ウォーキング・デッド The Walking Dead シーズン6 第4話 師の教え Here’s Not Here

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第4話 師の教え Here’s Not Here

脚本/Scott M. Gimple
監督/Stephen Williams

【ストーリー】

— 現在 —
モーガンはおしゃべりが好きだろう?そういってた。
火を挟んでまるで映画の世界だと。おれの物全てを奪うと言っ
た。最後の一滴まで・・これが最後の一滴だ・・と。

— あの時 —
モーガンは一人、”駆除(Clear)”する為に闘う。しかし
“駆除は無理”何日経っても足りない。行くべきではなかった
・・ナイフが有ったのに・・お前のせいだ。
“ここではない(Here’s Not Here)”。お前の責任だ。
自分が悪いと分かっている。嘘をつくな知っているだろう。
全てお前のせいだ。

モーガンは完全に精神が混乱し本能だけでウォーカーを倒し
ては日々の生活を送る。森の中でもウォーカーを倒しては
遺体を集めてそれを燃やす。その火に集まってきたウォーカー
を倒してはまた燃やす。

そんなモーガンのことを二人の人間が追いかけてきていた。
それを知りモーガンは一人を棒で突き刺すと一方の人物に
対して首を絞める。お前には無理だとモーガン。男は助けを
求めるが・・
その繰り返しの日々・・・まさに無意味(Pointless Acts)だ。

そんな文字が色んな壁に書かれていた。全てはモーガンが
ウォーカーを殺した血で書いたもの。

そんな彼は花が咲いている場所を見つける。
変わっていない。同じことをしている。よく見るんだ。目を
反らすな。

森の中に罠が仕掛けてあり人が居ることが分かる。目の前には
家があり、家畜のヤギ、家の屋根にはソーラーパネルが設置
されていた。モーガンは用心深く辺りをうかがうが、何処から
ともなくモーガンに対してそのヤギはキミのものではない。
チーズを作るために必要なんだ。銃を降ろして小屋から離れろ
という。その警告を聞かないモーガンは後ろから殴られる。

気がつくとモーガンは鉄格子の中にいた。
名前は?と問われるとキルミー(殺せ)という。妙な名前だとして
変えるべきだと語る。
俺の名前はイーストマンだとして「平穏の極意」という冊子を
モーガンの前に投げる。
ヤギのタバサに大丈夫だよとして声を掛けるイーストマン。

モーガンは鉄格子の中で”16時間で19人を殺した”と呟く。
“お前なら出来る、奪え!”。イーストマンはモーガンに対して
食事を与えたのだからヤギを殺すなよと語りお休みと告げる。

彼は翌朝には棒で戦闘の訓練をしていた。それを窓から目にする
モーガン。そして彼が置いたいった冊子も目に入る。
イーストマンもまた一人でウォーカーを倒す生活をしていた。

帰宅したイーストマンはモーガンに対してそろそろ話をしないか
と語る。俺はアトランタ出身で司法精神医学者。重罪犯を
釈放するか評価するのが仕事だったという。今はここに住むが
こんな世の中だからねと。キミは何をしているのかと問うと、
駆除だという。ウォーカーも人間も俺に近づく者は全て殺すと
いうモーガン。それは何故かと問うとその為に生きて居ると。
くだらん戯言だというイーストマン。そんな中ランチが運ばれて
くる。
モーガンはチャックを外して窓の格子を少しずつ破壊しようと
していた。
そんな中戻って来たイーストマンからキミはPTSDでありトラウマ
を抱えていると言われる。棍棒の先に血がついているだろと
いうと男二人のもので恐らく父親と子供のものだという。一人に
尖った先で喉を刺したら地面に崩れて血まみれで喘いでいた
こと。もう一人は手で首を絞めたという。ここへ来る前日だっ
たか同日か・・それが俺だというモーガン。

君を襲った人なのか?・・全員じゃない。
誰かを救ったか?・・無意味だった。みんなが転化する。
指輪をしているということは愛する人が居たんだなとし子供
は居たのかと塔。愛していたと。
イーストマンはそれなら心が囚われたままなんだとし扉を
開いてそこから抜け出したいが、いざ扉を開くと元の場所に
戻ってしまう。また扉が現れ今度こそと開くが、だが毎日
恐ろしい瞬間に引き戻されるのだろうと。だから扉を開くのを
辞めてしまい諦めたんだという。だが友よ、いつか正しい扉
が開くよというイーストマン。俺には友達は居ないというと
俺が友達になってやるという。そんな彼にモーガンは
殺してやる・・駆除するんだと語る。そんなことしななくても
良いとしそれが人間だと。かぎ爪も銃も甲羅もないという。
帰還兵にPTSDが多いのは殺しが不快だからだとし人間には
感情や共鳴する心があるから。
俺は重罪犯と825人と面談したが真の悪人は一人だけだった
という。生まれながらの悪党としか言いようがないと。

■感想

ここに来てモーガンのキャラクターを掘り下げたか。
アレクサンドリアは今大変な時なのに(笑)

NOW・・THEN・・って完全に「スーパーナチュラル」
もっともスパナチュ(って今でもこんな呼び方?)はTHENが先
でNOWが後だったな。

2話でもイーニッドのキャラクターの過去を掘り下げていた
し、基本的にはキャラクターの掘り下げをしつつ、現在を
描いていく形式は今後も続くのだろうけど、明日は我が身だ
というように、この世界いつまで生きて居るか謎なので、
早く過去を掘り下げてくれないと新キャラクターたちも殺され
ちゃうぞ(笑)

■モーガンの過去

妻子(ジェニーとデュエイン)を失ったモーガンが現在に至る
までを描いた。
モーガンというと、シーズン1の1話で妻子を失い、シーズン3
では13話になって一行が刑務所からの脱出を余儀なくされ
立ち寄った町で一人で住むモーガンの姿が有るも他人を寄せ
付けない感じで一人でいることを選んでいた。
そしていよいよシーズン5の終盤では再びのその姿を見せ始める
けど、登場回数が少ないので、この人誰でしたっけ?みたいな
感じだったけど、言われてみると、そういえば居たなって
キャラクターであり、そしてシーズン6の現在ではメインキャ
ラクターへと昇格した格好だった。

今回のエピではシーズン3からシーズン5に至るまでに起きた
モーガン再生を描いたものだった。
シーズン6に入ってリックがモーガンに対してその格闘術は
何処で習ったのか?ということを尋ねているシーンが有ったけど
それを詳細に描いたもの。

モーガンのどん底の状態から再生させた人物とはどんな人物
なのか。

■イーストマン

イーストマン役のJohn Carroll Lynch。
「Body of Proof」のバド刑事役を演じた。

アメリカ人が心の拠り所として求める思想が東洋文化に有る
ということはたまに見かけるね。
合気道(Aikido)の精神だとしていたけど、棒を使う術そのもの
は合気道なのかな。
単なる精神的なことを例えていったものなのか。

モーガンがイーストマンと出会ったことは幸運だった。
彼は司法精神医学者というものを行っていて、悪人と善人の
見分けが付く人物。

相手が自分を殺しにやってきても、その都度厚い持てなしを
して、敵意がないことを示す。殺されずに活かされたものは
再び襲ってくるけど、それでもやっぱりイーストマンは
彼を倒してその都度決して相手に不利益なようなことはしない。
そして何よりも最初から扉は開いていて、いつでも逃げられる
状況であったことを示しており、その心の広さに感服していく。

こんなエピソードは三国志なんかの武将列伝に幾らでも出て
くるエピソードだよね。何度戦っても破れているウチに敵意を
失いやがて相手の偉大さに感服して、彼を崇拝してしまう。

選択肢は自分が持っていること。
それを示されただけでもモーガンにとっては本来とても良い
関係になれる人物だったよな。

■やがて弟子は師匠を超える?

元々モーガンには戦いのセンスも有ったのだろうけどね。
最後の最後になって残念ながらイーストマンはウォーカーに
かじられてしまった。モーガンもまた二人の親子を殺した
場所にいき、そしてその殺した親子の息子の方が転化して
いる現実を見て固まってしまった。
ウォーカーの一人が婚約指輪を首から提げていたけど、
これって誰かだったりするんだっけ?

そしてモーガンに対してイーストマンからは幸運のしっぽ
を受け取ることになる。今でもモーガンは大事に持っている
アイテムだよね。

■どんな人でも愛せ!

もうそこまでいけば悟りの境地だな。
イーストマンは自分の家庭を壊したクライトン・ダラス・ウィ
ルトンを餓死させた。その日数にして47日だったという。

唯一イーストマンに出来るのは、自分の家庭を壊した人物
でもみんなと同じ場所にある墓に入れたことかも。

このドラマではシーズン6の最初に、リックがディアナのダンナ
を殺したDV男・ピートに関しては、殺人鬼は塀の中には
埋めないとした際に、ちょっとモーガンと意見の食い違いが
有ったよね。

そして今回またまた試練が訪れ、モーガンだけでなく町全体を
破壊に導いたwolfの男を捕まえて、事情を全て聞いた後に、
モーガンはイーストマンが殺人鬼のクライトンにしたように
餓死するまであの建屋に入れておくつもりなのか・・

■使用された曲

・Walking Dead Main Title Theme
Performed by Bear McCreary

■出演者

リック・グリムズ (Andrew Lincoln) 保安官
ダリル・ディクソン (Norman Reedus) メルルの弟
グレン・リー (Steven Yeun) 市街地組、アジア系
マギー・グリーン (Lauren Cohan) ハーシェルの次女
カール・グリムズ (Chandler Riggs) リックの息子
ミショーン (Danai Gurira) 剣を持つ女性
キャロル・ペレティア (Melissa Suzanne McBride) 妻

エイブラハム・フォード (Michael Cudlitz) 軍曹
サシャ・ウィリアムズ (Sonequa Martin-Green) タイリースの妹
Dr.ユージーン・ポーター (Josh McDermitt) 博士、原因を知る?
ロジータ・エスピノーサ (Christian Serratos) フォードを好き?
タラ・チャンブラー (Alanna Masterson) 総督と行動を共にしていた
ゲイブリエル・ストークス (Seth Gilliam) 神父
モーガン・ジェームズ (Lennie James) 棒使い

ジェシー・アンダーソン (Alexandra Breckenridge) スタイリスト
ロン・アンダーソン (Austin Abrams) 息子
サム・アンダーソン (Major Dodson) 息子
ディアナ・モンロー (Tovah Feldshuh) 元オハイオ議員
スペンサー・モンロー (Austin Nichols) 息子
アーロン (Ross Marquand) リックに接近

イーストマン (John Carroll Lynch) アトランタ出身・司法精神医学者
— (Benedict Samuel) Alpha Wolf / 監禁
— (LB Brown) Young Man
— (H. Patrik Coyne) 20’s Man
— (Chris Gann) 40’s Man
— (Bethany Anne Lind) Young Woman

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