メンフィス・ビート ~南部警察 人情派~ Memphis Beat 第9話 花婿が消えたウエディング Don’t Be So Cruel

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第9話 花婿が消えたウエディング Don’t Be So Cruel

脚本/Joshua Harto
Liz W. Garcia
Angelina Burnett
監督/John Fortenberry

【ストーリー】

ドワイトは豪華ホテルに呼び出される。既に母もテーブルについて
いる中、パンをバッグに入れて持ち帰ろうとしている母を見て注意
する。一体何の祝いなのかと問う中、トニーが現れる。ドワイト
は服は南部風なのかと問う。高級ホテルで食事なんて珍しいという
中、ドワイトはビールを注文しようとするが、トニーはそれを止め
シャンパンを頼もうという。85年のドン・ペリニヨンを持って来て
くれとスタッフに頼み、電話で注文したトマトスープも持って来て
くれと頼む。こんなに幸せなことはないというトニーは、晴れた素敵
な日にみんなで集まれたことを語る。今やこの土地は私の故郷でも
あるとし、今日みんなを呼んだのは・・・と語ると、突然ポーラ
はノドに食事を詰まらせてしまう。ドワイトがなんとかノドから吐き
出させるとそこから出てきたのはなんと結婚指輪だった。普段
ポーラはスープを子猫みたいにすすっているのに・・と。
君に逢ってからボクは変わったとして妻になってくれたら・・
と語ると、言わなくても良いとしてポーラもちろん受け入れること
を語る。周りにいた客たちもプロポーズが成立したことに拍手する。
トニーは信じられないとして喜ぶ中、ドワイトにもこれからは家族
だと語る。

そんな中近くで誰か警察を呼んで欲しいとして涙する女性の姿が
有った。ドワイトは自分はメンフィス市警の刑事だと語ると、
婚約者・グレッグが行方不明だというヒラリー。結婚式まで2時間
なのに電話にも出ないのだという。マリッジブルーではないかと
いうが違うとして信じて欲しいという。最後に逢ったのか昨日の
夕食会でキスして別れたという。何故行方不明だと思うのかと問うと、
朝四時に留守電が有ったのを今聞いたのだという。その留守電の様子
が変だとしてドワイトに聞かせる。確かに争い殴られているような
音が聞こえた為に調べることを約束する。

ターニャらメンフィス市警の捜査官が集まる。
ヒラリーの父親・オーランド氏は市議会員の人物。議員としての
評判は良く、花婿が彼の側近だというターニャ。両家の出席者は
このホテルに宿泊していたのだという。サットンはグレッグは何処
にも居ないという。夕食会のパンフを持ってくる中、ホワイトは
オレは結婚式の夜は仲間にイタズラされたものだという。

オーランド市議の元にいく。するとグレッグは立派な男で、彼も
娘も私には宝だという。グレッグの両親であるドン・ワトソンと
その妻のロリ・ワトソンをターニャたちに紹介する。息子の
ことを心配しているとする両親。昨夜夕食会の後、部屋に戻ったと
し、午後9時半だという。ドンは実はその後息子とは飲んだと語り、
イヤリングを渡すためだという。花嫁用のプレゼントとヒラリーは
息子にカフスを用意してたという。息子にイヤリングを渡したが
私たちの一人息子だという。午後23時に部屋に戻ったとのこと。
すると新郎の友人はグレッグに呼ばれて24時にバーで逢ったと語り
午後1時半まで飲んでいたという。しかしドワイトはバーの営業が
24時までだと書かれているのを目にする。サットンはその黒人男性
を見てバスケ選手のコリン・スティーブンスではないかという。
コリンはそれを認める中グレッグとは親友だと語る。グレッグを
恨んでいるものは居たのかと問うと誰からも愛されていたとし、
あだ名は聖人だという。ロバート・ケネディ好きで卒論にも取り上げ
ていたとのこと。
ドワイトはみんなにグレッグを捜す為に隠し事は無しにしてくれと
語る。ドワイトはコリンに対して昨夜は彼とストリップに行った
のではないかという。バーは24時で終わっているし、手にストリップ
店のスタンプが付いているという。グレッグとは一緒だったのかと
問うと、女性といちゃついていたのはオレだけで午後2時半に帰った
という。グレッグは部屋に戻ったのかと問うと、オレは女性を連れ
込んだので、正確には彼とはロビーで別れたとのこと。2時半に行き
そうな場所なんて何処に有るのかというホワイト。
ドワイトはカメラがあることに気がつく。

支配人のラリーは令状がないと見せられないというが、大学時代の
生徒会の時にドワイトは彼を当選させる為に力を貸しただろうと
してオレに借りがあるはずだという。ラリーはこれが知られたら
首になるとしながらもカメラ映像の収録されるDVDを見せてくれる。
24時から4時までの映像だとするが、DVDケースの中身は全て空っぽ
であることが分かる。
室内も見せてもらうと、イヤリングが入っていたであろうケースは
空になっていた。携帯電話も残されているがロックがかかっていた。
浴槽を調べるとカーテンが引きちぎられていること。濡れている
ので数時間内に水に浸かっているのは明らかだった。ホワイトは
床のタイルの間に血が見えるという。洗剤の臭いもするということ
でランプでイタリア製大理石を豪快に壊すとタイルの下は大量な血痕
が見られるのだった。

■概要

・ドワイトは呼び出された高級ホテルで、トニーが母・ポーラに
プロポーズする事を知る。そのホテルで突然新婦のヒラリーは
新郎のグレッグが来ないばかりか、留守電には何か不気味なもの
が入っているとしてその場にいたドワイトが捜査を引き受けていく。
ヒラリーの市議の娘で、その婚約者のグレッグは父親の秘書をして
いるまじめな男性だった。

■感想

市議が絡んでいる事件なので捜査も難しそうだったけど、このドラマ
上層部が何らかの不正に関わっていたり、その関係者が事件を
起こしている事が多いな。それだけ権力にあぐらをかいている人が
多いのだろうか。

ドワイトの育った街だけ有ってホテルのマネージャーが同級生だった
のするところは面白いとは思うけど少し強引なところも有ったかな。

結婚式で交換し合おうとしてイヤリングとカフスボタンが最終的には
ポイントとして浮かび上がってくる。

しかし盗んだものの動機と殺したものの動機は一致するところはない。
ホテルはそもそも元々盗難事件が発生していたことからも、
グレッグの所持していたイヤリングもまた強盗の流れを引き継いだ
ものだった。

■バチュラーパーティー??

大抵結婚式前にトラブルに巻き込まれるというと、独身最後のパーテ
ィーだったりするんだけどね。居なくなったグレッグはとても正直もの
だったということで、そんな可能性も臭わせていたけれど、それを
やったのは招待されてきたコリンというバスケの選手だけだった。

■失踪当日の時系列を少しずつ追いかけていく。

一番最後に遭った人物は誰なのか。
一人ずつ話を聞いていくと、徐々に時間が遅くなる。
当初は夕食会後9時半に別れたとするものが居たかと思えば、上述した
コリンとは羽目を外すために2時半にホテルに戻りロビーで別れたという。
その後の足取りはどうなのか。

調べる為にホテルに設置してあるカメラ映像を手に入れようとするが、
24時から4時までの映像は何者かによって抜き取られていた。

■ホテルの部屋を調べる

室内タイルの下に大量の血。
しかしこのタイルの下の血痕は単純にここで殺されて血がしみこんだ
だけなのだろうか。

チップが後に署にやってきて、ここ数ヶ月ホテルで盗難が多発して
いることを証言する。犯人は従業員であろう事。

厨房の女性がイヤリングを所持していたことから盗みの件ではすぐに
解決していく。

ただ女性によると620号室のバスケ選手の部屋から言い争う声を聞こえ
たという。

調べるとコリンから3時に電話が鳴っていること。
話を聞くとグレッグに役は辞めるよう言われていたという。

■父親と口論していた

グレッグは父親のドンと口論していたという証言が出る。
確かにステーキ店で口論したというが食事中の電話が原因。
家族のルールとしては食事中に電話に出てはいけないというものが存在し
ていたようだ。
その電話は一体誰との電話だったのか。

コリンもグレッグは女性と電話していたことの証言が有った為に
調べていくと新聞記者と会っていた事が分かる。相手はメンフィス・
ボイス紙の記者。

■市庁舎に都市計画の話が・・

モール建設に関してなにやらきな臭い話が後半に出てくる。
こうなってくると人が人を使って殺すことも考えられるので難しく
なるかと思われた。

しかし携帯電話が部屋に残されていて、グレッグがフィアンセに
電話出来るはずもないことから、妻自身の自作自演であることが
判明する。父親を守ろうとしたが為のこと。

■その他

トニーとポーラの結婚

ポーラはトニーの為に努力して体型を維持しようとしたり若さを保とう
とする。しかし洗濯や掃除に追われて居ると老け込んでいくのだという。
ターニャはそんなポーラに対してアドバイスする。
トニーに対して「あなたま母になる気は無いと。」
「家事はしないし口座も別に持つ。それとセックスは欠かさないでと」。

■使用された曲

■出演者

ドワイト・ヘンドリックス (Jason Lee) メンフィス市警
チャーリー・ホワイト (Sam Hennings) “ホワイトヘッド”、ドワイト相棒
ディヴェイ・サットン (DJ Qualls) メンフィス市警・制服警官
ポーラ・アン・ヘンドリックス (Celia Weston) ドワイトの母
Sgt.JC ライトフット (Abraham Benrubi) メンフィス市警 (ジョディ)
レジナルド・グリーンバック (Leonard Earl Howze) メンフィス市警
Lt.ターニャ・ライス (Alfre Woodard) メンフィス市警・警部補

トニー・ベリュー (Daniel Hugh Kelly) ポーラの恋人、プロポーズ

ヒラリー・オーランド (Kayla Mae Maloney) 市議の娘、花嫁
Mr.オーランド (Sam Anderson) 市議
— (Felder Charbonnet) Crime Scene Police Officer
マヌエル (Santiago Cirilo) 厨房スタッフ、スペイン語
— (Edward J. Clare) Concert Goer
クルーズ (Alexander Eldimiati) 捜査官
ロリ・ワトソン (Judy Henderson) グレッグの母
ドン・ワトソン (Richard Zeringue) グレッグの父
— (Chardonnay Houlette) Sleepy
リッグ・スタニスラフ (Mark Krutov) 嘱託殺人・ロシア人
ユアナ (Mayra Leal) イヤリングを盗む厨房スタッフ
バーディ・ソープ (Denise Lee) 14分署、覆面刑事
チェスター・ベイヨン (Marc Macaulay) 開発業者、賄賂
ラリー・ボイルズ (Mike Martindale) ホテルの支配人
コリン・スティーブンス (James Aaron Smith) バスケ選手
— (Timothy A. Vasquez) 捜査官
— (Ricky Vo) キッチンスタッフ
— (Mark A. Brooks) Bass – Dwight Hendricks Band

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