見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ The Whispers 第12話 暗き旅路の果て Traveller in the Dark

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第12話 暗き旅路の果て Traveller in the Dark

脚本/Soo Hugh
Daniel C. Connolly
監督/P.J. Pesce

【前回までのあらすじ】

ミンクスは頭が痛いという。ウェスはドリルが弱り子供たちが体調を
崩し始めた事を語る。ウィンターズ大統領は子供たちを隔離すること
を告げる。ハーパーはみんな治ると告げ、「ドリルがオリオンを
見つけたら」だという。ジェサップはオリオンとは人の名前なのか
それとも場所なのかと悩む。クレアはきっと信号を送る手伝いをさせ
る気だと語る。マリアは夜の隔離室で電話中に不審者を見つける。
何かに気がついた彼女だったがレナと同じく感電死してしまう。
ドリルがこの隔離施設に来て子供に取り憑いていることを語るウェス。
クレアはサイラスにドリルはこの中に居るかと尋ね、誰がドリルなの
かと問うと、ドリルは怒っているという。そしてみんながミンクス
の事を指さす中、子供たちの間で争いになる。

【ストーリー】

— 4年前 —
ミンクスは怖い夢を見て父の名を呼ぶ。すぐにウェスが駆けつける。
パパはここだよとして娘を安心させる。ミンクスは怖いのは嫌いだと
すると、パパも昔、暗いのが怖かったという。お爺ちゃんが良い事を
教えてくれたという。キラキラ星の歌を知っている?と問うと元々
詩だったとし、怖くなった時にはその詩を唱えると魔法が起きて
あっという間に怖い気持ちが消えて無くなるという。一緒に歌おうと
して歌を教える。

「キラキラ煌めくお星様、あなたは誰なの。ずっと高い所から世界を
見下ろしてまるでお星のダイヤみたい。真っ赤な太陽が沈んで、輝く物
が無くなった時、小さな光を放ちだす。夜の間キラキラと、闇の中の
旅人は小さな煌めきに感謝する。あなたの光が無かったら進む道が
分からない」と。

— 現在 —
ミンクスが取り憑かれているなんてあり得ないというウェスに対して
フロマーは50人以上がカサンドラをヤケドさせたところを見て居るの
だという。ベナビデス意思とトーマス・ハーコートのヤケドと同じだ
という。これには何か理由があるハズだと。ミンクスではないという
ウェス。話をさせて欲しいとするが、フロマーは公平に判断出来るのか
と問われる。クレアにミンクスと話をしてくれるよう頼む。君しか
頼めないというウェス。

クレアはミンクスの部屋へ。
何も触れないようにミンクスの手にはゴム手袋と手枷がしてベッド
に縛り付けられている格好だった。クレアはミンクスを助けたいとし
あの時何が亜こったのか。カサンドラに何が起きたのかを教えてと
語る。ドリルじゃないと証明するのかというミンクスは、私がドリル
なら違うって思わせるのでだから何を言っても無駄だという。それに
私がドリルだと都合が良いのではないかという。そのグローブは外して
というクレアに対して触れと言うのかという。カサンドラにしたように?
怖くないのか?と問われそれでもやるというクレア。二人は手を触れあ
おうとするが、ミンクスの方が手に触れるのを辞めてしまう。
クレアはあと一つ、オリオンって何か知っているかと問うと、ミンクス
は助けると言ったのに質問ばかりだと語り信じられないという。
私を嫌っているとし、ドリルなら良いと思っていると。私がドリル
なら欲しいものが手に入るでしょと。今の私の望みはドリルを見つける
ことだというクレア。そんなに簡単に見つかると思うのかというミンクス。

ショーンとジェサップは記者だというゲッツと話す。
ベナビデス医師からドリルのことを聞いたのかと。ゲッツは詳しい
話は聞いていないとし、全てを話すのを怖がっていたのだろうと。多くの
情報提供者は手がかりを漏らすのには隠し事から逃れたいから
だという。手がかりとは何かと問うと、ハーバーポイントの真相を
突き止めろと言われたのだという。それでメルトダウンとその直後の
出来事にドリルが絡んでいることまで掴んだという。ショーはドリル
の正体を知っているのかと問うと、政府が行っている極秘の実験
じゃないかと思っているという。ドリルは頭文字かコードネームか
調査中とのこと。あの夜ハーバーポイントでマズイことが起きて周辺
の子供たちに異変が起きたこと。お宅の息子もだろうと。それで慌てた
こと。政府は事態の収拾と情報の隠蔽の為に動いたとし、今や87人の
子が無期限で監禁だという。事実確認がしたいというゲッツ。
何か教えて欲しいというと、世間は何か起きているのを知る権利がある
と語り、ずっと隠し通せる訳がないという。他の報道機関だって動いて
いることを語るとショーンは正論だという。いずれ明るみになること
だとして、取引しようという。手伝ってくれたら特ダネをやるという。

■概要

・ドリルが弱体化すると共に子供たちの様子にも異変が起きる。
頭痛で病院に来た子供たちの脳を検査すると何かマーキングされて
いるような形跡が有った。
・子供たちを隔離してドリルを封じ込めようとする。
ハーパーはドリルからの言葉で「オリオンを見つけたらみんな治る」
と語っていたという。
そんな中、マリアがレナ同様に感電死し、ドリルがこの中にいる
ことを示唆する。サイラスに対して誰がドリルなのかと尋ねるが・・

■感想

肩すかしの連続って感じの展開でいよいよラスト前の状態を迎えた。

最大の肩すかしはゲッツ記者。
もの凄く思わせぶりだったけど、結局大した情報を持っておらず、
その後この記者を使って事実を公にしたところでどうなる訳でも
無さそう。

そして相変わらず大統領の使えなさが泣ける。
これまでの決断が間違っていたとして、大統領が決断した途端に
更に最悪な事態を引き起こすのだから地雷を踏みまくる世界の
自由社会のリーダーだな。

子供たちはみんなしてミンクスをドリルに仕立てていたけど、
赤外線スキャンしてドリルの動きは監視出来るのではなかったのか?

そもそもドリルが異星人だと分かった後にも人間と同じような思考を
持っているというと設定が面白くない。

ミンクスが語っていたことが一番的を射ていて、結局彼女がドリル
かどうかの説明なんて、幾らでもごまかせてしまう。人の聞き取り調査
なんて当てにならないことは明らかなのに、子供たちの証言を元にして
ミンクスを犯人に仕立ててしまうところがなんともし難い。

ドリルがあの施設内に居ると分かったのであれば、それこそドリル
のエネルギーが尽き果てるまであそこに閉じ込めておけば良かった
のではないのか。人間の生き血を啜っている間はドリルは基本的には
死んだりしないのだろうか?

■ドリルは何かを発信したがっている

クレアが何故ドリルが何かを伝えたがっていることが分かったのか
よく分からないけど、最大のメッセージの伝え方からすると、大統領
の娘・カサンドラに伝えるのがベストなのか。それとも宇宙に向けて
発信するのであれば、NASAなどの関係者の子供を利用するのが
ベストなのではないのか。

ドリルは子供にしか乗り移れないみたいだけど、子供にしかドリル
の声が聞こえないだけで、大人に乗り移れても良いのではないか。
その辺は設定の壁が有るのか。

カサンドラが結局狙われていた。
「オリオン」とは、シークレットサービスによる大統領の家族の
暗号ネームのようで、家族はみんな「O」で始まるとしていた。
大統領は「オベロン」、夫人は「オリンピア」そしてカサンドラの
暗号名が「オリオン」だった。
それが分かるタイミングも微妙に遅すぎて、結局その暗号も納得
いくものなのかどうかはよく分からない。

■ショーンは実験

彼が3ヶ月前に実験の為に北極にいったのは、雷100回分に相当する
電磁パルスを放つことの出来る兵器の開発計画だったようだ。

目的達成の為の兵器があるとして、フロマーはミンクスを殺す為の
兵器を使おうとしていたけど、別にそんな特別な兵器が無くても
取り憑いた人物を殺せばドリルは死ぬのではなかったのか?

■ミンクスが疑われるのは仕方が無いが・・

そもそもミンクスが操られていたとはいえ数々のことを起こしていた
ので誰から見てもミンクスは怪しい。
冒頭でクレアが電撃ミンクスと触れようとしたが、結局ミンクスの方
が怖くなって手を引っ込めてしまった。
手に触れようとする行為だけでも十分信用しているからこそ出来る
行動のようにも思えるけどね。
「パパのくせに信じていないのね」と言われましても、今まであなた
何をした?と思わず小一時間。

「エージェント・オブ・シールド」のスカイも手袋をしているし、
能力を得たのであれば、人に触れなくても何か電気製品にでも触れて
確認すれば良かったのではないのかな。

■カサンドラが公共の電波の前で咆吼

これは地球上にいるドリルを集める為のものなのか、それとも宇宙
のドリルの星に向けて発したものなのか。それとも人々をあの咆吼
で操ることが出来るようになるのかは不明。

しかし結局ドリルは弱ってきているという事と、ドリルの星もまた
資源が枯渇して弱っていることを考えれば、彼らの星から人を
呼び寄せる為に合図だったのか。

シーズン2の制作が決まるのであれば、彼らの星から人を呼び寄せた
と考えられるけど、終息させるのであれば、それも難しそうだ。

■使用された曲

■出演者

クレア・ベニガン (Lily Rabe) FBI捜査官
ウェス・ローレンス (Barry Sloane) レナの夫、国防総省の特別プロジェク


ショーン・ベニガン (Milo Ventimiglia) クレアの夫
ジェサップ・ロリンズ (Derek Webster) FBI捜査官
ミンクス・ローレンス (Kylie Rogers) レナとウェスの子
ヘンリー・ベニング (Kyle Harrison Breitkopf) クレアの子、病気で手話
レナ・ローレンス (Kristen Connolly) ミンクスの母

ハーパー・ウェイル (Abby Ryder Fortson) 原子力規制委員長の娘
Dr.マリア・ベナヴィデス (Catalina Denis) 医者、過去ショーンに拉致
フロマー (David Andrews) 国防長官
ウィンタース (Martin Cummins) 大統領
Mrs.ウィンタース (Kirsten Robek) ファーストレディ
カサンドラ・ウィンータス (Kayden Magnuson) 大統領の娘
ダニエル・ゲッツ (Tom Butler) ボルティモア・オブザーバーの記者
サイラス (Teo Briones) 頭が痛いと・・

— (Revard Dufresne) Armed Soldier
— (Lane Edwards) Press Secretary
4歳の頃のミンクス (River Mather)
— (Matthew Mylrea) シークレットサービス
— (Sachin Sahel) Tech Aide
— (Veenu Sandhu) Presidential Aide
— (Jennifer Spence) Tech Specialist
— (Leana Yu) Barracks Aide

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