バーン・ノーティス 消されたスパイ Burn Notice シーズン7 第8話 隠れた本性 Nature of the Beast

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第8話 隠れた本性 Nature of the Beast

脚本/Bridget Tyler
監督/Tawnia McKiernan

【これまでのストーリー】

ソーニャに対してマイケルはメンバーになりたい事を語る。
ジェームズからマイケルは君は昔の忠誠心を捨てるかどうか
として拷問に近い質問を受ける。指導官、CIAの引き抜き、
トム・カードとの因縁の関係。そしてその結果自分を信じ切れ
る男には秘密などないとしてソーニャが言ったとおり信用出
来る男として認められる。私はジェームズ、今日から仲間だ
と。

【ストーリー】

『大物ターゲットを公共の場で確保すること程危険な任務は
ない。』
マイケルはジェームズに遭うことになっていたレストランで
待つ中、その建物の周り中をストロングらCIAのチームが見張
っていた。しかしなかなかジェームズが来る気配が無い。

『ターゲットが車では何もすることがない』
ジェームズらしき人物を見たら教えろという中、ウェイトレス
のフィリッパからこの携帯はあなたのでしょと言われる。
マイケルとマデリン、そしてチャーリーが携帯写真に写って
いた。お子さんなのかと問われ甥っ子だという。未通知の電話
が鳴る中直接会えるかと思っていたとマイケルは語る。
CIA捜査官はマイケルが電話しているのを見て急いで通話を
聞こえるようにしろというが、なかなか携帯電波を発信して
いるものが多くて特定出来ずにいた。そうしている間にも
ジェームズはマイケルにコリンズと7番通りの角に車が待って
いるので2分後に来るのだという。
コーラルプラザ・・・ベルビュー通りへ向かう。
CIAは完全にマイケルの居所を見失う中、マイケルは駐まって
いた車に乗り込む。

『潜入捜査の緊張感は孤独を遙かに超えている。正体がバレ
れば殺される。生きのびる為にその緊張感を隠さなければなら
ない。』
マイケルはジェームズに忠誠心のテストは合格しただろうと
してまだ信用されていない気がすると語る。するとジェームズ
は信用しているからこそ直接会っている事を告げる。
色々話が有るとして今後のことを語るジェームズ。
物事を為すには適切な計画と人材さえあれば良いこと。体は
回復したのかとしてマイケルの体調を尋ねる。辛いことだった
が必要なことでも有ったとし、君を動かしているものが何かを
知る為にやったものだという。マイケルは何故合格したと
思うのかと問われると、「腕と経験」ではないかという。
ジェームズはそれも一つの要素だが、君が見て来たことや
してきたことが理由だという。君にはまだ魂があること。
今までの仕事で任務の為だからと道義的に間違っていると分か
っていながら実行した作戦はどのくらいあるか?と問われ、数え
切れないという。私もそうだったという彼はそしてある日
それを辞めたという。道義心のために連中の為には戦えない
為にこの組織を作ったのだという。良心を持って正しいことを
する為に・・極悪人を見つけたら我々は取引しないとし叩きつ
ぶすのだというジェームズ。最初の極悪人だとしてファイルを
渡される。マルコ・カブラル。ドミニカ育ち、イギリスで教育
を受けた後に帰国して仕事をしている。秘密情報部MI6、そして
ドミニカ麻薬取締局。ドミニカで最大の麻薬ディーラーでも
有るとし立場を利用してライバルを虐殺し貧しい連中を使って
とって変わったという。ヤツは自分の情報網と引き替えにイギ
リス人と取引をしたこと。イギリスでの快適な隠居生活を手に
する為に・・。君はヤツを確保して私に引き渡してくれという。
作戦は確実に誰にも知られずに行うこと。協力者は一人だけ
選んでも良いこと。必要なものは揃えるとし、これは元々は
バークに任せた仕事だったこと。彼の為にも終わらせて欲しいと
いうとマイケルは喜んで引き受けると語る。

一方CIAでは先日のハッカーの案件から過去15年でのパターン
がハッキリと出ているとしてストロングに報告が上がる。
ストロングはジェシーに電話するとサムはマイケルと仕事が有
るが、こちらも仕事があるとしてマイケルとフィーがハッカー
から手に入れた財務記録の解析をしていて手がかりの一つを見
つけたのだという。それは人物でミシシッピ州ビロクシにジェ
ームズの友人・ピーター・ミラードが居るということだった。

『第二世界の国々では弾丸より1ドル札の方がずっと役に立つ。
政府が賄賂とコネで動いている所では上等なスーツと現ナマ
がものを言う』

●ミシシッピ州ビロクシ、ビロクシ総合病院救急外来

『船の威嚇工作には喫水線より下に爆弾を仕掛けるのが最も
効果的だ。ところが普通の起爆装置は海水に弱い。水中では
タイマーを使うしかないが、部品が濡れたらお終い』

『水中での爆発はソバに居ると非常に危険だ。水は圧縮され
ない。衝撃波は威力を保ったまま遠くまで伝わる。』

『戦闘の基本ルールで大切なのは相手より先に一発カマす事。』

『スパイが捕まった時どうするべきか心得ている。逃げるのが
無理な場合は歩み寄る』

『外国から重要人物を連れ出すのは条件が揃っていてもなかな
か難しい』

『偽の捕虜の引き渡しはスパイが昔からよく使う手だ。捨て身
の策。』

■感想

正直見て居ても全く面白みを感じず、時間がただ過ぎるばかり
の展開だった。

唯一今回のシーズンで興味深く写っているのは、フィーが
マイケルを見限った理由の中にあるマイケルのスパイとして
の依存体質は既に彼の性格の一部と化していることも有って、
実生活よりも、危険な任務に就くことに人生の意義や生きて
居る実感を見出しているのではないかということ。
今回サムの中からも同様のことが語られた為に、一番近くに
いる彼らがそう見えたのであれば間違い無いのかも知れないが
私にはサムと違ってマイケルがこの案件を楽しそうにしている
感じには見えなかったかな。

マイケルの中でも正義とか信義に関しては散々懐疑的にならざる
を得ない状況をこれまでの展開の中で経験しているので、
ジェームズが語る分かりやすい形での自分たちの正義というもの
に共感形で組織に依存し、結局抜け出せない体質をはらんで
いるのではないかという現実があるところだろうか。

ジェームズがマイケルに語っていたのは、かつての自分もマイ
ケルが経験してきたように組織の為に罪のない人を殺して来た
ことを語り、ある時を転換点としてそういうことを辞めている
ことを語る。その真意は今の所確かめ様はないけど、マイケルが
ジェームズに共感する素地は多分に存在している。

また気になることと言えば、前回のマイケルの質問の中では
人を操っていたトム・カードの件が語られていたのが引っかか
っている。

■ドミニカSIDE

今回の任務、目立たないように動けとしていたけど、思いっ
きり目立ちすぎの状況だったし、目立たずに一人の人物を拉致
するなんて事が出来るハズもない。
それと同様にマイケルを操るCIAのストロングたちがしようと
しているのは、組織のリーダーのジェームズを取り押さえること
で組織の全貌を暴いて解こうとしているのだろうか。
単純にボスを仕留めるというのであれば、マイケルがそのまん
まジェームズを殺してしまえば良いことだしね。

マイケルが散々苦労して出会うことの出来たジェームズに対して
サムは今回あっさりと挨拶して顔を合わせていたところなんか
も不自然に見えてしまう。マイケルの仲間だからという理由
だけでジェームズはサムを信用したのか?

徐々にミッションの難易度も高くなっている感じ。
今回はイギリスのMI:6と取引しようとしているカブラルを拉致
すること。

何故カブラルがイギリスに情報を売ってまで逃げようとしている
のかその真意を推察することで、上手いことマイケルとしては
計画に入れた。
多少の誤差としては最初の接触では相手はなびかなかったこと。
そしてカブラルに恐怖心を植え付ける為に船を爆破させる必要が
有り、時限式の爆弾故に、そのタイミングの難しさというもの
を改めて感じさせたことか。

その後の展開は嘘くさい流れだった。取り囲まれたマイケルが
カブラルとして敵の懐に入って殺害しては逃亡を図るというも
ので、カブラルを引き渡した後のことについては何も教えて
もらえなかった。ソーニャもかつてそれぞれに任務があるので
自分はそれ以上の情報を知らないようなことを言っていたよね。

■ミシシッピ州・ビロクシSIDE

マイケルたちがドミニカでの任務を行う中で、フィーやジェシ
ー、そしてストロングたちは手持ちぶたさになっている状況だ。
そこで彼らは財務記録からの流れで、ジェームズの素性を暴く
為に過去15年間精神病患者でジェームズが支払いして入院させ
ているピーター・ミラードと接触し、どういう人物なのかを
調べると同時に彼を協力者としてつけようとするもの。

ただジェームズが慎重さを兼ね備えている人物ならばミラード
のような人物を活かして置くのかな。

タトゥーからしてジェシーは相手は特殊部隊だとしていたので
容易な展開にはならないなとは思っていたけど、入院している
人物は何とジェームズと同じ部隊に所属していたデルタフォース
出身のエリート軍人だと判明する。

モガディシオでの任務の際にターゲットは部族軍リーダー
だったのに、目撃した村人全員を殺せという命令が下り、
誰も出来なかったことをジェームズが一人で片付けたという
ことだった。
ミラードが生かされているのは15年来の親友だということだ
けど、正直ジェームズが仕掛けた罠かと思ってヒヤヒヤする
ところだったな。

■その他

やはり何と言ってもマイケルの家族の事と、フィーとマイケル
の関係というのは気になる要素だ。
冒頭でマイケルの家族の写真が携帯に写されていたことを見る
となんだか脅されているようで心配するところが有った。

またフィーは今回の任務に於いてカルロスと別れを意味するもの
かも知れないという状況だった。任務の全てを話す事が出来ない
状況なので不審に思うのも仕方が無いのかも知れないが、
マイケルがスパイ稼業を手放せないようにフィーの中でもなか
なかマイケルとの腐れ縁から離れられないことを意味している
様で結果としては悪くないのかな。

■出演者

マイケル・ウェスティン (Jeffrey Donovan) スパイ
フィオナ・グレナン (Gabrielle Anwar) フィー、武器商人
サム・アックス (Bruce Campbell) 元相棒
マデリン・ウェスティン (Sharon Gless) マイケル母
ジェシー・ポーター (Coby Bell) 民間の警備員

アンドリュー・ストロング (Jack Coleman) CIA諜報員
チャーリー・ウェスティン (Wilson Pennell) ネイトとルースの息子

ジェームズ・ケンドリック (John Pyper-Ferguson) ボス、元デルタフォース
ピーター・ミラード (Michael Reilly Burke) ジェームズの親友
マルコ・カブラル (Peter Mensah) ドミニカ麻薬取締局、ディーラー
バートン (Gildart Jackson) イギリス、MI:6
— (Owen Meyer) James’ Operative
フィリッパ (Laura Turnbull) ウェイトレス
— (Renata Eastlick) Tech
— (Tony Demil) Alpha Team Operative
— (Evan Judson) Bravo Team Operative
— (Gary Bristow) CIA捜査官
— (Randall Core) CIA捜査官
— (Danny Doskis) CIA捜査官
— (Claudia Rocafort) ER医師
— (Alex Livinalli) DCA Agent
— (Roy Lewis Garton) DCA Agent
— (Stephen Bullard) MI6 Agent
— (Marcia Frazier) MI6 Agent
— (Lorraine Caporaso) カフェの客
— (Ricardo Finnis) 警察署員
— (Roberto E. Moscoso) Hospital Guard
— (Robert Thompson) Getaway Driver

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