[E] クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~ Reign 第22話 別れのとき Slaughter of Innocence

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第22話 別れのとき Slaughter of Innocence
(aka.宴の終わり)

脚本/Doris Egan
Laurie McCarthy
監督/David Frazee

【ストーリー】

バッシュはダークネスを見たのかとしてパスカルに尋ねる。
バッシュはノストラダムスに自分はペイガンとして生まれた事
を語る。ノストラダムスはだからこの件に拘っているのかとして
血が流れたことに責任を感じているのだろうと指摘。アンリは
一人にしてくれという。カトリーヌはアンリが正真正銘の病で
ある事を告げる。しかしフランソワは父と過ごして正気に戻った
とし昔の父の顔も垣間見られたと語る。しかしそんなアンリは
我が息子を殺してその妻を寝取ると考えていた。

全員中庭に集まるよう陛下からの命令だとして衛兵が呼びに来る。
カトリーヌもフランソワも一体何なんだとする中、嫌な予感だ
という彼女。
中庭に行くと、突然アンリはここに居る誰かが私の命を狙った
事を告げ対策を取ったという。衛兵の刷新だとしローマ皇帝の
親衛隊を参考にした部隊を設置すると語る。私だけに忠誠を誓う
もの。そして更には私を暗殺しようとしたものを暴くという。その
手段を夢の中で神が教えてくれたという。この剣がサヤに収める
前に必ず犯人の命を奪うという。朝日が昇りこの剣の影が落ちた
時にその影が触れたものが犯人だと滅茶苦茶なことを言う。
一人一人に剣を向けて歩いて行く中で、アンリの前にはテニス青年
が現れると
「今はダメだ。罪を告白し償う時間を与えろ。彼らの魂を清める
事を神はお望みだ。皆は悔い改めたがっている」。

それを効いたアンリは昨日告解をしたのは?と尋ねる。
するとトラヴェールというベラミー卿の秘書が名乗り出る。
アンリは姦淫の罪を犯したのかと問い、神の名をみだりに口にした
のかと問うと、それを否定する。しかし次の瞬間アンリは
彼を剣で突き刺す。皆も覚悟しろという。上等な服を着てくる
のだとしカレー奪還を祝う祝宴はいよいよ酣だと語る。
フランソワはそれを見て自分は間違っていたとし、父は治って
なんかいないと語る。

ボクにとって父はフランスイチ偉大な人。メアリーは残念ねと
語る。警備が厳重で暗殺は無理だとすると、武力で引きずり
降ろすしかないというフランソワ。カトリーヌはクーデターを
起こすのかと問うと、負けたら処刑され、勝っても先の保障は
ないのだという。軍に政権を奪われるかも知れないことを告げる
と、選択肢はないという。問題は軍の幹部を味方につける為に条件
を示せるかだという。一部の将軍はカレーの前に解任されている
こと。王を恨んでいるだろうというメアリー。彼らは全員領地と
臣下を持つ貴族だというフランソワ。勝手に政権を握った場合、
父をどうするのかというカトリーヌ。投獄するとし医者に治させ
るが、王座に戻ることはないという。父の役目は終わりで、ボクと
メアリーの時代だと語る。

ケナはパスカルに対してどうしたのかと問う。
怖い夢を見たという。窓の外からこっちを見ていたと。ケナは
衛兵が見張っているから大丈夫として安心させる。
バッシュがビジガードからもうすぐ戻るとし、ダークネスを見つ
けて二度とみんなを怖がらせないように退治すると。

フランソワはレイスが負傷から回復したことを喜ぶ。
これを見つけたとしてレイスはフランソワからもらった農地、
果樹園、屋敷を含む不動産の譲渡証明書を見せる。君は恩人だ
とし称号を与えられず残念だとし、それを行うのは国王の役目
だが、今の父にそれは頼めないという。これから外せない公務
があるとし、レイスに対して例の女性と上手く子退けよと語る。
今okしなきゃバカだと。
そんな中目の前で酒を持ってきたとして国王直属の衛兵が
赤毛の女性・イヴェットに声を掛ける男がいた。損得が分かる
なら俺に優しくしとけというと、レイスはそれを見かねてダー
リンと声をかける。カレーの英雄には叶わないとして男は退散
する。邪魔してごめんとし無理強いされていると放っては置けない
のだという。女性は飲みながら話を聞きたいと誘うが、今実は
会いたい人がいるのだという。それを聞いた女性は最高にガッ
カリさせる言葉だという。

シェフは国王に対して本当に王太子の料理に特別スパイスを
加えて出しても良いんですねと語る。今夜の晩餐でやってくれと
いうと、罪を犯す訳だが神と折り合いをつけたので心配はない
というアンリ。皿に肉が大盛りになっていればフランソワは
喉に詰まらせて死んだ様に見えるだろうという。

■感想

ようやく終わった。
面白かったような面白くないような・・・なんか微妙なドラマ
だった。
それでもメアリー可愛さが見られて満足感が得られたし、
アンリ王が死んだので、もの凄く嬉しい(笑)

フランスやイングランド、スコッランドの三国の情勢以上に、
ペイガンとかダークネスなんかの流れの方が個人的には興味深く
見ていた。

ただシナリオの中に奥深さを感じなかったかな。

意外とあっさりとした流れが有り、ダークネスは結局異教徒
の域を超えなかったけど、完全に無視出来るほどには嘘をついて
いないみたいな流れが有ったのかな。

16世紀というとペストが流行した年なんだっけか。
実際にはアンリ2世は(1519から1559年)まで存命し、40歳で命を
落としている。そして亡くなったのも馬上槍試合に於いて
モンゴメリ卿の槍が脳に刺さったことが記されているけれど、
このドラマの中では殺害したことになるのは、フランソワだった。

フランスはペストとの戦いになるとされているが、その後は
カトリック対プロテスタントの宗教戦争/ユグノー戦争が待ち受
けているようだ。

■それぞれのキャラ

・メアリーとフランソワ

メアリーはなんとアンリ王に目をつけられた。
王様はイングランドの女王になる彼女と結婚する為にフランソワ
の殺害を試みようとするのだから終わっている。

メアリーの為に王は軍艦の撃ち合いの演習をすると称して実弾の
大砲で意図的に派手に沈めさせるようなことを行っている。
その王の気まぐれ/メアリーへのアピールによって死亡したのは
100名の兵士が命を落とす。

フランソワはアンリが正気でないことを知って謀反/クーデター
を起こそうと考えていたが、結局はそういう大きな流れではなく
馬上槍大会によって王様のことを突き刺した。

ギーズ公にもメアリーは話をつけていた。

ペストが流行しているということで、城の外に出ることは許され
ない。
それでもフランソワは最期にローラから自分の子を身ごもっている
ことを聞いてローラの元に付き添う為に城から出て行った。

メアリーとしてはやるべき事をやるということで城門を閉めてしま
う。

・ケナとバッシュ

バッシュが今回パスカルが言っていたビジガードに行き、何とか
してダークネスを殺害し、みんなに安全・安心の生活をさせたい
と考える。しかしいざ現場に行くと、村は全滅していた。
家に入ると、壁にはこれまでに起きた自然災害などのことが正確に
示されていて、ダークネスはこれまでペストが起きるのを防ごう
としていたようだ。

ケナはバッシュが保護していたパスカルをなるべく落ち着けよう
としていた。しかしこのパスカルは両親をバッシュに殺されて
いるけど、ダークネスにとっては生け贄として必要な人物だった
のかな。

バッシュが居ない時にケナとパスカルが襲われるも、バッシュが
助けに来たダークネスを倒した。

ダークネスが居たであろう場所を調べに行ったノストラダムスたち
はその部屋には天文学的にも占星術的にも的確に指摘している
功績が有り、大洪水のことや嵐、洪水のことが壁画の形で記されて
いた。
20年近く前に起きた巨大に嵐。その数年後には大梶でアンジェと
近隣の森林が消失し、洪水は周辺一帯が押し流された。
そして皆既日食が発生。

そして意味ありげな壁画には、空から星が落ちてくる映像が
有った。これはハレー彗星なのかな。公転周期は75.3年。
紀元前から発生していて、16世紀だということを考えると
1531年に起きたものなのだろうか?ただこの年にアンリが死んだ
訳では無いしね。

ケナとバッシュが折角綺麗な流れ星を目にしたけど、異常な程
に星は振ってきた。これは「Under the Doom」のピンクの星だな。

・グリアとカッスルロイ卿

レイスが生きて居たことでもの凄く面倒臭くなった(笑)
最初は良い奴かなと思ったけど、正直ちょっとレイスはしつこい。
レイスは土地をもらったとして、自分は王太子のマブダチだぜ!
って感じだけど、この程度の金では親の借金は1/10も払えない
という。しかも与えられた土地は辺鄙な地で、妹たちが結婚する
のに良縁が得られるとも思えない。

個人的にはカッスルロイ卿に心を奪われているので、もう
グリアの邪魔はするなって感じだけど、レイスが出会ったのが
またその彼の娘だったりするんだよね。

イヴェット演じるSarah Winterはまだ出て来たばかりの新人さん
みたい。このドラマでもクレジットされているのは二話だけ。
もの凄い赤毛だったけどね。

・ローラ

取りあえずジュリアン卿は既に亡くなりローラが一緒に居たのは
レミーという人物だった。ローラは彼を逃がして城に戻ることに
するが途中の村で突然産気づいてしまう。
死産にでもなれば面倒なことになるとして女主人も困っていた
けど、貴族の娘・・・そしてメアリーなんかの名前を聞いた途端
に態度も変わっていた。何だか話を聞いているとローラが死ぬ
みたいな感じだけど、実際にはどうなんでしょう。
昔は出産が命がけだというのも分かるけど・・

ローラは墓まで持って行こうとしていた秘密を語っていた。
メアリーに託したメッセージ。
その中には子供の赤ちゃんがフランソワであることが示されてい
たのかな

■その他

・アンリ王の兄

今回はアンリが死ぬ間際に兄のことを話していた。
兄とは王位継承権で揉めたのかな。水に毒を入れて殺したことを
告げ、アンリが晩年目にしていたテニスボーイは兄であることが
判明する。
フランソワの名前は私の兄から取ったもの。

兄はフランソワと同じで大義の為に人の命をかけることに恐れ、
それが弱さだと思っていたこと。いつも兄弟で張り合っていて、
今のフランソワとバッシュの関係に似ている。

王はディアーヌにもお前の優しさを示して欲しいとし、仲良く
してくれることを望んでいた。

■使用された曲

・Slow It Down by The Lumineers
・Boat Song by Woodkid
・The Tempest by James Stemple

■出演者

メアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
キャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
セバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。庶子
フランソワ (Toby Regbo) フランス王太子。次期国王
グリア・ノーウッド (Jenessa Grant) SC。メアリ女官
ケナ・デ・ポワティエ (Caitlin Stasey) SC。メアリー女官、王愛人
ローラ (Anna Popplewell) SC。メアリー女官
アンリ2世 (Alan Van Sprang) フランス国王

ノストラダムス (Rossif Sutherland) 未来が見える、医師
レイス・バヤール (Jonathan Keltz) 衛兵

Duke クリスチャン・デ・ギーズ (Gil Darnell) メアリーの叔父
Load カッテルロイ卿 (Michael Therriault) グリアの婚約者
イヴェット・カッスルロイ (Sarah Winter) 娘、赤毛
— (Reg Taylor) Praetorian Guard
モンゴメリー卿 (Andrew Church) 馬上槍試合
トラヴェール (Ty Kostyk) ベラミー卿の秘書
— (Brendan Cox) Tennis Boy / アンリの兄、毒殺した
パスカル (Lucius Hoyos) 少年、ペイガンの笛
Lord レイナード (Stephen Gartner)
コンスタンス (Tara Nicodemo) ローラがお産の家、水車小屋農家
— (Clinton Walker) Carriage Driver
— (Owen Fawcett) Soldier One
— (Nicolas Van Burek) Soldier Two
— (Ron Kennell) The Darkness
— (Ivan Sherry) Military Official
— (Chris Handfield) Gamekeeper
— (Kevin Dennis) Attending Noble
— (Ashley Ross) Servant Girl
— (Troy Feldman) Courtyard Guard

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