西海岸捜査ファイル ~グレイスランド~ Graceland シーズン2 第8話 先の見えない道 The Ends

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第8話 先の見えない道 The Ends

監督/Alrick Riley 脚本/David Simkins

【前回までのあらすじ】

フアンはマイクにブリッグスの監督官をしろという。
「私はバディリョ捜査官、今からブリッグスと接触する」とテープに
吹き込んで彼に会うが殺害されてしまう。チャーリーはフアンの妻、
ケリーだとすると彼女は夫を亡くしてボロボロだという。奥さんには
9歳の娘がいるという。ジョニーはルシアに落ち着くよう告げる。
カリートは私に近づく男を脅して追い払おうとするという。
ジョニーは母の元に行くと友達を一晩預かって欲しいと頼む。
DJはジョニーがルシアを実家に匿っているのを知り、お前の母も
危険にさらすことになると警告。仕事に私情を挟むなと。
人身売買のスラは潜入したペイジに何か隠しているのかと問う。
女はメキシコが誤魔化したのではないかというが、スラは連中は
裏切らないという。カリートに連絡をというと、スラの携帯に
電話が有ったとしてペイジはカリートからだという。カリートはスラ
に「施設は閉鎖だとして誰も入れるな」と命じる。マイクはペイジ
に商売を再開するのを待とうという。シドはカリートに電話すると
引き返せとしてFBIが居るぞと密告する。シドが内通者だとして、
ソラノと組んでいるのは分かっているとマイクは警告する。
ブリッグス(ポール・ウエストとして)はロス市警に潜入することになる。
推測だけでは鐘の流れを追うことは出来ないとしてチャーリーと
マイクは語る。ソラノからの報酬の振り込みがあるハズ。銀行強盗し
ヤツも金が無くなれば動かざるを得ないと言う。ビリーを使うのか
と。

【ストーリー】

チャーリーはブリッグスに対してビリーの件は問題ない事を語る。
昔組んでいた相棒として彼の仲間に合わせてくれることになった
とチャーリーは語る。連中と面識はないとし今回の為に遠くから
集められたという。機材係だけは地元の人間だが知らない男だと
いう。今日彼と会うという。ブリッグスは心配するが3人で外で
遭うので平気だという。シドの金を盗む方法を考えて別れると。
何処まで関わるのかというブリッグスに最後までだというチャーリー。
あなたはシドの事ばかり考えているのねという彼女に、君を愛して
いるので心配するなと語る。あんたがあのクソ刑事の元に行くのが
心配だとすると、案外良い刑事だという。いやヤツは嘘つきで
人殺しで悪人から賄賂を受け取っているとし最低の汚職刑事だという
チャーリー。報いを受けさせてやるという。手段は選ばず・・かと
言うと、それはアナタの信条でしょという彼女。

シドとブリッグスは公園で会話する。
ここは一年半前まで売人が居る公園で改善したのだという。
シドは疲れ果てた事を語ると麻薬の取り締まりはもう潮時だろうと。
刑事を辞めて家族と島で暮らしたいという。右の男を見ろというシド
はヤツはバスコ・フィン(タバスコ)。それが本名だという。
2週間前に仮釈放になったが縄張りに戻って来たかと。
バスコに対して声を掛けると彼は逃げる。二人で追いかけそして
捕まえると、バスコはシドだと知っていたら逃げなかったとうそぶく。
銃を持っているとブリッグスは隠して有る銃を見つける。何処で銃を
手に入れたのかと問う。

ビリーに遭うチャーリー。ブリッグスとはどうかと問われ上手く行っ
ている事を語る。ハイタッチする中、二人はお似合いのカップルだ
と語る。機材係の男は何処なのかというチャーリー。強盗を手伝う
男と会わす約束だという。するとアンバーという女性がやってくる。
アンバーが手伝う仲間の一人だった。彼女は爆薬係は最低でまとも
な爆弾も作れないと語る。発信装置は中国製ではなく日本製にしろ
と言ったのに見た目が同じだがまるで違うという。アンダーソンに
至っては空気圧の計算もデタラメだという。右腕にはなれないし、
期限さえ守れないという。前にも話し合ったが変更を加えるかどうか
は検討中だという。チャーリーは銀行の話?と問うと、ついている
というアンバー。市がエクスポラインの線路工事を再開してくれた
こと。銀行は繁華街に有りすぐ近くには駅が有り音を出しても
聞こえないのだという。金庫室まで10m、駐車場の下に使われていない
下水道があるのでそこから掘ることになるという。土壌は緩いので
容易に崩せるとのこと。到達したら「ミズネシャルダン効果」で金庫室
に押し入り貸金庫を爆破して金を手に入れるという。「ミズネシャル
ダン効果」とは何かというチャーリーに爆発形成弾の事だという。
そんなチャーリーに強盗の経験はあるのかと不審がるアンバー。
私は倉庫専門だったからという。貸金庫破りはそれより厄介だとし
中身まで吹っ飛ばさないように爆弾を用意しないといけないのだという。
状況からすると仲間は4人は居るとのこと。

ブリッグスはDJとマイケルにカリートはスラの営業を保留にしたこと
でバスに変わる密輸方法を探していると言うことを聞く。
ルートを提供してソラノを罠にはめるという。トンネルで地下を掘る
のだというマイク。DJは既に捜査中の国境のトンネルが幾つかあるの
で作戦に使えないか調べているとのことだった。

■感想

なんだかどの人も個人的感情に流されて本来の捜査を忘れて、立場を
捜査を完全に危ういものとしている感じ。

しかもここに来てまたフアンの流れを復活させていた。いつか
はこの流れは解決しないといけないのかも知れないけど、終盤に
さしかかる中で、この流れが出てくると、どうにも足踏み感も有り
時間稼ぎのような形に写ってしまう。

■各捜査官たちの動き

■ブリッグス

シドとアーチーがソラノカルテルのカリートに繋がっているが為に
潜入している彼。

普段のシドは良い刑事で、子供たちの公園を取り戻す光景まで見て
取れたけれど、やはり内通者としてソラノに情報を流していたこと
は決して許されることではない。
シドたちは冒頭で逮捕したバスコ・フィンの銃の所持を見逃さず、
その銃のルートを断つためにチームで突入しようと計画。
そんな会議の際に突然Kことケリーからの電話が鳴った。

「生きて居られない。さよならの電話よ。今、夫と居る。墓石を
買ったの」

遺体が見つかって居ない状況の中、数話前でチャーリーとブリッグス
でフアンの死亡給付金の変わりに大金を手渡すシーンが有ったけど、
生活費には困らずとも精神的にはボロボロの様だ。娘のマヤ(9歳)が
居るようだけど、娘の存在が彼女を精神的に支えてくれるという
ことは無いのかな。実家の親も存命みたいだし、支えてくれそうな
人は多いけどね。まだ遺体が見つかって居ないことも、彼女が前に
進めないことの一つなのか。

そんなケリーに遭いにいく中、アーチーが尾行についてきていた。
シドもこの辺は相当神経質になっているな。
バレるかと思ったけど、ケリーにブリッグスは彼はエルパソのポール
という元彼として証言したので一応信用したのかな。
シドにも似たように経験があり元妻が母親業を投げ出したときが
有り、付き合っていた連中が少し厄介だったことを語り同情的に
接していた。

またシドとアーチーは前回の作戦で男の首を切り落とすハメになった
ことを口にしていたので、相当神経質にもなっているのだろう。

カリートの邸宅でエルサルバドルの男2人とソラノの仲間が死んだ
事件も報道されるが、シドは殺人課に任せようとして、ノータッチ。
俺たちは足を洗おうとして金を回収する流れがありそうなのでそれ
までにチャーリーたちの計画が機能するのか。

チャーリーとブリッグスが居る中で、チャーリーはシドが行った
非道の数々のことを口にするけれど、その全てがブリッグスに該当
することなので、流石の彼もばつが悪そうだった。

ケリーと遭った後に、チャーリーと寝ていると、彼女の姿がケリー
にダブり彼の中でも心に傷が有ることが伺える。

■チャーリー

ビリーという元相棒のツテで、シドの銀行の貸金庫の金を盗もうと
して新たにチームを結成しようとする。いざ技術班に遭おうとした
際に相手はなんと女性だったこと。「バーン・ノーティス」でも
フィーとか爆薬のスペシャリストが居るけれど、アンバーという
女性も相当キレものの様だ。
チャーリーはアンバーと二人で組みたいと考えて、それを彼女に
打診すると、彼女からはポップノクソンで待ち合わせし、その店で
チーズバーガーとレジの金を盗んでくるようチャーリーに要求。
つまりチャーリーの強盗としてのスキルが自分のパートナーに合う
のかテストした形だった。
人殺しではなくて良かったところ。
ショットガンを片手に悪そうな男達が集まるプールバーでよくぞ
金を持ってこられたなという感じだけど、アンバーは信用出来る
人なのだろうか?
ビリー自身旧知の仲みたいな流れだったけど登場としては初めて。

■ジョニー

ルシアのことを好きになってしまった彼は体の関係にまで至る。
まぁそこまでは珍しくはないけど、心までは許すことは禁句だ。
二人でシャワーに入る。
ルシアはメキシコの父の元に戻ることだけは嫌がるけれど、
ルシアのことを指名手配犯にすることで追い込んで、メキシコに
戻るしかないと思わせる。

ジョニーとしては何とかしてソラノがまたまた麻薬ルートを再開
させる為に新たなルートの提案をしようとしている。
当初は地下トンネルを使った密輸を想定していたが、ペイジの反対
で航空輸送を提案する。

■DJ

ペイジが人身売買の件でナーバスになっていて、密輸ルートの中に
人身売買の可能性があるようなルートの開発を完全に嫌っている。
仕方なくDJは数年前にとおる巨大なカルテルが貨物輸送機を使って
密輸を初め、大量の物資を運んだが、積み荷をパラシュートにつけて
機体の尻から投下するので生き物類を扱うことはなかったという。
その線で行こうとするけど、貨物輸送機なんて一介の捜査官たちが
変えるようなものなのだろうか?

案の定空港関係者の元に中古機体を見に行くと、ベトナム戦争時の
ものだったりして、
「携帯電話の方が余程ハイテクだ。「地獄の黙示録」ごっこをする
つもりはない」ということで、使えなさそうな機体ばかり。
ノルマンディ上陸作戦時の?キティーホーク時代の?と皮肉っていた
けど、最後に見せられたものは使えそうなもので即決していたね。

■ペイジ

この人は完全に女性の立場から女性の人権を守ろうとして過敏になって
いる。やはりリナを助けたいということ。約束したことも有り固執
するだけの理由が出来ている。

しかしマイクを相手に彼女は・・

「女性たちを全員買い取って!」
「150万ドルだ」
「申請書は記入したのでサインしてすぐに提出して。出さないと殴るよ!」

マイクがペイジと結婚したら尻に敷かれそう(笑)

更にスラとの交渉が失敗。
スラはカリートの言いつけを無視した結果、かつて弟を植物状態に
されたとしてマイクにその姿を見せた。

マイクは全員を買い取りたいとし、自分も施設内で彼女たちの近くに
いるという。クライアントには元気な女性を届けるためとして守ろう
としているみたい。外では色々と待機しているので大丈夫とは思う
けど・・

■マイク

今回は様々な作戦に対して状況を分析し、そして自らもペイジの人身
売買の流れに参加するものだった。ただマイクがあの施設内に
留まってしまうと今後だれが指揮を執っていくのだろうか?

ペイジがあまりにすぐにスラを捕まえろとして迫ってきたことも有って
マイクもいよいよ「命令」と称してペイジの感情的態度に釘を刺す結果
となった。

スラの弟がカリートに殴られて再起不能になっていることを考えれば
そのウチスラは味方につけさせることが出来るのではないか。

■使用された曲

■出演者

マイク・ウォーレン (Aaron Tveit) “リーバイ”、FBI特別捜査官
ジョー・タトゥーロ (Manny Montana) “ジョニー” FBI特別捜査官
ポール・ブリッグス (Daniel Sunjata) FBI特別捜査官
デイル・ジェイクス (Brandon Jay McLaren) “DJ”、税関
ペイジ・アルキン (Serinda Swan) DEA捜査官
キャサリン・デマルコ (Vanessa Ferlito) “チャーリー”DEA捜査官

カリート・ソラーノ (Erik Valdez) カルロスの息子、麻薬
シド・マーカム (Carmine Giovinazzo) LAPD・組織犯罪対策部
スラ・フリッツ (Jon Sklaroff) 人身売買
ルシア・ソラーノ (Jamie Gray Hyder) カリートの姉
アーチー・ギャレット (Coby Ryan McLaughlin) LAPD・組織犯罪対策部
ケリー・バディリョ (Brianna Brown) フアンの妻
アンバー (Brit Morgan) 技術班、ビリーの仲間、爆薬のプロ
ビリー (Chris Browning) 潜入捜査
リナ (Marina Shtelen) 人身売買の被害者
バスコ・フィン (Michael Christopher Rodney) シドと捜査
マルティネス (Lynn Moore)
ホッジス (Charles Harrelson) ロサンゼルス市警
— (Nicholas X. Parsons) Slender Man
— (Mike Robinson) Airport Expert
— (Peter Theo) Biker in Bar
— (Cyndi Crotts) Bullpen Assistant
ディエゴ (Alex Livinalli) カリートから銃を受け取りに来た
— (Joey Stevens) Gang Task Force / 組織犯罪対策部
— (Loren Ferguson) ロス市警

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