[N] マスケティアーズ パリの四銃士 The Musketeers 第1話 敵か味方か Friends and Enemies

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第1話 敵か味方か Friends and Enemies

監督/Toby Haynes 脚本/Adrian Hodges

【ストーリー】

雨が降る中、パリまでの道を急いでいたダルタニアン親子。
父はパリまで2、3時間である事を告げ、このまま馬で夜通し走ること
も出来るが、息子が休みたいならば仕方がないとして宿屋に立ち寄る。
息子は馬小屋に馬を休めに行く中、父は宿泊の手続きをする。
ガスコーニュから国王へ陳情に来たのだという。税負担が余りに
重すぎるというもの。客として来ていた一人ミシェル・フルニエも
その意見に同調する。全部あの枢機卿のせいで先代は立派な王でで
国民のことを思っていたという。
そんな中国王の銃士隊の制服を着た男達が宿屋を訪ねてくると、
ポケットから金と宝石を全て出せという。銃を出して脅してくる中、
銃士隊は尊敬を集めているハズだと語る。しかしそんな父の意見を
無視して容赦なくフルニエを撃ち殺すと、父親に向けて銃弾を放つ。
息子のダルタニアンの元にも二人の盗賊が現れる中、銃声を聞いて
相手の銃を上手く奪って一人の盗賊を撃ち殺すと、もう一人の強盗に
も剣を突きつける。しかし立ち去る中、ダルタニアンはすぐに父親の
元に駆けつけると、父は銃弾を胸に浴びており、死に際に”銃士隊アト
スだ”と口にして息を引き取る。

アトスは夕べの酒での二日酔いを覚ますために樽の中の水の中に顔を
ぶち込む。着替えて町中へと歩いて行く。

1630年パリ。
デュジョンとポルトスはバーでカードゲームをしていた。
ポルトスは親衛隊のデュジョンから金を巻き上げる中、彼はポルトス
が袖にキングを仕込んでいたとして詐欺だと叫ぶ。酷い侮辱だという
ポルトス。そこに来たアトスは二人で決闘すれば良いとし、対戦ルール
に従う様オレが立ち会うというアトス。するとデュジョンは剣を
振り回してポルトスに襲ってくる。丸腰の相手に斬りつけるのか
として騎士道に反する行為だと非難する。ポルトスは仕方なく料理用の
フォークを持つと対峙する。相手の剣を上手く切り抜けてデュジョン
を痛めつける中、そろそろ隊長がお待ちかねだとして、アトスは
デュジョンの背後からゴチンと騎士道に反する行いをして店を出て行く。
アラミスはどうしたのかとして、またバカをしているのかと問う。

その頃アラミスはアデルと共にベッドに居た。
アラミスの体に刻まれた傷を尋ねるアデル。この傷は9年前のモントー
バンの包囲戦で刺された傷、この傷は8年前のマスケット弾が当たった
跡、これは君が一昨日リュクサンブール庭園でつけた爪跡だという。
もうそろそろ枢機卿が来るとして出て行くよう告げるが、彼よりも
愛しているというアラミス。しかし家賃を払っているのは彼だとして
すねないでと語る。そんな中、アデルは枢機卿が来たとして、急いで
出て行くよう告げる。窓しか出口は無かった。アラミスは上手く言葉で
誤魔化すというが、ここは寝室だとして愛しているなら窓から飛び降りて
と語る。枢機卿が入ってくると、”アルマン”リシュリュー枢機卿が
やってくる。部屋が寒くないかとして窓を閉めに行く。
アデルはアラミスが持って行き忘れた銃が部屋に残っていた為にベッド
の下に蹴り飛ばす。今は長居は出来ないとし、国務が待っているのだと
いう。アデルはここのところ私の事を放ったらかしだと語る。
その頃アラミスは飛び降りられずに壁に張り付いていた。そこにアトス
とポルトスがやってきて彼のことを笑うのだった。ポルトスはアラミス
に対してフランス一の権力者の女に何をしているのかというと、彼女
を愛しているのだという。枢機卿のものを横取りしたいだけではないのか
というアトス。

そんな中三人はトレヴィル隊長の元に行くと、お前たちの事で苦情が
来ているとし、枢機卿の親衛隊と決闘したのかと。それはないとし、
決闘は禁止されていると語る。これ以上枢機卿ににらまれたら庇えなく
なると言われる。
隊長が三人を呼んだのは、コルネの部隊が行方不明になっているから
だった。シャルトルに派遣されたのではないかと問うと、昨日には
戻ってくるハズなのに音沙汰がないという。任務は何だったのかと
尋ねると、大事な会合が修道院まで秘密裏に届け物をするハズだった
のだという。陛下の命でシャルトルにいったとし、そこまでいって
事情を調べてこいと命じられる。

ダルタニアンはパリに向かっていた。
宿に泊まる中、女主人からは1人部屋は20スー、相部屋は10スー、
夕食、フロは別料金だと言われる。

国王ルイ13世はアンヌ王妃やトレヴィル隊長らと共に狩りにいく。
アンヌは鳥たちには残酷だと非難するが、撃たれるのが定めだとし、
ウサギも詩人もだという。トラヴィスに対してオレは銃士隊になれる
のではないかと問うが、銃士隊はえり抜きの戦士ですので・・と
やんわり否定する。国王はそんなトラヴィスに対してたまには
おべっかでも使えとし宮廷での処世術だという。陛下の前でウソを
申し上げるのは主義に反するという。周りはおべっかを使ってくる
のに彼は忌憚のない物言いに気持ちがよいと語る。
そんな中枢機卿が王国に対して、気がかりな知らせだという。
現在銃士隊が各地で盗みと人殺しに及んでいるというもの。
トラヴィスは何かの間違いだとし、そんな不届き者が銃士隊には居ない
と語る。みな終日で違法行為とは無縁であることはアンヌも承知して
いて加勢する。調べるべきだという枢機卿は、王は公平でなければ
臣下に対してえこひいきはよくないという。自分以外は・・だろ?と。
任務を放棄したり休んだりしているものはいるのかと問う。
行方の分からないものがいるのではないかというとトラヴィスは嘘を
ついて居ないと語る。陛下の評判に関わることだとし、王国の制服を
着ているのだという。審問を開くことを国王は約束する中、
全面的に協力するよう求める。

コルネたちを探していたアラミスたちは、夜通しコルネたちを待った
が来なかったという。部隊丸ごと消えるなんてあり得ないという。
スペインの使者も待つように言われていたという。スペインの使者
なんて初耳だとし、そっちもその場に来なかったとのこと。コルネ程の
銃士が姿を消すのは余程のことだというポルトス。

ダルタニアンが宿泊する宿にメンドーサとミレディという二人が
やってくる。一番の良い部屋、そしてフロの用意をするよう告げると
ダルタニオンは全て別料金らしいよと語る。メンドーサは無礼な
若者だとしてコイツに礼儀を教えるとすると剣を抜こうとする。
しかしダルタニアンの方が先に銃を抜き出すと銃口を向けるのだった。
明日の朝決着だとして8時に中庭に来いと語る。

■感想

「ダウントンアビー」の後番組として始まりました。
近年アメリカや韓国では歴史物が流行していましたが、イギリスでも
そんな勢いが有ったんですかね。
取りあえず流行り物っぽいので見てみました。

ただこの時間来週からは「メンタリスト」の方を優先して見ていく
ので多分録画をためていくことになりそう。

舞台はフランスで、1630年代。宮廷のロケ地はチェコでの撮影だと
番組紹介の時に語っていましたね。
世界史専攻ではなかったので背景を聞かれるとこの時代の入り乱れた
情勢について深く言及出来るものはないのだけど、「三銃士」と言えば
もの凄く有名な作品なので、自然と耳にしている地名や人物名が
多かったりするんだよね。NHKで昔アニメ三銃士なんてものが放送して
いて人気だったけど、書籍も映画でもとにかく三銃士の作品化は
多く、色んな形でアレンジされ今でもこの作品の影響力は計り知れない
ものが有る。

イギリスの俳優さんが多いので知らない人も多い。
ダルタニアン役のLuke Pasqualinoは、「刑事ジョー」の4話の中で
尻好きのイケメン中尉・ザヴァグリア役で出演していた。
冒頭では上官をナンパしようとして一蹴され、検視官・アンジェリクが
立ち去るときの視線をジャン・レノ役のジョーに見抜かれていたり
してちょっぴり恥ずかしい役柄でしたが、確かにきらりと光るイケメン
さっぷりは有ったかな。

しかしまぁ枢機卿というと必ず悪い奴ってイメージしかない。
国王がダメだと確実につけ込まれてしまうというお約束な展開でした
が、枢機卿が目の敵にしている銃士隊と枢機卿が指揮している親衛隊
との間でつばぜり合いが行われる中で、ミレディという謎の女性が
割り込んできて色々状況をかき乱しそうです。

ミレディはアトスの元恋人だったりするのか、彼女がダルタニアンと
寝た際には首元の傷跡に対して、彼女は愛するものに殺されかけた事を
口にし、それに対してダルタニアンは「そんなヤツオレが殺してあげる」
と語り、今回の展開では皮肉として描かれましたが、三銃士の中に
正式に編入されたのかな。

司法も厳格に機能していない世界観だけど、一応無差別に人を殺す
行為に対しては罰を受けるような仕組みになっているし、決闘は禁止
されているとはいえ、基本的に争い事になると、決闘で勝負を付ける
という名目が免罪符のような形になるところがあるみたいで、その辺
は、アメリカに見る西部劇と似たような世界観を持っている感じです。

剣士・コルネの部隊が殺される

冒頭でポルトスがカモっていたデュジョンが枢機卿の命の元で暗殺した
と思われたけど、ゴーデー隊長が父・ダルタニアン殺害を決行したようで
それと共にコルネのことも奇襲したであろうことが描かれた。
カラスのエサになってしまっているコルネたちの死体とか、当時
宿屋でダルタニアンが射殺した男などが捜査の役に立ち、アトスに
かけられた嫌疑を上手く晴らしていく流れが有った。

ダルタニアンの無謀さ

剣術に関してはアトスたちにあっさりといなされていたけれど、どの
程度活躍出来るのかな。ミレディの策略で殺人の罪を着せられた際に
は、市場に買い物に来ていたコンスタンスとキスして上手くスルー
したけれど、これから始まる恋愛の流れみたいなものも感じたし、
そうなってくるとあの商人の夫は枢機卿に上手く操られていきそうだ。

■使用された曲

■出演者

ダルタニアン (Luke Pasqualino) 銃士を志す青年
アレクサンドレ・ダルタニアン (Oliver Cotton) 父
ミシェル・フルニエ (Chris Barnes) 宿の客
ゴーデー (Philip Brodie) 隊長
— (Nicholas McGaughey) 宿屋の主人 / 1泊20スー
アトス (Tom Burke) 銃士、リーダー、剣の一番の使い手
デュジョン (Joe Wredden) 親衛隊
ポルトス (Howard Charles) 銃士、パワー、情熱
アデル・ベセット (Emily Beecham) 枢機卿の女、アラミスとも浮気
アラミス (Santiago Cabrera) 銃士、剣の腕、色男
カーディナル・リシュリュー (Peter Capaldi) 枢機卿 “アルマン”
トレヴィル (Hugo Speer) 銃士隊長
— (Flip Webster) 下宿・女主人
ルイ13世 (Ryan Gage) フランス国王
アンヌ王妃 (Alexandra Dowling) フランス王妃
ラウル・メンドーザ (David Verrey) スペイン、ミレディの連れ
ミレディ (Maimie McCoy) 謎の女
— (Alex Austin) 御者 / 審問でアトスと名乗る制服の剣士に旦那を殺された
— (Will Tizard) 金持ちの主人
コンスタンス・ボナシュー (Tamla Kari) 下宿屋の女主人
ジャック・ミシェル・ボナシュー (Bohdan Poraj) コンスタンスの夫
— (Daniel Gosling) 司祭
— (Kevin Clarke) 宿屋の主人
— (Dave Florez) 守衛
— (Roger Aston-Griffiths) 年配の司祭
— (Abigail Rice) アデルの使用人
— (Roger Ashton-Griffiths) 年配の司祭
マーサック (JJ Feild)
マダム・マーチャンド (Vlastina Svatkova)

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