるために
シュミットが影でヴァネクをFBIに引き渡そうとしていたこと。
・受け取りに行ったがヴァネクはFBIに密告したシュミットを許す
事が出来ず襲いかかる。

■感想

確かに偽造して海外に行くのは容易なことではないのだろうけど、
ちょっと色々と引っ張りすぎている感じ。
今回のエピソードを見て居ると、このままマイアミから逃げずに
戦っていくのではないかということを匂わせる展開だった。

シュミットの扱いに関してはかなり微妙だ。
そもそも銃を突きつける格好で彼に協力を取り付けたのはマイケル
たちで、この時点ではシュミットに同情していたのだけど、彼は元々
敵対するものに狙われていた状態で有り、助けたことでマイケルたち
にも多少肩入れ出来るのだけど、その結果シュミットの商売道具を全て
失わせてしまった事実も有り、シュミット自身はマイアミの地では商売
するのは難しいものになってしまった。
それ故にマイケルたちと一緒に逃げるのかなとも思っていたのだけど、
シュミットはそんなマイケルたちとは一刻も早く離れたい旨を語る前回
のラストを見ると何処かで密告したり、CIAに取引材料としてマイケル
たちを差し出すのではないかという思いも何処かにあった。

結果的にマイケルたちを直接的に引き渡した訳ではないけど、シュミ
ットの不必要な行動によってピンチにさらされ、無駄に混乱させた
という感じにも思える。

シュミットはこの状況の中でも新たにまた地盤を築いてマイアミで
商売を始めようとしていたのだろうか。その為に商売敵のヴァネクを
FBIに売り渡していた。
このシュミツトという男の行動を見て居ると今までこんな性格をして
いてよく商売を続けることが出来たなとも思う。
一見すると憎めないところも有るのだけど、やはり裏社会の人間らしく
裏切りは当たり前。しかしそんな裏切りが反射となって自ら降り注ぐ
ことを念頭に置いた行動を取っていない現状には違和感が有る。

シュミットはマイケルたちを売り渡したのも同じことだった。
その事実をヴァネクから聞かされたマイケルとしては助ける価値もない
と考えたのも事実だろう。
当初は売り渡す予定でヴァネクの前にシュミットと共に現れた二人
だけどマイケルはそこで変圧器があることを見て咄嗟に考えを変えて
助けることを選んだ。

仮にマイケルがシュミットを見殺しにしたとするとサムの心がマイケル
に離れる可能性は有ったので、見殺しにならずに済んで良かったな
とは思う。
フィーとサムはシュミットの対応を巡り、差し出して助かるか、一度
仲間と認識したものを最後まで見捨てないかで対立することになった。
サムは元軍人だけ有ってそういう義理堅さと仲間を大切にする気持ち
というのは人一倍強くて、自分の幸せを犠牲にしてまでマイケルを助け
たのもその辺にあるのだけど、過去にサムってマイケルを裏切って
FBIに情報を流していたんだよな(笑)
フィーとサムはここ最近良い関係が続いて先週は、サムのアイデアを
フィーが褒めていたのに、今回は言い争いになってしまった。

そして今回は何と言っても、冒頭のナレーションでこれまで語られて
いた文言がドラマの中で語られた展開が起きたことだった。

マデリンにとっても辛い決断を今回は迫られたけれど、今生の別れ
ではないし、孫の件なんて滅多に出てこないので忘れていたけど、
チャーリーという孫がいたんだよね。元妻のルースって何をしている
んですかね。

ダンプカーで逃げたけど、ダンプカーならば冒頭で乗って来たバン
よりも装甲はあるけどスピードが足りないので追いかけられたら
すぐに捕まりそう(笑)

フィーのことなので、現場にドエチルエーテルを見つけた時には
何か爆破の案があるのかと思った。

最後にネイトの墓に供えられていた花とカード。
「話がしたい 友人より」。友人って誰なんだろうか。

■使用された曲

■出演者

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) 元・彼女”フィー”、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

カルヴィン・シュミット (Patton Oswalt) 密輸業者

ジェームズ・ヴァネク (Kevin McNally) シュミットの同業者
ジャック・ディクソン (David Fickas) 偽造パスポート
ハル (Patrick Mickler)
— (Jerome RM Turner) CIA Agent

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