[N] ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン4 第1話 コルビーの疑惑 Trust Metric

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第1話 コルビーの疑惑 Trust Metric

脚本/Ken Sanzel
監督/Tony Scott

【前回までのあらすじ】

コルビーはカーターとはアフガン駐留時代に一緒だったとし
その戦友に中国政府から金をもらっていたと語る。カーターは
コルビーに対して命の恩人のオレを刑務所にぶち込んでマジメで
お堅いグレンジャー捜査官と。アシュビーはヤヌス・リストを見つけた
んだ、信じろという。カーターはあいつはヤヌス・リストをつくって
いたという。マクレアーは二重スパイや内通者の完全な名簿が
有るという。アシュビーのリストには「ようこそヤヌス・リストへ、
アメリカFBIのコルビーも中国に情報を流している」という密告で
仲間であるコルビーが逮捕されることになる。

【ストーリー】

「船13隻、沖合16海里、薬3種、身分2つ」

コルビーは取調室に送られ、ドンやメーガン、デビッドから問い詰め
られていた。特に相棒だったデビッドは、いつからダマしていたんだ
と問い詰めると、コルビーは初めからに決まっているとしスパイなん
だと。それを聞いたデビッドは彼を殴ろうとするがドンやメーガンは
それを止める。スパイはただの裏切りものだというデビッド

5週間が経過する。
デビッドは捜査をすることでコルビーからの裏切りを紛らわす。
ビリヤード中の男たちを捕まえて犯罪組織を潰していく。

コルビーは取調室で告白する。
アカデミー時代にカーターに頼まれていたこと。最初は訓練マニュアル
をコピーしたいと言われそれくらいならば良いだろうと。そのウチ
データベースのパスワードなんかを聞いてきて、気がついたら中国
のスパイになっていた」という。
ドンはそんなVTRを繰り返し見て居た。

チャーリーは大学の教授として生徒に授業をしていた。
チキンゲームについての講義でゲーム理論の専門家でも難問の一つ
だったこと。1950年代の核戦争の恐怖が高まっていたことを引き合いに
ダシ、この数学理論は誰もが感じていることを証明する理性的人間が
わざわざ振りな行動をとることがある。数学が持っている力はただ現実
の数値で表すだけではなく人間性そのものを解明出来るという。
何時の日か人の心の奥底にあるものを数字で解き明かせるかも知れない
と。
授業が終わるとアミタがやってきてチャーリーにキスする。
あなたのゲーム理論の解説は悲観的ねとし、FBIからの協力要請はと
尋ねると兄さんからは何も言ってこないとし、正直ホッとしている
ことを語る。授業をして君にもキスが出来ると。

「祖国を裏切る気分は?共産主義や中国を信じてたからやった訳で
はない。出来たからやったそれだけだ。アフガン以来何も信じられなく
なった」というコルビー。

メーガンはラリーに逢いに行く。
ここに入って何か見つかったのかと問うと、お坊さんたちと同じ問い
を繰り返しているという。ドブソニアン望遠鏡が存在するのはジョン・
ドブソンが瞑想に耽ったお陰、ヴェンダーンタ派の寺院でと。ここに
いると日々の喧噪を忘れることが出来るというラリー。
彼女に君は何故休みを取ったのかと問うと見れば分かるという。
かなり参っている事を告げ、コルビーがあんなことになり、その前には
司法省でも色々と有ったからという。まだそれが何かを話せないのか
と問うと上手く言葉に出来ないという。とっちらかっていて夢遊病の
様に心と体が別だという。ラリーは宇宙遊泳の時に同じ感じがした
という。いわば量子的乖離状態だという。それは収まったのかと問うと
残念ながら・・という。

「他に誰が?オレは知らない。カーターのボスが誰なのかも」。

アランはドンのオフィスに行くともう5週間が経つ事を告げる。
しかしドンはこいつの自供が腑に落ちないとし何かがおかしいという。
スパイなんて気がつかなかったこと。誰でもミスはするというアラン。

アメリカ北方軍監禁施設。
コルビーに接見するのはカークランドだった。今ならば引き戻せるぞ
とするが2年間もかけてみんなをダマしてきたのだという。ここで辞め
たら無駄になるというコルビー。護送中に何か起きれば別だとして、
刑務官の携帯で短縮ダイヤルの6番だという。知っているヤツは殆ど
いないとし、手錠の鍵をコルビーに渡していく。

■今回の事件の概要

・コルビーとカーターが逮捕されて5週間経過
・コルビーが中国政府に情報を流出するスパイで有ったことに
少なからず仲間達は動揺する。
・それぞれ休暇を過ごすなり、自分たちのすべきことを淡々と
こなしている中で、コルビーは刑務所から輸送中に脱獄する。
それを手引きしたものたちがいること。
・ドンはメンバーに声を掛けてコルビー捜索にまた力を貸して
欲しいとして集まる。

■感想

コルビーがいよいよ逮捕された・・と思っていたシーズン3だった
けど、彼がレギュラー出演している限りは、基本悪い人ではない
ことを意味しているので、どういう事情が隠されているのかなと
思って見て居た。

コルビーの逮捕のお陰で、ある意味ではみんな自分を見つめる機会
が有ったのではないか。

チャーリーは大学の講師をしてFBI捜査協力のような張り詰めた
時のことではなく自分らしさを謳歌している感じ。アミタとの関係
も順調だけど、チャーリーは無精髭を生やしてキスするのも大変そう
な状態だった(笑)

ラリーは相変わらず寺院にいる状況だけど、そこに休暇を取って
メーガンが現れた。
メーガンはシーズン3でラリーと同様に途中で司法省に呼び出されて
いたけど、その謎がまだ何なのかは語られていない。

デビッドは一番コルビーに対して怒りを感じている。今回のエピソード
を解決してもまだ暫くは遺恨が残りそうだ。

アランはドンのことを心配してオフィスにまで来ていたけれど、
父親が息子にドンと語るのはなんか違和感が有るんだよね。

■コルビーの正体・・実は潜入捜査だった

2年間も仲間を騙し続けていたというけれど、ダマしていた形跡は
正直これまでの中では殆ど見られなかった。
彼と共に軍の仲間だったカーターが出た時だけ怪しい雰囲気は有った
のだけどね。

アメリカの北方軍監禁施設に閉じ込められているコルビーの元に
カークランドがやってきて、任務を続けるかどうかの選択に迫る。
ここで辞めたら無駄になるとして継続していたけれど、この流れを
知るのはカークランドだけど、彼が死ねばコルビーの潔白を証明
する人は居なくなってしまう。

輸送される際には、ジョニー・キャッシュの曲を聴かせろという中、
移送中に待ち伏せに遭ってカーターとコルビーは逃亡することに
なる。
自動車修理店の倉庫に立ち寄り、鎖を切断した後にギャング風の
格好をした二人は地下鉄で現場から逃走を図っていた。

■ちょっとチャーリーの理論は強引だ

彼はミリーから論文を書けと言われて、昔研究したグレブナー基底
の研究を引っ張ってきていた。友人関係、ダイナミクスの数理解析
のことで、高校時代にこれを使ってネットワーク理論との組み合わせ
で生徒会選挙の結果を的中させたというもの。ドンは別の意図で
その理論を理解しようとしていたことがあるとのこと。

地下鉄に乗ったコルビーから連絡が有り、自分のボスはカークランド
だが連絡が取れなくなっていることを語りドンに信用して欲しい
こと。そしてカーターと中国の間には司法省の大物が介入している
為に潜入捜査をしていたことを語る。

コルビーのことを信用出来るかどうか。
それを調べる為にトラストメトリックという心理学でも使われる集団
メンバー同士、互いにどれだけ信用しあっているのか図る為の理論
でコルビーのことを調べる。
ゼロか100かでなく、誰でも色んな理由で大なり小なり嘘をつくという
ことで、ファジー理論を考慮して、信用度を測っていた。

しかしチャーリーも一度は閃いたことを伝えようとしたけれど、自信
がなくなったとしてラリーに相談する流れが有る。
解決策を提供するのが最善の道なのか・・
「正しい結果がもたらされるとは限らない。今までも悩んできただろう。
どんな結果がもたらされても運命だとし、科学は単なる作用や事実じゃ
ない。崇高な真理というものを理解する為の路なんだ」
と語る。

■コルビーとカーター

逃亡した先でランサーという司法副長官の特別補佐官と接触。
彼は中国船籍の船に乗り、コルビーがスパイだということを知って
問い詰めようとする。既に彼はカークランドを拷問したとして
コルビーのことは知っているとしていた。

コルビーは自白剤としてツボクラリンを投与され、キヌクリジニルベ
ンジラートアカシジアを投与され、最後は塩化カリウムが投与され
そうになった。

コルビーはランサーと接触する直前にカーターと組んだのが間違い
だったとしたことも有り、どうするかと思ったけど、結局カーター
がコルビーを助ける形でカリウムの投与を止めた。

■一番近くて安全な中国領

中国の国旗を掲げた船舶のことだった。陸から24海里接続、水域
の外にいる船。
ドンは衛星写真からティアンシー号にホイップアンテナがついている
こと。中国国営貿易公司は情報部の隠れのみだということ。
なんとか24海里の外に出る前に捉えないと完全に逃げられるという
ことで急いで接触した。

海洋の件では、よく国内の法律が該当しないということで、船舶の上
で違法カジノが有ったりすることがあるよなぁ。
「CSI:マイアミ」のライアンのエピでもそんなことを語っていたしね。

■使用された曲

・Trucha by Ghostman MC, mentalkm & Javier Willy

■出演者

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
メーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官

メイソン・ランサー (Val Kilmer) 司法副長官の特別補佐官
マイケル・カークランド (Gary Wilmes) ワシントンFBI対諜報部
ドウェイン・カーター (Shawn Hatosy) 陸軍、コルビーの戦友
アルトゥーロ (Hector Hugo) 守衛
シャン (Andre Ing)
— (Tatjana Bluchel) FBI Agent
— (Gene Mitchell) FBI Agent
— (Dennis Nusbaum) FBI Agent
— (Tricia Alley) FBI Tech
— (Genia Nunez) FBI Forensic Agent
ケリー (Cynthia Harmon)
— (Jamie McBriety) 学生

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