キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン4 第17話 おとぎ話連続殺人 Once Upon a Crime

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第17話 おとぎ話連続殺人 Once Upon a Crime

脚本/Kate Sargeant
監督/Jeff Bleckner

【ストーリー】

赤ずきんはセントラルパークの中を逃げる中、転んでしまい、何者
かによって襲われる。

その頃マーサは自宅で一人芝居用のシナリオを考えていた。
自分の語る言葉を若手脚本家のマーカスにシナリオにしてもらって
いたのである。
引き裂かれた様な痛み。彼女はブロンクスの地下鉄で叫んだ。
この子を産むわけには絶対にいかないと・・。リックはそれを聞いて
産む直前にマラソンした話も強盗を殴ったという話も全部デタラメ
だと語る。創作上の特権だというマーサ。一人芝居を一緒に作って
いるというマーカスを紹介する。彼はリックの書斎に入れたことに
感激していた。ベストセラーをここで20冊書いたと語る。

リックはケイトからの電話で合流すると、現在の悩みを吐露する。
アレクシスがインターンをしたかと思えば今度は母さんに書斎
を撮られたとし、オレの世界が侵略されている気分だという。
私もそうだというケイトはすぐに慣れるという。それってオレが
くっついて来たことなのかというリック。

現場に到着するとラニから現在分かっていることを尋ねる。
体温・死斑からはい死亡推定時刻は夕べの22時から24時の間で、
顔には爪の跡があること。動物の仕業なのかというリック。
足が汚れているので逃げたことは確かだという。セントラルパークに
人間を襲う動物なんているかというケイト。襲われて死んだのではない
かもしれないとし、この顔の傷は浅いので致命傷ではないからだった。
サイフもバッグもなく誰だか分からないというと、リックは一目瞭然
だと語る。赤いマント、森の中、動物の爪跡。赤ずきんちゃんだよ
と語ると、ケイトはなるほど~と呟き、狼を指名手配すると語る。
ライアンに対して猛獣が逃げ出した情報がないか調べてと語る。
ケイトは原作では赤ずきんは死んでいないとし、食べられただけ
だという。猟師がお腹を切って助けるのだという。死ぬのは寧ろ狼の
方だと。グリム童話のファンなのかというリック。グリム童話のおとぎ
話は本当は怖いことがちゃんと書いてあるという。おとぎ話は万人に
必要で未知のものへの対処法を教えてくれるものだと。人生の教訓
だというと正しい人は幸せになれるとし、物語上だと。

そんな中エスポジートは被害者は赤ずきんだったと語る。
彼女が着ていた衣装のラベルに赤ずきんと書いてあるという。
何処に行こうとしていたのか。祖母の家なのか?というリックに対して
彼女の祖母はタラハシーだというライアン。身元はエイミー・モーガン
で指紋データベースに引っかかったという。姉のレズリーが現在
こちらに向かっているとのこと。

姉のレズリーとその夫のダレンが分署にやってくる。
妹は動物に襲われたのかと問われる。どうして公園に居たのか分かる
かと問うと、エイミーは忙しい子で、彼女はサンプソン事務所で
弁護士をしていたという。週100時間は働いていたこと。恋人はなく
一人暮らしをしていたこと。仕事熱心だったという。赤ずきんの衣装
を着ていたがその理由は分かるかと尋ねると、こんなものは持っていな
いという。彼女は高級ブランドの服しか着ていなかったのだという。
パーティーなどに行った可能性はと尋ねると、絶対にこんな格好は
しないという。いつもと違う事はなかったかと尋ねると、一週間連絡
がなかったという。いつもは毎日連絡を取り合っていたが、仕事が
忙しいのかと思っていたとのこと。

弁護士がどうして赤ずきんの格好をしていたのか。
エイミーは責任重大の仕事に忙しく秘密の気晴らしがあったのかも
知れないという。コスプレの集まりなど。なんでそんなことを知って
いるのかというケイトに対してリサーチしたという。役になりきる
のだとし、物語を再現していたのかも知れないと語る。
普通に筋が通った推理ねとケイト。
そんな中、エイミーの経済状況を調べたというライアン。4日前に
5万605ドルが口座から引き出されているとのこと。金は自宅になく
買い物した様子もないという。

ラニは被害者の腕の傷に毛が付いていたとし、人間の毛ではなく狼の
ものだという。ひっかき傷は一種類だと。犯人が狼の仕業に見せかけた
のだろうと。死因は背中に注射を打った跡が2つ。性的暴行はないと
いう。ケタミンで眠らせた後衣装を着せて、薬の量が足りずに目覚めた
為にオキシコドンを打たれて死亡したのではないかという。
リックは計画的犯行だとし、ケイトは犯行を演出していることを語る。
争った形跡はないので知り合いで信用している人。そして公園に
彼女を呼べる人ではないかという。ライアンは彼女の同僚に話を聞いた
所、最近様子が変だったとし、金曜日の一時に会議を個人的用事で
欠席しているらしいという。イライラしていたということだった。

そんな中エスポジートはまた事件が発生したという。
手には毒リンゴを持っていた女性の遺体。
「雪の白、血の赤、黒檀の黒」。白雪姫だとし、犯人はおとぎ話が
好きなのかという。
被害者はクリスティーナ・カーティス(25歳)、夫のノエル・カーティス
がいるので署に呼んで話を聞いてという。一人目と関連があるのか
どうか。

■今回の事件の概要

・セントラルパークで赤ずきんの格好をした女性・エイミー・モーガン
が殺害される。死亡推定時刻は夕べの22時から24時。
体中に傷跡があったが顔には爪跡が残されていた。
・姉のレズリーによるとここ1週間様子がおかしかったとのこと。
・彼女は弁護士をしていた。
・エイミーの経済状況を調べると4日前に5万605ドルが口座から引き出
されていた。
・遺体を調べると、血液からケタミンとオキシコドンが検出される。
・更に2人目の遺体が発見され、白雪姫の格好をしていた。
被害者はクリスティーナ・カーティス(25歳)。またしてもコスプレし
て殺されていたこと。死亡推定時刻は今朝5時から7時であり、
エイミーの死因と同じくケタミンとオキシコドンが検出される。
夫の話では毎朝ジョギングしていたとのこと。最近金曜日のランチの
約束をすっぽかされたと聞いて、一人目のエイミーも金曜日に
職場を抜け出していることから何か関係があるのではないかとされる。
更にクリスティーナは同じく5万605ドルを下ろしているとのこと。

■感想

最近「Once Upon a Time」を見て居るのでどうしても、おとぎ話
というと反応してしまうものがあるな。

一見すると奇抜な事件だけど、よく見ると久しぶりに普通の事件を
扱ったような印象を受ける。

過去に事件を起こした人物が二度と会わないようにしようと約束する
中で真相を知ったものに復讐されるという内容だった。
ドラマや映画では意外と定番のネタ。

マーサは自分の自叙伝を演劇化したようで、自宅でそれを披露しよう
としていた。リック自身がフィクションを扱う小説家だけど、
彼女は自分の自叙伝を相当美化しており、リックとしては不満。
マーサはアレクシスも巻き込んでリックにダメとは言わせないように
して、20、30人の中で演技することを認めさせてしまう。
しかもケイトまで呼んだということでリックとしては複雑だ。

「オレの人生、オレが生きてきたのに、自分のおとぎ話みたいにした」
「他人に勝手に人生を語られるのが嫌なのか?」

ということで、ニッキー・ヒートの小説の件では人の事を言えない
リックとしては益々不利な状況に追い込まれていった。

■事件の顛末

今回はライアンが活躍した感じだな。
衣装を製造したところから捜査をしようと語ったのは彼だったしね。

問題なのは、被害に遭った3人にはどんな共通点があるのかということ。
如何に挙げることに共通点は有るのだけど、それ以前に三人が
知り合いだったのかどうか。そして犯人とは精通して相手なのかどうか
が問われるもの。

「コスプレした格好で殺されている」
「被害者の女性はいずれも成功を収めたキャリアウーマン」
「金曜日の午後から様子がおかしくなっている」
「殺される前に5万605ドルを引き出されている」

衣装が届けられたのはジェイミー・アイザックソン。
関係無いお婆ちゃんかと思ったけど、最後に決め手になる。
ジェイミーの家がお人形で溢れている事を知って、ライアンが
「チャイルド・プレイ」を見てから人形が怖いとしていたけどる。

この中でも銀行に捜査進展の答えがあるとみていく。
1万ドル以上の金を下ろせば国税庁に連絡が渡ること。

現金をおろしている人物の三人目が判明する。

■三人を結びつけたもの

三人目はシャーロット・ボイド。
眠り姫のコスプレをして自宅で殺されかけていた。幸い助かった
けどね。

過去に三人を結びつけたのは、2005年5月6日に撮られたコスプレパー
ティーの写真だった。7年前の写真で高校生の頃のものだったようだ。
日付を見ると、この日付と現金の数字が同じであり関連性がある
ものだとされた。

写真には三人以外にもう一人写っていた。
エスポジートは撮影日に事件が起きていることを告げ、被害者は
オーウェン・トーマスだと判明。彼はひき逃げ事件として殺された
ものでその日パーティーでケタミンとオキシコドンを摂取していた
こと。

リックはまるで映画「ラストサマー」だなと語っていた。

■過去の事件の顛末

2005年に何が有ったのか。
生き延びた眠り姫のシャーロットによると、ひき逃げで亡くなった
オーウェンは幻覚症状が酷かったこと。車を駐めて道におろして
またパーティーに戻ると、翌朝のニュースでひき逃げを知ったという。

知られたら家の名を汚して、大学も取り消しになる。
その晩のことは警察には黙って二度と会わないことにしたという。

オーウェンには家族が居て兄のダレンはレズリーの夫だった。
皮肉にもレズリーは最初の被害者・エイミーの姉。加害者と被害者
という関係がそこには有り、ダレンは不気味にも復讐する為に
近づいたのかと思われた。

ダレンが写真を屋根裏部屋で見つけてプリントアウトし、脅迫して金
を奪ったところまでは確認が取れた。
これで解決かに思われたが・・・

「恐喝」して「殺人」するという二つの行動に違和感を覚える。

マーサのリボンの結び方を見てリックが上手くトリックを見破る。
オーウェンを当時殺したのがシャーロットだったこと。
三人目の被害者となるところだったが、実際には致死量の薬は打たず
自分を容疑者から目を反らす目的が有った。

当時車を運転していたのがシャーロットだったことで、その真相が
証されるのを恐れたらしかった。

■その他

・怒った顔が可愛いよ

「オレに対してじゃなければね」

リックがケイトに語った言葉。ケイトも喜んでいた様だった。

・フランシス・ベーコン曰く

「子供を持つ者は運命を人質に取られたも同じ」
「役名は母親だ」

・レズリー役のSarah Jane Morris

「Brothers & Sisters」で長女・ジュリア・ウォーカー役。

・眠り姫・シャーロット役のMeghan Markle

「スーツ / Suits」でレイチェル・ゼーン役を演じている。

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード・キャッスル (Nathan Fillion) 作家 ショー・フリン
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課 ベラ・マルタイーン
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

シャーロット・ボイド (Meghan Markle) 眠り姫
ダレン・トーマス (Taylor Kinney) オーウェンの兄、レズリーの夫
レズリー・モーガン (Sarah Jane Morris) レズリーの姉
ジェイミー・アイザックソン (June Squibb) 11丁目に住む・衣装購入記録
ノエル・カーティス (Jason Thompson) クリスティーナの夫
ジェシー (Gloria Garayua) カフェのウェイトレス、3人を目撃
マーカス・オニール (Nicholas Downs) マーサが連れてきた脚本家
エイミー・モーガン (Lindsey Santefort) 赤ずきん
— (Jett Dunlap) Clint
クリスティーナ・カーティス () 25歳、白雪姫
オーウェン・トーマス () 死亡
ジェシカ・パーカー
デーナ・ウィルソン

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