BONES 骨は語る シーズン11 第6話 清掃車の中の上院議員 The Senator in the Street Sweeper

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第6話 清掃車の中の上院議員 The Senator in the Street Sweeper

脚本/Emily Silver
監督/Steve Robin

【ストーリー】

サルとマレーは清掃車で走行中、マレーが食べたゴミをポイ捨てするの
を見てサルは注意するが、マレーはゴミが増えれば仕事は安泰だろうと
語る。車の目の前には生ゴミと共にアライグマがそのゴミを漁っていた。
清掃車についているウォッシャーを試すチャンスだとして車に乗ったまま
生ゴミ袋を回収しようとするが清掃車のローラーに引っかかる。
なんとゴミ収集車には切り刻まれた遺体。マレーはサルのイタズラだろう
としてジョーンQの入れ知恵なのかと問う。血糊はコーンシロップで作った
のかとしてマレーはペロリと味見。それを見てサルは嘔吐する。

ブレナンはカムからメールだとする中、ブースは寝室のテーブルの上を
メジャーで図る。ここに新しいテレビを買ってやるというと、寝室に設置
するのかと問う。子供たちがアニメ「オクトポッド」「スパドナッツ」を
みて居る間、オレはここで試合を見るのだという。ブレナンは寝室に
テレビを置いている夫婦は、置いていない夫婦と比べてセックスの回
数が半分になるという研究があると語る。ブースは73%の人は統計をでっち
あげるだろというと、ブレナンはそんな研究は知らないという。心配
するなというが、ブレナンはフィラデルフィアなんたらのホッケーを
見ても性的に興奮しないし、あなたはアンパイアに怒鳴るから試合が
終わるとぐったりしているという。負けると機嫌が悪くて最悪だと。
しかしブースはアンパイアではなくレフリーだとし、フィラデルフィ
ア・フィリーズが点を決めて勝ったらどうか?そしたらご機嫌でベッド
でも張り切るだろうと。ブレナンは負けが続いたら?と問うと不吉な事は
言うなという。約束するというブースはこれからはこれまで以上に
たっぷり時間をかけると。それなら今証明してみてと。性的活動は海馬
に於けるニューロン形成を促すというブレナン。つまりセックスかると
解決に役立つのかと。

ラボでゴミ収集車の刃から遺体を回収しているカムたち。
アンジェラはブレナンからの電話で二人が15分・・いや1時間くらい
遅れると言っているという。一同その意味を察する中、カムはブラシに
絡んだ遺体を掻き出すのにそのくらいかかるのでちょうど良いと語る。
ジェシカは歯の掃除みたいだと。ホッジンズは虫の活動は殆ど見られない
ので殺されたのは12時間以内だという。カムは被害者は植毛している
こと。しかも植皮の状態から相当金を掛けているという。ジェシカは
頭皮だけでも無傷で良かったと告げる。体全体は「フラック(Frak)して
る」からと。アンジェラは「フラックしてる」??と問うと、ホッジンズは
ジェシカは「BSG2003」を一気見したんだなと。ジェシカはドラマ
「バトルスター・ギャラクティカ」ですよというとカムは知らないと
いう。”意外です。あなたくらい古くからある番組なのに”と思わず
口走るジェシカ。とても勉強になると。ホッジンズは「フラック」は
そこに出てくる罵り言葉だと語ると、面白いことにオーブリーも
バトルスターを見たと言っていたという。ジェシカは私と一緒に見た
のよと語る。アンジェラは急に興味深くなったとし、オーブリーと
の間に何かあるのかと問う。ジェシカはテレビを見ただけですよと。

カムは被害者は上院議員だと語る。その理由はバッジだった。
アンジェラに顔を大至急復元しないといけないというカムに対して、
もっと早い手があるという。この国の上院議員は100人。そこから絞り
込めば良いという。被害者は白人男性で服のサイズから身長170cm以下。
ジェシカは耳状面がザラついているので年齢は40から50才だという。
ホッジンズは眼は青くコンタクトをしているというと、アンジェラは
それに該当するのは3名だという。ジェシカは議員の写真を見て
完璧なベニアをしているのは一人だけ。被害者はリック・オマリー議員
だという。
オマリー議員は第一期目でバージニア州から選出。フラック級の悪夢
になりそうだというカム。

キャロリン検事にもその情報を伝える。10万%確かな情報で被害者は
上院議員なのか。ブレナンは”だった”だとし現在形の使用は正確じゃ
ないという。オマリーは殺されて切断され、アライグマに食べられ、
3トンの清掃車に切り刻まれたという。キャロリンは遺族の人の元に
連れて行くときはこの人を連れて行かないでと語る。ブレナンは
平気だとし、何百回も遺族に知らせに行ったという。キャロリンは
これは細心の注意を要するものだとしあなたには「何か」が欠けて
いるという。「何か」は曖昧だとしてハッキリと明確に指摘してと
いう。そうすれば私は適切に改善できると。ブースは最悪のタイミン
グでとんでもないことを言い出すということだというと、ブレナンは
そうじゃない時は的を射ることも言うわと。今朝だって上手にセック
スをねだれたとし、1回でなく2回もだと。キャロリンは”それ”よと
語る。ブースは3回だったぞと。

オーブリーとブースは議員夫人の自宅に向かう。
リックが被害者なんて・・とオーブリー。上院になる前に彼はブルー
カラー畑を歩んでいた異色議員だという。炭鉱会社の部長だろう
というブース。職業政治家ではなかったと。古きよき時代の「スミス
都へ行く」に出てくる様な議員で好きだったという。有権者のことを
気にかけていたと。ブースはオーブリーが議員になれば良いとすると
2020年に議席が一つ空くという。10年計画を前から視野に入れている
というオーブリー。

カムは体内から毒物検査と最後の食事は調べられそうだという。
胃はある程度無傷だと。ホッジンズはこんなの初めてだとし、自分
の投票した人物を扱うなんてと。ブレナンはあなた民主党に入れた
のかとし、ホッジンズは私と同じ緑の党に入れたと思っていたとい
う。当選する見込みのある議院に入れるのも良いかと。ジェシカは
平和自由党の党員だという。

ブレナンはジェシカに右の大腿骨近位部にV字型の切り込みがある
と語る。ジェシカは切り口から見て斧か鉈によるものだという。
カムも肉に残っている切断の跡は明らかに斧だとし、ただし鈍い刃
のものだという。ホッジンズは動機が分かったとし、研ぎたかった
のだという。みんなシラーっとなる。

ブースたちがオマリー議員邸に付く頃にはマスコミが集まっていた。
モラレス首席補佐官は事前の許可なしにプレス声明を出すなと
声を上げる。ダイヤン・ソーヤーがなんだと。
ブースたちは妻のリネット・オマリーに接触すると訃報の件が先に
マスコミに漏れてしまったことを謝罪する。しかしリネットは夫が
議員になってからはプライバシーなど一切なかったという。二人とも
ブキャナン育ちで夫が政界入りしたのは一人でも多くの地元の雇用
を守る為だという。炭鉱ですかと問うと、あの地域はどの家にも
一人は炭鉱労働者がいるという。モラレスもやってくると会話に加
わる。最後に議員を見たのをそれぞれに聞く。モラレスは水曜の午後
のオフィスだとし、妻は昨日の朝だとし、私はバージニア大学へ
講演へ行っていたという。夕べはシャーロッツビルに泊まったこと。
今朝戻ると居なかったので公務なのかと思ったという。
議員に敵はいたかと問うとリックは一年生議員の中では人気の有る方
だったとし、担当の委員会も選べたという。不満を持つ有権者は
当然いたと。オフィスに届いたメール・手紙は全て提出するという
モラレス。最近変わったことはと尋ねると、妻は私に対してよそよそ
しかったとし、院内幹事から時間に関係無くしょっちゅう電話が
鳴ったという。ヘイリー・ウィンターズ議員のことか?というオーブ
リー。私は主人がウィンターズ議員と浮気しているように考えていた
という。いつも彼女と一緒だったとし夕べも資金集めの催しに二人
で行っていたとのことだった。

■概要

・生ゴミの袋の中に捨てられていた遺体は白人の男性で年齢は40から
50才代。
・清掃車に巻き込まれた被害者の服には上院議員のバッジがついて
いたことからも政治家絡みの事件として細心の神経・注意が要求され
るものだった。
・被害者は民主党の一年生議員/バージニア州選出のリック・オマリー。
首席補佐官のモラレス、妻のリネット、院内幹事のウィンターズ
から話を聞いていく。

■感想

ドラマは久しぶりに面白かったな。
古い映画やドラマのセリフがシナリオの中に混在されていたことも有る
のだけど、会話のやりとりの皮肉さなんかもスパイスが利いていて
面白くできていたし、まるでトランプ次期大統領のような地元の雇用
を守るという金持ち上院議員のオマリーが今回の被害者だった。
トランプは共和党の人だけど、そんなオマリーが殺されたというのは
民主党・ヒラリーに切り刻まれる的メッセージが込められていたんで
しょうかね。しかし予想に反してトランプが勝利しましたが・・

ドラマでは古い価値観と過去、現在・現実の立場という概念を引き合いに
だされるところが有り、誰にでも過去は有るが、現在はどういう価値観
を以て今を生きて居るのか、人生と向き合っているのかということが
語られていく。

議員にはアニッサという一夜限りの関係を持った女性との子がいたり
して、その彼女と頻繁に遭っている姿がある。
ジェシカに関しては下で言及するけど興味深い過去も遭ったりするし、
オーブリーに至っては以前(S10-7)にも語られたけど、父親は証券詐欺
で逮捕されている過去が有り、過去との折り合いについて語られた。

第7話 マネーゲームの末路 The Money Maker on the Merry-Go-Round 脚本/Keith Fogles...

ブレナン先生は相変わらずアニッサの顔を見ただけで
「突出した頬骨と高い眼窩上隆起を見て間違い無い。あの子はリックの
娘だ。」

と突き止めてしまうところが神がかっているな。
頭蓋骨から複顔作業をしているアンジェラなんかの方がこういうのって
得意じゃないのかな。

■インターン・ジェシカ

最近インターンではジェシカの登場が一番癖があって良いな。
ジェシカって独特の天然さが有って発言はトンデモな事が多いけど
憎めない所がある。キャットニップ茶を飲んでいる彼女は、
「飲み慣れるとその良さが分かる・・私と同じみたいに・・」って感じ
にオーブリーにアピールしていたけど、まさにその良さが徐々に自分
にも伝わって来た。

赤毛の女性ってあんまりブスな人を知らないのだけど、ジェシカが
オーブリーに極東料理店に連れて行かれる中、ラボでの髪の毛
を縛る姿とは余所に綺麗な格好をして変身した姿を見せるところも
良かった。

そんなジェシカの過去に迫るところも興味深く、彼女は天才肌の人物
でかつては相当高飛車な態度を取っていたけど、今ではどちらかという
と役割は骨を調べる過程で「勘」を元にした捜査・主張流れに対して
実証主義のブレナンがそれを押さえ込むという構図で固まっている。

そのジェシカが意外にも「バトルスター・ギャクティカ」好きだったり、
政治家が絡む事件なのでキャロリンが必要以上に神経過敏になり、
インターンのジェシカについて調べろと語る中で、オーブリーの将来
を気にかけているところが有ったりして、そのやりとりは面白かった。

「もしかしてボクを誘ってます?」(オーブリー)
「あんたじゃ無理でしょ」(キャロリン)

実はジェシカってオーブリーに一目惚れで、オーブリーの趣味に
合わせているところが有るのかな。

オーブリーがジェシカについて調べたところ、
「リンカーン記念堂でおしっこした。あの日は膀胱炎で・・」 ->公然猥褻
「大学時代グリーンピースに関わっていた。君は攻撃的な手口に知ら
れる活動団体に参加したのか?」-> 爆弾事件
「バンドのフィッシュのツアーに同行したのか?」->ドラッグ

受け答えはどれも罪を犯していないであろうことが見て取れるもの
だったしね。

しかし天然とはいえカムに対して「バトルスター・ギャラクティカ」
ことを引き合いに出して「意外です。あなたくらい古くからある番組
なのに(みて居ないなんて)」

ムッとしていたけど立ち去る際には「フラック級の事件」と語っていた。

■そのままのブレナンで居てくれ

キャロリンとブースとブレナンの会話の中で、議員が死んだ際に遺族
への告知にはブレナンは連れて行かないよう告げる。
キャロリンはブレナンに欠けているものとして指摘。
ブレナンは言えば対処出来る子。それならハッキリと言ってと語って
いた。

そんなブレナンの発言は時にドキっとさせられる。
ブースを大好きなキャロリンの前でブレナンがブースとの間で今朝
セックスしてきたなんて話をしてきたものだから、キャロリンの心中
は穏やかなものでなかっただろう(笑)
勿論今回の被害者が議員だから・・という理由は有ったし、キャロリン
は失言のせいで日曜朝のトーク番組「ミート・ザ・プレス」に司法省
として初の出演になりたくないことを告げる。

■議員の死

なんか色んな凶器で出て来たみたいだけど、結局あのバージニア州
の置物が全てだったのか。それまでの長いものとか刺し傷とかいう
セリフは何だったのだろうか。

一番最後に見た人物を捜して少しずつ証拠を元に理詰めして足取り
を追っていく。

容疑者としてはウィンターズ議員にまで及んだ。
元外科医という被害者のブルーカラー畑から政界入りしたリック議員と
似たように奇抜なものが有る。31ゲージの注射針の跡。
サクシニコルという半減期が短い薬が使用されていたのではないか
ということと、注射は耳の後ろから打たれている為に、医療知識の
ある人物による犯行ではないかと推察された。

ウィンターズ議員を演じていたのはBrenda Strong。
もう何度も言及しているけど、「デスパレートな妻たち」でシーズン1
で自殺してしまうウィステリア通りの仲良し主婦の一人、メアリー・
アリス役の女優さんだ。
驚くべきはこの人の身長の高さ。
勿論彼女はヒールを入っていたけれど、横に並んだブレナン役の
Emily Deschanelが小さく見えた。ブースよりも大きかったし。

ウィンターズは183cm
ブレナンは175cm
ブースは185cm。

結局どの人物にも疑惑は有ったけど、殺害したのは秘書だった。

■その他

・映画「カサブランカ」のボガートネタ

BONESってカサブランカネタ多い気がする。
「これは美しい友情の始まりだな」とブレナンが語り、それを聞いて
すぐにボガートかと分かるところは凄いけどね。

原語では分からないけど吹き替え版で見た時には
「ルイ、これが友情の始まりだな」って語っていたよな。

オーブリーが話していた「スミス都へ行く」に関しては実は見たことが
ない(と思う)のでよく分からないけど「ベイブ/都会へ行く」は見た
ことがあるぞ(笑)

食用にされるブタ。今回はハトが食用にされていて、最後に食事した
ものから発覚していた。
「じゃじゃ馬億万長者」じゃ車に轢かれたハトを食べていた・・と
していたけど、どの作品を見ても貧富の差が有ったり、価値観の違い
が描かれていたり、急な状況の変化が描かれているものが多いな。

・結局はブレナンが折れる

テレビに関しては寝室に置くことになった。
ただテレビって一箇所だと見たいテレビが重なると不便だよね。
寝室ならベッドに入りながら見られて休みの日にはダラダラするのに
ピッタリ。
ブレナンはセックスの回数が減ることを引き合いに出していたけど、
今のブレナン先生は相当魅力的なので大丈夫だと思うけど、これが
何年かするとどうなってしまうのかだろうね。

■使用された曲

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘
ジェシカ・ウォレン (Laura Spencer) 研修生
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事

ヘイリー・ウィンタース (Brenda Strong) 上院議員・院内
エリック・モラレス (Nicholas Gonzalez) 首席補佐官
リネット・オマリー (Ali Hillis) リックの妻、糖尿病
アニッサ・グリーン (Stevie Lynn Jones) インドネシア料理、リックの娘
フランキー・セザーリ (Brian Scolaro) バージニア州炭鉱ロビー団体
マレー (James Murray) ゴミ清掃員
サル (Sal Vulcano) ゴミ清掃員、ウナ店主
— (Dat Phan) Manager
— (Melissa Etezadi) リポーター
— (Nefetari Spencer) リポーター
— (Frederick Keeve) U.S. Senator
— (Afsheen Olyaie) FBI捜査官
— (Jamie Soricelli) ウィンタースのスタッフ
リック・オマリー () 民主党上院議員
ドーランド知事

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