BONES 骨は語る シーズン10 第17話 少女の下した判決 The Lost in the Found

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第17話 少女の下した判決 The Lost in the Found

脚本/Emily Silver
監督/Jeannot Szwarc

【ストーリー】

ボランティアたちはモリー・デルソンが居なくなったという情報を
受けて近くの林を捜索する。タイラー・オブライエンはそんなボラン
ティアに参加していた一人だが、無線を使って本部に安易な交信をする。
そんな彼らは小川のほとりで遺体を発見する。

現場。
カムとホッジンズとブースがやってきていた。
カムによると周囲の土壌に吸収されている血液量から見て被害者はここ
で殺されたのだという。ブースはモリー・デルソンかと問うと、カムは
可能性は高いという。オーブリーは可能性だけでは報告が出来ないという。

被害者は近くの高校で目撃されたのが最後、歩の矯正具で断定出来る
かも知れないという。モリーもそれを付けていたし、彼女の両親は
歯科矯正医だという。髪の毛の色も失踪者と同じだと。ブレナンならば
歯を診れば年齢を割り出せるというカム。しかし彼女は現場には来て
いなかった。どのくらい死亡してから放置されていたのかとブースは
尋ねる。ホッジンズが答えようとする際に、学術名は良いので簡潔に
話せと語ると、孵化したばかりなので遺体を喰って4日だと語る。
ブレナンに歯を見せて確定したらモリーの両親に知らせようと語る。

デイジーとアンジェラは、フィットネスクラブで汗を流す。
それに同行しているブレナンはみんなの行動とは余所に食べ物を食べて
いた。インストラクターのチャーリーは生徒たちに、「おへそが心臓
にくっつくまで吸ったり吐いたりしましょう」「腹筋を反らせて背骨に
くっつけます」という言葉に不可能な指示だというブレナン。
アンジェラはそういうイメージをしろって意味よと語る。デイジーは
出産前と違って体が動かなくなっているとし、出産前には両足首が
頭の後ろに回せたのだという。ブレナンに対して現場は卒業なのかと
問うとそれを否定するブレナン。アンジェラはブレナンが思っている
程出産はそんなに遠くは無いと語る。

そんな中メールで現場のブースたちから被害者の歯の写真が送られて
来た為に第三大臼歯がまだ生えていないことから考えると被害者は
14歳から18歳だという。アンジェラは歯で年齢は分かるのに自分の
妊娠は分からないのかとブレナンに語る。出産まで何ヶ月もあると
いうブレナンは二度目なんだから分かるという。
運動が終了した際に、デイジーに対してジェイクという男性が声を掛け
てくる。なんて声を掛ければいいかずっと考えていたが良い言葉が
思いつかないのでズバリ電話番号を教えて欲しいという。

ブレナンは電話でモリーの遺体を調べようというとカムは明らかに殺人
だという。鑑定には復元してもらわないといけないという。アンジェラ
はブレナンにあの人、デイジーを誘っているという。スイーツが亡くな
ったばかりだというデイジーだがもう6ヶ月だというブレナン。私も
前野妊娠が終わった後に普通の性生活を再会出来た時凄く興奮したと
いうブレナン。アンジェラも大喜びしていたでしょと。しかしアンジェラ
はそれは相手が出産後も生きていたし、妊娠の愛する相手だからだと
いう。ブレナンは相手が違うと違うのか?と問う。

オーブリーは遺体を見つけた後逃げた男と話すべきだとブースのオフィ
スにいく。ブースはみて居たものをケースに隠す。男は大麻入りの
ケーキを食べていたタイラー・オブライアン(24歳)、元性犯罪者。
しかも15歳の少女と性交渉を持ち3年服役しているという。ブースは
自分を殺した被害者の捜索に志願するか?と問うとオーブリーは犯人像
としては合うという。知能が高くナルシストで、自分の作品を見てもらい
たかったのだろうと。しかし大麻入りケーキと無線を捨てて逃げる
ヤツが知能が高いかと問う。

オーブリーはタイラーを取り調べる。
死体から逃げても違法ではないだろうとして「ウォーキング・デッド」
を見ただろうと語る。相手は16歳の少女でレイプして殺すのは違法だと
思うかと問うと、それは違法だという。君のタイプだろうとすると、
オレが有罪になったのは法廷強姦罪でありレイプではないこと。オレは
当時19歳で相手は15歳だったが相手は合意の上と証言もしていると語り
殺してはいないという。

ジェファソニアンのラボ。
ホッジンズは学校の制服だという。モリーはペンバリーアカデミーに
通っていたというカム。大腿骨の遠位端部と近位端部に微傷骨折の跡が
かなりの数あるというブレナン。頸骨と尺骨にもあるというデイジー。
どの骨折も7年から10年前のものだという。ホッジンズは虐待なのか
と問うとカムは子供への虐待は普通思春期の頃までではないかと告げる。
スイーツならば何て言ったのかというデイジー。スイーツなら子供が
虐待されるのは自分が怪我した原因を外の人間に説明出来るようになる
までっていうでしょうというブレナン。でもこれは心理学ではなく常識
だという。デイジーは彼が恋しいというと、みんな同じ気持ちだと語る。
デートは辞めた方が良いかというデイジーに対してブレナンは勿論
デートはするべきだと語る。どうして1年に拘るのかと問うと、関係を
持った人にいつ子供がいると打ち明ければ良いのかというデイジー。

カムはそんなことよりも事件のことを調べてと語る。
ホッジンズは遺体から何らかの繊維とビーズが出たという。
デイジーは綺麗だとしてネックレスかと告げる。犯人と争った証拠か
も知れないというブレナン。アンジェラは復元が終わったとしてやって
くる。みんなの前でスクリーンに映し出すと、やはり遺体はモリーで
間違いなかった。

ブレナンとブースはデルソン夫婦(父:カート、母・キム)にモリーの
遺体が発見されたとの報告に行く。死因と犯人はまだ見つからない事。
お嬢さんは幼い頃虐待されていた証拠があるというブレナン。それを
聞いたキムはブレナンに対してあと2、3ヶ月で母になるのでしょとし、
あなたがそんな風に疑われたらどんな気持ちになるかと問う。まだ
出産まで6ヶ月よと言い張るブレナン。しかしブレナンは室内に飾って
あるモリーの幼少期の写真を見て虐待は誤解のようだとし、私がX線
で確認した骨折は写真を見ると小児肥満が原因だという。
発達中の成長板が折れたり長管骨にまで影響が及んだりするという。
軽率な判断だったが体重管理をすべきだったと両親に語る。
体重のことを言われたキムはブレナンに対してそれで妊娠3ヶ月だという
ならあなたこそ太りすぎだと語る。その後は痩せられたようだと
いうと本人の努力の成果で、彼女は頑張り屋だったという。ガッカリ
させたくないとして努力し成績もトップになったこと。最高の娘だった
というカート。

ホッジンズはカムの元へ。
カムは毒物検査は陰性だったと語る。ホッジンズは例の繊維は車の
トランクのカーペットだったとし、体にはダクトテープがついて
いたという。上皮細胞が付着して居たとし色つきだとするとタトゥー
なのかというが、ホッジンズはリップグロスだとし、口にテープを
貼られていたんだという。殺される前に拉致されたのねというカム。

オーブリーとブースは学校へ。
校長のアメリカ・ミンチンは二人をパートナーと勘違いする。
授業料が高額だというブースに対して、アメリアは確かに高額だが
9割の子供は名門大に進むのだという。その価値はあると語る。
しかしブースは我々はFBIだというと、モリーの件と気がつく。
寮に案内してもらうと何処の女子校でも抜け出す人はいるという。
レイプの痕跡はなかったことを語る。モリーは成績はクラストップで
音楽以外は・・と語る。音楽の場合努力以外に才能も関わってくると
いう。友人関係について尋ねると特に問題は無いハズだという。警察が
部屋を封鎖したので室内はその時のままになっているという。警察の
指示であり当校では「敬意」を重んじていると。しかし部屋をあける
と規制線内に二人の生徒、ケイラ・セリグマンと、アリアーナ・ドナス
がいた。二人は日記を捜していたとし、日記が有ると親に見られて
可哀想だからと語る。しかしオーブリーはそんな二人を見て君たちは
モリーの友達ではないだろうと語る。

■概要

・進学校で女子校である高校生のモリー・デルソンが居なくなったこと
で、ボランティアが周囲を捜索する。モリーは自宅から離れて寮暮らし
をしていた。
・ボランティアは小川の近くで遺体を発見。しかしブレナンが現場に
来ていないことも有りすぐには被害者を特定出来なかった。
・写真を送信して被害者は大臼歯から14歳から18歳の人物だと判明。
また歯の矯正具からも人物像を特定出来るのではないかとされた。
アンジェラが復元してモリーだと確定したことで両親に話しに行く。
・骨の状態を知っていたブレナンは幼少期に多数の骨折の跡が有る
と知って両親が虐待していたのではないかと疑うが、写真を見て肥満
体型だったことが骨の骨折に関与していたことが分かる。
・両親や彼女が通うペンバリーアカデミーの校長・アメリアから話を
聞くと彼女の成績はクラスで1番だったという。
・しかし部屋を調べていくウチに、彼女には友達が居ないばかりか
イジメを受けていた形跡が見つかっていく。

■感想

結論から言うと今回のエピソードは他殺を偽装した自殺だった。

今回はそんな自殺の話で、みんなが生と死について考えさせれた。
赤ちゃんが生まれること。そして愛するものが亡くなること。
デイジーの新しい恋愛話が引き金となっているけど、正直個人的には
デイジーの恋愛は時期尚早ではないかなと。まだ生まれた赤ちゃんだ
って小さいのにそういう時間があるのかなぁと。

どの刑事ドラマでもそうだけど、自殺なのか他殺なのかの見極めに
於いて、何処でどのようにして確定していくのかについては興味深い
ところが有る。特に専門家である彼らが見極めることが出来るのか
どうか。

近年ではネット交流が流行し、CGやトリック技術が流行している
ことも有って、世の中の動画サイトには自殺した時の映像などが
掲載されることが多いのだけど、その多くが当然ながらトリックであり、
昔マジックのトリックを明かす番組が流行った時が有ったけど、
そういった自殺に似せた映像を最近は解説している人もいて、
首つりと浴槽での溺死などに関しては、詳細に説明している方も
いて驚く。ナイフで刺す映像なんかは明らかにトリックだと分かるもの
ばかりだけどね。
ただ勿論ISとか麻薬カルテルなどが行っている映像は超リアルで見ては
いけない動画なんかも多いのですが・・・

今回ブレナンは被害者が天才肌の人物だった故に、被害者の気持ちに
触れると共に、当時の自分を思い出しては何故彼女が亡くならねばなら
ないのか考えさせられる部分も多かったのだろう。
彼女が同じ体験をしている部分が有ったりするし、先日のブレナンの本
が書店の返品の山に埋もれていることを知ってtwitterで宣伝活動する
エピソードなんかも有ったけど、今回の被害者はブレナンの本を全て
所持しており、ミステリー小説ではなく本職の教科書とか技術マニュア
ルの方だとしていたことからも、肩入れする部分も大きかったのではない
かな。

当初は骨がよく折れたことでの勉強しているのかと思ったけど、今思う
と、完全な死の偽装の仕方なんかを学んでいた部分も有るのかな。

■個人的によく分からなかった

ブレナンは妊娠の時の経過に嘘をついていた。
みんなは妊娠6ヶ月だとしているのに、まだ2、3ヶ月のような話をして
いる。

ブレナンは先日いつ妊娠したかなんて分からないとしていたのに、
突然私はブースとセックスしたときの事を(記憶力が良いので)全て覚え
ているという。

「妊娠はラビオリを作ってくれた時」(B)
「ブルネッロをあげた晩で焼きなすが美味しかった時」(ブース)

「ホルモンの変化によって扁桃対の活動が活発になるとしてお腹の
ことを説明していた。」(B)
「アンジェラが正しかった。どう考えても私は妊娠6ヶ月。私は認め
たくなかったという。」(B)
「一晩で全てが変わることも有る。子供だけが残る。それをコントロール
出来ないなんて怖いこと。」(B)
「その怖さは愛するものを持つ代償よ」(A)

■デイジーは新しい恋愛に進むべきか

スイーツが亡くなって以降、初めてデートに誘われたデイジー。
デイジーとしてはデートしたい気分もあるが、スイーツに悪いとする
罪悪感が頭から離れない。その為に色んな人に意見を聞いたり、
過敏になる姿が有った。その中でも興味深いのはブレナンに質問した
内容だった。

「もしブースが殉職したらブレナンは半年で他の男と寝ます?」
「ブースは死んだりしない」
「ランスは心理学者だったけど殺された。ブースは捜査官なのでリスク
は高い」
「性欲は食欲や睡眠欲と同じ」
「答えになってないです」
「私は寝ないわ。矛盾になるけどそう言う状況になれば寝るべきだ」

■法人類学的視点

・第3大臼歯がまだ生えていないことから被害者は14歳から18歳。
・大腿骨の遠位端部と近位端部に微傷骨折の跡、頸骨と尺骨にも骨折
しているが、7年~10年前のものだった。虐待を疑うが肥満から来る
もので、成長板と長管骨にまで及んだとしていたけど、肥満でそこまで
骨折するのか謎。肥満はある意味虐待であると言われることも有るな。
・デイジーが刺創を右の第三肋骨から見つける。同様の傷が11カ所有り
肋骨、大腿骨、右の尺骨、骨盤にも有り、傷跡を検出。二枚の刃から
ハサミではないかとされた。

・大腿骨頸部の側面にある刺し傷は注射された跡。
・腱の損傷は複数人いたか屈強な相手だったことを意味するもの。

・右の肩甲骨や肩甲上腕関節の損傷に相対する骨折が左腕にない。
日記の筆跡も左効き。

科学的視点

・遺体から繊維とビーズ(ネックレス)を発見。
・繊維は車のトランクのカーペット、毒物検査では陰性だった。
・被害者に付着して居たダクトテープに上皮細胞。リップグロスが付着
していた事から口に貼られていたことが判明。
・微粒子がどっさり見つかり、ノリにラメ、青と緑の色画用紙が付着。
(ペンバリーのスクールカラー)
・ガスクロマトグラフィーでモリーの服のサンプルを分析。
クラストルス・スカンデンス(ツル性植物)が検出。モリーの寮にあるもの。
白い塗膜片も見つかるが、それもテラスの塗装と一致する。

・再度小川を調べてハサミほ発見。微粒子を調べるとし、更に指紋も
上手く行けば取れるとしていたが、今回のデイジーは否定的。
「君はもっと楽天的だと思った」というホッジンズのセリフを見て
デイジーの頭はデートのことでいっぱいだったようだ。
「彼が私と寝たがっていると期待しているかと?」
「違うオレはこのハサミをシアノアクリーレートで燻蒸してみようと
言おうとしただけ」

・優等生はリタリン、アデロールを欲しがるが彼女はベンゾジアゼピン
(睡眠薬)を買った。

・ハサミを燻蒸した結果指紋は出ず、代わりに化学物質が出た。
何かの樹脂だとして、名前はケイラと書かれているものと判明。

・アリアーナの車のトランクからモリーの毛髪、血液が検出。

■その他

・嫌悪の箱、日記帳

今回の捜査は彼女の日記がベースになっている為に、捜査官としても
踊らされた部分が有る。
彼女に対するイジメの証拠が数々綴られていたけど、彼女は鬱病だった
ことも有るようだし、何処までイジメを受けていたのか謎。
ピストイットの件は確かにイジメのようにして書いていたのだろうけど、
ヌード写真のネットへの掲載に関しては、イジメと言うよりも本人が
そう見せかけるものだったということも有るので、かなり難しい。

嫌悪の箱とはそんなイジメられた記録が残されていたが、それは相手に
向けられている証拠品としてではなく、いじめられているのは自分の責任
だと思い込んでいたところがある。

「きっとガッカリされるだろうが仕方が無い。誰も友達になってくれな
いのは私のせい」
「私は何処かおかしいんだ」

・ブレナンの共感

A=アンジェラ、B=ブレナンのセリフ

「彼女ほどの知能なら同級生たちのたわいない話題は退屈だったハズ」(B)
「孤独だったのね」(A)
「他の子たちは人と違う彼女に脅威を感じてつまはじきにした」(B)
「想像で言うなんてあなたらしくない」(A)
「自分の人生を参考にして考えた」(B)

■使用された曲

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

デイジー・ウィック (Carla Gallo) (Eugene Byrd) 実習生
クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘

アメリア・ミンチン (Alysia Reiner) ペンバリー・アカデミー校長
キャサリン・ワーリング (China Anne McClain) ペンバリー・アカデミー
カイラ・セリングマン (McKaley Miller) ペンバリー・アカデミー
アリアーナ・ドナス (Brielle Barbusca) ペンバリー・アカデミー学生
タイラー・オブライエン (Adam Zastrow) 24歳、元性犯罪者、ドラッグ売買
カート・デルソン (David Monahan) モリーの父、歯科衛生士
キム・デルソン (Jenny Cooper) モリーの母、歯科衛生士
チャーリー・ベイカー (Andy Favreau) インストラクター
ジェイク・ライアン (Jordan James Smith) デイジーに声を掛ける
— (Shaan Sharma) ボランティア
— (Phillip E. Walker) Searcher
モリー・デルソン () ペンバリー・アカデミー、行方不明、成績1位

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