CSI:科学捜査班 シーズン15 第11話 ムササビ人間 Angle of Attack

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第11話 ムササビ人間 Angle of Attack

脚本/M. Scott Veach
監督/Kevin Bray

【ストーリー】

路上で遺体が発見される。
ニックはデビッドに何が有ったのかを尋ねると、胴体全体に
酷い圧挫傷が有るという。グレッグはひき逃げ・ひきずり逃げで
はないかとし派手に引きずった跡があるという。ニックはブレー
キ痕がなく、更には長距離を引きずられていることから速度を
落とさなかったのだろうとし、倒れた方向に引きずっているなら
車は道から反れているハズだという。しかしその車も見つからな
かった。遺体を高速で車から遺棄したのかとグレッグ。
しかしガラスが散乱していた。厚みは15mmはある分厚い物。
これは車用ではなくビルの窓用だろうと。デビッドは遺体にも
沢山ガラスが付いていると語る。ニックは飛び降り自殺かも
知れないというが、グレッグは飛び降りる場所が無いですよと。
被害者はブラッドリー・ウィークスだと判明。
会計士で職場はシルバー・スプリングス・オフィスタワーの30階
だというデビッド。随分遠くまで飛んだなとニック。

ラッセルとグレッグはオフィスを調べる。
オフィスはあらされていてまるで竜巻でも来た様だというラッセル。
遺体に刺さっていたのと同じガラスがあり放射状のパターンから
見てあっちから来たのだという。割れたガラスは二枚。入口が
有って出口は?と。野球のバッドくらいじゃビクともしないハズ。
もっと強い力だろうというラッセル。テーブルには何かの焦げた
ような跡が付いていた。ロケット推進式のグレネード弾のような
ものではないかというグレッグ。しかしそれならオフィスは吹っ
飛ぶだろうとラッセル。会計士がロケットエンジンの何かを使って
彼を殺すなんてピンと来ないという。飛んだものは必ず落ちる
としその落下物は何処かにあるハズだという。ラッセルはそれは
1つ目の課題だとし2つ目の課題はこの部屋に散乱している
ガラス窓の復元だという。簡単な方を選べというラッセル。

グレッグとフィンはガラスの破片をパズルのようにして組み立て
る。全てが揃っている訳では無いが少なくとも衝突部はハッキリ
と分かるものだった。グレネード弾よりも大きいこと。
フィンは60cmから75cmだというと、ロケットエンジンならば
もっと大きい穴が空くハズ。巡航ミサイルなのか正直分からない
というグレッグ。

モーガンはサラに対して死亡していた公認会計士について
調べたという。派手な方法で殺す動機を持っている人物がいるか
どうか。彼は平凡そのもので中規模の事務所の中堅所、
一つだけ手がかりになりそうなのは被害者の勤務先はベイカー・
スミス・カパルディだということ。この会社はコロンビア系カル
テルと僅かな繋がりがあること。ベガスの会計士とロケット
エンジンの襲撃。この2つの接点はどうしても分からないという。
組織の繋がりがあるのかどうか。

ヘンリーはホッジスの元へいくと成果はどうか尋ねる。
UFOから貴重な手がかりがあるという。この場合のUFOはその名の
通り未確認飛行物体という意味で言ったものだが、もっとも
広い宇宙の中で人類が孤独な存在ではないとすれば妙にホット
するというホッジス。これはロケットエンジンではないこと。
焦げ跡から燃料の残留物がありJET-A・・ジェット用の燃料だと
いう。ただ操縦するタイプで発射するロケットではないこと。
別の事も分かったとし、木材を高熱に晒すとセルロースが自然と
分解される。それでどうなるかというと炭になる。炭素とタール
状の残留物に少量の木の灰。高温に程よく燃えて炭化のプロセスが
早まる。すると残留物の灰は少なくなる。灰の量を調べれば
熱せられた時の温度が分かるということかとヘンリー。詰めが甘い
というホッジス。残った灰の量とその場所ごとに比較すれば
ジェットエンジンのエネルギー変化が分かるという。最初と最後
では燃焼エネルギーは20%も違うこと。スピードが急速に落ちてい
たので燃料切れだろうという。

ニックとラッセルはスピードが落ちてもかなりの速度で二枚の
ガラスを突き破り80kg近く男を運んでいるというニック。
着地点の算出は?と問うとガラスを突き破るのに必要なエネルギー
と被害者に移った運動エネルギー量、重量、高さなどを勘案する
と今の所この辺が着地地点だという。400mから800m先の範囲だと。
ラッセルは署員に探させるという。

フィンは警察が発見したとし、ロケットはタクシーに衝突していた。
まるで戦場だとすると死体の残骸って感じだと。
死体は運転手なのかとニック。しかし突然俺の車で何をしている
のかとして家主が出てくる。タクシーは俺のメシの種なのに何故
こんなことになっているのかと。勤務後12時間休んでいて起きた
ばかりだという。誰ものせていた人は居ないとのこと。
ミンチになったのは誰なのかとニック。
するとミサイルの一部がタクシー内にあると。エンジンかも知れ
ないという。フィンはミサイルのノーズコーンなのか。
更にヘルメットの一部とブーツには足が残っているという。
この人物はビューンと飛んできたのか。それではミサイル人間
なのか?とフィン。

ウィングスーツ/ムササビスーツに身を包んだ動画をニックは
ラッセルに見せる。
時速350kmは出るもの。危険は無いと判断して足にジェットエン
ジンを巻き付けた人なのか。後悔しても遅いというラッセル。
モーガンとデビッドが死んだ男と装置をより分けているという。

■感想

奇抜な感じの事件だった。
被害者はいつでも死の危険とは背あわせの仕事をしている訳
だけど、まさかゲイ同士の嫉妬・痴情のもつれが殺人に発展した
とは誰も思わないだろうね。

この調子でいけばパイロットの二人は何をしなくても亡くなって
いた可能性は有る。彼らはHACEという高地脳浮腫という航空病
に冒されていた訳で、この仕事を辞められるのかという問題も
有る。

ただこう言っては何だけど、まだ開発段階の滑空用のロケット
を市街地で使うというのが怖い。市街地で使う仕様として開発
してはいるのだろうけど・・

CSIが物理に詳しいのは分かるけど航空力学的なものにも詳しい
し、ある意味開発しているTRPエアロノティックスも事件の真相
を掴めるとは思っていなかっただろうね。

ドラマとしては選べるものが誤った道を歩んだことで色んな人
に死を与えてしまった。犠牲者にして3人。
副作用を考慮してフェリスに対してフロセミドが使用されていた。
強力な利尿剤とのことだけど、フロセミドの服用でナトリウムの
体内バランスが崩れ低圧室で長時間過ごせばおかしくなることは
明らかだった。刑務所でのエピソードと似ているね。

■事件

道に引きずられたような遺体が発見。
車に轢かれたかと思われるような遺体だが、車が轢いたような
跡も無い。ただ被害者のことが分かると、ちょっと遠くのビル
のオフィスの30階で働いている公認会計士。
自殺するにしてもその距離を飛んで来たのかという問題も有る。

明らかにロケット弾が使用されているであろうこと。
オフィスを調べると高層ビルのガラス窓を破るほどの威力。
しかも入口の窓硝子と出口の窓硝子。その上80kmの体重の男を
乗せてそのロケットは飛んで居る。

そしてチャーリーばりの計算で落下地点を特定し、現場は
タクシーの車の中で、ロケットの暴走は終息していた。

ただ正直これだけの衝突事故が有れば、寝ていても気がつくほど
の衝突音がするハズで、通報がないってのが変だよね。

■捜査

捜査していくウチに被害者が会計士のウィークス以外に、
タクシーで見つかった遺体はロバート・ホランド大尉であること。
ネリス空軍基地で勤務していた人物。
上司はミルズ少佐。妻はアマンダ。
空軍はウィングスーツの開発としてTRPエアロノティックスが
関係してくることになる。

■隠蔽・秘密

取りあえず問題になったのはロバート・ホランド大尉は周りが
言うような人物だったのかということ。
妻は慎重な人で危険を冒すような人ではないという。
まぁそんな慎重な人ならパイロットなんて選ぶかな。

空軍のミルズ少佐にしてもホランドが優秀な部下だったという
ことしか言わない。

更に開発していたTRPエアロノティックスは明らかに何かを知って
いそうで、CEOのメイソンが何かを隠しているかと思われた。

残念なのは一人の兵士が死亡したのに死亡給付・恩給の件で
くだらないやりとりや責任の押しつけあいがある。

しかも市民を巻き込んで死亡しているんだしね。
会計士のことに触れられないけど、殺人に似たようなことをした
んだよな。
自殺で落下した先にいる人にぶつかってしまうという不幸な人
は居る訳だけど、今回の会計士はオフィスの中にいてロケット
にぶつかって運ばれて床にたたきつけられて・・って感じになっ
たのだろう。

■TRPエアロノティックス

CEOのメイソンは如何にも怪しい。何よりも責任逃れをしている
光景があるし、隠蔽しようとしている光景も有る。

ただ彼らはイカロス計画なるものを開発していてあと一歩で実用化
されるところだったのかな。

飛行の出発点となっているのがギルモアタワーズの最上階で、
そこを所有しているのがメイソンだと知り、益々容疑はメイソンに
向けられるも、なんと被害者はゲイだった。

タワーズの部屋には血痕が見つかりDNAなども見つかっていく。
防犯カメラ映像ではアマンダの矛盾点が指摘されたが、それは
あくまでミスリードを誘う流れ。

■その他

・ロケットに細工されていた

工具痕が二股の形状で回路が切れているという。
二つのパラシュートが本来は気圧の変化で開く形になっている
けどその気圧センサー回路は遮断されていた。
パラシュートはエアバックみたいなものだったね。
二股の特注の工具痕を持っていたのはフェリス大尉。

・所有権

開発を委託している軍と民間企業の関係は複雑だね。
ブラックボックスは空軍の所有だとしていた。
その為にブラックボックスを開くカギの提出を求める。

「ホランドはあなたの部下だ。命がけで任務に向かう。あなたに
命じられたから。奥さんの苦しみを和らげたい。正しい道を
選んで欲しい。」

・シャーロック・ホームズの名言

グレッグが語った言葉。
「他の可能性が消滅した時に残るのが真実だ」

・イカロス

イカロス計画として開発していることをTRPエアロノティックス
社は語る。

それを受けてグレッグが立っていた。

「ギリシャ神話だ。ろうで固められたツバサで太陽に近づきす
ぎた気の毒な青年イカロスの顛末を思うと、ウィングスーツの
計画にしては不謹慎なネーミングだ。」

■使用された曲

・Who Are You by The Who
・Left Hand Free by Alt-J

■出演者

D.B.ラッセル (Ted Danson) CSI主任・S12より
ジュリー・フィンレイ (Elisabeth Shue) CSI・S12 #14より
ニック・ストークス (George Eads) CSI ・ S12・昆虫学
サラ・サイドル (Jorja Fox) s10で復帰
グレッグ・サンダース (Eric Szmanda) CSI研究員
アル・ロビンス (Robert David Hall) CSI検死官
デビッド・ホッジス (Wallace Langham) CSI
デビッド・フィリップス (David Berman) CSI (眼鏡の方) 検死
モーガン・ブロディ (Elisabeth Harnois) L.A市警、SID、エクリー 娘
ヘンリー・アンドリュース (Jon Wellner) DNA

コンラッド・エクリー (Marc Vann)
ミッチェル (Larry Mitchell) 捜査官
ケヴィン・クロフォード (Alimi Ballard) 捜査官

バーナード・ミルズ (Matt Letscher) 少佐
アマンダ・ホランド (Tamara Feldman) 妻
クローディア・メイソン (Virginia Williams) TRPエアロノティックスCEO
ジャック・フェリス (Arjun Gupta) 大尉、TRPエアロノティックス
ロバート・ホランド (Cuyle Carvin) 大尉
ブラッド・ウィークス (Gary Patrick Anderson) 会計士
— (Jerdonald Cobbs) Gang Banger
— (Robert Romanus) Taxi Driver
エレン (Amanda Troop) メイソンの秘書
マイケル (Zach Silverman) Lab Tech

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