殺人を無罪にする方法 How to Get Away With Murder シーズン2 第9話 アナリーズの過ち What Did We Do?

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第9話 アナリーズの過ち What Did We Do?

監督/Bill D’Elia 脚本/Michael Foley
Erika Green Swafford

【これまでのあらすじ】

ビルの地方検事局が私の過去に関する捜査を始めたとして息子の
アッシューとは縁を切ると語る。オヤジの不正を法廷で証言する
という。ボニーはそれがティファニーの為になるのかとすると、
アッシャーは君がこの件で敏感になるのは分かると語る。それを
聞いてボニーはアナに対して私の秘密を話したのかと問う。
アナはあなたを守ったのだというが、ボニーは死んで欲しいと
語る。アナはシンクレアに兄妹が無罪だという証拠だとして
提出。フィリップのDNAは現場にあったものと99.4%一致したと。
近親交配の産物だという。ネイトはフィリップを監視する中
キャサリンが描いた絵がフィリップの写真の中に写っていた。
更にケイレブは先週見つけたとして妹のアトリエの換気口から
銃が見つかったこと。

【ストーリー】

アナはダメ・・と言うが、ハプストール家では銃声が鳴り響く。
アナは倒れる中”クリストフ”と口にする。

— 14時間前 —
キャサリンは寝ている中、コナーはミカエラに対して彼女はどう
したかと問うと寝ているという。殺人犯がすぐそこに居るって
ことだぞとコナー。ケイレブは妹の銃じゃないとして誰かが仕込
んだのだという。コナーはアナを呼べというがミカエラはそれを
止めたという。法律上弁護人であるアナが銃のことを知ったら
検事に黙って居られないからだった。不正を働くために俺を呼ん
だのかとコナーはミカエラに憤怒。一人じゃ決断出来ないからよ
と。銃が無ければ全て丸く収まるのだとし処分すれば良いという
ミカエラ。

ローレルはこの絵を処分したらどうかというが、ウェスはこれ
一枚を処分しても仕方が無いという。フランクはネットか何か
で買ったのかも知れないぞというが、絵を処分しても写真が有る
という。誰も写真には気がついていないというローレル。
まずはキャサリンに事情を聞くべきだとして電話して会いたいと
伝えてというアナ。

コナーはミカエラとケイレブにお前ら寝たんだろとし、だから
処分すると言っているのだという。下半身で決断するのは辞めろ
というコナー。ケイレブは話が本当ならば心配することはない
という。銃に触ったらアナに言いつけるぞとコナー。
ケイレブはボクが処分するという。

ウェスはアナにネイトに電話しようと告げる。警察の状況を把握
する為にも必要だとするがアナはもう彼には頼れないという。
ローレルはアナにミカエルからキャサリンが逃げたと言ってきて
いると報告。誰かどうなっているか説明してとアナ。

何故私に連絡しないのかとミカエラたちの行動を非難する。
裁判の行方を左右する大事な証拠に手をつけるなんて問題外だ
というアナ。ミカエラがやったのは私への業務妨害だというと
戻しますという彼女。そんなことしたら不味いでしょとして
アナは呆れる。キャサリンは何処に居るのかとケイレブに尋ねる
が本当に何処に行ったか分からないのだという。ウェスはやはり
ネイトに連絡すべきだという。

シンクレア検事補は署に居て署長のジョセフとネイトを呼び出す。
フィリップ・ジェサップにはそれまでスピード違反で捕まった記録
すらなかったが、ところが二日前に突然前科がついたという。しかも
それはスコット・フラーのものとソックリだという。シンクレア
はあなたが非番中に署に来ているとしてネイトを疑う。復職した
ばかりなので頑張っているのだという。アナの為にねつ造したんで
しょ?というと、ネストは不当に扱われるのは不愉快だと語る。過去

に経験が有ると。ねつ造はしていないとし訴えるか?という。そう
でなければ仕事に戻るという。
ネイトが立ち去ろうとすると突然シンクレアは遊ばれるのが好き
なのねと語る。支配されるのが嬉しいのだろうとし命令されたのだ
という。アナに指示されてニアを殺したんだというシンクレア。
ソレを聞いたネイトは激高し妻の名前を口にするなとしもう一度
言ってみろという。言ったら何よとシンクレアは一歩も引かなか
った。

ケイレブはキャサリンを探してアトリエに入ったが彼女は居なか
ったこと。そしたら凄く寒かったので暖房の送風口を確認しよう
としたら銃が有ったという。何故キャサリンに銃のことを聞かな
かったのかと問う。自分のものと言われるのが怖かったという。
あなたが置いたものではないと証明出来るか?と問う。ボクが犯人
ならわざわざ見せないというケイレブ。写真を見せてあげてという
アナ。フィリップが写っている写真の後ろに絵が有るでしょと。
残念ながら事実だとし、もうあなたとキャサリンの両方の弁護が
出来ないのだという。あなたがホントに銃もフィリップのことも
知らないのであれば法律上キャサリンは別の弁護士をつけなくては
ならないのだという。どちらかが犯人。あなたが違うなら妹だ
という。

2015年4月3日(金)の新聞記事に「ミルストーン判事を強制捜査」
という内容が掲載される。フランクに電話するアナ。フランク
はミルストーン判事の件が漏れたぞというとアナはどうでも良い
と言う。現在何処に居るのかと塔とフィリップの家の前で警察に
連行されるところだという。キャサリンは居るのかと問うと
ここから逃げたのだという。ケイレブがアトリエで銃を見つけた
こと。私はキャサリンの弁護を降りたと語る。変な気を起こす前に
キャサリンを探してくれと語る。

アッシャーは父に何度も電話する。
シンクレアが腹いせに父の情報を漏らしたのだとし俺が何とかす
るからと・・。ボニーはアッシャーの元にやってくると来るべき
か迷ったという彼女。記事のことで来たのかとしてどうせシンク
レアだろという。何もかも悪かったというアッシャー。
俺はどんなことでもいるとし誠意を分かって欲しいとボニーに
許しを請う。しかしボニーはお父様が自殺したのだと語る。

■感想

前半部の佳境も佳境って感じの状況が訪れた。

いよいよ今回のドラマは14時間前から始まり、ついに未来の
時間に追いついた格好となった。初回は2ヶ月後の世界という形
でアナとシンクレアがハプストール家で血を流す光景を目にする
訳だけど(初回ではシンクレアの光景は無かった)、その顛末には
色んな可能性が有ったので絞り込むのは難しかった。

一見するとハプストール家の両親が殺害された事件の真相に
迫った為に、二人が一緒のところを真犯人によって殺されたの
かなと思っていたのがこれまでの流れだったけど、1話から9話に
至るまでに、この二人を恨みに持つ人物が多数現れて、その関係者
の誰が殺してもおかしくはないなと思わせるところにも繋がって
いった。

そして今回いよいよハプストール家で起きる事件(一人の死
(シンクレア)と重傷(アナ))の真相が明らかにされる。

何と言ってもそれぞれの動きが独立したような流れに見えた
けれど、この時点ではみんな一緒にその場にいたのね。
そしてウェスが銃を持っていた意味はこれまで持っていた意味
とは違うものだったけど、また別の形で結局は発砲する形と
なった。

ここでも時間軸上手く使い、影で進行している流れと平行して
描かれているので、電話の相手とのやりとりは誰との会話なのか。
そしてその内容や行動の意味ははなんだったのかという点で
興味深い状況と種明かし的展開が用意された。

アナにしてもこのシンクレアにしても、威厳を保ちたい為に
厳しく言葉を発しているのかも知れないけれど、相手の自尊心
とか気持ちとか全く考えることなく、ただただ相手の逆鱗に
触れるような言い方をするので、誰に殺されてもおかしくはない
状況が有ったね。

正直シンクレアの死の偽装は難しいと思われ、一体このドラマ
何人の人が死ぬんだ?というくらいに人を殺している感じも受ける。
これぞいわゆる嘘に嘘を重ねて行く展開。その展開は10年前から
始まって居たということを示唆するものだったのかな。

■シンクレアとアッシャー

アナにしてもこのシンクレアにしても、100歩譲って彼女たちの
正義感は理解出来るとしても、その方法論は決して賢いやり方とは
言えない。アナが部下のことに対して厳しく接している背景には
「プリティ・リトル・ライアーズ」ばりの秘密の共有がある
のである程度は厳しく接する関係性が有るにしても、シンクレアは
まるで刑事の取り調べ室での容疑者を問い詰めるかのようにして
接する相手には相手の気持ちを考えずに、厳しい物言いしか
行わず、物事をずけずけと言い過ぎる。

彼女が発する言葉の暴力は、自らの元に暴力の形で突き刺さって
くるとは考えなかったのだろうか?
窮鼠は猫を噛みついてしまうものだ。
飴を与えず鞭だけを続ければ余程の忍耐力のある人物を除けば
恨みを抱く。
人の死に対するシンクレアのアッシャーへの言葉はティファニー
の件を十分理解していたとしてもやはり冷たく写ってしまう部分
が有った。

■アナとウェス

アナは完全に一連のロジックが乱れたことで取り乱してしまった。
まさかシンクレアが死ぬとは思っても見なかったのだろう。
シンクレアが死ねば何故ミルストーン家の不正の件が暴かれたのか
も判明してしまうし、何よりもこれまで築き上げてきた殺人の
隠蔽の件で何処かで辻褄の合わない状況が生まれる。

何としてでもシンクレアの死はこの場で起きたものとして警察を
混乱させなければならない。
その為にアナは生徒達に対して自分に撃つよう求める。
コナーはシンクレアの死を知った時点から降りようとしたが、
オリバーのことをばらすとしてアナから脅された。
それでも当然人を銃で撃つことなど出来ないのだろう。

ローレルに対してやり慣れているでしょとして発砲することを
持ちかけるが、彼女も当然やるハズもない。寧ろローレルは
自分たちは刑務所に行くべきことを主張する。

アナは最終的にはウェスを怒らせた。レベッカの死の件で
実際には逃げたのではなくとっくに死んでいたこと。ローレルは
挑発だとしてウェスを止めようとしていたが、ウェスは足を
撃つのではなく腹部に発砲していた。

その直後にアナが発言した言葉がウェスには何処か聞き覚えが
あるようだった。

■現場の偽装

冒頭ではキャサリンのアトリエで見つかった銃の件とか、
キャサリンとフィリップにつながりが有るとしていたくらいの
時はまだ事件としてはカワイイものだった。

しかしアッシャーが父親の死をきっかけにして、シンクレアを
車で轢き殺したことを受けて、ボニーとフランクが処理班として
本領を発揮する。

ただアッシャーが語る様に車で轢かれた傷と転落した傷では全く
違うし、そもそも防犯カメラ映像で駐車場で殺害に及んだこと
などバレないか?

フランクはS2-6でキャサリンを血痕をつけて山中に置き去りに
した事が有ったけど、今回の流れに繋がっていたのね。
アナたちは全ての責任をキャサリンに擦り付けようとしている
様だ。カムデンのモーテル201号室にいるキャサリンを、
かつてニアを安楽死させようとしたセコバルビタールで眠らせて
拉致した。

S2-6
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=5413

■10年前

クリストフはアナが撃たれた直後に発した言葉。
クリストフが幼い頃のウェスのようにも見える。

10年前に遡り黒人の少年が母親の死を目の前にしたことを告げ
自ら通報していた。その際に弁護したのがアナとイヴだったの
だろうか。

ウェスはアナの子供ではないかという説も出て来ているが、
寧ろウェスの母親の件で自殺か他殺かの流れをねじ曲げた立場
としての人物ではないのかという感じも受けるな。

■使用された曲

■出演者

アナリーズ・キーティング (Viola Davis) 弁護士
ネイト・レイヒ (Billy Brown) 刑事、アナリーズの浮気相手
ウェスリー・ギビンズ (Alfred Enoch) 学生
コナー・ウォルシュ (Jack Falahee) 学生、ゲイ
ミカエラ・プラット (Aja Naomi King) 学生
アッシャー・ミルストーン (Matt McGorry) 学生
ローレル・カスティロ (Karla Souza) 学生
フランク・デルフィーノ (Charlie Weber) アソシエイト
ボニー・ウィンターボトム (Liza Weil) アソシエイト

エミリー・シンクレア (Sarah Burns) ネイト事件の検事補

ケイレブ・ハプストール (Kendrick Sampson) 長男
キャサリーン・パプストール (Amy Okuda) 長女
リディア・ミルストーン (Jennifer Parsons) アッシャーの母
ビル・ミルストーン (John Posey) 州検事、アッシャーの父
— (Julie Dretzin) FBI Agent / クリストフの事情聴取
フィリップ・ジェサップ (Jefferson White) 26歳、ヘレナの隠し子
クリストフ (Issac Ryan Brown) 少年、母が自殺??
イヴ・ロスロ (Famke Janssen) ニューヨークの弁護士、アナが好き
ジョセフ (Jeff Austin) 巡査部長
— (Doug DeBeech) Bro-ish A.D.A. /ネイトに刑事と語る検事補
— (Algerita Wynn) Good Samaritan / 駐車場でアッシャーに声を
ニア・リイヒ (Enuka Okuma) ネイトの亡き妻
クロエ・ミルストーン ()
スコット・フラー

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