LAW & ORDER : クリミナル・インテント シーズン4 第12話 バンパイアの集い Collective

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January 2, 2005
第12話 バンパイアの集い Collective

脚本/Rene Balcer、Gerry Conway
監督/Frank Prinzi
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アーノルド・ピアスは電話しながらパソコン画面を見ていた。
ネットのショップに激レアオモチャ”宇宙戦隊ロルビット”
が出品されていた。売人はブーマートレジャーズというもの。
またなのかとしてアーノルドは呆れる。
一方ドリアンとジョセリンはバーで会話していた。
ジョセリンは店が火事に遭い、火は消えたが煙と水で店が損傷
してしまったという。叔父によると”本”は”修復できそうだ”と
聞いていると彼に告げる。ドリアンから本を借りていた為に
謝罪するが、ドリアンは仕方がないとしてジョセリンを許す。
ジョセリンが化粧室に行く間、彼女が置いていった携帯に
電話が鳴る。ドリアンが出る(アーノルドからの電話)が
すぐに切れる。
アーノルドはブーマートレジャーズにいくと自分が”宇宙戦隊
ロルビット”を買うとして店主に告げるが、ミッチはこれは
ネットでのみ販売するものだとして追い返す。せめて箱を見せて
欲しいとするが、ネットに詳細は書いてあるという。
アーノルドはすぐにイーストバリントン255-18号室にいくが、
家はなく、レンタル私書箱の店があるだけだった。私書箱の
18号ならばそこだとしてラシッドから言われるとアーノルド
はそれを確認する。

アパートの一室で女性が悲鳴を挙げているとして通報が有り
捜査官らが銃を手にして部屋の前に集まる。住人はアーノルド
ピアス。室内からは銃を持っていて殺されるという声が聞こえ
る中、銃声を聞いて捜査官たちは強引にドアを蹴破り入る。
4人の捜査官はアーノルドに投降を呼びかけるが、彼が銃を手に
していた為に射殺する。
室内を調べると、窓が開いていて非常口から逃げたであろうこと。
人質はなく、銃も所持していなくて、銃だと思ったものは
日曜工具だったことが分かる。

フランダース捜査官から事情を聞く内部調査課とエイムズ。
室内から男女の叫び声が聞こえたこと。銃声が聞こえて踏み込ん
だら、手に何かを持っていてまた銃声が聞こえたので発砲した
こと。女性は居なく、寝室の非常階段のドアが開いていたの
でそこから逃げたのではないかということ。

エイムズは室内を見てオタクっぽい部屋だと語ると、ゴーレン
は50年代のオモチャが沢山あり、神経質なまでにそれらオモチャ
を扱っていたことを指摘。特に窓にはUV防止フィルムが貼って
あり、オモチャの箱が色あせないようにしてあったのだという。
しかしそのオモチャが壊されている事が分かる。更に棚には
何か大事なものを飾っていたであろうものが消えている事が
分かる。エイムズは消えたものが多いとして、オモチャに銃に
人質だと語る。そんな中ゴーレンは銃声として空気の入ったパ
ックを破裂させたであろうことを指摘する。意図的に銃を持って
いると叫び警察によってアーノルドを殺害されたのだという。

アーノルドの兄・ハリーが警察署に駆けつけると、何故人畜無害
な弟が殺されなければならないのかとして嘆く。女性と部屋に
居たみたいだが女性との付き合いはどうだったのかと尋ねる。
すると昨夏に同僚とデートをさせたら、弟はオモチャの話しか
しなくて上手くいかなかったという。弟はイベント会場ばかり
行って金の使い方も荒かったという。母から千ドルを借りよう
としていたこと。母は半年前に事故で3万ドルの保証金を受け取
っていたという。棚の上に有ったものが何かと尋ねると、
古いテレビ番組のロボット”宇宙戦隊ロルビット”が置いて有った
という。とても大切にしていたものだというと、恋人が出来て
金遣いが荒くなったのならば、大切なそのオモチャを売ったと
いうことなのかと疑う。

1月3日(月)・ブーマートレジャーズ、フィラデルフィア・ペンシルベニア
ミッチにアーノルドの写真を見せてこの店に来なかったか尋ねるが
知らないという。しかし東海岸でこのオモチャを扱っている店は
ココしかないのだという。箱入りで美品一万ドルの”宇宙戦隊ロルビッ
ト”。ピアスの箱の下にイニシャルを書いていたとして箱を見せて
もらうと消された跡が有った。持ち主から購入したものだとする
店主に対して販売した人のリストを見せるよう要求するが、渋る
店主の姿。ゴーレンはジョニーセブンという懐かしい武器のオモチャが
あるとして子供の頃に兄が持っていたという。一つで7つの武器が装備
されているもの。

1) 敵弾筒 2) 対戦車ロケット 3) 徹甲弾 4) 対バンカーミサイル
砲 5) マシンガン 6) 連発ライフル 7) ピストル。

ゴーレンが次々と貴重な武器の弾を撃ってしまうので観念した
ようにリストを見せる。売ったのはエリザベス・ウェクスリー
という人物だった。盗品だということを疑わなかったのかとして
ミッチを責める。ミッチは住所はイーストバリントンだとすると
現地の捜査官はその辺は商業地で住宅はないという。エイムズ
は私書箱があるのかもと語る。

ドリアンはジョセリンに金曜日に来て欲しいと電話で頼む。
そんな中ジョセリンはドリアンにあの貴重な本の修復をして
くれる叔父を見つけたとし、8千ドルかかるが、美術館に勤務
している人物だという。

1月5日(水)・レンタル私書箱
・エリザベス・ウェクスリーの消息を追う
・ファンクラブの会報、”トレッキー週末の集い”、”ホビット祭り”
・荷物”グレイソン縫製”から届けもの
・来週マイアミで”H.R.ギーガーファンの集い”

●グレイソン縫製
・エリザベスの特注品だと店主
・昨夏の注文は50年代のSF映画の衣装
・5ヶ月前の衣装 1)元々はパリの子供用ドレス
・18cの新古典主義のドレス・袖だけビクトリア調風・ロンドン風
・火をくぐりぬけたイメージ・南北戦争末期の雰囲気

●図書館
・カーロッタ・フランシス著の本
・1) リッパーズマスク(ファントマス卿の闘い・ゴクトリア女王時代)
・2) ブラットマグノリア(ジョージア州の闘い・ファントマス卿とバンパイ

ア)
・3) 初作は”闇に捕らわれた娘(革命前のパリに登場したファントマス卿の冒

険)”

1月7日(金)・ホテルニューヨーク

1月11日(火)・骨董品店
1月14日(金)・ドリアンの自宅
1月19日(水)・カーバー検事補のオフィス
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アーノルド・ピアス邸で女性が銃で脅され監禁されているという
通報を受けて警察官が駆けつける。室内では男女の声が聞こえ、
銃で女性を脅している声が聞こえた後、銃声が聞こえたことで
警察官も踏み込む。更に踏み込んだ後に銃声だと思われる音が
聞こえた為に警察官は一斉に銃らしきものを手にした人物を
射殺するが、室内を捜索すると、銃もなければ女性の姿もなく、
意図的に殺害させたのだと分かる。
アーノルドの部屋から無くなっているものを探しているウチに
金と女性の影が有り、女性はマニアが集まるイベンドでオタク
男性を見つけては金を巻き上げているであろう詐欺師である
ことが判明していく。用意周到にオタクたちが食いつきそうな
衣装を用意していること。そして次に発注している衣装の傾向
から見て、次に狙っているであろう被害者を捜して、犯人を
捕まえようと考えていく。

マニアのマニアによるマニアの為の事件みたいな感じだったので
実に分かりづらいものが有ったけど、ドラマに出てくるファン
たちの衣装や設定などキャラクター設定に対するディテールに拘
りを持つものたちの犯罪ということも有り、やたらと犯罪を
犯すにも手間と時間がかかりそうな感じで非効率的なものを感じる。

ゴーレンが捜査の過程で語っていたように、「彼女の心は少女の
まま成長していないのだ」としているし、エイムズもまた
「この女の心はロボットよりも冷たい」としていることからも、
ある種詐欺師というよりも、連続殺人鬼のような人物像で、
幼少期の彼女に一体何が有ったのかと思わず問いかけたくなるもの
があるけど、現実逃避する中で、楽しみながら犯罪を犯している
という部分も有るのかなと感じさせるものも有る。
売春罪で捕まっているということからも、男性に対する不信感
というのは相当有ったのかも知れない。

幻想の中で生きているものたちも金という現実を前にして、
一瞬にして魔法の粉を吹きかけられた呪いも解けてしまった感じ
だし、オタクたちはオタクたちなりに彼女の目を覚まそうとして
行った”窒息プレイ”での臨死体験によって更生させようとしていた
意図もあったようで、そのやり方もまた幼稚に写ってしまう。

冒頭で騙されているドリアンがあまりオタクっぽくなかったし、
ちょっとマフィアっぽさを感じたので、二人三脚で犯罪を繰り返して
いるのかと思ったけど、一人で複数人を騙していたようで、
なんとも言えないものがある。

ドラマではイベントを通してカモを探しているということで、
そのイベントを特定していこうとする。
あの衣装を見て図書館でカーロッタ・フランシスの世界観を踏襲
しているものがあると見つけたゴーレンさんの天才的な閃きに
よって一気に捜査が進展したけど、今回はエイムズの役割も大きく、
衣装の傾向などを通して、その背景をくみ取っていた。

カーロッタ・フランシスの世界観を見ているとある意味では
凄いものがある。犯人の女性・ジョスリンもその小説に出てくる
ロザリー・パネットという人物になりきっていたのだろうけど、
小説では、フランス革命前のパリから始まり、アメリカに上陸
してアトランタで火事に遭い、ロンドンで切り裂きジャックに
殺されそうになったという設定が施されているところなど、
滅茶苦茶なものがあった。

物語のベースには更にバイパイアも混在しているようで、最早
なんの物語なのか分からかったけど、バンパイアとして認められない
“ジョセフィーヌ”が死んでしまったという辺りは、なんとも皮肉
なものがあるんだろうね。

マニアの世界に潜入捜査する際、「BONES」とか「NCIS」辺りだと
凄い格好をして乗り込みそうだけど、流石に二人は大人しい格好
だったね。格好と言えば、エイムズの今回の服は捜査官っぽく
なかったシーンも有ったな。

ドラマの中に出てきた名称としてH.R.ギーガーの集いと語っていた
けど、H.R.ギーガーと言えば「エイリアン」シリーズなどに於ける
デザインを担当された方で、その拘り方を見ると彼の影響を受けた
方は多く、日本の映画ファンやクリーチャーの制作陣の中でも彼を
崇拝している人は多い。
映画「エイリアン」より
http://itawind.web.fc2.com/movie2/alien1.htm

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ドリアン・カバナー (Jamie Harrold) 広告会社勤務、ジョスリンの彼
アーノルド・ピアス (Jordan Gelber) 弟
ハリー・ピアース (Jerry Zellers) 兄
ロリ・パーセル / ジョスリン・シャピロ (Kim Director) 詐欺師
ロネット (Shannon Burkett) パーカーのパートナー
パーカー・チュン (Peter Y. Kim) オタク
カール・ローゼンマン (Brett Christensen) オタク
アイリス・ブラッドバーリー (Phyllis Johnson) オタク
— (Patricia R. Floyd) Assistant M.E.
ミッチ (Brad Oscar) ブーマートレジャーズ店主
ロルセン (Robert Gerard Larkin) 捜査官
ミルトン・ストロナック (Allyn Burrows) 弁護士
ジョー・ザビエル (Frank Rodriguez) 捜査官
リディア・グレイソン (Tracy Shayne) 縫飾
Sgt.フランダース (Lanette Ware) 発砲してしまう捜査官
ローレンス (Jeff Talbott) ホテルのマネージャー
ウィリス (William Jay Marshall) チュンの同僚
ラシッド (Che Ayende) 私書箱
Lt.サンジェイ (Amir Arison)
— (Vera Vanguard) Fetish Catalog Model

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