アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった And Then There Were None 第2話 Episode #1.2

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第2話 Episode #1.2

脚本/Agatha Christie
監督/Craig Viveiros

【これまでのあらすじ】

モリス紹介所からヴェラはオーエン夫妻は客を大勢呼ぶので君を
選んだのだという。ロジャーズ夫妻は船に揺られてやってきた客人
たちに「兵隊島へようこそ」と語る。ヴェラの足を眺めるフィリップ
に対して私はそういう女ではないと不快感を示す。「10人の兵隊」の
数え歌の歌詞が額に飾られていた。トニーは食事後に喉に詰まらせ
亡くなる。しかしブロアとフィリップはアーモンド臭がするとして
毒殺されたことに気がつく。深夜不安を訴えていたトマスの妻で
使用人のエセルもまた寝ている中殺害される。ヴェラはテーブルの上
の置物が10体有ったものが2体減っていることに気がつく。

【ストーリー】

よく朝ヴェラは誰が食卓の置物を動かしたのかを問い詰める。
アームストロング医師に夫人の死因は何だったのかと問うが分からない
という。飲ませたのは弱い鎮静剤だという。あの詩とまるで同じだ
とし「10人の兵隊のウチ1人が喉を詰まらせ、1人は寝過ごし8人になっ
た」。将軍に対して置物を動かしたかを尋ねるヴェラ。一人ずつ
彼女は置物を動かしたかを尋ねる中、ヴェラ自身が注目を浴びたくて
動かしたのではないかと険悪なムードになる。ウォーグレイヴは
取りあえず食事を取ろうとして語る。使用人のトマスに対してエセル
は気の毒だったとし良い料理人だったと声を掛けるエミリー。ブロア
はトマスにナラコットはいつ来るのかと問うと昼前には来るのではな
いかという。トニーは若いし体力が有ったのにあの薬で死ぬとは思え
ないというヴェラ。毒だという。エセルは薬を飲み過ぎたのが原因だ
とすると、アームストロング医師などんな薬を持っているのかを尋ねる。
仕事で来たのではないでしょうという彼女だが、医師は実際には
仕事で来た事を語る。オーエン夫人は女性特有の神経症を患っている
こと。私は専門医でここへ来たのは夫人の診察をご主人から頼まれた
からだという。人は理由が有って死ぬものだというヴェラ。
薬を調べようというと、警察官であるブロアが調べるという。将軍にも
立ち会ってもらったらどうかと。すると医師は私の物を調べなら検事
の持ち物も調べることだという。検事を見かけたのはウチの診療所の
下の階に入っているガン専門医の所だという。遣い鎮痛剤が処方されて
いるハズだという。検事は健康上の問題を抱えているのは確かだが、
手術は成功したことを語り、今回この島に来たのは保養の意味合いが
有ったのだと語る。彼女も調べるべきだとし、今は男女平等だろう
というアームストロングは、一体何様のつもりだと憤怒していた。
人形が消えている・・誰かが動かしたのだというヴェラ。

ヴェラの元にフィリップが来る。
本当に21人も殺したのかと問うと、そうだと語り他にもあるという。
その時は名案だと思ったとし、連中がダイヤを持っていてそれが
欲しかったのだという。君はどうなのかとし、(シリルの死で)何が
欲しかったのかと問う。私はおぼれかけたのだとし世話していた男の子
を救えなかったという。そのことを悔やまない瞬間は一分たりとも
無いという。フィリップに対して悔やんでいないのかと問うと罪は
認めているという。いつか報いを受けるとは思っていたという。

将軍はタバコを吸おうとする。
すると戦時中のことを思い出す。
1917年4月18日の前線で戦っていた時のこと。マッカーサー夫人から
ヘンリーに宛てた手紙だった。

「愛してる、愛してる、愛してる。この体に触れる貴方の指先と唇の
感を思ってはソバに居られないことを嘆いています。恋しい、欲しくて
たまらない。ジョンには本当に酷だと思うがこの世の誰よりも思って
います。ヘンリー、私はあなたのもの」と。

将軍の元にヘンリーがやってくるとみんな将軍の指示を待っている
という。士気は十分に高いと。マッカーシーはヘンリーに対して
君は私や妻にとってよく友だとしジョンと呼んでくれという。その後
将軍はヘンリーに発砲していた。

トマスは一週間前から居たことを語る。
ナラコット以外はみて居ないとフィリップに語る。ブロアはフィリップ
に何処に行くのかと問うと、俺たちを待っているんだよという。
ユーリック・ノーマン・オーエンだが、もう島に来ているのではないか
と。身を潜める場所はあるというフィリップ。

将軍は手が震えていた。
フィリップとブロアは隠れていそうな場所を探す。獲物にされる気持ち
が分かるか?としてフィリップはブロアを”ズングリ”と呼ぶ。
オーエンは俺たちをよく知っているのだというフィリップ。しかし
ブロアは私以外をだと。ランドーは同性愛者だったとし私は手荒なまね
などしていないという。ぶちのめしては居ないのかと問われると
近寄りたくもなかったというが・・・

■感想

1話目で若い金持ちの遊び人のトニーと使用人の妻のエセルが数え歌
に書かれた方法で殺害された後の2話目。使用人も含めて10人居る島の
ものたちの中8人からのスタートだ。

今回は人々が殺害されていくことによって互いの間で疑心暗鬼と化して
いく中、オーエン探しに奔走する。
そしてレコードで流れた10人に突きつけられた罪状とも言える彼らが
死なせたとされる人物との過去を描いて見せた。

この中の誰もが他人には自分は殺していないとしながらも、助けられる
命を殺してしまったのではないか、そして本当に殺害していないか
どうかが回想シーンを通して描かれて行く。

■第3・・第4・・の死

・将軍が撲殺されて殺される。
将軍は回想シーンの中でヘンリーと妻のレズリーが不倫しているやり
とりの手紙を見てしまい戦争に乗じて殺してしまった感じで、
その妻も戦争が終わってすぐにスペイン風邪によって亡くなってしまっ
た。将軍は男らしく妻の幸せを願って身を引くべきだった事を語る。
そして将軍は既に死を意識して罪と罰の運命をいるかのようにして、
ナラコットの船が来ないということを呟いていた。
軍服姿の男が見えた後に撲殺。

「8人の兵隊がデヴォンを旅して1人が残ると言って7人になった」

・トマスの死
薪をくべて火を使って食事やコーヒーなどを作る地下室で殺されて
いた。船が来ても自分は雇い人の意向でも有り何処に行くことも
出来ないのでこの島に残るとしていた人物。その事からも怪しいと
思われた。前の雇い人を殺していたし、妻を殺したのも彼の様な感じ
がするが・・

「7人の兵隊が薪を割って1人が自分を真っ二つにして6人になった」

・エミリーの死
ビアトリス・テイラーという戦争の落とし子を使用人として使っていた。
エミリーから見れば正しい慎ましい子で裁縫などを教えていたけど、
やはり愛するものと恋愛でエミリーの元から離れて、妊娠して捨てられ
て助けを求めてやってきたビアトリスを見捨ててしまった。
その後列車に身を投げて新聞に載るような大衆受けするお涙頂戴の
逸話付きで報道されたという。

信仰心の高い彼女は夜には祈っていた感じだけど、翌日蜂はいないので
これ以上は死ぬ事はないだろうとされる中で、蜂と書かれた編み物の
棒を首に刺されて死亡した。

「6人の兵隊が蜂の巣にイタズラして蜂が一人を刺して5人になる」

■その他

・共通しているのはモリス

ソーホー地区に住むアイザック・モリス職業紹介所からみんなは
集められるべくして集められていたことを語る。
検事は共通の友人のカルミントン夫人が来るとしていたと。
エミリーは下層階級の女性に慎みと分別を教える活動をしていて、
これ以上親に捨てられてひもじいさに無く子がいない社会にするために
ということで夫人に正体されていた。
ブロアは客の中に紛れ込んでいる不審人物を見極めて欲しいということ。
フィリップも似たような感じで依頼人のもめ事を解決出来る人間を
探しているということで大金を積まれ銃を持たされた。

・銃が無くなる

フィリップが隠し持っていた銃が無くなる。
鍵はしていたので無くなるハズはない。マスターキーがあるのだと
して、クスリ探しから始まり、オーエン探しをして、今度は銃探しに
奔走することになる。

・レコードの声は誰?

1話で録音している光景は写されていたが、その録音は何かの演劇で
使用されるものだと本人は思っていた。

・ヴェラ

シリルと一緒にサングラスをかけて海岸に来ていたのはヴェラだった。
そして赤い水着を着て海に浮いていたのもまたシリルだった。
ヴェラはヒューゴーを愛している。
一度海の中に入って自殺しかけたが検事が止めた。

・検事、

死刑判決をするのが好きな検事で、執行の場面にもよく立ち会っていた。

・UNオーエン

UNKNOWN・・アンノウン・・名無しだと気がつく。

■使用された曲

■出演者

ヴェラ・クレイソーン (Maeve Dermody) 体育教師
シリル・オギルビー・ハミルトン (Harley Gallacher) 溺死した少年
アイザック・モリス (Paul Chahidi) 職業紹介所
オードリー (Charlie Russell) モリス職業紹介所の事務員
エミリー・ブレント (Miranda Richardson) 信心深い年配の独身女性
エドワード・アームストロング (Toby Stephens) 女性の神経症の専門医。

元外科医。
ロレンス・ウォーグレイヴ (Charles Dance) 高名な元判事
ウィリアム・ブロア (Burn Gorman) 元巡査部長。デイヴィスという偽名
フィリップ・ロンバード (Aidan Turner) 元傭兵。元兵士
ジョン・マッカーサー (Sam Neill) 元将軍
トマス・ロジャーズ (Noah Taylor) 「兵隊島」のオーエン夫妻の使用人
ヘンリー・リッチモンド (Ben Deery) 優秀な将校、将軍の妻と不倫

レズリー・マッカーサー (Celia Henebury) 声のみ、将軍の妻
ジェームズ・スティーブン・ランドー (Tom Clegg) ブロアが殺した?
ビアトリス・テイラー (Daisy Waterstone) 戦争の落とし子、エミリーの使用人
ユーリック・ノーマン・オーエン () ???

— 死去 —
アンソニー・マーストン (Douglas Booth) パーティー好きの遊び人
エセル・ロジャース (Anna Maxwell Martin) 「兵隊島」の邸宅の使用人

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