CSI:科学捜査班 シーズン15 第7話 ポイズンガール Road to Recovery

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第7話 ポイズンガール Road to Recovery

脚本/Andrew Dettmann
監督/Alec Smight

【ストーリー】

クラブで女性(デイシア)が弾けまくる。酒を飲んでドラッグを
吸引し、そして踊りまくる。そしてプールでその女性は殺されて
発見される(H14/11/5日)。

CSIが現場へ。
グレッグはニックに対して売りに出されて2ヶ月の空き屋だと語る。
子供たちがよく侵入してはプールで遊ぶ姿が目撃されていた。
しかし女性の件での目撃者は無かった。エイカーズに身元は分か
ったのか尋ねると、IDも車もなく近所の人ではないという。
友達と来て友達は帰ったのか。首の所に指の跡が有り、爪の間に
は皮膚らしきものが入っているというデビッド。水中で押しつけ
られたのではないかとのこと。小型のUVライトを照射するニック。
腕にはクラブのブレスレットにスタンプが多数付いていた。
夕べははしごして死ぬほど盛り上がった訳かと。

モルグで遺体を調べる。
デビッドの元にフィン。ガイシャはパーティーガールなのか。
若いのにもったいないという。レイプ検査はしたのかと問うと、
性交渉は有ったがレイプとは断定出来ないというデビッド。
コンドームを使ったのかもとフィン。身元は?ジェーン・ドーだと
いう。まぁ安っぽい洋服と模造品の宝石類を身につけているので
売春婦でしょというデビッド。そんな彼にフィンは女性のファッ
ションのことを何も分かっていないとし、安っぽいというこの
靴は1200ドルくらいだという。服はメレディテレニアンの2階で
売っていたがセールで2000ドルくらいだという。この子は金持ち
ということだという。誰かが貢いでいたのかもと。それならダイヤ
は本物なのかと問う。もの凄く大きなダイヤだった。フィンは
これなら保険をかけているハズでシリアルナンバーか刻印が
されているかも知れないと語る。
グレッグに見てもらうと本物のダイヤだという。
サイズはデカイ方が良いというフィン。4カラットだという。
ただシリアルナンバーもIDの刻印もないという。ただしダイヤ
を識別する方法は他にもあるという。光りをかざすとフィンは
反射パターンなのか?と問う。ダイヤ固有のもので保険のデータ
ベースに登録されていることがあるので調べるという。
すると登録者はマーティン・フォックス、ユタ州セントジョージ
在住の人物だという。

マーティン・フォックスが署にやってくるとラッセルに会う。
私の妻だとし誰が妻を?何が起きたのかとマーティン。分析には
時間がかかるとしてまだ何も分かっていない事を語る。
妻は酔っぱらっていたのかと問うと血中アルコール濃度は法定基準
の2倍。体内から幾つかの規制薬物の痕跡も出ているという。男が
一緒だったのではないかとし、妻のデイシアは一人で飲むタイプ
ではないのだという。1週間8000ドルだぞ・・安全な場所で妻は
良くなるハズだったのにという。どういう事なのか尋ねると
妻は依存症で3週間ベガスのリハビリ施設に居たのだという。

ニックとフィンはリハビリ施設”デザート・ピース”へと足を運ぶ。
あまりに豪華な施設でリハビリというよりもスパのような療養
施設だった。こんな所では寧ろ出たくなくなるのではないかと。
しかしフィンがネットで施設の評判を目にした所、成功率はトップ
だとされているという。中身はどうだか・・

施設では施設長のアダム・キャンプ、そして専門カウンセラーの
トワイラ・オーウェンズの指導の下、ザック、レン、カレンが
集団カウンセリングをしていた。
施設経営者のアダムから話を聞く。デイシアについて尋ねると夕べ
消えたきり戻らないのだという。どんなトラブルが起きたのかと
尋ねると彼女は死んだのだというニック。

デイシアの部屋を見せてもらう。
あまりに豪華な部屋に流石は8000ドルだという。リハビリが懲罰
的である必要はないのだとし感謝の希望を叶えて快適に過ごして
もらっているのだという。ニックは長くいてもらった方が経営者
としては都合が良いんだろうという。フィンは最後にデイシアを
見たのはいつかを尋ねる。夕べ9時にキッチンにいるのを見たが
ソレが最後だとしその後抜け出したのではないかという。この
デザートピースに特定の治療パターンはなく患者毎に個別にプラン
を用意しているというアダム。デイシアは好きに外に出て良いと
いう治療プランなのか?というニック。患者に目を光らせて置けよ
と憤怒する。患者は自分の意思で居るのだとし外出するなと強制
は出来ないのだという。特にデンシアのようだと難しいと。
彼女は軽い気持ちで来ていたのだとし、彼女を締め付け制限を
したらここを辞めていたハズで救えなくなるという。8000ドルが
惜しいんだろうとニック。夕べ患者で抜け出した人は?とフィン。
ザックもレンもカレンもここに居たとし、みんな立ち直ろうと努力
しているが、デイシアだけは夫に入れられ彼女は望んでいなかった
のだという。僕自身克服したいと真剣に思うまで結局6つの
施設を辞めたという。デイシアは珍しいケースじゃないとのこと。

モーガンは王冠のスタンプのついたクラブを探すが電話口では
企業秘密だとして教えてくれなかった。企業秘密の意味を知って
いるのかと憤怒。ラッセルがやってくるとクラブを調べている
のかと問う。今までに4件回っているのは分かったという。若い
美女が一人で飲み歩いている途中で犯人の目に留まり後をつけら
れたりだろうというフィン。立ち寄った場所が多すぎるので
目撃者も多いこと。ヘンリーはガイシャの爪に挟まっていた組織
のDNAを抽出したがサンプルのDNAは損傷していて4つの遺伝子座
しか分からないのでCODISにかけられないという。

アルの元にいくグレッグ。
長期間に渡ってガイシャは飲酒と薬物使用の兆候があるという。
美しい外見とは裏腹に中身は酷いという。首の後ろの指の後は?
と尋ねると死の直後のもので何者かが水中で押さえつけたのだろ
うと。肺の状態とも符合するとし重くて水が入っているので溺死
だろうと。しかしアルは肺から出て来た水の臭いに異変を感じる。
彼女が見つかったプールは塩素入りか?塩入か?と尋ねるとグレッグ
は塩素だったという。

フィンはホッジスの元へ。
あまりに近づいて結果を覗いてくる彼女を見て折角だから近づい
て息を吹きかけてと語る。ガイシャの肺の水は?と尋ねるとプール
の水ではなかったという。phはほぼ同じだが塩素濃度が随分と
低いもの。普通の水道水くらいだという。GCMSの結果は?
微量のミレス硫酸ナトリウム、パンテノール、メチルグリシン
が混入していたこと。石けんの減量ねと。そのオーガニックオイル
は?と尋ねるとラワンドゥラ・アングスティフォリア(ラベンダー)
から抽出したものだという。ガイシヤの肺の水は風呂の水だと
フィンは気がつく。

■感想

今回は純粋にCSIのラボのそれぞれの人物の役割と活躍が光る
内容だった。

被害者の特定から始まり、死因の特定、そして現場を特定して
いくという正規の段取り。そして徐々にその被害者の足跡だっ
たり、生前の人物像に迫っていき問題点を洗い出しては、
容疑者を選定していく作業を行っていく。

今までにも遺体現場を偽造した容疑者は過去にも多かったし、
死因までも変えようとしている人物が今回は居たけれど、それを
見抜いて真相にたどり着くまでには、見つけた証拠の中から、
DNAやら有機物の証拠を検証して容疑者を特定していくという
のだから大変だ。

CSIにしてはスタンダードな事件だったことに驚きだけど、
テーマとしては「外見とは裏腹に中身がどうなのか」という所に
主眼に置かれているし、それを見ると今後のギグ・ハーバーキラ
ー事件を示唆しているようにも感じて何とも不気味なものがある。

久しぶりにエイカーズを見た。前回はミッチェルだったよな。
ブラス警部が居なくなってから、現場に踏み込む際にCSIだけ
みたいなことも多いよな。

■事件

が誰も宿主の居ない売り家となっている使用されていない
プールで遺体として女性が発見される。
誰もがプールの中で溺死し殺されたものだと思われたが、
最後の最後にアルが臓器を調べて肺胞が風船のように破裂して
いるという事実を見つける。それは溺死ではなく窒息死である
こと。

被害者の女性はデイシア・フォックスという薬物・ドラッグ依存
症の女性。何故彼女がそんなにもおかしくなってしまったのか
はまるで描かれていなかったけれど、金持ちのマーティンと
結婚した事で安心感がうまれてしまったのだろうか?

■リハビリ施設

リハビリ施設とは名ばかりの施設だった。
どちらかというとここはデイケアホームって感じで本格的な治療
をするような施設ではない。
そもそも施設なんて問題を抱えているものが集まる場所なので
そんなに儲かるような場所でもないのに、もの凄い豪邸で施設
を営んでいる経営者のアダム。
ニックはことある毎に週に8千ドルもするような施設に対して
長引かせる為の工作をしているのではないかと疑っていた。

治療が必要なものが治療を本当に求めてやってきているのに、
デイシア自身治そうとする気が全くない。真剣に治したいと
思っているものが集まっている場所で一人浮いた格好で依存症
患者を誘惑してはそれぞれの人の人生の立ち直りを妨害している
のだからやりきれないところだ。

本来ならば施設長がそういう人物を追い出すべきこと。
金の為にそれをしないアダムにはそういう事をする資格が
ないんだよな。

そういう治療を求める人が誰もが金を持っているとは限らない。
自分もパニック障害を患っているので、人生に迷っていた時に
は、ある種のリハビリが必要だったしカウンセリングなどが
必要だなと思う時が有った。パニック障害が酷いと働けない人も
多く、基本的に金がない。
パニック障害を患った人が立ち直り、ネットなんかではリハビリ
相談をして助けたいなんて語っている人に限って、一時間辺り
弁護士並の法外な金を要求している人をよく見かけると、この人
たちは何をしているんだと本当に思う。

■夫のミス

今回の事件などをみると、物質的に豊かな所がこういう事態を
招いているのではないかと思ってしまう。
夫はユタ州のセントジョージ出身。
とても良い土地だと思うけど、リハビリ施設に誘惑の街・ベガス
を選んだ時点でこの人は妻を治す気が有るのかと思うところが
有った。

■証拠

・爪の中の皮膚
・肺の中の水
・肺の中の有機物
・指紋
・DNA

以上が重要な役割を果たした。
被害者の肺の水がプールではなく水道水だと見抜いたところが
良かったね。まぁラベンダーの臭いがしていたことで、アルも
不審に思ったのかも知れないけど、先日臭いをかぎ分ける能力
スキルの件でホッジスを持ち上げていたので、その後彼がその
証拠を調べていた。

ホッジスが水をGCMSなんかで調べていたけど、フィンがホッジス
にもの凄く近づいていたのが気になった(笑)
フィンが現場で風呂に入れるオーガニックオイルを目にしていた
ので気がついたんだけどね。

あと初動捜査にも繋がるけど、プールに居る女性がどのように
ここに来たのかということを疑ったところが良かったね。
アメリカだとやはり車などの脚がないとなかなか移動は難しい。
歩いて来られる場所ではないということからも誰かと来たであろ
うことは明らかだしね。

そして何と言ってもゴミ箱でモーガンが風呂掃除に使用した
タオルなどを見つけたところも良かったね。

■施設の人物

・ザック / 患者
元西ラスベガス大のアメフト/マスタングスでリーグ優勝者。
後の流れで指輪の痕跡が彼に結びつけるところがアル。
血の中にはジアゼパムとオキシコドンが検出していて当時の
記憶が無い。女性のことをクリプトナイトと呼んでいる。

・レン / 患者
アルコールの依存症だと気がつかなかったが妻に離婚届を出さ
れて初めて気がついたという人物。子供が二人いて何としてでも
子供と再会する為にリハビリしている。

・レン役のGreg Grunberg

「HEROES」の警察官マット・パークマン役。
「クライアント・リスト」ではデイル・ロックリンという
主人公の親友役。

・カレン / 患者
女性患者。どちらかというと精神不安な一面が有り、周りで
騒がしいと眠れないみたい。当初そんな一面を持つ彼女が邪魔
なので殺したのかと思った。

・トワイラ / カンンセラー
彼女は患者のデイシアのような人物が近くにいるのを快く思って
いないようで、経営者のアダムには追い出すべき事を提言して
いる。

・トワイラ役のMerrin Dungey

「Once Upon a Time」のシーズン4でウルスラ役で出演。
「マイ・ライフ~私をステキに生きた方法~」では、ガン治療医
のスーザン役。

■その他

・ザックの容疑

首のアザの後から指輪をしていることが判明。
ニックがそのマークはクラスリングではなくアメフトの優勝リング
だろう事を告げる。その結果彼は被害者の死亡当日に彼女と寝て
いたことが判明するが、薬を飲んでいた為に記憶が無い

・遺体を発見・移動

施設長のアダムには怪しさが有ったが、実際には風呂の中で死亡
しているデイシアを発見し、遺体を移しただけだった。
交通カメラに彼の姿が写されていて最早ダメかと思われたが、
アルが死因の特定をした事とDNAが一致しなかったことも有って
別の容疑者が居ることが分かる。

・犯人

レンが結果として犯人だった。嫌がる彼に酒を飲むように誘惑
してきた彼女。何度もしつこく迫ってくる。
口を塞ごうとして枕で顔を押さえたところで窒息死。
しかし肺の水の分析から魚の糞が混入していて、施設で飼って
いる水槽のホースを使って水を入れたのではないかとの疑い。
あと2日で出所出来るところだったのに、悲しい結末となった。
大学で救命士の仕事をしていることも有って肺に水を入れる方法
を熟知していたのだろうと。

■使用された曲

・Who Are You by The Who
・I Can Tell by The Strypes
・Busy Earnin’ by Jungle

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA

アンディ・エイカーズ (Larry Sullivan) 捜査官

アダム・キング (Marc Blucas) リハビリ施設デザートピース責任者
レン・ブライアント (Greg Grunberg) 依存症、2人の子持ち
トワイラ・オーウェンズ (Merrin Dungey) 施設の専属カウンセラー
マーティン・フォックス (Chris Browning) デイシアの夫
ザック・アルトン (Brandon Quinn) 依存症、女性に弱い
デイシア・フォックス (Marielle Jaffe) 依存症、マーティンの妻
カレン・ルイス (Lea Moreno) 依存症

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