[N] ゴールデン・ボーイ 若きNY市警本部長 Golden Boy 第1話 殺人課初日 Pilot

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第1話 殺人課初日 Pilot

脚本/Nicholas Wootton
監督/Richard Shepard

【ストーリー】

両替店が襲われているとして、ディトマーズ通りで発砲事件が発生。
応援を要請するというウォルターとバジリオのコンビ。
店内に女性の人質にしてアジア系の男が強盗に入っていた。
パトカーの陰から突入するタイミングを見計らう中、目の前の車の
アジア系の男もまた犯人だと分かる。相手も警察官に気がついて
こちらに発砲。バジリオに被弾し、ウォルターにも当たる。
しかし運転手の男を射殺する。
その内店内から女性を人質にして男が一人出てくる。ウォルターに
対して銃を捨てろと要求してくるが、人々が沢山歩いてきた為に、
彼は早く決着を付けるために何とか隙を突いて犯人を撃つ。
人質の女性を安全なところに逃がすと、バジリオに対して死ぬんじゃ
ないとして心肺蘇生を試みるが・・・

— 7年後 —
本部長のウォルターの元に記者のデーリーがやってきて就任のお祝い
を語る。本部長の席に座ることの感想は?名誉に思うかと問う。
出世を望んでいたが道のりは長かったという。しかしデーリーはあなた
はまだ34歳で若いと語る。代償も伴いましたよねと。身近な人を
犠牲にして。一気に警察官から刑事に昇進、ついには本部長の座へ。
170年の市警史上、それを圧倒的な早さで上り詰めたという。凄腕の
政治家のようだと。
ウォルターは闘犬の寓話を知っているか?と問う。
「私の中で二匹の犬が闘っている。善い犬と悪い犬だ。勝つのは?
エサを与えた方だ」と。刑事になった週に聞かされたとしそれが教育
の始まりだったという。

— 現在 —
防犯ベストで撃たれた巡査。その勇敢な行動は大勢の通行人によって
撮影されていたとして、マスコミはこぞってウォルターのことを取り
上げていた。本日隊員する前に彼は記者会見することになっていると
いう。副本部長のバイアはウォルターに対してもうすぐ本部長が来る
とし記者の前で君と妹のアグネスを紹介する。そこで昇進話が出たら
犯罪防止課か麻薬取締班を希望すると言えば良いという。しかしウォ
ルターは殺人課だとして移動を希望通りにするという約束だという。
副本部長はその度胸は買われても君は歓迎されないという。
警察官になってまだ3年。殺人課は10年早いという。人生経験が足りな
いというがオレは9歳の時から苦労しているとし、妹を養うために
盗みも仕事もしたという。マトモに生きようと思った矢先にオレの腕の
中で相棒が死んだんだと。でもオレは英雄扱いだという。本部長から
の褒美は昇進と希望の部署への異動ですと語る。

ウォルターは39分署へ。
ボスのピーター・カンから開いているデスクを使えという。相棒は
すぐに来るという。アロヨ刑事がやってくると、ウォルターは早速挨拶
をする。新入りなのかと問うとあなたの活躍は新聞で見たとし、
ダリアン・ブロックを連行した時のもみたと。これから仕事で一緒に
組めたら最高ですねと語る。しかし後ろから相棒はオレだよとして大柄
のベテランの黒人刑事が声を掛ける。あからさまに失望するなとし、
オレはドン・オーウェンだという。オレの指示に従えば仕事が出来る
ようになるという。
ボスはアロヨに対して「バー220殺人事件」の捜査指揮を取れとし、
オーウェンは支援しろという。

39分署を出るとマスコミがウォルターを取り囲む。
異動の初日の感想はと問われる。いい気になっているウォルターに
ドンはお前何様だ?と語る。

現場捜査の手順はと尋ねると、ドンは規制線を貼って何もしないのだ
という。見聞きするだけで何も触るなという。
現場ではマッケンジーが被害者はトレション・クレイ(22歳)、腹部
を撃たれていること。9mmの薬莢が転がっているとし、発見者は店の
用心棒だという。ドンはウォルターに対してマッケンジーとディアコ
刑事を紹介する。ディアコはウォルターを見て君の事テレビでよく見て
居るという。マッケンジーは兄のジミーと働いていたんでしょというと
ブロンクスの犯罪防止課のジミーのことか?という。あんたを生意気
だと言っていたという。目撃者はなく、客のリストを入手するという。
客でも密売人でも無い誰かの使いか。NWと書かれているのを目にする
アロヨ。13丁目にたまり場があるのか。麻薬取締班に頼んで摘発して
もらうというマッケンジー。クレイの両親には連絡済みだと語る。

ウォルターはアロヨに対して被害者は他人の服を着ていると語る。
サイフが入っているのは左ポケット、左利きだ。だが右ポケットの
生地がテカっているという。オレも経験があるから分かるとすると、
アロヨは袖の文字は被害者のイニシャルじゃないとし服は借り物だ
という。だから店の客には見えないと言ったんだと語ると君も鋭い
と語る。

■感想

警察官の巡査になって3年目の男性・ウォルターが、ある事件を解決し
た事でマスコミからはヒーロー扱いされ、その7年後にはマンハッタン
にそびえ立つニューヨークの市警の本部長にまで上りあがるという
刑事もののドラマ。

冒頭で現実に起きたことを流して、7年後の世界はどうなっているのか
を描いて、再び現実に戻って彼のサクセスストーリーの過程を描いて
いくようだ。

しかし正直主人公が滅茶苦茶生意気で、初回を見た限りではなかなか
感情移入を難しくさせるほどのキャラクターをウォルター役の
Theo Jamesが演じている。

3年で殺人課の刑事に昇格することはどれだけ現実離れしていること
なのか。

マスコミもまた彼のことをヒーロー扱いするので、図に乗るところも
あるのだろうけど、彼には能力があるのかどうかさえよく分からず
にいる。彼は両親を失い妹のアグネスを面倒見ながら生活している
のでそんなにリスク性を追うような部署に転がり込まなくても良い
気がするが・・
そもそも今回の事件では彼は銃を撃つ際に手が震えていたよなぁ。
なんか危なっかしい。

■39分署の刑事たち

署のリーダーはピーター・カンというアジア系の人物がトップ。
そして捜査班としての実質的リーダーはアロヨ刑事。
ウォルターも彼の功績を理解している様で一緒に組めたら最高だと
していた。

彼の相棒には美形のブロンド女性・マッケンジーが居るようで、
この人は比較的中立的立場な感じだ。

そしてウォルターが組むことになるのが、ドン・オーウェンという
ベテランで体格の良い黒人の男性。

オーウェンとアロヨの間には過去に何かが有ったようだけど果たして
何が有るのか。

そしてもう一人、少し変わった感じのおちゃらけた感じも有るけど、
ディアコ刑事という人物が添えられている。

■バー220殺人事件

被害者のトレション・クレイ(22歳)。
腹部を打たれて9mmの薬莢が現場に落ちている。

現場の状態を見てウォルターは早速自分の力を誇示して認められたい
と考えて、現場で見た違和感を彼らの前で述べていた。
これを見る限りでは確かにウォルターも鋭い視線を持っていそう。

被害者の両親に話を聞く限りでは、トレションは成績優秀の大学生。
NPOを志望しているという。

新人刑事ものにはありがちだけど、遺族のものに必ず事件を解決すると
語ってしまい先輩刑事に怒られるという構図が有った。

■ウォルターのスキル

今回は登場人物同士顔合わせのシーンが多いので、身なりや態度から
相手のことをどれだけ察するのかということがテーマとなっていた。
当然資料を読めば掲載されていることも有りそうだけどね。

アロヨのことを崇拝していたけど、ウォルターは彼のずるがしこさと
いうことには気がつかなかったのか。

・容疑者デオウンドレを護送する

クビにタトゥーがある彼。俺たちが拘置所に移送しましょうかとして
アロヨからは容疑者と会話することを禁止されていたのでその機会
に話すことになった。デオウンドレは「サイドワインダー」だが
強盗団であり、その為にアリバイを話せない事情が有った。

・副本部長を利用する

ウォルターがピンチになることを想定したのか、タイミングよく副本
部長が現れて、本部長も注目している事件なのでウォルターを捜査
に加えろという言葉をはっセルように取りはからっていた。

■ドラシーク殺人事件

オーウェンは時間が有る時にはこの事件の資料を見ろとウォルターに
迫る。ドラシークはポーランドの移民で11年前に新しい職場に行く途中
で撃たれて亡くなったコールドケースの事件。

■ウォルターと妹の関係

なかなか二人の関係は今後目を離せないものとして存在していきそう。
今のところ、妹のアグネスは少々心細いような行動を見せては
ウォルターを悩ませている感じ。金の無心に来たり、ドラッグに興じて
いたり、悪い男と付き合っている感じも見せている。
男の趣味が悪いと言っていたけどね。

仕事中に電話が鳴るというのもちょっと今後問題になっていくのかも。

■アロヨとオーウェン

この二人の間には何が有ったのか。
マッケンジーから話を聞くと、3年間オーウェンの情報屋を娼婦が
殺される事件が有り、正体をバラしたのがアロヨだったというもの。
しかし結局は誰が外に情報をもたらしたのか証されず互いに中傷
することになったのだという。

■マッケンジーに兄、オーウェンに息子

・分署に紅一点のマッケンジー

2年前にパトリックが亡くなったという。
刑事だったのか、ヒーローだったとしていた。

・オーウェンは3人の子持ち

勤務歴は23年。あと2年で定年だとしていた。

「人間のあらゆる面を見てきた。そこにある真実は一つ。人の中には
二匹の闘犬が居る」

「お前がプライドを捨てれば何でも教えるよ。」

今後オーウェンは、ウォルターに教えをしていきそうだね。

■オリヴァー・エステン

祖父は鉄鋼会社の創始者で扱いづらい相手だった。
エステンのことを聞き込みしていると、色々と人種差別的発言をされた
という。「オレよりヤツが良いのか?あんな”のらニグロ”」と。
目の前にオーウェンが居たので話しづらそうだったけど、今時ニグロ
なんて言葉使うかとオリヴァーは否定していた。
オリヴァーにはアリバイが有るが、果たしてそれが本当なのか。

今回はウォルターが違法捜査でオリヴァーの自宅に入り、様々な情報
を持って捜査をしてしまった。銃器店の流れ、タクシーの領収書。

誰かがその後「資産家の跡取りが殺人事件に絡む」としてマスコミに
流してしまい、それがウォルターにとっては不利に働いてしまう。
「あなたを嫌っているヤツがもたらしたのよ。敵がいる」

ボスは労働組合と話せとしていた。

その情報を漏らしたのがアロヨであることも明らかだった。
「出る杭は打つ、これで誰がリーダーか分かっただろう。」

■怒りの抑制

今後キーワードとなりそう。
まずアロヨは相当汚いこと。
妹の彼氏をウォルターはボコボコにしたりしていたしね。
不正・不条理なことをされても上手く切り抜けていけるのかどうか。

■使用された曲

■出演者

ウォルター・クラーク (Theo James) 39分署・殺人課
クリスチャン・アロヨ (Kevin Alejandro) 39分署・殺人課
デボラ・マッケンジー (Bonnie Somerville) 39分署・殺人課
ジョー・ディアコ (Holt McCallany) 39分署・殺人課

アグネス・クラーク (Stella Maeve) ウォルターの妹
ドン・オーウェン (Chi McBride) 39分署・殺人課、ウォルターの相棒
Lt.ピーター・カン (Ron Yuan) 39分署、ボス
ポール・デーリー (Richard Kind) 記者、7年後の世界
ジェンマ・バーレブ (Amanda Setton) 記者
オリヴァー・エステン (Roe Hartrampf) 祖父は鋼鉄会社創始者
バイア (Chance Kelly) 副本部長
— (Nora Armani) Terrified Woman
メロディ (Alesandra Assante) 財団でトレイの同僚
ベント・ガエス (Raul Casso) 押収した銃から指紋、ブロンクス
— (Jake Choi) Gunman
— (Pat Kiernan) Newscaster
ジャクソン・デル (Nick Kowalczyk) アグネスの暴行
デオウンドレ (Alano Miller) 銃を所持、”サイドワインダー”
クラレンス・シェイ (Michael Pemberton) 弁護士
ロニー (Tuffy Questell) 銃器店のオーナー
— (Shabazz Ray) 用心棒
— (Chris Santangelo) レポーター
ローズマリー・クレイ (Sharon Washington) トレションの母
ジェイコブ・クレイ (D.K. Bowser) トレションの父
— (David Itchkawitz) Wall Street Broker
— (Luc Owono) Neighbor
— (Terra Kimberly Scott) Nightclub Patron
エバンダー・オデル (Turron Kofi Alleyne)
— (Caitlin Benya) Socialite
— (David Chen) Socialite
ナターシャ・ラドコヴッチ (Stephanie Brait)
ドラシーク (Soso DaSilva) 2011年9月11日の被害者、ポーランド移民
— (Jedidiah Dore) 捜査官
— (Takako Haywood) 捜査官
— (Amanda M. Rodriguez) Undercover Detective
— (Al Sapienza) 警察長官
— (Danielle Duboise) 女性
— (Helena Etz) City Worker – Parent
— (Shawn Gonzalez) Diner Patron
— (Peter Iasillo Jr.) Perp
パトリック・マッケンジー () 2年前死去

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