BONES 骨は語る シーズン11 第13話 クローゼットのモンスター The Monster in the Closet

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第13話 クローゼットのモンスター The Monster in the Closet

脚本/Michael Peterson
監督/Randy Zisk

【ストーリー】

外では雷鳴が轟く中、クリスティンが寝室で助けを求める。
助けてママ、パパ。ブースもブレナンもどうしたのかと問うと、
クリスティンはモンスターがクローゼットから出て来たのだ
という。ブースはモンスターなんて居ないとしパパがさっき
追い払っただろうというが、ブレナンはモンスターは存在しない
から追い払えないと真剣に語る。パパが言いたかったのはいつ
でもクリスティンのことを守っているということだという。
ブレナンは現実のように思えただけよと言い聞かす。クリステ
ィンは両親に一緒に寝ても良いかと問うと、勿論だと語る。

翌日オーブリーは眠そうにしてやってきたブースに声を掛ける。
今欲しいのは巨大なコーヒーだというブースに寝不足なのかと
問う。クリスティンが最近怖い夢を見るんだとし、それでも
親なら誰でも経験することだろうとしてブースは耐える。
オーブリーはアドバイスしても良いかと問うと、独身男がアド
バイスするのかと逆に問う。クリスティンにモンスターと対立
させれば良いとしベッドから起きてモンスターに消えろと言わ
せること。でないとパパがお尻を撃つと言えば良いと。
そんなことよりも用件は何だと問うと、チェリーウッド公園で
遺体が見つかったというもの。犬が遺体を見つけたとし、皮膚が
生皮みたいに乾燥しているという。警察がジェファソニアンに
搬送したと。チェリーウッド公園に行ったことはあるのかと問う
とオーブリーは独身男が行くのも奇妙でしょとしあそこは家族
向けの公園だと。しかしそんな公園にどうして乾燥するまで誰も
気がつかないのか?というブース。遺体遺棄されたのかという
オーブリー。ブースは気がつくように置いたのだという。

ジェファソニアンのラボ。
前頭骨が丸く隆起していて眉弓が小さいことから被害者は白人
女性だというブレナン。カムは彼女の服装はもの凄く時代遅れ
で、プリーツスカートにこの靴だという。ホッジンズは殺人だけ
じゃなくダサイファッションの犠牲者かというと、ブレナンは
不適切な発言だという。亡くなった人には敬意を払ってと。
アンジェラは言っても無駄だとし最近は生きて居る人にも敬意を
払わないという。亡くなった人なら尚更だと。でも遺体は口答え
しないというホッジンズ。そんな言い争いを止めるカム。
ウチの方がもっと酷い状況だとし信じられないだろうがアレでも
機嫌がいい状態だという。この遺体は頭蓋骨の左側が酷く損傷
していて簡単に復顔は出来ないというアンジェラ。
左の前頭骨、蝶形骨、側頭骨、頬骨に粉砕骨折が認められると
いうブレナン。死因は頭蓋骨への鈍的外傷なのかというカム。
組織を取り除くまでは断定出来ないというブレナン。
乾燥の仕方が奇妙だとし屍蝋が全く見られないというカム。
ホッジンズは間違い無く奇妙だとし遺留品も同様だという。
ミックステープを初め中には服と同じ年代物ばかりだという。
テープのラベルにはHOMEと書かれていた。またこの聖書には
下線が沢山引かれているというホッジンズ。聖書はブースに
見せるとし彼なら内容を熟知しているというブレナン。
聖書は氷山の一角だというホッジンズ。

ブレナンはブースのオフィスに直接赴く。
ラボで分かったことを知らせに来たと。証拠は普通のものとは
ほど遠いことを語る。組織の分析を終えたが、環境要因での
乾燥とは違うとし、犯人は皮膚を取り除いてから液体に浸し
死亡をそぎ落としていること。剥製にしたのか?というブース。
ワイヤーが入っていて剥製処理をすませた皮膚を遺体に戻す
前に骨格を組み直しているという。間接の摩耗が見られるから
犯人は遺体のポーズを好みに合わせて頻繁に変えているという。
遺体と性交渉の痕跡はないが、組織の劣化具合から判断して
長きに渡って遺体と一緒に暮らしていたことが伺えるという。
少なくとも6ヶ月。その後何かが起きたのだろうと。
頭蓋骨に複数の死後の鈍的外傷があるというブレナン。身元を
隠す為に頭蓋骨を割ったのかというブースだが、歯は残してある
という。身元を隠そうとはしていないとし気味が悪いという。
亡くなった被害者を生きて居るように扱い頭に来てもう一度殺
したみたいだなというブース。

カセットを再生するブース。オーブリーは石器時代から抜け出
したいならアンジェラがデジタル化してくれますよという。
とっくにしてもらったというが一度テープで聞いて見たかった
のだという。犯人が望んだ仕方でねと。ここに被害者の私物が
あるということはラボでは何も証拠が見つからなかったのかと
いうオーブリー。指紋も何の痕跡もなかったこと。口紅に乾燥
した皮膚組織が残っていただけだというブース。
聖書の方はどうかと尋ねるオーブリーに印があった箇所を読んで
見たいというブース。

「コリントの信徒への手紙二・・5章10節」
「ヨハネの手紙・・3章4節」

罪や不法について書かれているところだという。全ては不道徳に
対する罰について書かれた箇所だというブース。これをまとめ
たら行動分析課のカレン・デルフスに送るというブースは
プロファイルが必要だという。

■感想

久しぶりに骨太の連続殺人犯の登場の予感だけど、またしても
捜査官の素性がバレて危険に晒されるっぽい感じのシナリオを
用意した。ペラントの時と似た感じにならないか心配だ。

色んなドラマをみて居るので頭がこんがらがっているのだけど
レトロな服を着せた遺体が発見されるというのも過去に何度も
ドラマの中で見たことがあるし、大抵母親への思いが強い犯人
像だよね。

被害者がソーシャルワーカーだったり学校の校長だったりする
ことから、自然と犯罪者像はプロファイラーのカレンでなく
とも、母親が居ないとか母親が病気で苦しんでいた人物とか、
貧しくて学校にいけなかったとか、大人の助けが欲しい時に
助けがなかったなどの可能性を絞ることは出来る。
また母親が夫に虐待されていて「操り人形」のようにされていた
人物だという可能性とか母親が無力で虐待に有っている自分の
ことを助けてくれなかったという可能性など色々と想像する
ところは多いな。

クリスティンが見たクローゼットの中に居るモンスター。
アメリカの子供にはやたらと架空の友達が出てくるけど、その
逆も有りで、暗闇に対する漠然とした恐怖心が意味するものは
実在的ものなのか、それとも直感的な危険を察知しているのか
分からないけど、色々と捜査官の家庭に起こりうる犯罪者との
関係を考えると、クリスティンやハンクの存在は彼らにとっては
最大のウィークポイントとなりえるもので怖いものがある。

ブレナンは信用しないけど実はクリスティンは、「ミディアム」
のアリソン・デュボアの様な霊能力が備わっていき、ブレナン
とか対立する立場の人物として育ったりしてね。

■ホッジンズが・・・

相変わらず嫌な口を叩くホッジンズ。
微粒子を調べている時の彼は普通にブレナンなんかと会話して
いるので、やはり仕事をしている時にはホッジンズも余計な
ことを考えずに居られるのだろう。

操り人形ということから連想すると、車イスになったホッジンズ
とかそのホッジンズに必要以上に口撃されて反論出来ないアン
ジェラの姿を想像させる。

アンジェラはもちろんのこと、視聴者もまたホッジンズの発言
に何処まで我慢出来るのか。

■アラストー再び

ベルリンの仕事へは行かずにカムとの関係に再び言及され
始めた。カムが付き合っていたセバスチャンとは正直
何処まで趣味が合うのか分からないので、バジリくんの方が
付き合うには気が合いそうな感じはするけどね。

バジリくんは頭蓋骨が粉々になったものを組み立てるのが
このラボの中でも1、2を争う程上手い。

そして今回はバジリくんが被害者の骨の穴に気がついたお陰で
連続猟奇殺人事件の可能性として捜査することになる。

■事件はブースとブレナンが居ない時に発生していた

ブレナンはバジリが捜査を主導していた時に一体目の遺体が
見つかったということで、二体目のアリソンの遺体に関して
あなたに責任は無いとしていたけど、じつはその発言は自分に
降りかかっており、ブレナンは自分がラボから離れていたせいで
殺されたと考えたようだ。そこまで取り憑かれてしまうと
気が休まるところがないような気がする。

■その他

・クレイジーのスラング

カレンはオーブリーやブースの前で犯人像を語る。
犯人は知性が極めて高く、恐らく統合失調症を患っていて
完全にクレクレ(cray-cray)だとしていた。クレイジーのスラ
ングだとした際には、君は13歳なのかと思わず反論されていた
カレンだけど、スイーツの報告書から性格分析した結果、
ブースは角に複雑で堅苦しい用語に対して不機嫌になるとして
いた。

更に彼女は会話の中で変なジェスチャーを交えて語る。
アメリカ人にはよく見かけるジェスチャーだけど、
彼女によると”かっこをつけるジェスチャーは、死んでいる人を
殺すのは無理だから”という意味でつけたという。オーブリーは
君もクレクレなんじゃないかとしていたけどね。

・ジョージ・ギボンズ

ネコを13匹飼っているという。
今回は13という数字が二度。カレンに君は13歳かと突っ込みを
いれた時にも出て来た。彼の家からはアリソンの遺留品が
見つかって居るけど、彼もネコのクリル・アイランド・ボブテ
イルというネコを誘拐されている事を知る。

後に彼は血管迷走神経症失神を起こすとして、カレンが実演して
見せたけど、まさかナイフで自分の手を切るとか相当クレクレ
じゃないのか(笑)

・ブース&ブレナンの捜査

ジョージの家に捜査に行った際にはブレナンが冷静にここは
連続殺人に最適の場所だとして隣の家とは1km以上離れている
こと。人間の叫び声が126dbだから・・としていたけど、世の中
計算しなくても良いことも有るとブースが宥めていた。

しかしそんな音に関して、ブースがジョージから後ろから首元
にナイフを突きつけられた際に、ブレナンは電子音で
コルト45の引き金を引く音を再現し頭を狙っているということ
で、ブースを助ける姿が有る。電子音が重要になったりアナログ
テープで音を聞いたりして音が一つのポイントになったかな。

・第1の被害者

第2の被害者の方が先に見つかってしまった。
第一の被害者は頭蓋骨がない為に身元の特定自体が難しかった。
骨から推察して身長180cmで幸せ家庭を持つ人が被害者像だと
されていた。
ジョージの部屋に落ちていた時計から「愛を込めてGHS」との
イニシャル。そこからゲインズボローハイスクールだとして元
校長が行方不明である事を知る。

・薬物検査

終盤になって検査でプロポフォールとスキサメトニウムが検出。
安楽死に使うものだとしていたけれど、人間ではなくこれって
動物の安楽死なのではないのか。
ネコが関係していたし、オーブリーが失踪者で模範的人物の
中に医者、教師、獣医がいることを語っていたよな。

・ネジの穴

ジョージには不覚を取って後ろを取られたブースはブレナンに
助けられたけど、骨の穴に使われて居るねじ穴から見て、それは
アイボルトだと見抜き、操り人形のようにされていたことを
語っていた。

■使用された曲

・Silhouette (Always Yours) by Adna
・Now I Know by Kira Skov
・Buffalo Gals by Guy Carawan

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
アラスト・バジリ (Pej Vahdat) 実習生

ジョージ・ギボンズ (Jim Beaver) ネコを飼う
ジム・モンロー (Markus Flanagan) アリソンの夫
アイリーン・バークハート (Suzzanne Douglas) ダグラスの妻
ダグラス・バークハート (Richard E. Harris) 1体目の遺体、校長
ニール・ホーガン (Emil Beheshti) アリソンの上司
イヴリン・ホバート (Charmin Lee) ジョージの弁護士
カレン・デルフス (Sara Rue) FBI行動分析課
アリソン・モンロー () 2体目の遺体

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