キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン5 第9話 撃たれたサンタ Secret Santa

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第9話 撃たれたサンタ Secret Santa

脚本/Christine Roum
監督/Paul Holahan

【ストーリー】

雪が降るニューヨークはクリスマスムード。
親子が公園で雪の上に寝そべり上を見上げると突然上から
サンタが降ってくる。少女は思わず悲鳴をあげる。

リックはアレクシスと共にクリスマスツリーの飾り付けをする
中で「天使のクッキー」を見つけたと語るリック。アレクシス
はまだ持っていたのかとするがお前が小学1年生の時に作って
くれた思い出の品だという。
マーサはグルッグに入れるアクアビットをもう一本買ってきて
とリックに頼む。50度の酒だとしてレシピを変えるのかという
リックに対してクリスマスイブの集まりだから大目に作りたい
のだという。ディナーの後で出かけるというとリックは夕食後
にはプレゼントをあける決まりだろうという。アレクシスもプ
レゼントを開けるのは朝でも良いのではないかという。
リックは信じられないと言う考えをするが、マーサはアレクシス
もイヴには予定が入っていると言いたいのよと語る。
アレクシスは友達と集まろうと約束してしまったという。家族
の伝統はどうするのか?という。

リックとケイトは現場に向かう中先ほどの話をケイトに聞かせる。
リックは決して大げさにしている訳では無いとし、年に一晩だけ
いつも通りにしてくれても良いだろうという。しかし変化は
必要かもというケイト。変化はしているとし今年は君を招待した
という。来てくれるんだろう?というと仕事が無ければ・・とケイ
ト。プレゼントは無しよという。でも伝統を守ることも大事だとし
それがクリスマスの中核を為しているのだとすると、リックの
視線にはサンタが死んでいることに驚きの声を上げる。
ケイトは夢を壊すようだけどサンタはいないと語る。ラニはフサ
フサのヒゲに大きなお腹、まるで本物のサンタみたいだと語る。
赤いコスチュームを着た太りすぎのおじさんよとケイト。
身分証は有ったのか?杖型キャンディの包み紙と一緒に有ったが
役に立ちそうにない身分証だという。北極在住のクリス・クリス
グルと書かれて居るとエスポジート。リックは「34丁目の奇跡」
だとしてホントにサンタかも知れないという。ラニはそれと違っ
て悲惨な結末だという。そのサンタは夜9時半頃空から落ちたと
いう。
航空機からなのか?旅客機ではないことは確かでその高度から落ち
れば顔はもっと凍傷になっているハズだという。ライアンは
目撃者によると飛行機の音は聞いていないこと。でも何かから落
ちたハズだとケイト。そんなの考えるまでもないというリックは
ソリが乱気流に巻き込まれて落ちたんだという。サンタの死体を
見るなんて酷い世の中だなとライアン。
事件当時にこの空域を飛んで居た機体を調べてというケイト。
了解スクルージと語る。

転落死が死因か?と問うとラニは検視しないと分からないという。
ブーツはクイーンズのオーダーメイドの店のものだとして、
ケイトは自分もライダーズブーツを作ったという。

ライアンは航空交通管制に問い合わせたが事件の時間に飛んで
居た機体は無かったという。ソリがステルスモードで飛んで居た
のかもというリック。911以降勝手にマンハッタン上空を飛び
回ることは出来ないでしょというと、観光客用は飛んで居ると
いう。夜のフライトに乗ったというリックだが・・ケイトの視線
に気か付いてラテン系の出版者とだという。ゲイツがやってくる
と確かにマンハッタンは高度1300ィート未満なら管制と交信不要
の空域があるという。義理の母がパイロットの免許を持っていて
自慢するのよというゲイツ。私に劣等感を抱かせようとしている
という。もしかして今お宅に泊まっているのか?というケイト
に対してあなたたちもそのウチこうなるとしてライアンたちに
向けて告げる。泊まりならホテルを薦めるのだと。クリスマス休暇
なんて大嫌いだというゲイツ。リックはそれを見てひねくれもの
の怪人グリンチみたいだという。
エスポジートはもうすぐ身元が分かるとし、現在クイーンズの
ブーツ店に請求書を確認してもらっているという。
ラニからメールが有るケイトは何か見つかったみたいだとして
検死官室へと向かう。

エスポジートはライアンにショックを受けているのかと問う。
子供は信じている。未来はどうなるかと。コスプレオヤジが
一人減っただけだという。エスポジートは今年もイブをやるか?
ビール片手にゲーム三昧を・・と。今年はジェニーと過ごすと
いうライアン。

ラニは転落による死ではないと語る。死因は背中に撃ち込まれた
38口径弾だという。ソリに乗っていた所を撃たれたのかという
リック。他に服にはエナメルみたいな塗料の欠片が付着して
いたという。チェリーレッドのカラーだと。何の塗料かはラボで
分析しているという。
そこにエスポジートがやってくると身元はエドマンド・スミス、
ブロンクス在住、ブーツ店で確認したという。それだけを知らせ
に来たのかというケイト。電話で良いのにと。しかしケイトは
エスポジートがラニを目当てに来たと知り私たちは被害者の自宅
を調べてくるという。

ラニはエスポジートにいつから職場で香水をつけるようになった
のかという。イブには予定が入っているからとラニ。女友達と
過ごすという。寂しさを埋める為だけに会うなんて辞めましょう
とし、ホリデームードが落ち着いてもまだ会いたかったら連絡
してと言われる。

被害者アパートに行くと隣人のベス・ティボットが出て来て彼は
留守だという。ケイトはバッジを見せて警察だと語る。中に入り
たいが管理人は?と問うと鍵は持っているとして息子のティムに
鍵を取ってくる様告げる。エドマンドに何か有ったのか?と問われ
ると殺されたことを語る。最後に見たのは昨日の夕方5時頃。
いつもの衣装カバンを持っていたので仕事かと思っていたという。
プロのサンタだったというティム。本格的にやっていたみたいだ
とし、リックはまさに本物だという。施設でのボランティアを
していたこと。更に訴訟の相談にも乗ってくれていたという。
私たちは家を失ったが手出けをしてくれていたとし、人の世話を
焼くことが多かったという。先週ここのドアの前で見張っていた
男がいたとし年配のガッチリした男だったという。殺すと言って
おけと脅されたこと。エドマンドは口では大丈夫だと言っていた
という。人相を教えてくれとして似顔絵を作るとするがティムは
そこに壁にその人物の写真が有るという。

■感想

キャッスルのクリスマスエピソード。
本国での放送は2012年12月3日。悲しいことにシーズン5では
最低の視聴率を取ってしまったエピのようで・・・
まぁやたらとリックがサンタを信じたいとする子供的立場で
物を語るので、最近リック嫌いがかなり抑えられてきたとは
いえ、少々うざったく感じるところが有った。

それぞれに持つクリスマスのイメージが語られるということで
事件捜査以外のところで興味深かったかな。

昔からアメリカではクリスマスには必ず放送すると言われて
いた「34丁目の奇跡」に関しては、流石に現代もその”伝統”
が引き続いているとは思えないけど、このドラマを踏襲した
感じのエピソードとなった。

リメイク前の作品もアッテンボロー版も面白かったんだけどね。

47年度版
http://itawind.web.fc2.com/movie2/34chomenokiseki.htm

■事件

親子がクリスマスの最中、雪の上で親子三人川の字で寝ていた
ところで上空から何かが落ちてくる。
なんと落ちてきたのはサンタで、本物ではないにしてもかなり
よく出来たサンタだった。
落ちてきたのは夜9時半。しかし上空から落ちてきたのに、目撃者
は飛行機の音を聞いては居なかった。
被害者のブーツがオーダーメイド店で購入したものであること
から被害者を調べていくと、身元はエドマンド・スミスだと分か
る。彼はサンタのデビッド・ダンが経営するフランクリン学校
という名のサンタ養成所にいた。そこの生徒で、エドマンドの
隣人の話ではそのデビッドが彼が殺される先週に殺すとして
家まで脅しに来ていたというが・・・

■捜査

5年前、彼(エドマンド)に会った時には人生のどん底にいたという。
そんな男をデビッドが雇い立ち直らせていた。
エドマンドを調べると大企業でファンドマネージャーをしていた
こと。以前の年収は50万ドルだったとするが、何故当時よりも
1/10の給料に転職したのか。

・集団訴訟

隣人の話によると悪徳金融のサンコーブ社が書類を改ざんして
違法行為をしたせいで、ローンの返済が滞って全てを取り上げら
れるという訴訟が起きている。43世帯の集団訴訟。
果たして原告側に手を貸していたエドマンドにはどういう意図が
有ったのか。

・5年前に失踪

妻グウェンに話を聞くと5年前のイヴに映画「素晴らしきかな
人生」を見てから、その翌朝に妻の前から何も言わずに出て行っ
ている。
しかし殺される前に今のウチに謝っておくとしてグウェンの
元を尋ねていた。その後タクシーに乗っていたがバイクの男が
尾行している。

・映画「素晴らしきかな人生」に感化された?

昔から映画を見て人生観が変わるって人も居るよね。
彼が何故変わったのかは映画のシナリオが鍵かも知れないこと。
映画ではイヴの日に身投げしようとしていた寸前に天使に
救われるというエピソード。

・ATMの映像
2000ドルを下ろして以降のエドの足取りを探していくことになる。
当初は元妻に渡したのかと思われたけど、違っていた。
キャボット家から話を聞くと、弁護士は訴訟を続けるには2万5千
ドルが必要だとされ、その金を工面しようとしていたのではない
かとの話も有る。
タクシーによるとホーホーカスフィールドの小さな飛行場にいき
その後ロングアイランドシティに行っていること。
飛行場には被害者に付着して居たのと同じチェリーレッドのヘリ
が置かれていた。シートには血がにじみ出ていたことからこの
ヘリコプター内で殺害された事を告げる。しかしロングアイランド
シティの何処に行ったのか。
5つあるロングアイランドシティのヘリポートのウチ可能性の高い
バンクコープビルに行っているだろうことを知る。

・ケースコマーズ社

投資サービス、資産管理をしている会社。
夕べのパーティーで何かを盗まれたということでデニースが通報。
責任者のケースはエドに有ったのは初めだという。
盗まれたの置き時計。トマス・ティレッジの初期の作品。
伝説的な作品で3万ドルはかかるものだという。
それがちょうど弁護士量に符合する訳だけど、サンタの格好を
しているのであればヘリコプターで逃げる必要もない。

コマース社の屋上のゴミの中には飴の包み、空き缶、パイプ
タバコの空き袋。当初はデビッドが共犯者として疑われたが、
2千ドルでエドからヘリコプターでの運搬を頼まれたという。

防犯カメラではなんとティムの姿が写っていて、バイクのヘルメ
ットを持っている。

・ゲイツ警部

証券取引委員会の知り合いから色々と事情を聞き出して当時の
エドがどんなことに関わっていたのかを探っていた。

■結論

今回はみんな少しずつ知っている事実を隠していたのが原因
だった。それらを組み合わせていくと真実にたどり着いていく。

ゲイツの友人の証取委員によるとエドは当時契約書を改ざんして
顧客をローン地獄にさせて家庭を崩壊させていた。
5年前より罪を償いたい意識が働き、今の仕事を捨てて変わること
を決意。

今回のドラマのテーマが「人は変われるのか」ということを
考えれば、ケイトにしてもリックにしても伝統にしていたクリス
マスに対する行事を変えようとした。
そしてエド自身も被害者たちの為に自分の罪を償うために
訴訟に勝たせるための資料を盗もうとしていたようだ。

しかし結果からすると殺害したのは妻。
詐欺の事実が分かれば全ての資産は凍結される為にグウェンの
生活も保障されない。

■その他

・それぞれにクリスマスには伝統がある

今回のリックは自分が苦手な時のリックだった。
自分の価値観は他人も同じだと思って信じて疑わない姿。
クリスマスならばこうするのが当たり前だと思っていること。
そして誰もがハッピーな一日だと思っている。
しかしケイトは母親を亡くした1月9日のことを思い出し、
ゲイツにしても義母との関係に苦労していた。
誰もが楽しいクリスマスではない。
家を奪われている人だって居る。

しかし変わることは必要なこと。前に進む為には必ずその
痛みを乗り越えなければならない。

アレクシスとマーサがリックの伝統の為に自分を犠牲にして
予定をキャンセルしたけれど、リックはケイトの元に行こうと
したところでケイトが家にやってきた。

・アレクシスに彼氏が・・

マックスという彼氏が出来たけど出会いが「最悪の詩人
コンテスト」というのが怪しい。

・リックの言葉

「一年で一番日が短く暗い時期にみんなが光を祝う。」

・エスポジートのクリスマス

なんとキャボット家に時計を届けた。
せめてものプレゼントになったのかな。

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan
・Let It Snow by Ben Rector
・Run Rudolph Run by Reverend Horton Heat

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

デビッド・ダン (Dakin Matthews) フランクリン学校/サンタの育成所
グウェン・ハーウィン (Leslie Hope) エドマンドの妻
マイケル・ケース (Steven Eckholdt) ケースコマース社
ベス・キャボット (Tembi Locke) エドマンドの隣人
ティム・キャボット (Titus Makin Jr.) ベスの息子
Mr.マッジ (Andrew Borba) 個人飛行場
デニス・マッケイ (Christine McLain)
— (Laura Parker) 母
— (Emily Sandifer) Receptionist
— (Luke White) NYPD Cop
— (Hannah Swain) Little Girl
エルディン刑事
マックス
ジェームズ・エドマンド・スミス
チャック・エイムズ

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