クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~ Reign 第7話 恐怖の食卓 Left Behind

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第7話 恐怖の食卓 Left Behind

脚本/Drew Lindo
監督/Jeremiah S. Chechik

【これまでのストーリー】

ケナは愛人のディアーヌ・ド・ポワティエが来たと語る。隣にいる
のはセバスチャン(バッシュ)。王様と愛人の子だという。
バッシュはメアリーに対してフランソワの隣に居るのはオリビア・ダー
マンクールだとし君が来る数ヶ月前に去ったのだという。しかも
フランソワが振られる形で・・。フランソワはメアリーに両国の思惑
が一致すれば結ばれるとしそれまでは他のヤツと好きにしろという。
ただし兄さん以外とだという。カトリーヌは幼い頃であったディアーヌ
が常に王の心の中にいるという。ここは危険だとし重要な人間とそうで
はない人間がいるというディアーヌ。あなたを記憶に残して見せると
語る。

【ストーリー】

ロレーヌで起きた反乱の為に国王ら兵士たちは出兵する。
宮殿の上からそんな姿を見ていたメアリーとカトリーヌはバッシュが
居ないと指摘。健康な男は皆陛下と出陣する決まりではないのかと
問うメアリーに対してこれは戦争ではないというカトリーヌ。一部の
農民が少し騒ぎを起こしただけで、バッシュは先頭で国王の隣にいる
のだろうという。男は皆何かにつけては殺し合いをするとし女のように
仲良くすれば良いのに・・というカトリーヌに、メアリーは私たちは仲
が良かったかと皮肉る。あなたとオリビアのようにだとしあなたは心が
広い娘だという。オリビアとフランソワは思い合っているのを受け止め
てやるなんてと。メアリーはフランソワとは理解し合っていることを
告げるが、でもあの子の心が他の子にあるのを知りながら国の為に我慢
しているという。彼の心が誰にあるかご存じないのでは?というメアリー。
あの子は好きでない子と交わったりはしないことは知っているという
カトリーヌ。私とディアーヌに習いオリビアを受け入れてくれて本当に
安堵しているという。

オリビアの元にカトリーヌがやってくる。
息子をベッドに誘い込んだのはお手柄だという。ずっと続けなさいとし
フランス王妃になりたければと。しかし私はそんな事は望んでいないと
しヨリを戻したいだけだという。彼が愛しているのはメアリーだという。
そんな証拠はないと否定するが、オリビアは絶頂を迎えた時、彼が
呼ぶのは私の名前ではないという。敗北を受け入れてとし負けたのだと
いうオリビア。

フランソワかシャルルたちと遊ぶ。
フォークを使えるようにせよと母が五月蠅いのだという。これから
イタリアの伯爵が来るので僕たちが野蛮人に見えると困るそうだと
いう。それであなたは城に残ったのかというメアリーに対して国王か
王太子が出迎えないと失礼に当たるという。その上あなたはオリビアと
ゆっくり過ごせるわね・・・ベッドでねというメアリー。僕たちの婚約
は形だけのものだというフランソワ。そうではなくなるまでよねと。
メアリーはあなたのように私は割り切ることは出来ないとし、あなたが
愛人と歩き回るのを見て私がどんな気持ちか分かるのかと問う。ボクは
そんなことはしていないとし根も葉もない噂だというフランソワ。
私は修道院に居るのも同然だとし王妃のしたり顔にも黙った耐えている
のだという。これであなたも良いのかと。フランソワは全く先のことが
読めないのだとし明日、互いに別の人と結婚することだってあるの
だという。君を傷つけるつもりはないとし、ただ暫く君を忘れたいだけ
だという。君を求める心も・・と。お互い正気で居る為には距離を置いた
方が良いというフランソワは君も分かるだろうと同意を求める。

レイスはグリアが父からの手紙を厨房で読んでいるところを声を掛ける。
お父さんは早く結婚しろと催促の手紙かと問うと、好ましい相手に
巡り会えたかを聞いているものだという。つまり金持ちだと。娘さん
に期待しているんだなというレイスに対してウチは鉱山で儲けたがそれ
も頭打ちなのだという。頑張らないといけないが、唯一の特技が着飾って
微笑むことだけだという。レイスはその笑顔にやられた事を語る。
料理一つできないというグリアに今やってみたらどうかとして一緒に
卵焼きを作る。大事なのは「勇気」と「自信」、「本気」を出すのだ
という。迷えば失敗すること。グリアは案の定失敗してフライパンから
パンケーキを落としてしまう。
そんな中レイスは近くにある温泉にでも出かけて悩みを吹き飛ばさないか
と誘う。

カトリーヌはフランソワに対して失礼のないようにしてと語る。
これから来る人は名門ではないが影響力のある人。
ナポリ伯ビンセント閣下だった。失礼のしようがないとし城内には
人が居ないのだからと。アンリ王が一年前のでイタリアと戦争をして
いたのを忘れないでというカトリーヌ。
そんな中閣下が部下を10名程度引き連れてやってくる。
カトリーヌはようこそ我がヴァロワ家へと語る。
国王はどうされたのかというビンセントに対して今は不在にしている
がすぐに戻るという。王妃に対してお通し前には家臣の皆さんの武器を
お預かりしないといけないことを告げる。これはしきたりなのでとして
カトリーヌはビンセントに語ると彼も了承する。

ディアーヌはバッシュに陛下と出陣するのではなかったのかと問う
と気が変わったという。殺しは暫く遠慮したいという。陛下が亡くなった
ら私たち親子はどうなると思うのかと問う。フランソワは王になるけど
何も変わらないというバッシュ。あなたはフランソワを信じているが
カトリーヌは陛下が亡くなれば私を城から追い出すという。そしてあな
たの命もフランソワの温情だけがたよりの危ういものだという。
あなたが庶子ではなくなったらどうかとして、教皇に認めて頂いて
国王アンリの跡を継ぐとしたらどうかという歯は。父の意向は?という
バッシュに異論がある訳はないとし一番のお気に入りなのだという。
何も要求しないからお気に入りで入れられるんだというバッシュ。
しかし無理な要求ではないと。イングランドでは庶子のエリザベスが
王位を継ぐという噂だという。しかしバッシュはフランスではあり得ない
ことだという。アンリとカトリーヌの婚姻を向こうに出来たらどうか?
というと、それは反逆罪だという。王位継承者を変える算段をするなん
て・・愛人とその子にとってそれだけで処刑に値するものだという。

■概要

・ロレーヌで起きた農民たちの反乱を制圧する為に国王を含めた城の
兵士が出兵する。そんな中、イタリアからナポリ伯ビンセント閣下が
城に来るということで、国王が城を出ているので王太子のフランソワが
カトリーヌと共に応対することになる。
・一方でバッシュも本来国王に同行するハズだったが、先日のペイガン
の件で人殺しはもう沢山だとして同行せずに留まっていた。
・そんな中ビンセントにはこの城に来た目的があることが判明していく。
・そしてバッシュの母のディアーヌは息子に王位継承権を与える為に
クレメンス教皇からの承認を得ようと考え取りあえず二人の枢機卿に
手回ししていることが発覚していく。

■感想

シナリオとしては多少ワンパターンかなという感じも受ける。
先日のスコットランドとイングランドの国境で起きた圧力の構図と
似たような形で、今回はイタリアとフランスの国境で起きた事件
というものの中に実在の事件と城内での陰謀を交えて描いたというもの。

ビンセントにとっては少々不幸な過去が有り、フランス国王を恨む理由
というのも全く分からないでもなかった。この国王が国民に対して
誇れるような行動を普段から行っていれば良いのだけど、下半身ユルユル
のブタ野郎!(女性のスラングがビッチに対して男性って何て言うのだろ
うか??)なので、国王が責任を取れって感じだけど、国境に於ける
つばぜり合いの構図は何処にでもあるんだね。今現在の世の中でも
国境を巡る争いは留まることを知らない。アジアでもそうだし何よりも
今回は現在行っているアメリカでの不法移民の問題で、次期大統領の
トランプさんは壁を作るとか言っているからね。

今回は城に残されたものが限られていることも有って、なんとかして
女性たちの力で乗り切ろうとするものも有るが、その女性たちの間に
は信頼関係がなく、こんな状況に於いても何処かで裏切るのではないか
とする不安感が有る。

勿論男性陣も居たけれど、活躍のメインとなっていたのは女性であり、
これまで散々スコットランドを侮蔑しメアリー王女に意地悪して
きたカトリーヌを信用出来るのかというところで揺れるところだった。

宴をしている際にスタッフを一人一人逃がしていくという流れは、
映画「サウンド・オブ・ミュージック」っぽかった。とりわけメアリー
がジュリー・アンドリュースか。トラップ一家は7人くらい居たけど・・

■4人の女官

ネタ的にはあんまり女官が役に立つという形は無かったかな。
レイスとグリアが厨房でいちゃついていた時にイタリア人が城を占拠
したものだからグリアは便宜上そのまんま厨房スタッフとして働いて
いたけど、特に相手のことを打開する為の作戦に関わった様子はない。
ただ手癖の悪い男がやってきた際に、レイスともみ合っている際に
グリアが卵焼きを作ることに失敗したフライパン?でガツンと一発やった
ことの皮肉と同時に自分が人を殺してしまったのではないかとして罪悪
感を抱くところをレイスが包丁で刺し殺してトドメを刺すことで
どっちが殺したのか分からなくしたとして、共有感を持たせることで
今後の関係に於いても役に立つこと間違いなしの9割の優しさと1割の
策略っぽさ(笑)でグリアの心を鷲づかみにした。

後はケナがイタリア人から襲われそうになるところだろうか。
メアリーが何とか女官が必要だということで、ビンセントに紳士的行動
を求めたりして2度交わそうとした流れが有った。

ローラとエイリーは殆ど目立たなかったな。
エイリーはグリアが厨房スタッフの格好をしていることを

■愛人の反逆

バッシュが思っている以上にマトモな人で良かった。寧ろヤバイのは
母親のディアーヌ。バッシュまで毒されていけば、先週言及したような
「カインとアベル」化していくことは必死な内容だけど、今の所
バッシュは不埒な男・フランソワのことを信頼している。

バッシュは何度もイタリア兵士によって殺されそうになるも助かる
ことになる。話を聞くと母親からは賄賂を受け取っているということ
を聞いて、バッシュは母親のことを寧ろ信用出来ない人物として
認識してしまった感じ。

面白いことにカトリーヌはメアリーとの会話の中で、
「何故男は殺し合いをするのかとして女性のように・・・」
と語っていたけど、信頼関係に於いては男性側の方が今のところ存在
している。女性同士は寧ろ策略を張り巡らしていて、息子の為という
名目こそアレ、悪魔のようになるという構図が有り、女性同士の激しい
つばぜり合いがある。

しかし今回のビンセントはその息子のロベルトがフランス国によって
捕まった事が原因で、劣悪な環境の中で監禁されていた為に赤痢で
解放されて帰宅途中に亡くなったというものだった。

子供を殺された親というのは悪魔にでもなれるのだろう。

■助けてクラリッサ!

クラリッサは一体何者なのか。
そもそも実態があるのか(笑)

ペイガンとクラリッサはどう違うのか。
城の中の穴蔵にずっと居るようで、城の中に留まる霊のような存在。
地下に張り巡らされている地下道のことを詳しく知っていて逃げるまで
の道筋をメアリーは尋ねることになる。道しるべを作ってくれて、それが
大広間の隠し扉から長いトンネルを抜けると雪国では無いけど馬小屋
の脇に繋がっているという。

しかし隠し扉がまた外側からしか開けられないという胡散臭い設定が
有るところが憎い(笑)
メアリーはどうやって中に入ったんだと小一時間だけど、まぁ別の所
から入ったのでしょう。
そこでみんなが来るまで待っている役目をメアリーと敵対関係にある
オリビアにさせることで、ここでもまた信用出来るかどうかの問題に
発展してしまった。

「アンダー・ザ・ドーム」でもこういう洞窟の問題では微妙な駆け引き
が有ったよな。外に出られれば良いんですけどね。
まぁこう言っては何だけどオリビア一人を残して行くというのは少々
気の毒では有った。誰だってあの場から逃げたくなるよな。

■毒女カトリーヌが役に立つ

敵を欺くには味方からってことで、カトリーヌは色々と女官やメアリー
を信用させる為に話をする。
かつてカトリーヌが8歳の時に標的になる恐怖を味わっていたカトリーヌ。
フィレンツェの城が謀反人の襲撃に遭い、両親は既に他界して家柄と
資産から彼女は彼らの標的になったという。
何年も人質となった末に彼らはメディチ家の少女をどうするか決め、
あのイタリア兵のような連中が私を差し出すよう求めたこと。慰み者
にしようして修道院までやってきて、”げびた”笑い声のものたちを
聞くと今でも当時のことを思い出すという。敵が迫る中、最後は祈る
しかない中で、クレメンス教皇たちが外で両手を広げて待っていて
くれたという。

しかし最後にはその教皇が居たというのは幻でしか無く襲われたであろう
ことが伺える。しかし8歳の子に対して何する?

ケナが今回その恐怖を味わい、そして宴の中でビンセントが正気を失い
紳士協定を破ってメアリーに襲いかかってきた。

しかしカトリーヌがかつてメアリーをハメる為に使用した毒を使って
金貨に毒を塗りつけていて時間が来るとタイミングよく倒れていく流れ
になった。

カトリーヌはイタリア人だけど、イタリア人同士の繋がりなんて無い
んだね。スコットランド人同士の繋がりは強い気がするけど、それでも
ケナはメアリーよりも国王のことを選ぼうとしたことが有ったからな。

■フランソワの好感度が少し上昇?

アメリカ次期大統領トランプさんも女性蔑視発言で一時期総スカンって
感じだったけど、フランソワは結局メアリーを愛しているということ
で、愛しすぎているが為に距離を置いたようなことを告げる。
ただフランソワは噂にあるようなことはしていないとしてオリビアとの
交わりはないようなことを言っていたけど、実際にはオリビアの話を
聞く限りは噂通りじゃんかって感じ。

オリビアからカトリーヌに頼まれてあなたを誘っていたとは言えずに
消えてしまった為に真実を聞けないまま。

■使用された曲

・Don’t Be Afraid by Lee DeWyze

■出演者

メアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
キャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
セバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。アンリ2世と愛人との子
フランソワ (Toby Regbo) フランス王太子。次期国王
エイリー (Jenessa Grant) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
グリア・ノーウッド (Jenessa Grant) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
ケナ (Caitlin Stasey) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
ローラ (Anna Popplewell) スコットランド人。メアリーの幼なじみで女官
アンリ2世 (Alan Van Sprang) フランス国王、スコットランドとの同盟
ノストラダムス (Rossif Sutherland) 医師で占星術師、カトリーヌの息がかかる

オリビア・ダーマンクール (Yael Grobglas) 貴族の娘、家族で城に住んでた
ディアーヌ・デ・ポワティエ (Anna Walton) 国王の愛人、ペイガン
ナポリ伯ビンセント閣下 (Michael Aronov) 王の不在に来る。
レイス・ベイヤード (Jonathan Keltz) 料理人・厨房
シャルル (Peter DaCunha) 弟
パーシー (Ian D. Clark) フランスの衛兵
— (Rogan Christopher) イタリア人副官、ケナに襲いかかる
ブルーノ (John Stead) イタリア兵、グリアが殺す??
Maramaldo (Neven Pajkic) イタリア兵
— (Kathy Glassford) 女性家庭教師
アンリ (Jackson Hodge-Carter) Little Prince
— (Claudia Jurt) 召し使いの女性

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