LAW&ORDER:クリミナル・インテント シーズン3 (最終話)

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March 28, 2004
第21話 復讐は灰の味 Consumed

脚本/Rene Balcer、Warren Leight
監督/Steve Shill
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マレーは部下のトミーが最近遅刻したり電話したりしても
でないことを注意する。最近時間にルーズ過ぎると告げる。
トミーは3人組について捜査しており、ことある事に3人組に
ついて尋ねて回っていた。同僚の刑事・ラファエルから巡査部長
が探していたと語る中、トミーの左腕が怪我していることを
指摘する。
トミーは帰宅するともう我慢出来ないとして、壁を叩くと、
外へと飛び出していく。そしていつもの馴染みのバーへといく
と、そこで酒を飲む。店主からはこの店では警察官でも禁煙
だとしてトミーの喫煙を駐められる。
そんな中、三人の男性が次々と銃弾によって殺害される。

ゴーレンたちは現場へとやってくる。通報が有ったのは24時
頃だが目撃者はなかった。
1人目はエディ・メルカルド(50歳)、ウエストサイド在住。
クレジットカードや地下鉄のカードは特に盗まれてはいなかっ
た。何かの楽器を演奏していることを知り、エイムズはゴーレン
に彼は何の楽器を演奏していると思うかと尋ねると、指が
長くて爪を切っているのでピアノ弾きだろうと答えると、
その通りだった。弾は2発撃たれて檻、犯人が近づき胸に一発
撃ったこと。一人目の銃声から3分後にまた銃声が有ったという。
二人目の被害者はラモン・オルティス(36歳)で住所はなく、
足を撃って倒した後に心臓を一発撃っていた。通報では銃声
は6発だったとし、あと1発は何処で発砲したものなのか。
更に近くで一人が撃たれて死んでいた。9mm弾の薬莢が落ちて
おり、他の事件現場では全てを回収しているのにここだけ
残されていた。三人目の被害者はアレハンドロ・アルバレス
(33歳)・株式仲介人だった。エイムズは全員がスペイン系の名前
である事を指摘する。

ディーキンスたちと今回の事件について話合う。
3人が同時に殺害されたということは憎悪殺人なのか。
ゴーレンはそれは違うと否定。10分で3人を撃っており計画的
に撃っていること。しかも警察が当たりを巡回している中を
巧みに逃げていることから用意周到さがあり、足が付くのを
恐れている人物だという。残されていた薬莢から発砲したのは
NYPDだと分かる。
発射痕から一年前に警察が発砲した銃と合致したという。
トミー・キャラハン巡査のグロッグで51分署勤務だという。
過去彼は銃撃戦で発砲したが、事件は正当防衛だと認められ
銃の提出はなかったというもの。今朝の彼は点呼を欠席して
いるという。そのトミーは突然地下鉄のトンネル内で
助けを求めてプラットホームまで歩いて出てくる。

4月22日(木)・ハドソン病院
トミーは病院に運ばれていた。アザと足の骨折が見られる
という。地下鉄のトンネルから出てきたもので、彼は38口径
を手にしていたとのこと。
ゴーレンとエイムズはベッドで寝ている彼から話を聞く。
同じ分署の仲間が多数見守っていた。
トミーによるとテレビを見ていたが気が付いたらトンネル内
にいたのだという。記憶がないという彼に、エイムズはドラッグ
でもしているのかと問う。ダウンタウンにいた理由を尋ねるが
まるで記憶がないとしか言わなかった。38口径の銃に弾が
全て発砲された形跡があることを尋ねると、トンネル内で
助けを求める為に発砲したのだろうと語る。正当防衛の件
について尋ねるとブロンクスで3人組の男に襲われたのだという。
その中の一人がスペイン系だったとのことだった。

そんな中トミーが発見された隣の駅のゴミ箱で銃が見つかった
との連絡が入る。

しかしゴーレンには疑問が有った。
彼が正当防衛を主張する事件に於いて7発の銃弾を撃っているが
当たったのは僅かに一発だったのである。それ以来特に射撃訓練
をしている様子はなく、今回の事件のように銃の名手という
ことは決してないのだという。それならば共犯者がいるという
ことなのか・・

4月23日(金)・トミーのアパート
4月26日(月)・エディ・メルカルドのアパート
4月27日(火)・バーグマン百貨店
4月30日(金)・レイクジョージ・軽犯罪者収容施設
5月4日(火)・B&C保管庫
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町中で突然3人のスペイン系の男性が殺害される。
被害者の三人には特に繋がりが見えない中で、殺害されたのは
NYPDの警察官・トミーの銃だということが分かる。
トミーは睡眠時随伴症(パラソムニア)という夢遊病者だという
ことが分かり、本人は子供の時に治ったと思っていたとするが、
記憶がない為に何も分からなかった。しかし殺害された3人は
計画的でしかも銃の名手だと思われる人物による犯行ではないか
と分かり、トミーの病気の事実を知っている人物を捜していく
ことになる。

離婚騒動がおもしろおかしいコメディとして取り上げられることは
よくあるけど、離婚する相手に対する執念がここまで
極まるとある意味コメディ化している感じがする。

夫婦による結び付きは意外とあっさりとしているものの、
ラバーソウルと呼ばれる70年代のコピーバンドで一緒に
組んだエディとビングの繋がりの方は強固なものがあるという
ことで、皮肉にもバンド仲間の方が夫婦関係にまさる繋がり
が有った。
30年間も逢って居ない人の為に違法行為に手を貸すのか?という
エイムズ。30年連れ添った妻に対して財産分与しないのかという
エイムズ。絆が深まるのは歳月の長さではなく、性格・趣味
に互いに精通していて、それこそソウルに起因するところがある
のだろうか。

夫は妻を困らせる為に、無理矢理刑務所に入り、ずっと妻への
財産分与を拒否している。妻は夫に1500万ドルの隠し財産がある
ことを知り、どのようなロジックでそれを隠しているのかを
一人で執念深く探ろうとしている。

刑事が過去に犯したPTSDが発端で、幻覚に囚われているものだと
ばかり思っていた流れだったけど、睡眠時随伴症が発症したのは
母親の死が原因だったようだ。

よく分からないのは、エディとビングはどういう経緯でまた再会
することになったのだろうかということなのかな。

これだけ執念を燃やしていた妻だけど、結果的に求めているのが
金ではなく相手の破滅だということで皮肉な感じに写るし、
何よりも相手の破滅ではなく自分が破滅するということで、
復讐からは何も生まれないということを示唆しているものが有った。

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ビング・ポスト (Larry Pine) 離婚調停中の夫
トミー・キャラハン (Bill Sage) 捜査官、
メロン (Richard Council) 捜査官
ベス・ランダウ (Karen Sillas)  ビングの元夫人
ウェイテス (Dion Graham) 捜査官
マーレイ (Robert C. Kirk) Sgt
シリアー (Christine Farrell) 銃器ラボ
ロバート・ケリー (Brian O’Neill)
ポール (Ron Lee Savin) バーの店主
サイラス (Bill Quigley) 捜査官
Dr.バーンズ (Aaron Marcus) ハドソン病院
ラファエル (Fidel Vicioso) 捜査官
ジョン・マクハドル (Michael Garfield) ビングの弁護士
マックス (Scott Watanabe)
マイク (Adam Auslander)
エデュアルド・メルカルド (Paul Knowles) “エディ”、ピアノ奏者
ラモン・オルティス (Gerald Bunsen) 被害者の一人、36歳

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