BONES 骨は語る シーズン11 第20話 容疑者となったスクインツ The Stiff in the Cliff

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第20話 容疑者となったスクインツ The Stiff in the Cliff

脚本/Kathy Reichs
Kerry Reichs
監督/Jeannot Szwarc

【ストーリー】

ブースはブレナンとクリスティンがテレビを見ているのを見て
今週はテレビは見ないのではなかったのかと問う。クリスティン
はママがこれは教育的だと言ったのだという。ブレナンはテレビ
中継を見ながら、これはアラスカの溶けかかった氷盤から凍った
遺体が見つかったのだという。クリスティンはアイスキャンディ
ー男の夢に魘されるぞという。キャスターは遺体は身元を確認中
だが遺体の発見場所は15年前の大富豪の探検家・ヘンリー・チャ
ールズが消息を絶ったアラスカの北部の地域だという。まだ彼と
は確定されては居なかった。ヘンリーはもう一つの有名になった
探検隊のフランク隊の遺体の発掘中のこと、発掘ではフランク隊
が食人行為(cannibalize)を行っていたという。クリスティンは
カニバリズムとは何かを尋ねるとブースはその説明を止めようと
するがブレナンは人が人の肉を食べることだという。ブースは
余計な事は教えるなという。しかしフランク隊の発見は歴史的に
見て今世紀最大の発見だという。それなら中学で教わるだろうとし
今は一年生のおチビちゃんが小学に行く支度をするのだという。
しかしクリスティンは学校に行きたくないとし、その理由をまた
ルーカスがエマを突き飛ばそうとするからだという。
ブースはいじめっ子のルーカスのことをお前が止めてやれとし
友達を助けるのだという。ルーカスを突き飛ばすという事なのか
と問われブースはブレナンを見るとクビを横に振った為に、それ
を否定しお前は突き飛ばしてはダメだと語る。ブレナンは口で
言うのよと。
クリスティンが居ない所でブレナンはブースにあの子に学校の
もめ事に介入するように勧めるべきじゃないという。しかしエマは
友達なんだぞとブース。
そんなブレナンに電話が鳴る。それを受けたブレナンはとても
嬉しそうにしていた。何かデカいヤマなのか?と問うブースに対し
て、今中継でやっていたあの凍った遺体を私が調べる様にご指名
が来たのだという。

カムとアンジェラはジェファソニアンの外に居た記者の多さに
驚く。あんなに群がっているのを初めて見たと。カムはホントは
チャンスだと良いが妹のフェリシアとの約束は断らねばならない
と語る。アンジェラは妹が来るのかと問うとずっと仲が悪いと
思っていたという。今までのお詫びに結婚式を仕切るとハリキっ
ているのだという。カムはそれで良いのかと問う。確かにキツイ
子だがそれでも妹だという。準備を手伝ってもらうことで昔みたい
な関係に戻れるかも知れないと。
あなたの彼氏にキスされる前の関係か?というアンジェラ。
あの子がブースとキスした時、もう私は別れていたからと。
そこにブレナンがやってくるとブースが誰かとキスしたのかと
問う。アンジェラはカムの妹だという。カムは私と別れた後で
ブレナンが付き合う前のことよと。釈明はしなくて良いという
ブレナンはブースは大勢とキスしているという。フェリシアの
問題はそういうことじゃないという。アンジェラは想像出来る
という。私と張り合いたがるのだとすると、アンジェラはそんな
人に結婚式を任せるのかと問う。

そんな中運ばれて来た遺体を箱を開ける。
大富豪の冒険家にしては地味な登場だというカム。
ビキニモデルたちと水上飛行機で大西洋を渡ったりした人物だ
というホッジンズ。顔の復元は必要なさそうだというカム。
アンジェラは嫌な顔してフルーツレザーみたいになっていると
いう。ブレナンはこの皮膚は極寒温度と強風と紫外線にさらされ
たせいで急速にミイラ化したものだという。

そこにクラーク博士がやってくる。
これは本当にヘンリーなのかというクラーク。実は最後の探検
にクラークは参加していたという。考古学者のマーカス・エルド
リッジの実習生としての参加だったという。ブレナンは素晴らし
い経歴だがあなたの履歴書に記載はなかったという。カムも
見たことがないと。僕は当時20歳の学部生で下働き。記録をつけて
骨の分類をしていただけだという。そしたら突然ヘンリーが行方
不明になったという。当時みんながショックを受けていたと。
ホッジンズは低体温症なら亡くなる時にはそんなに苦しまない
と慰める。しかしブレナンは死因は低体温症ではないという。
この人の頭頂骨の左後方部への鋭的外傷で死んだのだという。
クラークはあり得ないとし、現場は街から160km離れていたし
5人の隊員しか居なかったのだという。
しかし頭蓋骨の損傷から見て殺人としか考えられないと語る。
クラークに対してブレナンは遺体から離れてとし、あなたも容疑者
の一人だという。

ヘンリー・チャールズとフランク隊。
当時に荷物が提示されている場所でマーカス・エルドリッジは
講演活動をしていた。
オーブリーとブースはフランク隊が難破したタルタロス号の残骸
で作った小屋なのか?という。この中で連中は人肉バーガーを
食べたのだというと、オーブリーは幾らバーガー好きでも僕は
無理だという。クラークに人は殺せると思うかと尋ねる。
分かっているのは5人で探検に行き4人が帰ったということ。
そしてその4人の内の一人が犯人だという。写真を見ると5人で
写るものだった。ヘンリーを除いてそこに写っていたのは

・考古学者・マーカス・エルドリッジ。
・助手のヘーゼル・ミッチェル。
・ガイド兼ヘンリーの右腕のデクラン・マーシャル。
・クラーク・エディソン学部生

■感想

ジェファソニアンではアラスカで氷の中から見つかった遺体の
調査を依頼される。ちょうどその遺体が発見されたのが、
消息を絶っていた大富豪で冒険家のヘンリー・チャールズが
失踪した場所と類似する。彼はフランク隊の遺体を発掘中に居な
くなったものだった。

ドラマはラボのスタッフの過去に迫るシーンが多くなってきて
いよいよこのドラマの終わりを予感させるものをヒシヒシと
感じてくる。

今回はクラーク博士の学部生時代に犯したミス。
そしてカムの姉妹関係に言及するものが有ったけど、
過去の失敗から人は学ぶということで、どちらの流れもミス
するところは有れど、そんな彼らを一度の失敗やミスで見限る
には惜しい人材・才能であり、そして切っても切れない関係に
有ることが語られる。
どちらも若い頃の過ちではあるんだろうけど、人は何処かで
必ず成長するところが有るんだろうけどね。

法人類学者・考古学者としての苦悩なんかも語られていた。
この辺はブレナンのような才色兼備で、有名になれば良いのだろう
けど、基本的には誰もがブレナンのように有名になれたり、
学者として生活を豊かに暮らせるハズもない。

今回は冒頭からその道の有名人マーカス・エルドリッジが関わっ
ていることが有ったり、クラーク博士がこの歴史的発掘作業に
下働きとはいえ参加していたという事情が有る。しかしクラーク
が何故そんなに誇れるようなことを履歴書には書いていないのか
が一つのポイントとなるネタだった。

それにしても最近は何でもブース・ブース・ブース。
ブースのモテ期のことをみんなが口にするシーンが増えてる。
カムと妹のフェリシアが仲違いした直接の原因ではないにしろ
ブースとキスしたことが原因でそこでカムは妹と疎遠な関係を
続けているところがあるという。
ブレナンはブースほどの人ならばキスするのも当然みたいに
妙に理解を示していたけど、フェリシアが成長したのがカムと
そんな仲違いをしたブースとキスした時から大人になったとする
のに対してブレナンはいつ頃から大人になったのか。
そもそもブレナンは早くから大人にならねばならない事情なんかも
有った人だからね。

■私的なことだけど・・・

同じ日に「ナンバーズ」のS6-8「エジャートン逮捕」のエピソー
ドを見ているのだけど、形は違えど同僚のものを疑うという
展開となった。
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=5367

科学者は常に中立的立場で・・という所は、捜査官にも同様に
言えることがある。ただしやはり人と関わっている限りは、その
人となりの性格なりを知っているのでどうしても肩入れして
しまうところは有るよね。
「無実を証明する為の調査」となってしまう時点でどうしても
偏りは出てくるよな。

■人生の落とし穴

今回のテーマからすると「落とし穴」が適当だ。
いやメインのテーマは「友達や愛する人を助けること」なのか
も知れないけどね。

被害者のヘンリー・チャールズは雪渓の割れ目であるクレバス
から遺体が発見された。
そして加害者の証拠が見つかったのは、ヘンリーの脳の中に埋ま
っている150年前の第4頸椎の欠片であり、ヘーゼルのピッケルに
ついているものだと判明する。殴った時に骨片が脳に入ったのだ
ろうとしていた。

遺体をクレバスに捨てることは出来たが、キャリアを捨てる事は
出来ない。

クラークは遺体を破壊したヘーゼルのことをかばう為にミスした
件を報告書に書くことはしなかった。証拠を改ざんしたことになり
本来ならばキャリアを左右することだけど、ブレナンが
「法人類学タイムズ」の最新号で、誰もがエルドリッジのねつ造の
話を信じていたことを引き合いに、クラークを擁護した。
ブレナンと知り合いでなければ、クラーク博士のキャリアは
終わっていただろう。ヘーゼルも同様に自分のキャリアを守る為
に行動を起こしてしまった。

しかし今回の犯人はある意味限定されていたので、特定には
そう難しく無いものが有ったのではないか。

■カニバリズム

雪山登山を題材にする映画なんかではよく取り上げられるネタ。
カニバリズムとは言わず食人行為だとしていたけどね。

エルドリッジは本を出版するに辺り、フィクションとして
フランク隊の食人行為を行っていたとするウソを聞いていた。
誰も考古学の本だけでは見向きもしない為に話を盛った形だ
った。
そういうことをウソ付けばある意味当事者を傷つけることにな
るよね。

日本でも昔民間の考古学者の旧石器捏造事件を起こしたことが
有ったけど、それとは少し意味合いは違うかな。
ただ一つのウソが考古学全体の信用を押し下げる事に繋がる。
下手すればその人が担当したものは全て再精査をすることになる。
CSIなどでもそういう事が有るので証拠には随分気を使って扱って
いるよね。

■友達を助ける

クリスティンは友達のエマがルーカスによっていじめられている
ことを口にする。ブースは止める為に突き飛ばせと言いそうだっ
たけどそれをブレナンは止めていた。
結局助けることになったのは、心の問題で、いじめられた
エマと一緒に泥に入ることとなった。

■その他

・カムとバジリの結婚式が近づく

今回はフェリシアが結婚式の用意の為にフィラデルフィアから
出てくる。カムの妹って初めて登場したよね。いたこと自体
知らなかった。

カムは妹とはケンカしたくない為にちょっぴりおとなしめの対応
を見せ、嫌だとはなかなか口に出来なかった。
姉妹だとやはり競争心が激しいのかな。

ホッジンズは車イスになって俺たち夫婦が学んだのは
「気持ちは言わなければ伝わらない」ということだという。

カムのことをジミ婚をしたいと思っていたフェリシアだがカムは
意外と夢見る少女で、ドレスにしてもヒラヒラっとしたもの
を身につけたいみたい。

■使用された曲

・Oh Baby Yea by Judson Lee
・Sonata No. 8 in A Minor for Piano, K. 310 (300d): II. Andante cantabile con espressione
by Glenn Gould
・From Here by Solvey

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘
Dr.クラーク・エディソン (Eugene Byrd) 実習生
ウェンデル・ブレイ (Michael Grant Terry) 実習生
Dr.マーカス・エルドリッジ (John Shea) 考古学者
ヘーゼル・ミッチェル (Bridgett Newton) エルドリッジの助手
フェリシア・サローヤン (Raney Branch) カムの妹、フィラデルフィア
デクラン・マーシャル (Jim Pirri) ガイド、ヘンリーのミグ腕
アリス・トゥーク (Kimberly Guerrero) パイロット
— (Jay Jackson) ニュースアンカー
— (Omar Kenawi) Lab Tech
— (Diane Mizota) リポーター
— (Laurie Perez) リポーター
ティファニー・チャン (Nicole Pulliam)

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