メンフィス・ビート ~南部警察 人情派~ Memphis Beat シーズン2 第5話 燃えた映画館 The Things We Carry

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第5話 燃えた映画館 The Things We Carry

脚本/Blair Singer
監督/Randy Zisk

【ストーリー】

ホワイトは電話でこれから現場に向かうと語る。カーヴァー映画館
で昨夜火事が有ったことをドワイトに語る。放火なのか。恐らくそう
だろうとし、駐車場で傷害事件も発生したという。あの映画館は
思い出の場所だというドワイトは昔、父親とエルヴィスの映画、
「監獄ロック」を見たという。ホワイトはオレは妻と二週間前に
官能映画を見て情熱的な夜を過ごしたという。
そんな中ドワイトの元にターニャが来てオフィスに来て欲しいと
語る。今から捜査が有るというが、時間は取らせないからとして
ドワイトを呼ぶ。

オフィスに居たのは特別検察官・シャーマンだという。通常は郵送
するものだが重要性を考慮してやってきたという。ルイジアナ州には
温情措置により末期疾患の受刑者には仮釈放が認められること。
ティム・メイソンなのかと問うと、彼は脳腫瘍で余命数ヶ月だという。
父を殺した男だぞというが、だから仮釈放には君と母の同意が必要
だという。審理は州立刑務所で三日後に行われる予定だという。
君の出席は義務ではないとし、君と母に同意書を提出して欲しいのだ
とし、FAXしてくれれば良いという。

ホワイトは先にカーヴァー映画館にやってくる。
消防士から事情を聞くホワイト。昔の映画を見られるのはここだった
とし、子供の頃菓子を食べながら過ごした場所だと語り合う。
出火場所は保管庫だったこと。原因はゴシップ用のオイルランプだと
いう。傷害事件の方はと尋ねると、ブライアンという従業員の少年
で駐車場の暴行を受けたという。軽傷でヤクのせいで脳は損傷している
という。ヤツはサイレンを聞いて駐車場に急ぎ、車にあった大麻入り
巨大ブラウニーを救急車が来る前に平らげたという。ヤクが抜けるまで
取り調べはお預けなのかと語る。

第7警察管区。
ドワイトは書類を見ていた。ターニャに対してメイソンに遭いに
ニューオリンズへ行きたいことを語る。書類を送るだけで済むことな
のよと言われるが、幼いオレから父を奪った男に直接会って言いたい
のだという。休暇の許可が無くても行くというと、止めないという
ターニャ。

カーヴァー映画館の経営者夫婦、デイヴとミーガンにブライアンのこと
を話を聞く。彼は良い子だとし長いこと働いているという。大麻
ブラウニーが車に隠して有った事を告げると、個人用でしょうと。
しかし量からすると仲間にさばいていた可能性があるというホワイト。
彼に限ってないだろうという。火元だった保管庫に大麻を隠していた
可能性はないかと尋ねる。保管庫にはエルヴィス好きの彼の父が
映画フィルム「ラスベガス万才」などエルヴィス全盛のフィルムを
デイヴの為に残してくれたのだという。

ホワイトの元にターニャがやってくる。状況はと尋ねると、少年は
大麻の所持で周辺の治安の悪さからして麻薬取引絡みではないかと
いうホワイト。ターニャは保険金詐欺の線も調べてと語る。
ドワイトは数日休むので私が変わりに来たという。署はどうするのか
と問うと二役こなすことは出来るという。これって何かのテストなの
かというと、試すつもりはないとし手を貸すだけだという。オレのや
り方が嫌いだろうというと、深読みしすぎだとしてあなたが本件の
責任者だと語る。私はただの相棒だと。

ドワイトの元に母がやってくる。メイソンの仮釈放の件でしょという
母は書類を送るだけで良いのではないかという。最後の時を家族と一緒に
過ごさせてあげましょうという母親。しかしドワイトはヤツに話が有る
のだとし、今更仮釈放なんて望むから、オレはいくという。それ
ならば私もいくとして母は同行する事を語る。

■感想

4話を見ようとしたら既に公開日が終わってました(+_+
月曜日に見ようとしていたのに「マンハッタンに恋をして
~キャリーの日記~」が始まってしまい、明日は見られるなと思って
いたけど、残念ながら見ることが出来ず。

一話逃して5話に飛んでしまった。
5話は何と言っても2つにエピソードが割れて、久しぶりにドワイト
の母の登場かと思えば、なんとドワイトの父親を殺した殺人犯の
仮釈放の流れを汲んで、かつて遺品の中に見つけた半分に切られた
紙幣の意味というものを探るという流れになった。

メンフィスに残されて映画館の火災に関する捜査に関しては、ホワイト
と共にまたしてもターニャと組むことになる。
この二人、ホワイトは特に意識しているかは分からないけど、ターニャ
はホワイトが女性を侮蔑していると考えている様で、その事で一話の
頃からいがみ合っていた。正直男性立場で見ているので、あんまり
セクハラっぽい描写って感じないのだけど、女性からすれば嫌なところ
があるのかな。

ドワイトは捜査に行こうとした所呼び止められた。
シャーマン特別検査官によると、ルイジアナ州では温情措置と称して
末期患者の受刑者は仮釈放が認められるというものだった。
その人物はティム・メイソンで、ドワイトが幼いときに勤務中にたまたま
巡回していたドワイトパパを殺害した人物。
ただドワイトとしては遺品の中の半分に切られた紙幣の意味を調べる
為にルイジアナ行きを決意する。

■ドワイト側

母親がドワイトが仮釈放の件でメイソンと遭うと知り、やたらと反対
的立場を取って息子を引き止めようとしていたので、父親が何をして
いたのか熟知していたところがあるのだろうね。過去を思い出すから
嫌だというのは言い訳だったようにも思われる。

ニューオーリンズまでは400km以上の工程。
途中でスピード違反で止められたけど、ドワイトは刑事のバッジを
見せることを望まずに、特権的な不正は嫌う人間だった。
こんなシーンを見ても母としては心辛いものが有ったのだろう。
スピード違反の警察官には、母親がスーツ姿を褒めたことで違反切符が
切られることはなかった。

刑務所で会ったメイソン。
31年間で心の整理をつけて彼を許したと思っていたが、顔を見た瞬間に
殺したくなったという母。
一方メイソンと一対一で語るドワイトは、真相を聞き出そうとする。
金のことは覚えていないとし、偶然出くわしたというが、ドワイトの
考えは、マフィアに殺しを依頼されたものではないかとするもの
だった。
メイソンが始めて収監された時の相手にならば話しているかも知れない
とのことで、カフェで働いている男に話を聞きに行ったが、彼によると
同様のことを語り、当時のメイソンはドラッグによって記憶を覚えて
いない程だったということ。
これ以上手がかりがないことで、結局迷宮入りするかと思ったけど、
母親から意外な過去を聞かされる。
あの時代は警察官は不正が横行していて、金を受け取らなければ仲間
と見なされなかったこと。しかしそれでも父親はそんな金は使わずに
いた事を告げ、だからこそ我が家は裕福でもなければ新車にも乗って
いないことを語っていた。

メイソンは音楽繋がりなのか、アリアナという歌手兼バーテンダーと
再会して一夜を過ごす。ここに住んでいたこともあるのだろうか。
都合良く知り合いがいるもんだって感じだったけどね。

ニューオーリンズの町並みはとても綺麗で路面電車が走り、マーケット
なり町並みは日本にはないちょっとしたドイツやスペイン辺りの
マーケットが立ち並び、それに加えて南国っぽさも何処か感じさせる
ようなところが有った。

結局ドワイトは仮釈放の審問で彼を許すことになった。
必要なこと、覚えておくべき事は生前の父親の姿だということ。

■ホワイト側

こちらはメンフィスでの火災事件を調べることになる。
死者が出ていない事件。
出火したのはレトロな作品を公開する唯一の映画館の”カーヴァー映画館”
ということも有って、ドワイトが居たら担当したかっただろうね。

容疑者は当時駐車場にいたブライアンなのか。

ホワイト一人では捜査ができないのでターニャが相棒として組むことに
なる。あくまでこの件ではホワイトが責任者だということで、ターニャ
の事を下に見るような発言をしたり、女性を侮蔑と受け取れるようなこと
を語ったので、ターニャはまた怒っていたけど、そんなに問題が合った
ようには思えない。
二人の関係を知ってサットンがホワイトのことを刑事と読んだところが
良かったな。

ブライアンも大麻入りブラウニーを食べる人物。
未成年のドラッグパーティーをしているのではないかとの疑いを持つ
が、彼によると大人の乱交パテーティだったという。小学の担当だった
ポンド先生がレザーを来て首輪をしていたという。

建物の所有者のデイヴに聞くと、主催者ではないが映画館を貸していた
ことを認める。
ターニャはずっと保険金詐欺を疑っていたので、火事は偽装説を唱えて
いたし、エルヴィスのフィルムにも保険がかかっているであろうこと
を唱えていた。

貸していた人物はアダルトショップの夫婦。
しかし彼らには脅した挙げ句顧客からアリバイの証言を受けた為に
シロだった。

火災の前日にデイヴに電話していたニール・ディケイが怪しいとして
捜査線上に浮上する。
ホワイトはニールの取り調べはターニャに任せるとし、お色気作戦だ
というと、ターニャは見下す態度に怒っていた。
ぎゅくにターニャはニールに対して「私は支配者タイプ」だということ
を告げ口を割らせる。するとデルヴィスのフィルムを見せていたとし、
事務室で言い争う声が聞こえたという。

フィルムを買ったと自慢している人物がネットにいるというサットン
の情報からアーニーを調べると、トランクの中にフィルムが入っていた
が、購入したのはデイヴからではなく妻のミーガンだった。
借金で苦しんでいるのにいつまでも夫がフィルムを売らないことに
怒りを感じた彼女が火を付けたことだったけど、夫が自白して妻のこと
をかばっていた。愛する妻を幸せに出来なかったとする気持ちがそう
させたのだろうか?

■使用された曲

・Don’t Do Me No Favors by James Hunter
・Freak That by 5 Alarm
・I’m a King Bee by The Rolling Stones
・Old Friend by The Allman Brothers
・I Shall Not Walk Alone by The Blind Boys of Alabama

■出演者

ドワイト・ヘンドリックス (Jason Lee) メンフィス市警
チャーリー・ホワイト (Sam Hennings) “ホワイトヘッド”、ドワイト相棒
ディヴェイ・サットン (DJ Qualls) メンフィス市警・制服警官
ポーラ・アン・ヘンドリックス (Celia Weston) ドワイトの母
レジナルド・グリーンバック (Leonard Earl Howze) メンフィス市警
Lt.ターニャ・ライス (Alfre Woodard) メンフィス市警・警部補

ティム・メイソン (Red West) ドワイトの父を殺害、終身刑、仮釈放
アリアナ (Lesley-Ann Brandt) ニューオーリンズのバー
ミーガン・ハーグローブ (Chelsea Field) カーヴァー映画館所有
デイヴ・ハーグローヴ (Michael Pare) カーヴァー映画館所有
ミスティック (Leanne Cochran) アダルトショップ経営者
ブライアン (Dave Davis) 傷害事件
— (Trey Drama) Arson Investigator
— (Gregory Allen Gabroy) Bar Patron
— (Errol Suleyman) Bar Patron
— (Robert Hotalen) Cafe’ du Monde Supervisor
ニール・ディケイ (Judd Lormand) 事件の前日のデイヴに電話
ヒラルド・シャーマン (John Neisler) 特別検事
アーニー・マットソン (Doug Olear) 専門店の男、フィルムを購入
クラーク (Carl Palmer)
ジャクソン (Jack Radosta)
— (Jeff S. Riddick Jr.) Highway Patrolman
— (Timothy A. Vasquez) 捜査官
— (Elizabeth Rose Young) 捜査官
— (Glen Warner) 囚人
— (Elizabeth Wynne)

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