BONES 骨は語る シーズン11 第19話 アスリートの抱える闇 The Head in the Abutment

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第19話 アスリートの抱える闇 The Head in the Abutment

脚本/Gene Hong
監督/Ian Toynton

【ストーリー】

ブースは室内を見てハリケーンブレナンが朝から襲ってきたのか
と問う。不要な荷物を片付けるハズだろうという。ブレナンは
整理をする為には持っているものの分類が必要で、要らないものは
なるべく捨てて必要なものは残すという。ブースは俺様バックル
(cocky)が捨てられそうになるのを見てこれはとっておくという。
ブレナンは何年もつけていないと指摘し、フェイ・ウルフの片付
けの本にも「あなたがもう使っていないもの、大事ではないもの
は処分しましょう」と書かれていると指摘する。バックルは取って
置くがこれは要らないだろうという。しかし今度はブレナンは
反論しこれは子宝に恵まれると言われる貴重なアフリカの川の石
だという。ブースは2人も授かっただろうという。処分するなら
そのビールハットよと。ハンクとクリスティンの成長を考え、
室内のスペースを広げようと言ったのよと。その靴下だって
あなたがFBIで個性を主張したいのは分かるが100足も要らないと
いう。実際に活用しているものだとし君の本と違ってねと。
本は教育的で見た目にも美しいし子供にとっても良いものだとい
う。しかしもう読んだのだろうと。そんな中ブースに遺体が出た
との電話が鳴る。

ラボでは遺体が運ばれてくるまでの間、ホッジンズとウェルズが
ゲーム”エアリアル・アタック”で対決していた。
複合ブースターを使うなんて反則だろうというホッジンズ。反則は
その顔ですよと言い返すウェルズに、君の顔の方だろうと
くだらない言い合いになる。あなたの顔はもの凄くデカイから
三角形を描いたら非ユークリッド的になるというウェルズ。
君の顔の方が膨張し過ぎているからレンズ効果で通過する光は
1天文単位のウチ、曲率半径ず6Eの9乗メートルになるというホッ
ジンズ。
そこにカムがやってくるとアナコスティア川で発見された遺体
が到着した事を告げ仕事にかかるよう言われる。ズル男に再戦
しようというホッジンズだがウェルズは返事をもったいぶる。

ブレナンは大腿骨頭と腸骨耳状面から判断して被害者は30代の
白人男性だという。ウェルズは遺体にはかなりの数の傷が有ると
いう。鎖骨、肋骨、前頸骨稜を骨折、そして足も複数骨折して
いて踵骨、距骨、中足骨、趾骨など。ホッジンズはゲームで
ズルして崖から突き落とされたのかもなというと、単に負けを
受けられずに落ち込んで飛び降りではないかというウェルズ。
ブレナンはそんな会話を聞いてて仮説は子供っぽく事実に基づいて
いないと語る。ウェルズに対して死亡時に生じた損傷と死後の
損傷を分けてと語るブレナン。カムは肩を脱臼していて、
股関節、膝、鼠経部を捻挫しているという。手首の損傷、腹部の
筋損傷も見られるという。組織検査から分かるというカム。
ホッジンズは魚にあちこち齧られているが損傷の主な原因は
ケリュドラ・セルペンティナによるものだという。ウェルズは
つまりカミツキガメに食われたんでしょう”負け犬”と呟くと、
そういうことだよ”ズル男”と返す。
腸管の膨張が見られないという。皮膚の剥がれ具合からして遺体
が川の中に遺棄されたのは12時間から15時間だというカム。
遺棄されたのは昨日の夜9時から12時の間ですねとウェルズ。
切断面に出血痕が見られないこと。首切断は死後の可能性が有り
死因ではないというブレナン。
そんな中アンジェラがやってくると切断は確実に死後だという。
もの凄い力で乱暴に切断されているというカム。
ウェルズは儀式で凶器は剣ではないかというと、アンジェラは剣
ではなく凶器は間違い無く湾曲していてとても早く回転するもの
だという。カムはどうして分かるのかと問う。

アンジェラのコンピュータ室にいくと、その理由を説明する。
タグを包括的に検索したこと。「アナコスティア川」「死体」
「頭」「切断」と入力したらバイラル動画が出て来たという。
1時間で20万回以上再生されていること。遺体発見現場近くの
動画ねというブレナン。ドクことジェフ・ドカティとネンサン・
ゴヒーンが釣りに来た際に撮影したものだった。川に浮かんでいる
のは死体ではないかというゴヒーンに対してドクはマネキンだろ
と。しかし遺体だと分かりゴヒーンは記録のために撮影しておく
とし木曜日の午前9時だという。しかしその後彼らはボート
のエンジンのスクリューで遺体の頭を切断してしまっていた。
ブレナンはマヌケで面白いので”いいね”を押してあげてと語る。

ウェルズは骨修復の具合から損傷を分類。
死後の骨折は数カ所だという。その数カ所は川の岩が原因かという
カム。他の損傷は過去17年間に徐々に負ったもの。長期間に繰り
返し負傷するなんて危険な職業だという。総合格闘家かロデオ
のピエロかも・・またはバーでケンカしたかというウェルズ。
被害者は酒は飲まないというカム。毒物検査の結果、アルコール
もドラッグも未検出の健康体だったという。最後の食事はプロテ
インバーだというカム。
アンジェラがやってくるが身元を示すものが何も無いと語る。指紋
も一つも無くインプラントも置換手術の痕もないこと。頭も
ないと。性別・身長・体重・髪の毛の色が分かっているのに
分からない?というウェルズに対して今ので29000人まで絞れたわ
という。

■感想

いやぁ今回はストーリーをタイピングしていて面倒臭い骨の名称
が多くてまるでタイピングが追いつかず大変過ぎた。
骨の分類の為にウェルズが作業していたけど、やたらと骨損傷
部分が多かったので、骨の名称が多く出るのは仕方が無い。

「整理整頓」がテーマだった部分と、「対決」がテーマだった
部分が有る。

そんな骨に於いては死亡前・死亡後の損傷分類の為にウェルズは
ブレナンが部屋の整理をしていたのと似たようなところが有るし、
今回の容疑者の一人であるケイティのオフィスがまた書類だらけ
で汚い。

両者のテーマの間にはどちらも”過去”が関係してくる共通項がある。
整理する為の資料なり持ち物は過去に自分が積み上げてきた
功績だったり収集だったり、身につけてきたものの累積。

対決に関しては、ラボではホッジンズとウェルズのヒゲ対決が
激しくぶつかり有っていたけど、ブースと今回の捜査線上に出て
くる高校時代のホッケーの対戦相手との再会では、因縁の再戦が
行われることになる。

今回は久しぶりにブースの知識を利用した捜査になった。

■特別なスキル

先日オーブリーの過去を取り上げた際に、彼のアカペラグループ
に対する専門的知識が利用される一面が有った。

今回は何よりもブースのホッケーに対して知識が役に立つとい
う・・かなりきな臭さは有ったけど、彼を持ち上げる話だった。

骨折痕のカ所を聞いただけで選手を当てるというスキルは確かに
凄い。04年に足の骨折、08年に鎖骨骨折、11年に手首の骨折。
身長188cm、100kg、茶髪で運動選手だというだけで、セス・ラング
だと言い当てた。骨折関しても右足の踵骨と立方骨を骨折した
のは選手が時々足でシュートをプロックする為で、肋骨の骨折
はスティックで殴られたりボードに激突する為のものだとしていた。
ブレナンは「私の実習生みたい」としていたけど、彼は俺は
スクインツではないと否定。でも誰でも趣味のことになれば
スクインツっぽくなるんじゃないかな。

また今回はアンジェラは遺体の頭に使われた凶器に関して
色々と推論を出し合う中で、彼女は全てを否定し、まるで真実
を知っている様な言葉を発する。
彼女はまさに既にどのように切断されたのかを、ネットに投稿さ
れた動画を見つけ出していたけど、それなら地元の警察官から
連絡が入らないのかな。

そして何よりもホッジンズとウェルズ。
ヒゲ同盟の二人はそっくりなところが有るけれど、どちらも
思っている以上に子供っぽい。
ただホッジンズは自らのスキルでドローンを二体組み立てていた。
幼い時にクレーンゲームをして人形を取っただろうとしていたけ
ど、そんなに古くからクレーンゲームって有ったっけ?
クレーンゲームの元祖ってお菓子とか取る遊園地の屋上にある
ゲームだったよな。「ゲームセンターCX 有野の挑戦」の中で
古いゲームが置いて有るゲームセンターに行く企画が有ったけど
なんか良かったよな。
最初はテレビゲームだったけど二人はドローンを使って川に流さ
れた首をどちらが先に見つけて回収出来るかを競うことになる。

■ギャンブル

ブースがホッケー選手や有名なコーチに会えるということで
張り切るのは分かるけど、その中でパックをゴールの枠に当てる
事が出来るかどうかの賭け事をしていたので、ギャンブル狂の
ブースにはちょっと大丈夫なのかと心配するところが有った。

ここでは勝負をしたけど過去の件では勝負しなかったのは
何故なんだろうね。

まぁ最後に勝負することになり、わざと相手に負けてあげる事
で彼の過去のしがらみを解く結果となった。

■守る人、捨てる人

チームのオーナーになったケイティはチームの価値を下げて
選手を流出させてチーム(ホームタウン?)を移転しようとして
いるとしていたけどその辺の意味はよく分からなかった。
チームを売却するという話なら分かるのだけど、そうしようと
してたのか?

今回は何と言ってもゲーム上ではエンフォーサーという攻撃手
を守る影の役割を果たしているドルー・ポッブルトンと、被害者
でチームのスターだったセス・ラングの物語だった。
ゲームでは常に守る役割を果たしていたが私生活では、守る相手
がセスではなく赤ちゃんを妊娠しているアレックスに対するもの
だった。
ゲームでは守っているのだから、私生活では守ってくれとお願い
するのも変な感じだけど、再三の忠告にもかかわらずドラッグ
を売っていたところがあるんだろうね。

アレックスは当初グルーピーだと思われていたが実は処方箋役
を売りつけるドラッグディーラーだった。
ドルーも痛み止めを飲んでいるウチに、彼女と知り合い関係を持ち
子供が出来た。
通報される前にセスを殺害してしまった。

■スティックの成分が決め手に・・

あの状態で殺害した凶器の特定って本当に出来るのかな。
毒物検査だとか肺に水が・・・ってよく言うけど、それだけ水の
中に入っていれば肺に水が入ってしまうものではないのか?
そもそも相当内臓だって無くなっているハズだし、毒物検査出来る
ほどのものが残っているのか。

尺骨も後頭部の粉砕骨折の痕から、カーボン複合材が出て来て
70%が黒鉛で30%が繊維ガラス。
何百本も有るスティックの中から一本を探す作業となったけど
プロの選手は自分専用のスティックを作ることから個体の識別が
可能であり、そこから素材、フレックスブレードのパターンの
該当する人物を特定していく。

■不要なもの

ブースは何で100足も靴下があるんだろうか。
俺様バックルが久しぶりに出て来たけど、やっぱり使っていな
かったんだね。最近あの真っ赤なバックルがないなと思っていた。

ブレナンが捨てる書籍は僅か3冊。あれだけ整理していたのに
3冊!!

ブースから電子書籍を読めとされていたけど、紙の本で読みたい
とする心理は本を読む人ならば分かるよね。そして何故か読み終
わった本もなかなか捨てられないという・・。

■その他

・ヒゲとカム

ホッジンズを立ち直らせるのはヒゲ同盟のウェルズだと思って
いたけど、早くも今回ホッジンズの下半身不随がネタにされる
ところまで回復していた。ケツネタはまぁどうでも良いか。

でもちょっとホッジンズはハイテンションだったかな。

カムはようやくみんなに物の大切さを解く際に、バジリくんから
受け取った指輪を見せていた。ブレナンが冷静に石を鑑定する
ところが何とも言えないけど。
カムは作業着と、今回は真っ赤な服を着ていたけど、そのギャップ
が結構目に付いたかな。

■使用された曲

・Also Sprach Zarathustra (Thus Spake Zarathustra), Op. 30, 1.

Einleitung, oder Sonnenaufgang (Introduction, or Sunrise)
Written by Richard Strauss
・Game On by The Jetboys
・Vision by Michael J. Gelb

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

Dr.オリバー・ウェルズ (Brian Klugman) 実習生

ダリル・パターソン (Colby French) チーム用具マネージャー
ドルー・ポップルトン (Lou Ferrigno Jr.) 選手クビ、エンフォーサー
ケイティ・ストーバー (Brooke Lyons) チームオーナー、故夫ジェリー
アレックス・コンラッド (Vedette Lim) 30歳、(処方)ドラッグの売人
ネイサン・ゴヒーン (Joe Spellman) 遺体発見者
ジェフ・ドカティ (Jon Gabrus) “ドク”、遺体発見者
フィールズ (Patrick O’Brien Demsey) ホッケー選手
バークストレッサー (Joey Scoleri) ホッケー選手、フィールズと賭け
本人出演 (Jeremy Roenick) “JR”、ホッケーのコーチ
— (Omar Kenawi) Lab Tech
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ピーター () ホッケー選手
コリン () ホッケー選手

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